劇場公開日 2023年2月10日

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「愛あるところに優しさは生まれる」エゴイスト 加田瀬恋さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0愛あるところに優しさは生まれる

2023年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

ただ同性愛を扱った作品ではなく、「愛」の形を描いた作品。純粋な愛ゆえに生まれる悲しみや葛藤、個々に抱える欲望が描かれている。

本作での「愛」は、
龍太(宮沢氷魚)と母(阿川佐和子)
浩輔(鈴木李)と亡き母(中村優子)
浩輔と龍太
浩輔の父(柄本明)と母
そして、浩輔と龍太の母との間に存在するものである。

これらの愛は似ている様で少しづつ異なっており、親子愛や夫婦愛、同性愛だからの一言で片付けられるものではない。そこにあるのは純粋な美しさを持つ「愛」である。

ただ、一部の生々しい濡れ場は、好みの分かれどころである。

加田瀬恋