ビーストのレビュー・感想・評価
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獣王の縄張り
母が亡くなったことで少しギクシャクした様子の親子が、母の故郷である南アフリカに旅行に行ったが、そこには危険な密猟者や猛獣が・・・といった物語。
動物系ライドが好きなワタクシ、何度観てもこのシチュエーションはたまりませんな。
序盤は現地の友人を訪ね、母が亡くなった理由やそれにまつわるネイトと娘達の背景が描かれる。辛いですね。。
程なくして、密猟により人間に恨みを持つようになったライオンに襲われ、命からがら逃げるパニックアクションの様相に。
全体を通し、観易いアドベンチャー作品になってはいるが、序盤は思いの外テンポが悪く、助けに行く行かないのくだりがちょっと長ったらしい。
そしてライオンを探す為とは言え明らかにワニさんがいる湖に入っていくってどうなのよ!?
・・・そして出て来ないんかい(笑)‼
そんなこんなありながら、いつ襲ってくるかわからない恐怖はかなりの緊張感があったし、ライオンもホンモノにしか見えない迫力が存分にあったし、医者というバックボーンも存分に活かされ、娘やマーティンも皆勇敢で逞しい。
まぁ、この世界の掟ではありますが最後はちょっと可哀そうだったかな。もとはと言えば悪い奴らのせいですしね。
あとはせっかくのサバンナなので、もうちょっと色んな動物の活躍を観たかったかな。
また、車中の夢のくだり、後ろからそっと抱き寄せてきたのがマーティンだと思ってしまったのはここだけの話。
総じて普通に面白かったし興奮させられた作品だった。
人生一度は行ってみたいと思いつつも、やっぱりこういうの観ると怖くなりますね(笑)
ライオン岩と泣き虫悪魔
名前忘れちゃったけどオスライオンの兄弟好きだったなぁ、あとマーティン。彼の前日譚を映画化してくれたらダッシュで観に行く。主人公ファミリーは、うんそうだね。でも、一般人色を濃くしたがために「考えなし」が過ぎてキツかった。それを終盤近くまで引っ張るもんだからちょっと疲れちゃったかな。でも全体的には好きでした。
追記:マーティン、バンジー、廃学校、兄弟の群れ、密猟者、悪魔の群れ、村。改めて考えるとこれらの関係性に少し疑問がチラホラ。
4DXで観たら失神する人が続出しそうな一作
予告編から想像できるとおり、サバンナで孤立した親子が獰猛なライオンに襲われる恐怖を描くという、アトラクション・ムービーに全振りした映画でした。アフリカの大自然の美しさと、夜の帳に覆われたサバンナの底知れぬ深さの対比が素晴らしく、ライオンの凶暴さ以前にその風景、映像の美しさに驚かされます。撮影機材の充実ぶりはもちろんのこと、撮影時の光線状態の計算が非常に入念だったことをうかがわせます。
全編を貫く異様な緊張感は、カメラから飛び出してきそうな程に迫ってくるライオンとつんざくようなうなり声だけでなく、非常に長い長いワンショットによっても高められています。思わず飛び上がりそうな描写が続くあまり、早く画面が切り替わって、この緊張感を解いて欲しい…、という観客の願いを見透かしたように、自在に動き回りながらもなかなか途切れない映像がもたらす効果は絶大です。
一体どうやって撮影したんだよ、と思うほどに恐ろしくも堂々とした体躯の「ディアボロ」とも呼ばれる凶暴なライオンの撮影方法については、監督インタビューや解説などを参照してもらうとして、その描写の迫真性はちょっと近年の作品では比較できないほど。
アトラクション的な側面にほぼ全上映時間が費やされているため、確かに主人公とその娘達の関係などのドラマ部分の描写は少なめですが、それがドラマの描き方の浅さに直結している、という訳ではなく、少ない台詞や演出で巧みかつ無駄なくその関係性を描いてみせています。アクションの中にドラマを入れ込む、という演出手法自体はそれほど珍しいものではないのですが、本作はその中でもかなり成功しているのでは。
これは確実に劇場で観るべき作品。
B級の匂いが全くしない。
要は “陸のジョーズ ”なのだが、
ちゃんとお金を掛けて大御所が撮ってるので
B級の臭いが全く無く下手なホラーの何十倍も怖い。
常に怖いんよ、いつ来るかわからないから(´;ω;`)
監督が「エベレスト3D」という
緊迫と臨場感のプロなので凄まじかった!
あー怖かった(´;ω;`)
それにしても日本では流行らない要素満載なんですが
しっかり面白いから迷ってる人は観てね!
あっという間の90分です
よくある現実離れが過ぎたモンスターパニック映画と違って適度な現実離れで興醒めせず鑑賞できました。
有りがちな子供達の身勝手な行動も適度に抑えられていてイライラせずに観れます。
映画としても面白いですよ。
90分程度に上手くまとめてあるのも良いですね。
おススメです!
仲間をころされ人間に恨みを持つライオンVS父親
なるべくネタバレにならないようにこれから見るべきかの参考にしたい人の指標になればと思う。
物語は密猟者が、金になるからとライオンの群れを一網打尽にする所から始まる。
が、群れの1匹を仕留め損ねてしまう。
この1匹VS家族を守るために戦う父親という、構図の物語である。ストーリーのスケールとしては
そこまでは大きくはないだろう。
主な登場人物は主人公(父親)長女、次女。
父親の旧友……そして敵ライオン。
妻はガンで亡くなっているが、亡くなった時ずっと傍にいてやることが出来なかった自分に父はひどく後悔しており自分の責任だと抱え込んでいた。そして、長女も父が悪いと……父をあまり良くは思っていない。
ある日、妻の故郷である南アフリカに訪れることにし、妻と父親の旧友にも再会する。
久々の再会で息弾む父と旧友ではあるが長女がヒステリックを起こし妻のことで食事そっちのけで口喧嘩したりという描写がある。
翌日親睦のため村を訪れたのだが……いるはずの村人が見当たらない……そこには無惨にも殺されていた村人の惨状であった。
ライオンが自らこんなふうに村や人を襲うことは無い……一体どうして!?と困惑する登場人物達
ここからライオンVS父親という戦いが始まっていく。
車での心理戦やちょっと派手とは言えないアクションではあるが……自然界の動物の恐ろしさは充分味わえるであろう。
が、個人的には少しストーリー性や人の行動にチープさを感じてはしまった。
だけど、アクションとしては悪くはなかった。
まあ、素手でやり合ったりする場面はなかなかツッコミ所はあったが。
シンプルだから良い
怖いの苦手なのですが、観てしまいました。怖かったです。
映画としてはシンプルなストーリーで派手さの無い印象ですがそれが良かった。
襲ってくるライオンの描きも良かったです。
突然変異とか遺伝子操作の怪物だったらちょっと冷めてしまうところでしたが、暴れたのは普通にそこで暮らしていたライオン1頭。普通の野生動物にしたのは好感です。
本作はフィクションだとおもいますが実際ありそうだからよけい怖い。
史実のゴースト&ダークネスは2頭で100人以上殺したらしいので本作のビーストも実際にあり得る内容かと。
日本国内でもあり得るからね、ヒグマとかで。
ライオンがかわいそう
ライオンは怖いし、迫力があった。
で〜も、普段からライオンに接している密猟者や現地の村人が、いとも簡単に殺されてしまうのに、NYからやってきたお医者さんだけがなかなか殺されないってのが無理がある。
においしないのか。ワニもいたぞ。ナイフだぞ。
友達の奥さんの写真飾ってるのか。
主人公だけ弾に当たらないアクション映画みたい。
突っ込みどころばっかりで怖くなくなってしまった。
そもそもあのライオン被害者(獣)だから、悪者に思えないよ。
公開2週目にして夜一回の上映になってたから、見逃すまいと思って慌てて観に行ったけど、こりゃ終わっちゃうわ。
エベレストとか2ガンズとか結構好きだったのになぁ。
ツッコミどころはあるものの。
ハラハラドキドキライオンパニックムービーです。
評価が良くないから期待せずに観に行ったけど悪くなかったのでは‼️
ただ長女がいつ現れるかわからないライオンの危険を差し置き他人のおじさんを助けに行くか?と考えると普通は行かないだろうな、と。
【一口メモ】動物パニックムービーといえば色々ありますが、ディカプリオが主演男優賞を獲得したレヴェナントではクマに襲われるレオ様が見られますがかなりリアルでそれはもっと怖いので是非観てほしいです。
感想としては密猟者への復讐でライオンが襲ってくるのですが、これは因果応報。それに巻き込まれた家族と友達の話ですね。
もっと密猟者達がこてんぱんにやられてほしかったけど少し消化不良。
ラストの見どころシーンである父親とライオンの対決は痛そうで勇敢だったけれどやっぱりレヴェナントを観てください。
一番悪いのはライオンではなく密猟してた人間たちである。
結局人間が、怖いよねって話でした。
"中途半端やなぁ~!…"な映画
尼崎の映画館でこの映画を観たんですが、終わった瞬間、なんの偶然か、思わず口を衝(つ)いて出てしまった言葉が…
「中途半端やなぁ〜!」(笑)
今は亡き、尼崎出身の漫才コンビ"ちゃらんぽらん"の、あまりにも有名すぎるこの落としネタ!ギャグ!
こんないらん事まで思い出してしまいました(笑)
で、作品は…
中途半端やなぁ〜!笑
守りと憎しみ
マーティンおじさんがただ、ただ不憫でした…
「ビースト…全ては密猟を糧にするバカ人間」
とは情けなさ過ぎる…
動物保護への関心と気付きを伝える
エンタメ性豊かな作りでハラハラ・ドキドキさせながら、社会派要素を含んだアニマル・パニック作品にも受け取れました
ハラハラドキドキの94分
何度も何度も劇場で予告を見ていた本作、そんなに流されたら観てしまうではないか。そもそも観に行くつもりだったが。
どうせ観に行く為特に調べていなかったが、最初はてっきりドウェイン・ジョンソン主演かと思っていた。すまぬエルバ様。
サメ、ワニ、ヘビ、クモ、と来てとうとう百獣の王ライオンに行き着いたモンスター・パニック。サクッと観れる尺でぎっしり詰まった王道の作品だった。リアルなライオンの動きも怖く、観ているこちらが顔をしかめてしまう迫力があった。家族を守る父VS凶暴ライオンという分かりやすい構図だが、ストーリーも本当に王道のモンスター・パニックとなっていた。よって意外性等を求めようとすると肩透かしになるだろうが、モンスター・パニックは変に狙うと白けてしまうため、これでベストだと思う。
明らかに馬鹿な行動をする人物がいてイライラさせられる事も無く、ライオンの恐怖に集中して鑑賞出来る。CGではあるが車に逃げ込んだ家族の周囲にうろつくライオンの描写等、事実に基づく作品を多く手がけるバルタザール・コルマウクル監督らしいリアルな演出が冴えていた。これらの描写は他の作品よりも一線を画す勢いがあった。
本作で大切なのは、人間からするとライオン等は獰猛なビーストだが、本作のライオン含む野生動物から見たら我々がビーストであるという事だ。毛皮や象牙を狙った密猟、生息地の森林伐採、温暖化による生息地の減少など、人の営みの中で野生動物の生活を壊してきたことは隠せない事実である。本作のエンターテインメント性の中にそれが色濃く反映されている。その様々な意味でタイトルが「ビースト」なのてある。
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