Dr.コトー診療所のレビュー・感想・評価
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『銀の龍の背に乗って』はやはり名曲であることを再確認。脚本と演出がもっと巧ければ佳作になったのに残念。TVドラマの映画化の限界を越えられず。
①原作マンガは第1巻を人の居るところで読んで大泣きして恥ずかしい思いをした為、その後読んでいません。TVドラマ版も観ていません。だから原作ファンやTVドラマ版のファンとは感想が異なるのは仕方ないかも。
②演出が平板で緩急がない。前半は大きな動きもなく退屈で、TVに慣れ親しんだ人達には懐かしいかも知れないけれども、TVドラマを観ていないこちらとしては仲間内で楽しんでいる様を見せられているだけて特に面白みもない。台風が強くなってからややドラマらしくなるが、それも殆どの舞台が体育館と診療所とだけなので大したことはない。
③コトーの体を蝕む病をどうして「急性骨髄性白血病」みたいな一般には馴染みの薄い病気にしたのだろう。直ぐに治療しないと命に関わる恐れはあるが完治できる病気(そんなものがあるのか分かりませんが)にした方が感情移入しやすいし、病に侵されながら心臓手術をするクライマックスを感動的なものにしたかったのかもしれないが、そんな状態で命に関わる心臓の手術をして良いのか疑問が先にたってリアリティーがない(ブラックジャックじゃあるまいし)。
④俳優陣は錚々たる面々だが、慣れ親しんだ役をやっている感が強くて特に印象に残る演技はない。
唯一コトーが“僕だって死にたくない”と慟哭するシーンの吉岡秀隆の演技は良かった。
⑥離島医療問題を
ストーリーが荒削りなような印象でした
ドラマ・シリーズを見ておらず、この映画で初めて「Dr.コトー診療所」を見ました。
離島での診療体制が、一人の医師に依存していて、バックアップ体制が全く整っていないことに、違和感を感じました。
その医師が、自身が命に関わる重病に犯されながら、暴風雨で次々に診療所に運び込まれる病人の治療にあたり、最後に、患者の命を救うのと引き換えに、力尽きてしまう(恐らく、亡くなった)という筋書きは、あまりにも不自然なように思え、ストーリーが荒削りなように思いました。
もう少し、別な展開が有って、良かったのではないかと思いました。
残念
本日鑑賞してきた。
映画だからちょっとは期待したのだが脚本が陳腐すぎる。
現実にこんな悲劇の連続そしてスーパードクターコトー先生にも重大なことが降りかかる中そんな獅子奮迅の活躍なんて無理です。お涙頂戴にしてもここまでやらされたら泣けるものも泣けませんでした。
このクォリティならテレビの2時間枠のスペシャルで十分すぎる。
ただ役者さんたちは素晴らしい演技をしてくれたとは思います。
もう少し完成度上げて欲しいかな?
映像観ながらクイズが出来るくらい間違ったセット?映像が気になる
不健康そうな顔の研修医もどうかな?無理して使わなくても良かったのでわ!
コトー先生の願い
まさか16年経って、映画が観られるなんて思ってもいなかったので、本当に嬉しいです。
よくぞここまで泣ける設定にしてくれたものです。
何度も泣きました。
ラストシーンでも…泣けました。
島の医療の現状…過疎、統廃合、合併。
医療だけでは無いと思いますが、そんな状況でも島を離れない、離れたくないと思う島民。
そして、コトー先生。
島全部の人達が家族同様、それが良く伝わり、現実的なハント先生の冷たさがとても対照的で、島の人達の心情が良く現されていた。だから、音楽でも島の風景でも、観ているだけで涙が出てきました。
最後、コトー先生の望みが叶う形で終えた事で、胸が熱くなりました。
コトー先生には、ずっとずっと島に居て欲しいです。
ドラマ版とは少し違う。
ドラマ版で感動した世代の方でしたら、懐かしさや自分が想像して楽しんでいた未来とは違う内容の剛洋の現在など楽しみながら見れるところは多数ありました。
ですが、なんだか全てがコトー先生の超人的な生命力で完結!って感じが少ししちゃいました。生きててくれたことは嬉しかったけど、あやかの横の椅子で倒れ、次のシーンはコトー先生が医者を続けている。ちょっと飛びすぎて、残念でした。
この作品は、映画の2時間という限られた時間で復活するのではなく、「教場」などのように2夜連続のような形で帰って来てくれた方が個人的には嬉しかったなと鑑賞して感じてしまっています。その方が昔見たような一人一人を大切にしたドラマになっていたと思います。
色々残念…
まず、期待しすぎた自分が悪いのは認める。
ドラマが良すぎたからかもっとこうして欲しかったみたいな感じが否めない。
コトーが病気になることやアヤカの早産も予想していたが、まさかまた土砂崩れネタをするとは…別の災害でやればいいのに。
助産婦はウチさんじゃないなら出さなくてよかった。亡くなられたから別の人を出せばいいってもんじゃ無い。
ワダさんの写真がエンディングにいっぱい出るんだろうなと思っていたのにただ真っ黒。ファンをバカにしているのか?
ただでさえ色々中途半端だったのだから、ワダさんの写真で治療中のコトーを出すとか、赤ちゃんが産まれた時のアヤカを出すとかして回収を色々出来ただろうに。
最後に写真を使うだけでなんとかなったのに、なんでドラマと同じにしないのか?
もっとドラマをリスペクトしてほしかった。
まだまだ言い足りないがこの辺でやめとこう…
もっと前に見たかった
ドラマも原作漫画も好きなので、まったく期待してなかった大団円を迎えらたことには満点の評価です。オリジナルキャストもほとんど揃い、美しい島の風景と再会できただけで満足です。
あえて贅沢をいうなら、もっと前に島の人たちのその後を、それこそ「北の国から」のように何回も描いて欲しかった。
ただし、脚本や演出はほとんど0点。
シリーズ恒例の不幸要素のてんこ盛りはまだ許せますが、クライマックスは流石に詰め込みすぎだし、その直後に説明なしにすべての問題が解決してるのは、飛躍しすぎ。
せっかくの大団円ならば、もう少し尺をとって2〜3夜連続の2時間特番でじっくりと描いて欲しい内容でした。
ドラマのままで終わったほうが、、、
ガッカリだ。
後半のエピソードはえ?え?え?の連続
映画のよくある出来事をこれでもかと盛り込みすぎてカオス。
ハント先生だけが視聴者寄りの意見で入り込めたが
最後のシーンでは、ん????となってしまった
過疎地域の医療問題という現実的な問題を
取り上げながら結局はファンタジー要素で終了
だがしかし、懐かしいドラマのキャストを見れるのはとても嬉しかったタケヒロの成長感慨深い
ドラマ未視聴勢です
海ちゃん目当てで鑑賞したドラマ未視聴勢です。
物語は、正解を語るためのものじゃない、ということを改めて正面から突きつけられた作品でした。誰一人正しい答えを持っておらず、導き出すこともできないまま終わる、現実の話でした。
恐らくこの映画で語りたかったことは、判斗先生が「全員救うなんて奇跡はない、これが現実だ」と涙するところまでで、それ以降は物語形式の美学的にハッピーエンドのような形にしただけなんじゃないかな、と感じました。詳しくはありませんが、離島医療の問題は現実のことである以上、明らかなファンタジー以上のハッピーエンドにしなかったのは誠実な姿勢のように思われます。
そこまで没入して見ていたキャラクター達が終盤で急にフィクションに放り出されてしまうのはドラマ未履修の私ですらちょっと引き摺るレベルの寂しさで、ドラマを観てきた人の苦しさたるや、と背筋が凍りましたが…
作品としては、この個人的な解釈のもとで、かなり綺麗に纏まっていたように感じたので☆4にさせていただきました。
都会の若者たる我々はかけがえのない存在になりたいなんて無邪気なことを考えがちですが、代わりがいるということの素晴らしさを思い知らされました。
そんな悪くないけど…
評価ほど決して悪くない。もともと同窓会な映画だから、懐かしいキャストが元気なだけでも見る人は嬉しい。ご都合主義もこの手の映画の常套手段だし、目くじら立てるほどではない。ただ終盤の台風は無駄に長くて退屈だ。同窓会な映画なのだから、台風後の出来事はもっと丁寧に描かなきゃダメだ。そこは肝心なところだから手抜いちゃダメだったと思うし、そこで低評価なのかも知れない。
正直ガッカリしました。
コトーファンで、楽しみにしていました。キャストの多くが集まり、撮影に挑んでくださったので⭐︎1.5ですが、総合的にガッカリでした。
ストーリーは前半は懐かしい方々を見れて、よかったと思います。後半になるにつれストーリーは詰め込みすぎてとっ散らかり、最後の終わり方もモヤモヤします。剛洋を警察が追ってくるエピソードは要らなかった。
最後コトーがあやかの元で倒れた(亡くなった?)後の映像を、2時間かけてやればよかったのでは?
・コトー先生は白血病の治療をして、その後寛解して島で患者を診ている
・あやかの子供は無事生まれてみんな幸せに過ごしている
・剛洋はコトーや邦ちゃんのおかげで立ち直り、復学or復職
・ハント先生はコトー先生に感銘を受け、もうしばらく島に残る
ありきたりだけど、個人的には色々詰め込まなくてもそれだけでよかったな…
これでいいのかという気持ちになるが、、感動。
見応えがあり、”見て良かった”と感じた。
一方で離島の医療の難しさという点に深く切り込みながら、最終的な着地点はそれでよかったのかな、、と映画を見た後考えてしまう。
人のつながりとか人の善意を良しとする良くも悪くもありきたりな着地点となってしまった感が強い。
映画なので、このような展開でも良いのかも知れないが、もっと違う答えがあったらよかったなと個人的には思ってしまう。
なんとなく入り込めない…
島の美しさや空気感など、テレビドラマとしてはゆったり見せられない部分の作り込みは良いと思いました。
ただなんかワンカットを無駄に使いすぎている感じがしたのと、映画編だからの強引さが多少見え隠れしたところがあり、中々入り込めない要因の一つになりました。
人間模様を小さな出来事から描いている作品だと思っていたんですが、事件や事故が大きくなりすぎるといつもの枠をはみ出してしまう気がして、少し不自然さが出てしまったかなと。
コトー先生自身の病との戦い方をもっと見たかったかな。
それと全編でへりくだり過ぎていて、すみません、ごめんなさいが凄く台詞として多くて…
正直言って、期待が大きかった分少し残念なかんそうでした。
あしたのジョーばりに
地域医療の問題提起して結論はハッピーエンドのそこかい。
世界観的にはそうなるんでしょうけど
そこはあしたのジョーばりに '燃え尽きたよ 真っ白にな' からの展開を考えるのが脚本ではないでしょうか?
世界観ではないと言われればそれまでなのだがなんの伏線回収もしないで終わらせるなんて誰でも書けるじゃん
的な気持ちです。
中島みゆきさんありがとう
あなたの歌に助けられてます。♪
医師個人に全てを委ねる歪さは…
システムとしては脆弱。それを補完しているのは医師個人の力量と精神力。しかし…その医師の個人の状況や家庭を犠牲にすることによって、島民は安心を得る。人口と医療。離島=距離≒天候と医療。色々なことを考えさせられます。全編に渡る映像美を支えていたドローンを多用しすぎて、違和感を感じた(ドローンで撮れる映像は人間が普通見ることができない映像)が、島民の濃い人間関係が、その美しい景色に溶け込む。そのような人間関係はこの島にはなくてははならないものであり、そこに助け合いの精神が生まれる。素人が素人同士助け合う。そこで唯一の専門家である医師にかかる負担。全てが「しょうがない」ことであり「現実」なのです。頼るしかない現実と医師の個人の生活。島国である日本が直視し、対策を真剣に考えないといけない問題です。それぞれの俳優がこの作品に対する愛情を感じるような、パワフルな演技に拍手。そして、それを求めた監督の情熱に拍手です。しかし…柴崎コウは進化していますぞ(^o^)
ヤシガニラーメンと玉子焼き
今作が公開される前にTVシリーズ全話を視聴しました。ちょっとしたにわかファンとなってしまい、まるで往年の大ファンと同じように楽しみでしょうがなかった。懐かしの島民たちの元気な姿に感動しながらも、時の流れには逆らえず、コトー先生をはじめとしてみんな老けてしまったなぁ~と感慨無量。時任三郎の老け方が顕著で、全く変わらないのが堺雅人、大森南朋、泉谷しげるくらいか。
予告編を見たときから、コトー先生(吉岡)と看護師彩佳(柴咲)は結婚してもうすぐ子どもが生まれそうという状況はわかっていたので驚きもなかったのですが、星野正一(小林薫)の妻・昌代(朝加真由美)が後遺症はあるものの元気そうでホッとしました。驚きだったのは、診療所の事務長・和田(筧利夫)が看護師・中依ミナ(蒼井優)と結婚して5人の子どもたちがいたこと。蒼井優はテレビ電話でのみの登場だったけど、このシーンが一番泣けましたよ~(笑)また、原剛利とマリコの関係はあやふやなまま・・・
TVシリーズで何度も登場した夜食のヤシガニラーメン。映画でもこれだけ露出させてるのでネットでこのカップ麺を買おうと思ったら、実は架空の食品とのこと。こだわりがありますね!そして、コトー先生愛用のわら草履はあきおじが作ったものなのかな~と想像したり、のぶおじが書いた絵ハガキの詩から察すると、彼は石碑を作った本人かもしれないとか、小物への愛もたっぷり。そして昌代が作った玉子焼きは『ホリック』(柴咲コウ、神木隆之介出演)のそれより美味しそうでした。対抗したんかな・・・
映画やテレビドラマでは医療ドラマが大流行してますが、昔は『赤ひげ』(1965)とか『白い巨塔』(1966)くらいしか知らなかったです。漫画で言えばもちろん『ブラックジャック』ですよね。そんなブラックジャックの流れを汲んだのがTVドラマの『ドクターX~外科医・大門未知子~』なんでしょうけど、このコトー診療所にしてもブラックジャックの診療所に似ているし、なんと言っても無免許医師であること!もちろん、無いのは運転免許なんですが・・・とにかく自転車のみ(映画では電動アシスト付き)で車は運転いたしません!「ん」ナンバーの車も存在いたしません!
そして、意外なことにコトー診療所の出演者が『ドクターX』にも登場してました。泉谷しげるは全く違う役柄でしたが、醜聞を暴く記者・津田寛治なんてほぼ同じ役での出演でした。もう津田寛治は醜聞ライターとして食っていけそうですよね。
僻地医療の限界をテーマとして命の大切さを訴えてくる劇場版でしたが、やはりファンムービーの域は出なかったかな~とも思う。クスクスと笑える部分はやっぱりTVドラマを見てなきゃ無理だし、感動できる部分もまた同じ。しかし、ドローンによる空撮で島の全体像もよくわかったし、壮大な草原や畑、天候によって様変わりする大海原の映像は素敵でした。
コトー先生の病気、助産院の西野の病気、彩佳の出産が重なる中、離島の診療所の統廃合問題、さらに東京の大病院の御曹司で島に研修にやってきた医者・織田判斗(高橋海人)が絡む。そんな折、志木那島に台風が接近・・・クライマックスでは混乱する診療所で「私はまだですか?」と訊ねるる女性、「トリアージを!」と手遅れの患者選別を主張するハント先生、「全員助けます」と言うコトー先生。救急医療の問題提起も感じられる展開は上手い。
TVシリーズで最も印象に残った台詞がが重雄(泉谷しげる)の「お前がいなきゃ、俺の人生に九九はなかった」という言葉。星野正一との信頼関係も小学校時代から続いていたものなんですね。今作でもちょっとだけ友情を感じました。最後はドキドキさせられましたが、柴咲コウの笑顔によって安堵しました。
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