あつい胸さわぎのレビュー・感想・評価
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乳見れば 千々にものこそ悲しけれ 我が身ひとつの夏にはあらねど
えー、大学生なのに乳癌に?しかも、まだ全然活用してないのに・・・
学生の健康診断でオプションながらも乳癌検診する大学あるんですか?
嫌ですね。男性医師だったし。
医師と言えども、誰にも触らせていないオッパイを初めて触られるのは。
超音波検査画像は典型的な乳癌で、良性腫瘍の可能性はほぼゼロ。
母親の気持ちは決まっていて、本人の希望を第一に尊重するような雰囲気は皆無。それを責めるのも。
お母さん(常磐貴子)のほうが全然リスク高いと思うから、常磐貴子が検診を受けるシーンを期待して、胸を熱くしてしまいました。
幼なじみの演劇青年と知恵遅れの佐藤緋美演ずるター坊。
千夏の唯一の相談相手だった姉のような母親の仕事仲間の芸術肌の女性(前田敦子)は意中の幼なじみを誘惑して、なんとカーセ○クス。ガーン。
再婚の期待に胸の高鳴りを隠せず、そわそわしている母親に対する嫌悪感や反抗心から本音でぶつかり合えないモヤモヤを吹き払ってくれたのが、意外にもター坊の存在だったことがなんとも微笑ましく、こちらも救われました。
なめんなよ❗
最高でした。
発達障碍なめんなよ。
胸のしこりを取り除いたたーぼーの言葉
大学生の千夏は、ある日、乳がんと診断される。
思春期に散々「胸」に悩まされ、恋人もできずにいたが、追い討ちをかけるような医者の宣告に絶望する。
「胸に人生を無茶苦茶にされた」と。
そんな千夏にどのように接すればいいのか?という問題の答えは、決して単純なものではなく、周囲の千夏を思っての言葉が千夏の胸を締め付け、しこりを大きくしていく。
言葉は時に凶器になる。
思春期時代の光輝の言葉、治療方針を語る医者の言葉、千夏を一番愛する母の言葉さえも。
だからこそ、言葉が救いになることもある。
たーぼーの言葉は、千夏の胸にあったしこりを取り除いてくれた。
胸が熱くなるラストに涙。
若年性乳がんという重いテーマを扱っているのに、普通の親子関係や友達関係のほのぼのとしたストーリーが展開され、暗い話にはならず、大切な人といろいろと考えながらも前を向いて歩いていこうと胸が熱くなる映画でした。家族愛も感じられて心温まるシーンに涙しました。
主演の吉田美月喜さんの表情が何よりも良かったです。様々な苦悩、とても良く表現されてました。
そして前田敦子さんが何より良かったのが驚き。こんなにいい演技出来たんですね、、
ほのぼのとした映画なのに、ラストに来る感情の盛り上がりがとても心地よく、90分という短い映画ながら内容が濃い、見どころ多い映画でした。
上映館数、増えて欲しいな。
バージンの胸
4才の時に父を亡くした千夏(吉田 美月喜)は母の昭子(常盤 貴子)と2人で漁村の街で慎ましく暮らしていて、小説家を目指し念願の芸大に入学していた。大学の授業で出された、初恋の思い出、の課題について考えてた千夏には、中学の時の初恋の相手に言われた一言が、胸にしこりのように残っていた。だが、その初恋の相手である光輝(奥平 大兼)と大学で再会した千夏は、再び自分の胸のときめきを感じ、その想いを小説に書くことにした。
一方、母の昭子も、職場に係長として赴任してきた木村(三浦 誠己)の寒いオヤジギャグを飛ばすなど不器用だけど真面目な人柄に興味を惹かれ10数年ぶりのトキメキを同僚の透子(前田 敦子)に見透かされからかわれていた。
そんなある日、昭子は千夏の部屋で乳がん検診の再検査の通知を見つけ、再検査を受けると・・・という話。
千夏の初恋の苦い思い出と乳がんの胸のしこりをかけた話で、吉田美月喜の目力が印象に残った。
男性経験もなく一度も男性に胸を触られた事のないバージンで乳房が無くなったとしたら女性は自暴自棄になるのかも、とも思った。
今後どうなるか、ご想像にお任せします、という終わり方も、この作品には合ってたように思った。
常盤貴子と前田敦子の掛け合いが面白く、2人の演技力が光ってた。
常盤貴子は言うまでもないが、前田敦子は昔はイモ芝居でどうにも見てられなかったが、アイドル路線から離れ、また離婚してから女優として一皮剥けた感じがする。汚れ役でも何でもやってやろうとする姿勢は大したもんだと感じた。
サーカスにはワクワクします
主人公が焦りから関係を急ごうとするのかと思っていたが、違った。
全体的にじっくり関係性を描いており、しかし行間を読ませる脚本の塩梅もあり、しつこくない。
そんな都合よく通りかかるか、というフィクションのお約束はあれど、リアリズムもしっかりしています。
命の危険より恋愛に対する絶望が前に出るあたりも、年齢や経験を考えると、より切実だった。
常盤貴子は久しぶりに観たが、カラッとしつつも娘を想い、悩む姿を好演。
前田敦子は、近年でも一味違った役どころながら安定のバイプレーヤーぶり。
ター坊役の方も作品に素晴らしいアクセントと清涼感を与えてくれていました。
主演の吉田美月喜も「いそう」な雰囲気出しが絶妙。
闘病ものでもなく、安易に解決や結論を出したりもしない。
ただ主人公が、病気と、恋愛と、母と、そして自分に、前を向いて真っ直ぐ向き合えるようになるお話。
個人的にはとても好きな描き方でした。
人生に関わる問題は、結局は本人が結論を出すしかない。
ただ、出来るだけ情報を集め、助言し、何より沢山話すことが、真摯に向き合うってことなんだろうなぁ。
一筋縄でいかない展開に胸が熱くなり、ラストは泣き笑い
「重そうなテーマ、絶対に泣くやつ…」と思って、見るか迷ったが、評判が良いので鑑賞。
娘を持つ身としては、どうしても娘と重ねて見てしまい、涙が止まらなかった。
“胸を触られることってどんなこと?”って話すほど、彼氏もいたことがない千夏に突きつけられた若年性乳がんという不条理な現実。
初恋の“胸騒ぎ”
母と娘
女
三角関係
恋と乳房
90分の中に色んなテーマが織り込まれ、和歌山と港町を舞台に物語が綴られる。
ラストは、ターボーにやられたな。
好きな人に胸はいるか、いらないか?
比喩をたくさん使った表現が素敵だった。
舐めてた。
若い女性が主人公の闘病ものと思っていた。
最後のたー坊の台詞は、この映画を観に行ったすべての人がガツンと喰らったんじゃないかな。
お見事。
ちょっと笑ったけど泣いちゃった。
主人公の心情が、おじさんにも理解できるような完成度の高い脚本、演出、演技。
常盤貴子と吉田美月喜、前田敦子の掛け合いが楽しい、悲しい、愛おしい。
前田敦子もそうだけど、奥平大兼はしっかり作品選んでるんだろうなぁ。地味ながら良い作品で経験積んで、いつかパァっと跳ねるだろうな。
女の人が倒れた時にAEDって使いづらいよなって前から思ってましたが、やっぱり使えませんよね。
主人公の母娘のこれからをずっと観てみたい、応援したい、そういう気持ちになれるとてもとても良い作品でした。
エンドロールに流れる歌も良かったです。
舐めんなよ。
前田敦子は
キャンキャン泣きわめくより、少しやさぐれ、でも優しいこんな役の方が好印象。もう少し濃厚にカランでも良かったかも? 常盤貴子さんもあごの線とかすっかりお母さん、しかしあてが外れて可哀そう。相手が鈍感すぎでしょうがないか・・
ヒロインぴちぴちでしたが、ちょっとうぶ過ぎ。
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