金の国 水の国のレビュー・感想・評価
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何という貴重な拾いもの映画!
良い話だった…
声優がカッコイイ
あぁーー、清涼飲料水みたいな映画だぁ〜
いやぁ、眼を見張る上手さの賀来賢人さん!良い俳優さんですが、良い声優さんでもありました。うまい!上手!びっくりしました。クレジットなければプロの声優さんでは?と思えるほどです。王女役はちょい残念でしたが(笑)
さて、原作は未読ですが、十分楽しめる作品でした。というかとっても面白かったです。夏休みの課題となる優良図書っぽい物語ではあるものの、人間や政治のドロっとしたところもありますし、「死」というものも感じさせるなかなかのシビアなところもあり、大人も十分楽しめます。もちろんお子様にも安心して見てもらえる作品になっていると思います。テイストは「王様ランキング」って感じかなぁ?(違うかな?ww)
物語のベースが「2つの正論のぶつかり合い」なので、勧善懲悪のようなシンプルなお話でないところが好感持てます。そして、スーパーマンが出てこないところも良いです。シンプルな願いのために頑張る!ちょっとずつ成長しながら、乗り越えながら進む。物語も縦糸、横糸、斜め糸(そんなのないけど)がうまく絡み合って、見事な織物となって進んでいきます。決してがっかりさせないと思います。
コロナ疲れ、人間関係疲れ、そんな時は一服の清涼飲料水(本作)でリセットしましょう!
さて、個人的にはライララ推しです。素晴らしいキャラでした。沢城さんも見事。
ライララって何者??チャンピオン?ライラライラライラライ・・・
賀来賢人と浜辺美波はとりあえずおいといて、ライララの沢城みゆきとピリパッパの茶風林に注目してみた。言ってみれば峰不二子と目暮警部だ。そう理解しながら鑑賞すると、目しか見せてない謎のライララの正体が峰不二子、ピリパッパの正体は目暮警部としか思えなくなるから不思議だ。さすがにレオポルディーネがアンパンマンには見えなかった・・・
1000年以上も続く二つの国のいがみ合い。戦争を繰り返し、ついには「水の国」バイカリは衰退し、「金の国」アルハミトは交易で豊かではあるが、水資源が枯渇状態となり50年後には一滴も無くなってしまうという。そんな両国で取り交わされた約束、アルハミトは嫁をバイカリは婿を送るという、いわば人質交換。ところが、その約束が犬を送り、猫を送るというとんでもない事態に。その相手となったおっとりしたアルハミト第93王女サーラ、バイカル一賢い青年技師ナランバヤルが偶然出会ったのだ。なんとも都合のよい展開。しかも分かりにくい。
しかし、物語が進むにつれ、両国の悲劇ともいえる戦争がテーマとなっていて、ナランバヤルが戦争勃発を回避し、両国が平和的友好を保つよう奔走するのだ。上る箱、動く道など文明の高さにも驚きながら、水不足が深刻な砂漠の金の国。両国を結びつけるには・・・と、現代的な国際情勢をも感じさせるファンタジーでもあった。
キャラクター設定がとてもいいのも特徴の一つ。サーラはとても美人とは言い難いが性格がいい。頭のいいナランバヤルは技師としてのみならず、両国の歴史にも詳しい。彼の見た目はぼさぼさ頭のためカイジキャラかと思ったよ。終盤の秘密の通路でもカイジを思い出してしまった。あの場でラスタバン三世と対峙しても絶妙なやり取りをするなんて、やっぱり凄い!
そして建設に50年かかるという水路。金の国の城を見る限り、十分な財力はあるんだし、大丈夫なんだろうと推測できる。一つの道が拓ければ平和の想いは叶う。この後の壮大なストーリーをも想像させてくれるのです。
中東をイメージした背景も優れていたけど、ロケ地協力に富山県というエンドクレジットを見つけてびっくり。水の国のイメージは富山県だったのですね!
私は大好き!
好きです、この映画。
原作未読で鑑賞しました。 他の映画を見に行った時に予告編をきになったのと、他の方のレビューを見て関心を持ちました。
映画の登場人物が、基本的に皆善人なんですね。異母姉妹の姉たちや対立する大臣達、その部下も含めて、登場人物皆が何かしら守ろうとする物があり、そのための手段や考え方に違いはあれど、ある意味純粋なんです。 私利私欲に走ったり偏見に凝り固まったようなキャラがいないのです。それが鑑賞後に心に良い余韻を残している気がします。 鑑賞者によって、温かみだったり、ほのぼのだったり、キュンだったり...まあ、そのスパイス不足に物足りなさを感じている方もいらっしゃいますが。
賀来賢人さんと浜辺美和さんお二人の声、良かったです。 キャラデとストーリによくマッチしていると感じました。どなたが、この二人のキャスティングをされたのでしょうねえ。ただ、個人的には感情が昂るシーンでは、声のトーンや間にもう少しメリハリをつける演出が、好みです、プロ声優さんのような。
あと、登場キャラの中ではライララが気になり、気に入りました。彼女、素顔はどんなだろうか
もう一回、見にいこうかなと、思っています。ナランバヤルとサーラに会いに
心が疲れ切った大人にこそ見てほしい
誰も嫌な気持ちにならない。
純愛
マッドハウスの作画や演出の良さが光ってました。音楽を流すとこだったり、音を消すとこだったり、綺麗なスチルを見せる場面だったり、とにかく完璧で、美しかったです。
そしてとにかくストーリーが良い!
私はあまり恋愛ものが得意ではないんですけど、
恋愛の割合のバランスが良くストレス無く見れました。
また恋愛要素も、うわ〜成就してくれ〜幸せになってくれ〜!と心から思うようなキャラクター達の為、とにかくこっちまで幸せで、キュンキュンできて、満足感すごいです。
主人公達以外の登場人物も印象に残る素敵なキャラクターでした、とにかく120分とは思えない満足度で、2023初のアニメ映画を金の国水の国にして良かったと思います。
癒されるー
見かけで判断せず、本質を見なければ
昔むかし、諍いばかり起こしている二つの国があったとさ。
設定が予想と少しだけ違いましたが、おとぎ話のようでとても癒されました。小さい子よりは中学生から大人向けかと思います。
アニメの完成度にこだわる方にはお勧めしませんが、絵は素朴であったかい感じです。人物は所々思いっきり手抜き感があって笑えますが、原作マンガもそうなのかもしれません。背景は「かがみの孤城」より質感もスケール感もあります。猫が「すずめの戸締り」より可愛いです。
内容には少し物足りない所もありますが、意外と色んなテーマが入っていて良いのではないでしょうか。
声優はとても良かったです。痩せている浜辺美波さんが太った女性の役!?と思いましたが、おっとりした優しいサーラになりきっていました。
賀来賢人さんは知的で温かくて腕っぷしが弱そうな感じが良く出ていました。賀来さんの甘すぎない、軽やかな「お嬢さん」の言い方が好き。少女マンガ的には、クライマックスで熱く「サーラ!」と叫んで欲しかったですが、結婚しても歳を重ねても愛称としてあんな風に「お嬢さん」と呼ばれたらそれはそれで嬉しいかもしれない(妄想❤)
猫と犬の鳴き声は、一人の声優さんが担当したそうです。さすがプロ。
美しい童話
良くも悪くも原作のままでした。
映像が美しいだけでなく、声もみなさんとても良かった。
原作が好きな場合、イメージが違うと違和感を生みますが、それがなかった。
キャラクター全員好きですが、誰一人テキトーな配役を感じなかった!作り手側もこの作品をそのままで愛しているのを感じます。
あとライララが女性だと気付けてよかった笑
ほんtpにそのままで、後日談が漫画よりもちょっと多いぐらい?
エンドロールの絵が見れてすっごい嬉しかった!!!!
ちょっとふざけた設定だったり、どこか抜けたキャラクター、あれよあれよと転がる展開ですが、すごく重いものを訴えているお話だと思いますので、バランスが取れているのでは無いかと。
そういう意味でも童話だと思います。
よくあるような鼻につく正義感や説教くささもなく、美しさを強調するために嫌らしいものを見せるわけでも無い。
兎にも角にもすっごく好きなお話です。
ところどころでバイオレットエバーガーデンを思い出す‼️❓
この作品を2時間でおさめようとすることに無理が…。
マンガ大賞2連覇ということと予告上映で気になってこちらの作品を観に行きまし
た。原作のマンガは観ていないのだけど…
多分原作のマンガはとても素晴らしい内容の作品だと思うし映画の全体的な内容は素晴らしかったのだけどこの作品を2時間でまとめると人物像の心情が薄い…。恋に落ちるのが早すぎ…展開が早い。と粗が目立った感じかなぁ??主人公の姫ももう少し時間がたつにつれて(個人的に)気持ちの強さが欲しかった。期待していただけに少し拍子抜けでした。
こんなに素晴らしい内容の作品を2時間にまとめなくても1.2と区切ればよかったかなぁ…??と。多分1を観て登場人物の心情が深くわかれば2も観に行ったと思います。でも他国では未だに続いている戦争については考えさせられました。1年…それがもう当たり前になっているけれど、ニュースではほとんどとり上げられなくなっていること毎日罪のない人が亡くなっていることそれが正論ではないこと。私達が傍観者ではいけないこと。その考えを教えてくれた作品でした。
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