金の国 水の国のレビュー・感想・評価
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原作を知らない方でもおすすめ。
今年33本目(合計686本目/今月(2023年1月度)33本目)。
私は原作などは見ていないほうです。
ただ、世界観の説明が最初にあることや、登場人物が最初少なめでいわゆる「自己紹介のお時間」があるので、そこで詰まることはないかな、と思います。
結末にいたる「ヒントになる描写」も結構多めで(リアルでは高校世界史を学習していると有利かも。実際、これと同趣旨のような例は古代エジプト等ではありました)、その「謎解き」(どこにトリックがあるか)を見るという筋もおすすめです。
特に音がきれいだな…と思ったのですが、Evan call (「ヴァイオレット~」の音楽のグループ)なのですね。それは確かに、といったところです。
原作を知っている方はもちろんですが、知らない方でもぜひ、というほどに今週おすすめの一作です。
採点上、特に気になる点はないのでフルスコアにしています。
良い作品なのでぜひ見に行ってくださいね。良い作品ですよ~。
QPS48は…?!
岩本ナオ作品全て大好きです。
映画化と知ってとても楽しみにしていました!
映像が綺麗!キャラが全て良い!そして岩本ナオ先生らしい程よく気の抜ける笑い所と、素敵な言葉を紡ぐ素敵なキャラたち!
皆々大好きです!
原作を読んだ時はもっとサーラとナランバヤルのその後を知りたくてたまりませんでしたが、映画ではそこも丁寧に映像にしてくれて、最後までとても満足して観ていました。
ちょっと原作と違うところはあったけど、特に違和感なく。
惜しむらくは、本当にしいてあげれば、某アイドルパロがなかったところです…
あれ…あの緊迫した場面でも気を抜かしてくれるところが超良いのに…やはり難しかったのかな…とても好きです。
映画、本当にすてきでした。
サーラが泣くところで私も泣いてました。サーラが泣かなくて済むような世界を作ってくれナランバヤル…
声の方々も違和感なく、似合っていたと思います。レオポルディーネお姉様が戸田恵子さんで、アンパンマン!?となってました。本当に良い声でした…
ありがとうございます…
優しい嘘が2つの国を救う
2017年「このマンガがすごい!」で
第1位を獲得した岩本ナオの同名コミックを
アニメーション映画化。
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昨今のアニメは内容はもとより
映像も刺激的ものが多いし、
どの作品も主役キャラの美男美女が
当たり前なのもつまんない(リアリティがない)
本作は全編通して優しさが伝わってきて
サーラとナランバヤルが美男美女とは
ちょっと違うのもとてもいい😊
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本作で初の人間役を演じた賀来賢人😆
彼の声と声の演技がナヤンバルのキャラと
ピッタリだったし
どこか憂いを帯びた王女ながらも芯のあるサーラ👸
語尾に「〜ですわ」が連発される事に
嫌味さを感じなかったのもサーラのキャラと
浜辺美波の柔らかさが適合してると思う🤔
個性的なキャラも見応えありありで
個人的にはライララが好きです🤩
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なんでも実写化する昨今だけど
この作品の柔らかい色彩とキャラクターは
フルCGなんかで表現するのは
逆にもったいない気がするのでアニメのままで🙏
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心が温かくなる、子供からお年寄りまで
幅広く楽しめるそんな作品なので
家族で鑑賞もいいかも😊
【”自国の利のみを追求する隣国との戦争など、即時止めよう。そして、両国が国交を開き、協力してSDGsを達成しよう。愚かしきルッキズムなど真の愛で吹き飛ばそう!”今作は鑑賞後の多幸感も良き作品である。】
ー 今作の原作漫画は、その基本理念が素晴しく、2016年の発売当時読み耽ったモノである。
だが、現況下、この作品が発するメッセージは更に重くなっている・・。ー
◆感想<アニメーション映画としての今作の良き所。一部内容に触れています。>
・裕福で水以外は何でも手に入る砂漠の国”金の国、アルハミト”の80数番目の王女サーラの声を担当された、浜辺美波さんの柔らかで優しき声が優しき心を持つサーラにバッチリ嵌っている。
当たり前だが、漫画では声は脳内で推測するだけだが、何ら違和感がない。
貧しいが豊かな自然を持つ”水の国、バイカリ”の建築士ナランバヤルの声を担当した賀来賢人さんも同様である。
ー このお二人の声が、原作漫画に彩りを与えているのは間違いない。-
・2016年当時も、世界各地で紛争が起きていたが、現代では悪化する一方であるのはご承知の通りである。
故に、このタイミングで隣国との戦争を止め、協力し合い、持続可能な開発目標を達成しようとするこの作品が発するテーマは尊崇である。
・又、バイカリの族長が、サーラの容姿を見て言った言葉など、愚かしきルッキズムの極みでもあるが、そんな言葉など、今作で描かれているサーラを命懸けで守るナランバヤルの姿を見れば吹っ飛ぶのである。
<以下、内容に触れています。>
・”金の国、アルハミト”を統べるラスタバン3世が、先王ラスタバン2世が”バイカリ”と国交を開けなかった事を恥とし、怪しげなマッサージ師上がりの好戦派であるピリパッパを右大臣に付ける処などは、何処ぞの国で起こっていてもオカシクはない。
・だが、ピリパッパの指示による暗殺から逃れるために、王族のみしか知らない回廊をサーラと共に明けたナランバヤルが、自分の重みが心配だというサーラに対して
”お嬢さんは二度と置いていかない!もし落ちるなら一緒に落ちよう。”
と言う言葉と、迫るラスタバン3世を説得する言葉の重みは、北の国を統べるピョートル大帝を信奉する男に聞かせてやりたいモノである。
<今作は、原作漫画の内容を忠実に踏襲している。
だが、アニメーションならではの、登場人物の声がイメージ通りであり、(ナイス・キャスティングである。)更には物語が動く事で、原作の良さを更に引き出している佳き作品である。
鑑賞後の多幸感もとても良い作品でもある。>
原作未読だが、十分伝わる優しさの物語
原作未読の為詳細な比較が出来ないが、優しい愛の詰まった作品。
些細すぎることで喧嘩する両国が手を取るという、ありがちなテーマながらも丁寧に描かれていた。
単に醜い上同士の争いでないのがいい味を出していた。
決して美女とは言えないサーラと、決してイケメンとは言えないナランバヤル。
映画観終わった頃には堕ちたね最高の夫婦じゃないか…!
今回はあまり長く語らないことにするが、作画もいいしそれなりの伏線回収も良かった。
ちょっとBGMゴリ押しだったり掘り下げが足りないのはなぁ…。
もうちょい時間使ってでも観たかったかな。
話はいい意味で単純で分かり易いので、キュンキュンしながら観るのが丁度いい。
まじで、めっちゃみて
うーん設定は好きなんだけど…(*¨*)
期待しすぎちゃったかな…
自分的には☆4というほどではなかったかなぁ
王女サーラもぽっちゃりしてるのも気になったし、、
ナランバヤルがいつの間に深くサーラをそんなに好きになった??と今一入り込めなかった部分が…(*¨*)
自分の為にサーラがお酒の飲み比べをしたりとかサーラが優しい所とかおっとりしてる所とかそういう所??
ナランバヤルはサーラの見ためだけじゃなくサーラの心が凄く好きになったんだろうけどそこをもっと見たかったなぁ
いつの間にそんなに好きになった??系の恋愛ドラマは元々好きじゃないからかな
あとナランバヤルが働いても??3ヶ月で辞めたと言われてたけどそんな忍耐のない人が50年かかるような大業を成し遂げられるのだろうか??(´-`).。oOとか
貧しい水の国にはない金の国のエレベーターに驚いてた人がなぜ金の国の時計を直せたのだろう??とか(賢いから??)どうでもいい所が妙に気になったり…(*¨*)
コミックを読むとまた違うんだと思います(きっと)
見終わった後の余韻とかも特になかった(T-T)
でも設定はとても好みです(*´σー`)
ピュアな善意に溢れてる❗️
見終わった瞬間、
感動した、とか、よかったと言う前に、なによりもまず〝ありがとう〟という言葉が浮かびました。
少し時間をおいてからも、思い出すたびにじんわりと暖かい心地良さに満たされます。
いったいなぜ?
映画でもドラマでも、人それぞれの体験や思想、考え方がある以上、どうしてもある種の期待抜きには見ることができません。意識するしないに関わらず。
こうきたら次はこう展開するだろう、とか、彼には或いは彼女には、この場面でこうして欲しかった…
だから、予想もしない展開にビックリしたり、期待を超える演技や台詞に感動したり、時にはガッカリしたり。
この映画は、物語の展開や登場人物の反応…表情、声、台詞などのすべてが、ことごとく自分の想定・期待を上回る善意で満たされています。
ここでいう善意というのは、ただ人柄が良くていい人、というだけではなく、誰かを守ったり、何か大事なこと成し遂げたりするためのピュアな思いも持っている、という意味でもあります。
主要人物だけではなく、ライララも、レオポルディーネもそうでした。
ファンタジーだからこそのユートピアだと分かっていても、実感としてリアルに感動できるのは、善意とは正反対のロシア・ウクライナ戦争やルフィなる人物が率いる強盗団などのニュースに日々、人間の善性への信頼感が蝕まれているからかもしれません。
ラブストーリーは苦手だけどこれは見れる
戦争寸前の金の国と水の国の人たちは互いに嫌悪を抱き歩み寄ろうともしない、一触即発の状態。そんな中で、それぞれ政略結婚の相手として使命されたナランバヤルとサーラ。
私はラブストーリーが元々苦手だったんですが、予告編を見て映像の美しさと物語の奥深さを感じて鑑賞。とても良かった!大きいスクリーンで観てこそですね。
飄々としていながらも賢いナランバヤルとおっとりとした優しさのかたまりのサーラ、深刻な二カ国に挟まれていても、終始にこやかな二人のやりとりに癒される。戦争のきっかけになりそうだったのに(特に暗殺しようとした件)、なんでも許されてしまった結末に、ちょっと突っ込みどころはあれど、ファンタジーだと思えばスルーできる程度かなと。お姉さま王姫と左大臣も良かった。挿入歌の音楽も心地いい。
今年初泣きするという宣伝には首を振るけど、素敵な作品を見れて満足です。
「多幸感が持続する物語」
今年11本目。
渡邉こと乃監督は原作を読後の多幸感が持続する物語と感じたそうです。今作はそこを描きたいと。最後良かったですね。音楽はヴァイオレット・エヴァガーデンのEvan Call。アニメーションはちはやふるのマッドハウス。主人公の2人はアフレコが3日でぎゅっと終わったと。間隔空けると声が変わってしまうのでアフレコってそう言う物だとプロの方から教わったようです。作品はいつでも難しい方を選んで下さいね、こんな幸せな日がずっと続けばいいのに、名言心に響きました。挿入歌の琴音の未知なる道を行くも良かった。
予想を超えられました
原作未チェックです。見る前に「大体こんな映画だろうな。」と当たりをつけて見る派なのですが、それを超えられた感じです。世界観、舞台設定、話の運びどれが欠けても成立が難しい117分あらゆる色眼鏡を捨てて純粋な気持ちで見てほしい。
見ると、ほっこりする。
映画のPVを見ただけで観に来ましたがイメージと少し違うのですが概ね期待通り。
そして、誰も『死なない』『罰せられない』ので、なんでやねん!とツッコミを入れたくなる。
ストーリー的にも『なんで、そうなる』と言う無理やりな展開もある。
---------------【国と力】------------
国に招待する事で明らかに負け戦になるのを、わかってもらってからの話し合い。
金の国の凄さを見れば誰でも勝てるように見えない。
しかし兵力は相当弱く学者達の方が、カラダツキが良く、学者のジャウハラ1人で兵士20人程を相手に、無傷で生還したと思われる程に兵士達は弱い。
暗殺部隊の一員である『ライララ』は優秀だが王女を殺そうとしている兵士にも甘く誰一人殺さず逃げ回る。他の暗殺者達は、どこにいるのか誰の味方なのか気になる所ではある。王の命令で暗殺部隊が動くなら主人公は即座に死んでそう。
金の国の兵士より主人公の主婦のお姉さんの方が強そうである。
対して、水の国は自然が豊かで子供達も外で遊び回る、つまり自然に鍛えられているのだ。つまり金の国は武器、水の国は肉体と言う感じ。
【ピリパッパ】
王をそそのかしナヤンバヤルだけでなく王女のサーラまで殺しの指示をだしたのに、なんの罰もなくお説教のみで済んでビックリした。しかもお説教も『ばあや』からのみである。そのお説教中にまさかの言い訳の反論もいちをする。その言い訳が王の頭痛が直ったである。最後も右大臣として笑顔で王の横にいた恐ろしい奴。
【王】
娘達が離れていき自分の名前にコンプレックスを抱き悩み続け苦悩した人。
名前を付けた人に聞け、と言いたくなる
実際に殺しを好まずピリパッパにそそのかれたとは言え何かしなければと言う重圧と民の為にと言い聞かせ震えながらも剣を主人公に突きつけた。その後ピリパッパを処刑する事もなく自分のした事も、なかったかのようにストーリーを進め王の座に座り続けた。
【水の国の族長】
ただ男が好きなようなのに美人であれば連れて帰ろうとしたと人。結構な過激な発言と戦う意志を持っていたが金の国を見て戦う意志をなくした。
【感想】
結果的に良い話風に終わっている。
終わり良ければ全て良しであるかのように。最後に2人の娘2人が登場して後の国の現状を語るのが良かった。2人とも可愛いく母親似で、ほっこりしました。
【終】
これは神作品
なんて言ったってそのストーリーが神すぎた。政治的駆け引きと恋愛の甘酸っぱさのバランスが取れすぎている。初めから終わりまで引き込まれすぎて、あっという間だった。そしてそこに加えて作画も神すぎる。細部まで作り込まれ美しい世界観を作り出すことに成功していた。さらに、キャラの良さも目に付いた。出てくるキャラ全てが立っていた。どの世代の人にも見てほしい作品だと感じた。
ドバイとモンゴル?地盤沈下は大丈夫?
たまたま観た作品がすごくほっこりして良かった。
子供と一緒に見て、シリアス過ぎずに外交の視点を考えてみるのにとても良い作品。
ジブリより、ファンタジー過ぎず、中東地域の街並みや模様の絵もとても好きだった。
観ながら、心がざわついたりせず、優しさをベースに、安心して見られる。
知識があり頭の回転が早くて優しくて背が高くて男気がある男性と、男性が生物学的に安心する女性の象徴のような、色白で優しく言い返さないほんわか笑顔の、包容力の塊を具現化したようなぽっちゃり女性。
ただ、いくつか引っかかる点もある。
隣り合っているのに、かたや水がわんさか湧いていて、かたや水不足に陥る地形ってどんな?
砂漠に水を引いたら粘土質になり、地盤沈下でえらいことになるのは目に見えている。土でできた煉瓦だけで水の浸透を防げるの?
国境の壁部分は治水でどうなるの?
ダム化して沈む家が出るのでは?
砂漠側の金の国には、陸続きの国がないのか?
1番美しい娘と1番賢い青年をそれぞれ相手国に贈るはずが、豊かな国側が1番賢い青年を貰っただけになっている。金の国側は治水もされるが、水の国は相手国女性に絆された青年により水を持ってかれ、インフラや経済援助が相当ないと、ただ裏切られただけとなってしまうのでは?
優しさを理解し思いやりが通じる価値観どうしだから成立する関係性で、ナランバヤルとサーラはある意味奇跡的な出会い。
全く異なる経済観念で育ち、仕事や食べ物にも困る生活をしてきて頭が良くても、小賢しく自国優先に考えないナランバヤル。
豊かに第93王女としてそこそこ自由もあって育ち、不自由してきていないが、自分の頭と手足と心を使う習慣があるサーラ。
2人の相性がたまたまとても良かったから、良かったねと。
でも、ピリパッパ以外全員が、戦争など全く望んでいないが、資源のためにせざるを得ないから仕掛けてする。そういう縮図が子供でもわかるように描かれている。
ただ、戦争で失うものは、美しい街並みではなく、「命」「家族」「大切な人や物」全てである。
王族の派閥も治められない王様が決めかかった戦争に国民が巻き込まれるなど、なんて国だ。
ドバイのような国にモンゴルのような国から人が来たら、どう思うのかな?
同い年同士でも、相当違いを感じるはずで、それでも心は通い合い、友人や恋人にはなれるだろうが、それを国交にまでいかすのはとても難しいだろう。
ましてや敵対国では。宗教から違うと仕草から何から、お互いが不快にならないラインをクリアするのは超難関なはず。
サーラが王族と一般人の間の立ち位置だから成立するお話。サーラが美人で自信持って育ちプライドが高ければ、敵国との酒の酌み交わしなどしないだろう。
もっと言うと、ばあやがナランバヤルを王族にお目見えできる身なりに整え、胃袋を掴んでくれたから成立する話。
ナランバヤルとムーンライト大臣が小賢しくないから成立した話。
ナランバヤルの国の族長がイケメン好きで、美女でなくてもまぁいいか、約束を破られてもまぁ良いかとなったから成立した話。
ドバイとモンゴルのような設定だが、日本的道徳観念がベースにある国同士だから成り立つ、フィクションに過ぎない。と綺麗事に思えてしまった己の汚れた感性がショックだった。私の感性を汚したのは、間違いなく同じ人類がした戦争経験ゆえ。
善意ベースで進む国交を、ありえないと思わせる現実の世界情勢が、いかに平和から程遠いか。
実際、終戦が50年前では、相手国に親兄弟友人を殺されたと恨みを持つ者がまだまだ存命でそうやすやすと国交回復できないのでは?
敵国と隣り合わせの場合、国交の緊張感たるやすごいこと、38度線を挟んだ韓国と北朝鮮で知っている人も多いだろう。同じ民族同士でもそうである。
サーラのような立場が散歩感覚でパスポートもなしに穴に潜るような場所ではない。
あんな簡単に国境を越えられたら、亡命して金の国に入り込んで仕事を見つけている移民者、実は沢山いるのでは?
とても好きな作品となったが、あくまで綺麗によく作られたお話、ということも同時に突きつけられた作品。
原作の優しい世界観を忠実に
岩本ナオ原作の優しい世界観を忠実に再現している。
賀来賢人の声がチャラ過ぎず重たすぎず、ナランバヤルの優しさにぴったり。
強いて言うならヒロインの声の演技がちょっと説明くさいかな。
野郎が100人いるならば、100人の美女がいるもの。
こう云う内容もタイムリーと言って良いのかどうか解りませんが、啀み合い争い合う人間の歴史に幸福な未来も生活もあり得ないと解っていながら、歩み寄れない国家元首を導く‥‥的な物語を、だいぶ優しく綺麗なラブストーリーに仕上げています。
勉強不足でコレ漫画原作とは知らず、てっきりティーンズ向けの小説か童話?的な作品だと思ってました。
当初、ヒロインがイヤに太ましく、最近の萌キャラ(萌えと言う単語も死にかけてますがw)とは一線を画しているのがワリと興味深かったのですが、鑑賞して初めてそのココロに納得した次第です。でもサスガに0.1tもないと思われ、背格好からせいぜい70キロ未満では?
で、ネタの大筋はそれ程突飛なモノではなくコレまで見聞きした事ある?様なモノですが、各キャラがシッカリ引き立っており、場面も綺麗に構成され展開もスムーズでした。ただもうチョイとばかり抑揚とキレが欲しかった気もしますが、良い仕上がりで面白く鑑賞できる作品だと思います。
片や中東系の国、もう一方はユーラシア系の国と、シルクロードで結ばれる東西、みたいな環境描写もナカナカ良好でした。
マイナスなのは、ヒロイン・サーラの惜しい演技。キャラの性質上オットリ穏やかなので、専門外の中の人でもマァ雰囲気は良かったのですが、上昇したテンションの演技のノリがあまり良くありません。幸い “リヴァイ” や “ギレン・ザビ” の中の人、他の上々な演技でバッチリ覆い隠していたので、取り立てて気にはならなかったです。
またコレは原作の問題なのですが、戦争を起こす両国のツマラナイ原因がお伽話に振り過ぎなところ。サスガに犬猫の糞尿とか子供騙しのレベルで、作中の “口封じに家族を人質” 云々とのバランスが良くありません。
更には、中後盤のサーラの勘違いはイマイチピンとこなかった、と言うか不自然な空気だったので、その辺もう少し工夫が必用だったかと思われます。加えて尺都合なのかシーンが足りない感じも受けました(原作通り?)。
上記以外は全般的に良作レベルにシッカリ纏まっています。それにサーラを何やカンやとコケにする場面がありますが、表題に掲げた通り、人の好みなんて千差万別・人の数程あり充分お好みの貴兄も多かろうと思います。自分も実はモチモチ系は嫌いではありませんw
関係ない話ですが、今を以って国際社会では共存や助け合いの精神がなく仲良く出来ず、常に奪う事しか能がない古すぎるバージョンの指導者が絶えません。私達の方がそう言ったロジックとレベルを合わせないと平和を維持できない現状に腹立たしく思うばかりです。
タイトルなし
食品ブランド名みたいなタイトルに少しぽっちゃりヒロイン_ま〜ったく期待してませんでしたが、面白かった 宮崎吾朗監督の歴史ラブストーリーみたいな 何かと犬猫話になりがちなのは置いといて…
ずっと争いばかりの隣国同士 水は豊富だけど、貧しくて本当は戦争どころではない国、豊かだけど水資源が限られている国 資源を狙って攻め入るよりもお互い不足しているものを補いあっては?ということなんだろう 他人事では無いような しかし悲しいかな、現実にはそう上手いこといきません。ナランバヤルさん腕っぷしは弱そうだけど、先々の事まで熟慮する善い人だし、2人共相手を思い遣る良い夫婦の鑑みたいで感動してしまった 左大臣もちゃらいかと思ったらちゃんといろいろ考えてるとってもいい奴だった 水路の工期も早まりそうでしたね、めでたしめでたし。
ライララさんがぜんまいざむらいの天蓋男にそっくり
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