レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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いっそ「本能寺ホテル」につなげて欲しい
やっぱり、綾瀬はるかさんは素敵。美しい。
お正月休みに観たかった。夫婦の絆物語
まず、前提として歴史映画として見るとうるさい人が騒ぎそうです。ですがヒューマンドラマとして観ると、大事な事柄が端折られすぎています。(大抵の日本人は織田信長の物語は知っているので問題ないですが…)
木村拓哉さん演じる、織田信長の演技の序盤から終盤まで幅はとてつもなく広く、見どころのひとつだと思います。
基本的には信長と、濃姫のゆっくりですが絆が深まっていく過程を丁寧に描いており、思い描く美しい戦国時代の映像で魅せてくれます。
正直、この機微は日本独特のもので、海外受けは絶対しないと思います。
採点は色々考慮して、3.5点ですが、お正月休みに観れたら4点以上つけていたポテンシャルのある作品だと思います。
二大スター競演。出陣じゃぁー。
初日、舞台中継付き上映の回で鑑賞。
キムタクは何をやってもキムタクって言われるけど、佐藤二郎や片桐はいりが何やっても同じなのとは訳が違う。先の岐阜信長まつりなんか完全に信長になりきってた。でもキムタク。なんなら信長の方がキムタクに寄ってきちゃってるって思えてしまう。それほどの大スターとしてのオーラがある。(キムタクはキムタクだからいいんだ)
綾瀬はるかの美貌、愛らしさ、激情、立ち居振る舞い、台詞回し、殺陣、そのキムタクに勝るとも劣らない映画スターとしての風格。(いや格上)
少し残念だったのは、序盤の笑わすところが笑えなかったことと、音尾琢磨(藤吉郎)以外の織田家臣団のキャストがちょっと弱かったかな。
斎藤工の家康はキャスティングは面白いし、本人も楽しんで演じてたんだろうけど、ファンや観客が望んでるものとは違うと思う。(正統派の二枚目役してほしい)
二大スターの競演に加えて、美しいロケーション撮影、豪華なセット・衣裳、重厚な音楽。
劇場の大画面で観るべき作品。
粗探しは置いといて楽しみましょう。
良くも悪くも木村拓哉と綾瀬はるかを満喫できる
向こうっ気が強く武芸に秀でた濃姫のキャラクターと、彼女が、影の軍師として、戦術面、戦略面で信長を支えていたという設定は、新味があって面白い。
同志のような絆で結ばれた2人が、夫婦としての平凡な幸せを求めたがために、逆に別れなければならなかったという経緯には、「仕事と家庭のどちらを優先するか」といった、現代にも通じる夫婦間の問題が垣間見えて、妙に納得してしまった。
光秀の謀反の理由が、「魔人だった信長が、普通の人になってしまったから」という解釈は斬新すぎる気もするが、濃姫との結婚生活をやり直そうとする信長の姿と関連付けることで、それなりの説得力を生み出している。
ただし、いくら「吊り橋効果」的な恋愛感情の高ぶりを描きたかったのだとしても、2人して貧民を殺しまくった末の血まみれでのラブシーンは、さすがにグロすぎて、引いてしまった。ここで虐殺されるのは、哀れな庶民ではなく、極悪な山賊にでもするべきだったのではないだろうか?
それから、3時間近くの大作でありながら、戦いが描かれるのが比叡山の焼き討ちと本能寺の変ぐらいで、本格的な合戦のシーンがまったくないのは物足りない。豪華なセットと雄大なロケには見どころがあるだけに、残念に思えてしまった。
また、タイトルの「バタフライ」は、帰蝶の「蝶」のことであろうが、それについての説明が一切ないのも不親切ではないか?観客に知識を求める製作者は、尊大であると思う。
さらに、ラストの夫婦そろっての逃避行のシーンは、もう少しさらりと描けなかったものか・・・
史実に基づきながらも、そこに夫婦の物語を大胆に取り入れた作品として成功していると感じていただけに、よもや、このまま歴史を改変して終わってしまうのではないかとハラハラしてしまい、感動するどころではなかった。
格好ばかりの2人
もうね、信長にも濃姫にも全く見えないね。
キムタクはどんな役をしようともキムタクだし、綾瀬はるかだってそう。自我が強すぎて、役から飛び越えてきてしまう。名前と衣装だけ。声のトーンとか全部一緒。「信長協奏曲」で織田信長を演じた小栗旬の凄まじさに、改めて気付かされました。
「ALWAYS 三丁目の夕日」「探偵はBARにいる」「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」と、様々な映画やドラマを成功に導いた古沢良太。私も彼の脚本が大好きで、本作も結構期待していた。だが、本当に古沢良太が書いたのか??と疑ってしまうほど、面白くなかった。新鮮味一切無し。見応えも面白みもゼロ。168分の長尺であるにも関わらず、一つ一つのエピソードが薄く、歴史ものとしても恋愛ものとしても作りが荒い。どうしてこうなった。
ひたすらに長い。長い。長すぎる。
序盤こそいいものが始まるぞ感満載で、すごく期待値が上がったのだけど、序盤が頂点であり、そこから下り坂。ロケーションや規模が出かけりゃ、金をかけりゃ、いい映画になるとは限らんのだぞ。信長に限らず、歴史物を1本の映画にするには尺が足りず、描き不足のまま終わってしまう作品は多くある。であるため、168分という長尺で挑戦したことは素晴らしい。だが、ただ長いだけになっている。釘付けになるシーンも、夢中で時間が忘れてしまうことも、一切無い。せっかくの大舞台で、これか...ショック。
木村拓哉、綾瀬はるかに加えて、宮沢氷魚もハマりきれておらず。3人とも、とてもあの時代の人とは思えない。現代人過ぎる。キャラが強すぎる。しかし、音尾琢真、伊藤英明、そして斎藤工は信じられないくらいハマっているし、上手い。斎藤工が衝撃的すぎて、最初全く分からなかった。これメイク?それともホンモノ?目を疑ったんだけど...笑笑
印象に残るシーンも、セリフも悪いけどない。
エンターテインメントとしてどうなのだろう。この質じゃ、とてもじゃないけど、制作費を回収するのは厳しい。大友監督も、「るろうに剣心」シリーズではあんなにも最高にテンションを上げてくれるアクションを魅せてくれたのに、なんでその力を今回も使わなかったの?緊張感も迫力もまるで無いのだけど。残念すぎる。
期待していただけに、ショックがデカい。
ラストは失笑の嵐だったし、これで終わり??とガックシ。もっといいものを見せてくれると思ってた。相変わらず、いい映画'風"に見せるのは上手い日本映画。それが余計に嫌悪感を抱く。格好ばかりの作品です。残念でならないよ...
これはバタフライのレジェンドでした。
東映70周年を記念して製作された歴史大作。
木村拓哉の織田信長と正室・濃姫は綾瀬はるかが共演、二人の知られざる政略結婚物語。
「大うつけ」と呼ばれる尾張の織田信長は、敵対する隣国マムシの斎藤道三の愛娘・美濃の胡蝶(こちょう)とも呼ばれる濃姫との政略結婚に応じる。
信長は嫁いで来た濃姫を尊大な態度で迎え、勝ち気な濃姫も臆さぬ物言いで信長に対抗。
最悪な出会いを果たした両勇は、互いを出し抜いて寝首をかこうと一触即発状態。
そんなある日、
尾張に今川義元の大軍が攻め込んでくるが、
圧倒的な戦力差に絶望しそうになる信長だったが、
濃姫の言葉に励まされ、2人は共に戦術を練って奇跡的な勝利を収める。
いつしか強い絆で結ばれるように見える信長と濃姫は、天下統一へと向かって共に歩み出すが…
本能寺で信長は自死し、
濃姫の生死は謎である。
濃姫である胡蝶は、
元は明智一族の血筋であったことを忘れてはならない…
70年記念品なのか、
織田賃を入れるポチ袋をもらったので、
⭐️⭐️⭐️⭐️🌟かな?
中谷美紀のお茶目な演技は俊逸でした。
中弛みある2時間半は長過ぎでした。
理屈抜きで楽しめる作品
ぶつかりあう演技力と度肝を抜くスケール
歴史エンタメ映画としては完成度が高い
キムタクファンの母の付き添いで観に行きました。
前提として、私は恋愛ドラマや映画の中に出てくるラブシーンが苦手で、普段は兵馬が大量に出てくる海外の大作大河ドラマばかり観ています。
日本の時代劇はあまり積極的に観ませんが、アマプラやWOWOWで配信される日本の時代劇やNHKの大河を見る度に、日本の時代劇は迫力に欠けるしCGがチープだなあ、あと邦画は下品な下ネタが多くて嫌だなあと思っていました。
しかしこの映画はそんな私でも楽しめました。
多少の下ネタも許容範囲で、間違いなく最初から最後まで濃姫と信長という夫婦の映画なのに、恋愛ドラマが苦手な人でも楽しめる仕上がりです。
逆を言えば、濃厚なラブシーンを期待していたり、綾瀬はるかに自己投影してキムタクとの疑似恋愛したい人には物足りないかもしれません。(母がそうでした)
戦国時代は人気なので、キャラ解釈が違うという人はいると思いますが、一つのエンタメ作品としてキャラは通っていたので、私はアリだと思います。
2時間以上の映画なのに、長さを感じませんでした。
人を殺すシーンは多いですし、流血描写や残酷なエピソードはしっかり入ってくるので、血が苦手な人は避けた方がいいです。
超一流のキャストとスタッフとのマリアージュ
脚本が全然ダメ
織田信長の生涯を描くとなれば、大河ドラマなどで一年近くをかけて表すものだが、本作は2時間半強。
即ち、時間的に凡そ無理があるのだが、それにしても重要な場面を端折り過ぎである。
桶狭間の戦いも省き、長篠の戦いを省略し、一体何を描きたかったのだろうかと、見終えて首を傾げるばかりである。
逆に本能寺の変の際の、無意味な夢オチがどうしても必要だったとは思えない。
良かった点としては、多人数を揃えた合戦前のシーンは圧倒的であり、安土城の外観は今までになく荘厳で迫力あり、信長のイメージに合っている様に感じた。但し内装は珍妙。
濃姫の存在をクローズアップし過ぎた、不可思議な脚本と脚色にはどうしても馴染めなかった。
木村拓哉の演技も精彩を欠き残念。
長く感じた168分であった。
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