レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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これはバタフライのレジェンドでした。
東映70周年を記念して製作された歴史大作。 木村拓哉の織田信長と正室・濃姫は綾瀬はるかが共演、二人の知られざる政略結婚物語。 「大うつけ」と呼ばれる尾張の織田信長は、敵対する隣国マムシの斎藤道三の愛娘・美濃の胡蝶(こちょう)とも呼ばれる濃姫との政略結婚に応じる。 信長は嫁いで来た濃姫を尊大な態度で迎え、勝ち気な濃姫も臆さぬ物言いで信長に対抗。 最悪な出会いを果たした両勇は、互いを出し抜いて寝首をかこうと一触即発状態。 そんなある日、 尾張に今川義元の大軍が攻め込んでくるが、 圧倒的な戦力差に絶望しそうになる信長だったが、 濃姫の言葉に励まされ、2人は共に戦術を練って奇跡的な勝利を収める。 いつしか強い絆で結ばれるように見える信長と濃姫は、天下統一へと向かって共に歩み出すが… 本能寺で信長は自死し、 濃姫の生死は謎である。 濃姫である胡蝶は、 元は明智一族の血筋であったことを忘れてはならない… 70年記念品なのか、 織田賃を入れるポチ袋をもらったので、 ⭐️⭐️⭐️⭐️🌟かな? 中谷美紀のお茶目な演技は俊逸でした。 中弛みある2時間半は長過ぎでした。
理屈抜きで楽しめる作品
まさに理屈を抜けば楽しめる作品。 好きか嫌いかを問われれば『好き』です。 織田信長はこうあるべき! 戦国武将ははこうあるべき! 時代考証的にはこうあるべき! そういう概念を白紙にして 入場料払って、この作品に身を委ねれば とても面白くて楽しい3時間弱を過ごせると思います。 映画の解釈は人によって違っていいもの。 映像表現の自由はクリエイターの特権。 受け手がどう感じるか、それも自由。 笑いあり、涙あり、愛憎あり、 娯楽映画としての要素は揃っていた。 東映まんがまつりで育った世代なので 東映さんの70周年記念作品として 興行的には大成功をして欲しいです。
悪口言いたくないけど
ライブビューイングが終始グダグダでキムタクが不機嫌にさえ見える不安な幕開け。 本編が始まっても … 綾瀬はるか以外にいいとこないんだ。 無駄に長く 飽きて呆れて。 失笑と溜息は選んだ自分に向けた。
ぶつかりあう演技力と度肝を抜くスケール
汗と泥と血にまみれた「うつけ」こそ、木村拓哉の信長です。過去の主演時代劇は、経験の浅い共演女優さんの方に話題が集中しがちで不運でしたが、今回は綾瀬はるかさんなのでキャリア・人気とも拮抗していて3時間丸々見応えがあります。時代劇なのに何ゆえに横文字タイトル⁉︎そこは古沢良太さんのホンですから、どうぞお楽しみに。
歴史エンタメ映画としては完成度が高い
キムタクファンの母の付き添いで観に行きました。 前提として、私は恋愛ドラマや映画の中に出てくるラブシーンが苦手で、普段は兵馬が大量に出てくる海外の大作大河ドラマばかり観ています。 日本の時代劇はあまり積極的に観ませんが、アマプラやWOWOWで配信される日本の時代劇やNHKの大河を見る度に、日本の時代劇は迫力に欠けるしCGがチープだなあ、あと邦画は下品な下ネタが多くて嫌だなあと思っていました。 しかしこの映画はそんな私でも楽しめました。 多少の下ネタも許容範囲で、間違いなく最初から最後まで濃姫と信長という夫婦の映画なのに、恋愛ドラマが苦手な人でも楽しめる仕上がりです。 逆を言えば、濃厚なラブシーンを期待していたり、綾瀬はるかに自己投影してキムタクとの疑似恋愛したい人には物足りないかもしれません。(母がそうでした) 戦国時代は人気なので、キャラ解釈が違うという人はいると思いますが、一つのエンタメ作品としてキャラは通っていたので、私はアリだと思います。 2時間以上の映画なのに、長さを感じませんでした。 人を殺すシーンは多いですし、流血描写や残酷なエピソードはしっかり入ってくるので、血が苦手な人は避けた方がいいです。
超一流のキャストとスタッフとのマリアージュ
時代劇ものではありきたりなストーリーなのですが、今回のこの作品は凄かったです。 人物の描きかたもしゅうえつでしたし、夫婦ならではのもどかしいところ、人それぞれの描き方、裏切り、人間関係など、歴史の描き方もなかなか素晴らしいところが満載でした。とにかくエンディングに近づくにつれひきこまれます。 上映時間が長いのでしっかり準備して劇場にて観賞してほしい作品です。
脚本が全然ダメ
織田信長の生涯を描くとなれば、大河ドラマなどで一年近くをかけて表すものだが、本作は2時間半強。 即ち、時間的に凡そ無理があるのだが、それにしても重要な場面を端折り過ぎである。 桶狭間の戦いも省き、長篠の戦いを省略し、一体何を描きたかったのだろうかと、見終えて首を傾げるばかりである。 逆に本能寺の変の際の、無意味な夢オチがどうしても必要だったとは思えない。 良かった点としては、多人数を揃えた合戦前のシーンは圧倒的であり、安土城の外観は今までになく荘厳で迫力あり、信長のイメージに合っている様に感じた。但し内装は珍妙。 濃姫の存在をクローズアップし過ぎた、不可思議な脚本と脚色にはどうしても馴染めなかった。 木村拓哉の演技も精彩を欠き残念。 長く感じた168分であった。
岐阜城★★★★★‼️
岐阜城素晴らしい❗ また、岐阜城登城したくなりました‼️ 岐阜の皆様、羨ましい❗ 安土城址も、もう一度行ってみたくなりました❗ 清洲城は、あれですね。 全然違いましたが、やっぱり、せっかくなので、清洲城天守閣も、もう一度、見ておきたいかな❗ (あくまで、この作品、レジェンド&バタフライ見た感想です。)
とにかく!最近まれに見る「豪華」な作品!
まず、キムタクの本気度が伝わる渾身の演技! プラス! 体育会系女優・綾瀬はるかとの絡みのアクション! これだけでも、一見の価値はあるが さらに! 佐藤直紀の 最近では珍しいくらい本格的な映画音楽 美しい衣装、キャストも含め、 かなりの制作費をかけた「豪華」な作品って感じ 田舎のヤンキーだった織田信長を 賢く強い妻・濃姫が 天下を取ろうかというくらいのビッグな男へと 成長させてゆく… また、 「恋愛」を知らない濃姫が 信長に対して、少しずつ男性としての愛情を 育んでいく… このへんが、見どころ! 屍を積み上げ、積み上げ、それをよじ登って てっぺんを目指す男の孤独や罪悪感… 人としては、決して幸せとは言えなかったんじゃないかな… と、思わせる新たな織田信長を見た! そして! さすが殺陣シーンのベテラン大友啓史監督! ラストの本能寺はよかったー が、 信長、死ぬ前に 妄想がちょっと長かったような…
木村拓哉と綾瀬はるか、ですかね
謎を秘めている史実ということだけあって、あらゆる解釈や切り口があります。今回はタイトルが示すとおり、美しく儚い物語。焦点を信長と濃姫の関係性に極力絞られていて、2人の名演をじっくりと楽しむことができました。とはいえ、あまりにすり減らされているネタだけに、どんなに良くてもさすがに飽きてしまうかなぁといった印象です。もっと驚くような映像や音響じゃないと満足感は得られません。
キムタクの信長と綾瀬の濃姫のビジュアルと、佐藤直紀の音楽を楽しむだけ
2023 年大河の脚本家がこの映画の脚本も手掛けている。この脚本家は、戦国時代がどういうものであるのかが全く分かっていないとしか思えない。信長のビジュアルにだけ執着して作り上げた PV とでも思う他はない。史実や時代の推移や人物関係など一切興味がなく、ただただキムタクの演じる信長の姿が見られれば満足できる客向けなのであろう。 信長の人生をうっすらとなぞってはいるが、それぞれの合戦に至る経緯などは一切描写がないので、予め信長の一生が頭に入っていないと疎外感を感じるだけになるのではないかと思う。濃姫を持ち上げるために不当に信長の能力が貶められており、史実のねじ曲げも酷いもので、桶狭間で兵を鼓舞した演説を自分で考えていないとか、足利義昭を担いで上洛という方針も自分で決めていないという話には辟易させられた。 ダブル主演という設定が最優先で、それに沿った物語を緩く作ってみましたという感じである。大河の総集編でもまだマシなのではないかという薄っぺらいストーリーと人物描写には唖然とさせられた。織田信長の一代記の信用されるべき史料として、戦国時代を語るのによく引用される「信長公記」にさえ、濃姫については「縁組がととのい、道三の娘を尾張に迎えた」という1行しか記述がないので、いくらでも想像を膨らませることは可能であるが、9人もいたという信長の側室がたった1人顔を見せただけというのはあまりに時代感覚がおかしい。完全に現代の視点である。 途中でお忍びの城下視察で迷い込んだ貧民窟でいきなり戦闘になるのも意味がよく分からなかった。その後の濃姫との熱愛シーンの前座に過ぎなかったとしたら、余りに人間の生命を軽んじた話である。誰にも教わらずに突然リュートがプロ並みに弾けるようになった濃姫というのにも開いた口が塞がらなかった。 何度か出てくる夢落ちの部分にやたら力が入っているのも違和感があった。頑張るべきなのはそこではないだろうという感想しか持てなかった。ひょっとすると面白いかもとか、少しでも期待した自分が哀れになるばかりであった。これを受け入れられる人とは歴史の話をしても無駄だと思う。 綾瀬はるかの存在感は流石だったし、十分に目の保養になっていた。キムタクは何を演じてもキムタクだというのは今作でも揺るがなかったが、その上を行っていたのが織田信秀役の本田博太郎であった。「罠の戦争」の犬飼大臣や、「警視庁捜査一課長」の笹川刑事部長そのまんまだったので本当に笑ってしまった。光秀も秀吉も印象は薄かったが、あの家康が斎藤工だったというのには驚かされた。 佐藤直紀の音楽は冴えまくっており、明らかにオーバークォリティであったが、非常に聴き応えのある音楽は今作の最大の収穫であった。エンドタイトルで流れる音楽は中でも白眉で、非常に胸を打つ音楽を聴きながら、何故こんな映画しか作れなかったのだろうかとつくづく不思議な思いに駆られるばかりであった。 (映像5+脚本1+役者3+音楽5+演出3)×4= 68 点
時代劇苦手でも良い‼️
正直、時代劇だし物語に期待してなかった。ただキャストがいいからってだけで鑑賞。でもこーいう時っていい意味で裏切ってくれますね。 最初から良かった。面白かった! 1時間過ぎたあたりで一旦睡魔がきましたが(笑) ちょっと長いよねー(笑) 最初仲が悪い話しって、絶対あとから仲良くなるいい話しで、それが良い。 泣けはしませんでしたが、後半は最後まで面白かった。 ラストは、意見分かれそうな。 私は内容が完結されてるんで、あの感じでもスッキリでした。
うーん、この古沢良太という脚本家は苦手だ。
「どうする家康」から始まって、「麒麟がくる」を経て、まさかの「黄金の日日」に至り、最後は「タイタニック」まで来るとはww 前半は綾瀬はるかパート、後半はキムタクパートといった感じで、なかなか頑張っていたと思う。全体を通しては、まるで大河ドラマの総集編のようだった。 うーん、古沢良太の脚本は自分にはツボに嵌まらない事が分かった。 【追記】 よそよそしかった信長と帰蝶が、城を抜け出してデートする際に、人混みの中でスリにあってそれを取り戻し行く際に、いくら抵抗されたとはいえ、二人してスリの仲間をあそこまで惨殺するのはちょっと引いた。 その後、二人は大勢の人を斬ったことで興奮したのか、農家のあばら屋でコトに及ぶわけだが、そのキッカケ作りにしては少々血なまぐさ過ぎるのでは。
歴史が苦手な私でも楽しめました
学生の頃から日本史は苦手ですが、どうする家康を観ているのでとても見易かったです。 古沢良太さん脚本✖️大友啓史監督作品なのでどちらも好きな作品がありこれなら観れるかなと思い試写会で鑑賞させて頂けました。 時間が3時間弱なので飽きてしまうかと心配でしたが、そんな事なく飽きずに最後まで観れました。 前半はラブストーリー要素も多く、綾瀬はるかさんがとても凛としていてかっこよかったです。 後半の殺陣のシーンは大友啓史監督作品らしい描写になっていると思います。 セットや衣装も豪華で俳優陣の演技が素晴らしくその世界に連れていってくれました。 歴史が好きな方から見たら物足りないと思う所もあると思いますが、歴史が苦手な私は充分楽しめました。
戦国の世に降臨した"魔王"を生み出した一人の女の野望と愛... ひょうきん者のボンボンを恐怖政治の権化へと誘う愛と死の内助の功映画
木村拓哉さん演じる織田信長と、その覇道に与し"魔王"を形作った綾瀬はるかさん演じる彼の正室の濃姫の二人の愛と憎しみの伝説。 青年時はぶっきらぼうでお調子者の感すら有るドラ息子が、やがて己の意に沿わない総てを誅戮する暴君へと変貌を遂げる様はかつてなくドラスティックであり、しかもそれがその妻の主導によって齎された、という解釈は大胆でそれだけでも目を見張るものがあります。 そこに大友啓史監督の躍動甚だしいケレン味たっぷりのアクションとハッタリの利いた演出も相俟って、表面的にはラブストーリーの顔をしながらも複合ジャンルの娯楽大作としての内実を恣にした歴史活劇です。 織田信長と濃姫を主軸に、政略結婚で出会った2人が対立しながらやがて分かち難い強い絆で結ばれ、天下統一という夢に邁進していく姿を描いていますが、昔から歴代トップを争うほどの屈指の人気を誇る戦国武将の生涯を扱っているだけに歴史上の重要な戦や事件の描写は最小限に抑えられており、むしろその合間合間の主役二人の何気ない場面の関係性を切り取って提示するスライス・オブ・ライフ的な手法で観客に行間を読ませます。 また、或る者の思惑で担ぎ上げられた張り子の虎のごとき頼りない人物が血で血を洗う覇権争いと周囲と相互の権謀術数の末にアンストッパブルな傑物へと化ける様はまさに歴史物語の妙味そのものながら、それと相反するのではなく同期する形で男女の愛憎をミックスした血道とヒューマニズムの結合は、歪ながらも絶妙なバランスでまとめられています。 あらためて考えるに、ラブストーリーが苦手な人でも楽しめるような複合ジャンルの娯楽大作に仕上がっていますが、メインストリームとしてはやはりラブストーリーなのでそれを好む層が一番楽しめる、というところでしょうか。
全353件中、321~340件目を表示