レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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期待が高かっただけに…
キャスト的にも、物語的にも期待が高かっただけに、ショックな作品。
まず、信長と帰蝶がお互いに理解し合って、恋愛していく過程に全然感情移入できなかった。
織田信長と帰蝶の恋愛映画!みたいな予告編になっていたので、もう少し心理的な描写とか二人が近づいていくエピソードに力を入れてほしかったなあと。2人で街に出かけていくエピソードはよかった。
そして、綾瀬はるかの演技はいつも通り安心してみられたが、キムタクのキムタク感が否めなかった…織田信長もキムタクもキャラが濃いからか…
キムタク感が出ているのが魅力につながる作品もあると思うが、この作品はそうではないと思う。
今年の大河ドラマの信長役は岡田准一で、彼と比べてしまうと…
恋愛、歴史、アクションなど、どこの要素が軸になっているのかが曖昧になっている気がした。
他のキャストもみんないいと思うが、
イマイチ魅力的に描かれていなくて、あまり印象に残らなかった…
なぜだ…
今思えばタイトルからちょっと不安を感じるような気もするが…
信長も人の心を持っていた
キムタク演じる信長と、綾瀬はるか演じる濃姫のラブストーリー。
時代物か〜と敬遠していたけど、知り合いからチケットをもらい、観に行った。期待以上に面白かった。
信長の若い頃が、多少映像処理してあるかもしれないけど、表情とか話し方動き方がほんとに若く見えてすごかった!キムタクの50歳とは感じさせない演技力と身体。
キムタクは何をやってもキムタクになるけど、この映画に関しては集中して見ていたせいか、中盤以降は信長に見えていたのは私だけ?
戦のシーンは大友監督だし、るろ剣チックに不穏な(?)音楽と大立ち回り大注目!みたいになるんだろうなと予想してたけど、全然そんなことなくて、でもしっかりかっこいい!
キムタクもそうだけど、やっぱり綾瀬はるかも強くてかっこいい!
今の大河が期待外れだったから、同じ時代でもこんなにも違うのかと感じた。
脚本は同じ古沢さんだけど、なにがああさせるのか。予算か?
ロケーションがいいのか映像もやっぱり全然違う。
クスッと笑える要素もあり、シリアスな場面、登場人物の気持ちの微妙な変化が168分の映画の中で描かれている。
宮沢氷魚の光秀もよかったな〜
本能寺の変に至るまでの動機が自然で納得。
あと斎藤工の家康(笑)
前情報なしで見たからびっくり。
教科書で見る家康像に寄せたのかな?
本能寺の変で、信長が抜け出して濃姫と南蛮へ!のシーン。
「こうなったら良かったな」っていう夢物語で終わらせるのか〜と思いきや、「という夢を見たのさ」と、現実に引き戻されて、そうだよね、そんな終わらせ方しないよね!!と、なぜか安堵してしまった。
そして信長の引き際のかっこよさたるや。。
168分一気に駆け抜けた感じがあった。
ただ、タイトルがカタカナなのがちょっと違和感。
レジェンド&バタフライ
時代劇だが序盤から現代っぽい要素が多々見受けられ、その傾向が一貫して脚本に反映されていて作品として良い意味でまとまっていたと思う。後半の木村拓哉さんの演技に引き込まれた。特に目が印象に残るシーンが多かった。斎藤工さんが意外な役で出演されていて、最初全然気づかなかった。
新しい形の時代劇
今までの織田信長とは違う描き方
なので、時代劇ファンとしては
最初は、え、、という感じです
先に残念だった点を言えば
合戦シーンと焼き討ちは
引きで取ってほしかった
本編にはなかった鎧姿が尺の関係で
カットされたらしいですが
南蛮船のシーンを省いて、こっちを
入れてほしかった
良かったのは
久しぶりに丁寧に創られた時代劇でした
小道具とか、ロケ地とか、乗馬とか
実際には、生死不明の濃姫を
従者らと描いたのは大変良かった
綾瀬はるかさんが主役と言っても
触りがない演技力でした
木村拓哉さんの織田信長は
第六天魔王のあたりが、もう少し
欲しかったし、森蘭丸に弱音をはくのは
イメージが違っていた
でも、本能寺の変は歴代映画の中でもよい
盾のなって死んでいく小姓ら
森蘭丸の死に様、その時の織田信長は
本当に良かった
あのシーンが無ければ個人的には
なおよし
明智光秀が若いとか、史実とは
食い違う点もありますが
これも、織田信長の死に様が破天荒ゆえ
描き方が様々なのは仕方ない
歴史は無知ですが
歴史に関してはものすごく苦手なのですが、それでも知ってる織田信長、さらにはキムタクなので、興味は持ちやすかったです。
綾瀬はるかさんが強くてかっこよかったです。
鑑賞後に名古屋に行く機会があり、清洲城へ行きました。2人の像があって、少し詳しくなった気分でなんだか楽しめました。ありがとうございました。
海外に目を向けているかな
信長ロマンス編、としてなるほどと思った。
この話では戦の細かさは必要部分のみ時の経過としてあり、
ここに重きを置いても海外勢はよくわからないだろうから、あえて有名武将の心情の変化と姫との関わり合い物語。
中盤から主役が信長にしか見えなくなり1/3くらい占めている本能寺編は圧巻で、全ての信長バージョンがこの主役になった。いろんな信長を見たがこの視点で描く信長は、信長も人の子だと思える。
更なるあるラストが、思い出しても「本当にそうだったらいいな」と夢を残してくれる。これはあの脚本家らしいシーンで大好きだ。
あのシーンはタイタニックに似てはいないが、あのシーンこそがこの映画の肝には重要で、タイタニック世代なら、そうであってほしい、そうかもしれないと感じるのではないか。この先は海外でロングランできると思いました。
笑いもとれてアクションも爽快で三時間あっという間で、3回も観てしまいました。あとはWOWOWで待ちます。
あと、バタフライがブルーの紋章なこと。あまり大きくないといえるし、蝶の青デザインと止まる位置、あれの意味が少しわかったときタイトルと合致した。
綾瀬はるか礼讃
信長と濃姫の絆を描いたラブ・ストーリー。
「東映創立70周年記念作品」というだけあって、さすがに大作です。いくつもの見せ場が用意されていて、それなりに愉しめました。
でも、また余計なことを言えば、大作=名作ではない、という見本のような作品でもありました。
東映さんが本作のキャッチコピーでうたっている「驚くほどの感動」はなかったです。残念ながら。
まあそれはそれとして、この映画で僕がいちばん感じたのは、綾瀬はるかさんの「力」でしょうか。
今回はじめてじっくりと彼女の演技を拝見しましたが、素晴らしい女優さんですね。
安定感抜群、肝がすわってる感がすごい。けっきょくは俳優さんも演技力とかなんとかよりも人間力なんだろうなぁ、と思わせられました。
ストーリーの中でとくに印象的だったのは、城に招かれた家康が、信長と光秀の仕組んだ茶番を見抜くところ。
さすが、このあと天下を取るだけのことはありますね(もちろんこの接待の際のエピソードも創作でしょうが。ところで家康って、斎藤工だったんですね。ぜんぜん気がつきませんでした)。
本能寺で信長が窮地に追い込まれてからラストに至るまでのシークエンスは、「なかなかいい展開だな」と共感をおぼえながら愉快な気持ちで観ていました。
信長の遺体は確認されていないということだから、自由に想像の翼をはばたかせて、これぐらいやったっていいだろう、と。
さいごは『タイタニック』かいな、と思いきや……やっぱり幻想だったのね。
炎の中の自刃は、自業自得か。
追記
この映画では明智光秀をずいぶん若く描いているけど、実際は信長よりも光秀のほうが年上なんですね。
「本能寺の変」の後、彼はほどなくして殺害されますが、そのときすでに50代半ば。宮沢氷魚のイメージとはだいぶ違うなぁ。
新しい時代劇
明智光秀と登場する犬千代の前田利家と久太郎こと堀秀政が先祖で明智光秀の本能寺の変が怖い気持ちも有り観るのを控えてましたが、やはり先祖への思いで観ました。
本腰入れて作られた映画で有ると納得出来、新しい時代劇として素晴らしい映画と思いました。映画館の大きな画面で観る事が出来良かったです。
濃姫と明智光秀がいとこで濃姫も気になってましたが綾瀬はるかさんの演技が素晴らしかったです。やはり本能寺の変と戦いに負けた先祖のシーンは考え深く他観入ってしまいあっという間に観終わりました。歴史そのものを求めるのは勉強の方で映画の本質は娯楽です。映画の本質を十分に満たす映画でした。
尾張国、大うつけと呼ばれる織田の息子・信長(木村拓哉)。 政略結婚...
尾張国、大うつけと呼ばれる織田の息子・信長(木村拓哉)。
政略結婚で、美濃・斎藤道三の娘・濃姫(綾瀬はるか)との婚姻が成立。
過去2回の結婚で、結婚相手の寝首を搔いたと噂される濃姫は、結婚の儀の初夜早々に信長と敵味方に分かれての組んず解れつ。
その夜から濃姫は信長を通じて父・道三の野望を遂げようとする・・・
といったところからはじまる物語で、当初の信長はボンクラとして描かれており、策士は濃姫として描かれるあたり、新手のピカレスクロマンとしての面白さがあります。
さらに捻った一手として、信長の合戦シーンを描かず進めるあたりは、脚本家・古沢良太の策士ぶりが伺えて快調。
(合戦は延暦寺との攻防というあたりがおもしろい)
役者陣では、綾瀬はるかがすこぶる良く、木村拓哉はキムタクの域を出ない。
この「域を出ない」のが意外と面白さのカギを握っているように思えて重要なのだけれど、後半、信長が稚気を超えて魔王ぶりを振うにあたって、濃姫は嫌気がさし、離縁する段に至ってからは、映画的魅力は減速。
本能寺の段に至って、勢いを取り戻し、最後の最後に追い込まれた信長が「あっ」と言わせる手に出るのだけれど、史実を曲げるわけにはいかず(さりとて、著名な「人間五十年・・・」も出さないわけにはいかない)というジレンマで、なんだか高揚したカタルシスが削がれる感じで終わってしまいます。
個人的には、終盤の「あのエピソード」で画面は終わって、その後、「・・・しかしながら、信長は本能寺で自害したというのが通説である」と字幕で出せばよかったのではありますまいか。
東映時代劇中興の祖『柳生一族の陰謀』では「夢じゃ夢じゃ、夢でござる」と、歴史書にないようななことを描いて、観客の快哉を得たのであるから、本作もそれぐらいの法螺を吹いてもよかったと思うのだけれど。
(ま、そうすると中高年層からはそっぽを向かれそうだし、早々にSNSで駄作の烙印を押されそうだけれどね)
戦国時代劇というよりはラブロマンス
織田信長と濃姫の半生(輿入れ~本能寺の変)を描いた作品。
派手な合戦が観えるかな、木村さんの殺陣はどうかなと期待したけど、ほとんど合戦は描かれず、歴史的出来事もどう決着したか説明なし。
「長良川の戦い」「桶狭間の戦い」「金ヶ崎の戦い」を少し予習して観ると作中の雰囲気がもっと分かると思う。
合戦の派手さはないけどストーリは良かった。
織田信長を文武両道の英傑でなく礼儀知らずの田舎侍として描かれていたのは、新鮮でリアルだった。本能寺の変で明智光秀が謀反を起こした理由もこの作品の中ではアリだな感じました。
何回も気軽に見たい作品ではないけど、映画館で腰を据えてみるには良い作品でした。
マムシの娘
斬新だった。
綾瀬さんが抜群に良くて、彼女しか目に入らない。
コレを老舗の東映が撮ったってのが感慨深い。
思えば時代劇の礎を築いた会社だ。つまりはコレまでの信長像を打ち出した会社な訳だ。
それが…信長を踏み台に濃姫を描くとは。
時代考証的に物言いはつきそうだが、俺は楽しかった。
いつ戦国の風雲児たるキレ者の一面が出てくるのかと思いきや、今回の信長は最後まで大空けのままだった。
いや、キレ者たる部分を敢えて排除したような構成。きっと、語られなかったシーンには語り継がれる信長然とした信長がいたのだろう。
ずっと濃姫に入れ込んでいる信長は、魅力的だった。
そう言う意味では、木村氏は好演でもあった。
ただ…
それでも…綾瀬はるかの背骨には負ける。
なんと堂々たる佇まいであろうか。
1枚も2枚も上手なのである。
役者として雑念がないというか…純度が高い。
ただ、コレは観客側にも問題があるのだろうとは思うけど、木村氏には雑味を感じてしまう。
ああ、どこかで見た笑い方だな。
ああ、その目線の外し方、どっかでやってたな。
彼の役者としての歴史が、そう思わせるのかもしれない。得意な表現や好評だった表現に甘えると言ってもいいかもしれない。その評価は果たして忖度なしで得たものなのであろうか?
芸能界の仕組みを憂うばかりである。
でも、今回の信長は好きだ。
跳ねっ返り具合も、秘めたる熱さも素敵だった。
前半は特に好きだった。何をやってもキムタクと評する輩が居ても、濃姫への恋心は最後までブレなかった。
濃姫は見た事もない濃姫が出てきたので、驚くばかりであるのだけれど、大好きだ。
彼女の台詞にある濃姫との誤差がない。
見事なまでの濃姫だった。
光秀の謀反や安土城の煌びやかさなど、大体の解釈は受け入れてはいるのだけれど、本能寺の殺陣は、あまり良くなかった。
どうも、本能寺で語るべくテーマを逸脱してアクションに振ったような感じがしてた。
ラストシーンも衝撃的ではあるけれど、ラストカットがアレじゃあ〆きれないと感じる。まだなんかあるのかもと、スタッフロールを最後まで観たけど何も出てこなかった。
久しぶりに見た時代劇。
変化球ながらも老舗・東映が手がけただけあって隙も少なかったように思う。
俺は、好きだなぁ。
まぁ、綾瀬さんにしてやられた感もあるにはあるが。
題名があんましっくりきてないな。
ラブストーリーなので細かいことは気にしたらダメ
時代劇だけど主軸は信長と濃姫のラブストーリーなので、ゆるい感じで観るのがいいです。
そのための横文字タイトルだと思う。
そう観ればいい作品じゃないかな。
序盤の信長と濃姫をもうちょっと観たかったな。終盤のタイタニックはいらなかったと思う。
もっと恋愛に振ってもよかったのでは?
都合上仕方ないけどかなり駆け足で時間が過ぎていって置いてけぼり感がある。
個人的には貧民街での突然の殺し合いから「???」な展開。
でも大画面の綾瀬はるかが綺麗だったので、それだけで満足です。
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