夜、鳥たちが啼くのレビュー・感想・評価
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だるまさんがころんだ
「ビリーバーズ」「はるヲうるひと(脚本協力)」の城定監督なので、濡れ場目当て(笑)に鑑賞。
女性を官能的に魅せるといった点ではさすが城定監督と思わせる。(この辺「あちらにいる鬼」は見習ってほしい)
ただ、ストーリーが面白いかというと微妙。
シングルマザー側の掘り下げが足りない。
原作があるようなので端折ったエピソードがあるのかもしれない。
鳥の意味がよくわからん。発情期ってのを言いたいの?
やりたいことは伝わってくるんだけど
やりたいことを見せるためにはエピソードのチョイスが違うのでは。
どんなふうに別れて、彼女がどう考えたのかがわからないから、
記号的な離婚、やさぐれ、あげくに乙女チックな駆け引きにしか見えてこない。
男性側の方も、元彼女にあんな態度を取る男の性根が変わるとは思えないが、
俳優の持つ元々の雰囲気でなんかいい感じに誤魔化されている。
元彼女を傷つけたことに対してどう思ってるの?
変わりたいの?ぼくちんのありのままを受け入れてほしいの?
子供に暴力を見せても平気、子供がその辺にいるのに窓開けてセックスするのも平気って、この男ぜったいまたやるぞ。
この原作監督脚本家を以ってして、なぜこんな感じに?
頑張っているが背伸びしたピンク映画
映画学校の卒業制作的な意味ではかなり頑張っていて、照明もカメラも大きな破綻はないし録音も問題はなかった。だけど「なんでこの人たちこんな映画を撮っているの?」が最後まで分からない映画で、男も女も適切に心理描写がされないまま終わってしまう。主人公の男がどんな小説を書いてるか、なぜ泣くか、夜の鳥が何を象徴しているのか、脚本家本人も考えないまま書いている。
「話が分からない」のが問題じゃないんだよね。分からないけどなんとなーくゲージツぽいだろとゴマかして書いてるのが問題なの。そういう覚悟の映画だから、話も終始徹底してみみっちくて貧乏くさい。
俳優は、このしょうもないせりふを最大限がんばっていると思う。
ふたつ屋根の下
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