劇場公開日 2022年12月9日

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「人間の内側に潜む仄暗さ。存在意義を問う者達の心の傷。」夜、鳥たちが啼く あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5人間の内側に潜む仄暗さ。存在意義を問う者達の心の傷。

2023年8月31日
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鑑賞方法:VOD

俳優陣のお芝居こそ素晴らしいものの、この作品を映画館で観ていたらきっと途中退席してしまっていただろうなと思いました。終始ただ仄暗さと人間の阿呆みたいに駄目な部分が描かれています。
物凄く簡潔にまとめると傷の舐め合いといったところでしょうか。
物語が半分以上にいくまで何を伝えたいんだろう感が強く、ただただ身も心もやつれ切った人間同士の抑揚のない日常を覗き見している気持ちでした。
中盤でやっと内容を理解できる要素があり「あーそういうことね」となってその後特に思いがけないオチはありません。そうなるよね、と大体予想がつく感じです。
物語こそ退屈でしたが、山田裕貴さん、松本まりかさんのお芝居が繊細で素晴らしく、扇情的なお芝居もこの仄暗さのおかげかいやらしくなく良かったと思います。

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あおねる