AKAIのレビュー・感想・評価
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【”どついたるねん!”“浪速のロッキー”としてボクサーファンを熱狂させた赤井英和の激闘が蘇るドキュメンタリー。】
ー 今作は“浪速のロッキー”としてボクサーファンを熱狂させた赤井英和の激闘が蘇るドキュメンタリーであり、彼のお茶目で悪戯っ子のようなリング外での姿が、印象的な作品である。
更に言えば、ブルース・カリーとの世界タイトルマッチの映像も観れるし、彼の因縁の試合になった、大和田正春との試合もタップリ観れる。
大和田戦の後、彼は生存率20%の脳外科手術を受けるが、そこから回復した彼の表情は悲嘆に暮れる事無く、周囲の人が勧めた大学のコーチ、そして今作でも随所に描かれる、阪本順治監督の「どついたるねん」への出演が切っ掛けで、現在の俳優、タレント業に着く過程を、彼の息子でボクサーでもある赤井英五郎が、監督・編集をしているのも、赤井英和さんを慕う息子の想いが感じられるようで、良かったな。ー
<このドキュメンタリー作品を観ると、赤井さんはボクサーの頃から華が有り、多くの人に愛されてきた事が良く分かる。
故に、大怪我の後も様々な人の支援があり、現在の地位を築かれた事が良く分かる気がするのである。>
それなりの内容には仕上がっていた。 ただ、新規で撮影したのはごく一...
それなりの内容には仕上がっていた。
ただ、新規で撮影したのはごく一部で、ほとんどは過去の映像の切り貼りだったかな。
ブルース・カリーとの世界戦は、初めて観た時は惨敗の印象だったが、そこそこ善戦していたことが分かった。
また、大和田戦の前に失踪していたことは知らなかった。
「どついたるねん」と併せて。
赤井さんがなぜ「浪花のロッキー」と呼ばれたか。
そのダイナマイトボクシングのシーン。
胸がすくような力強さに、ちょっとほろり。
印象的だったのが、最後の試合での、エディさんの言葉。
この試合結構、エディさんの言葉を拾ってて。
「赤井、負けるね・・・」。わかってたんだね。
膨大な数の映像が残っていたのも、すごい。
もったいない
2022年劇場鑑賞244本目。
気にせず観ていたのですがエンドロールであれっと思って調べたら赤井英和の長男さんが監督したドキュメンタリーということで。
素人だとしたら十分なクオリティーだと言えますが、フラットな評価をするとちょっと構成としてもったいない、特に家族ならなおもったいないと思いました。
コロナ渦で暇を持て余している赤井英和が映され「おいおい、こんな日本中似たような感じで過ごしているのを90分流すのか?」と思いましたがそのうち過去の映像になって10代の赤井英和のアマチュア時代からプロ初期が映されます。いや、よくこんなに映像素材が残っていたものだと感心。少し勝ち始めた時ならともかく、無名時代にこんなに撮影されていたとは。
その後もたまに現在の赤井英和が映されますがシーンは短く、「ちょっとカメラ止めてくれる?」というので何か深刻な話でも始まるのかと思ったら「トイレ行ってくる」ってこのシーン入れるくらいならもうちょっと家族であることをいかしたトークや生活の姿を入れてほしかったですね、もったいない。
俳優のイメージが強すぎて現役時代の強さとか、事故(仲本工事さんと同じケガ)で本当に死んでいてもおかしくなかったとか、知らないことが知ることができたのは良かったと思いました。
浪速のロッキーだから試合のシーンでロッキーの曲流すのはちょっとサムかったですけどね。
戸惑う才能
試合中、エディさんの「アカイ負けるよ」の生々しい声
関東生まれの関東育ちです
浪花のロッキーと騒がれていた事は知っていました
でもタイトルマッチ以前の試合から、テレビが密着していたんですね
インタビューも軽くこなして、テレビ慣れしていく様子も伝わります
あんなに騒がれたら、少し勘違いしてしまいそう
才能はあったと思う、でも才能だけでは世界は獲れなかった
最後の試合って、その後結婚式する予定だった記憶があるけれど…
再婚したから、触れなかったのかな
「どついたるねん」のラストシーン
最高にかっこ良かった
ボクシングでは巡り合わせがちょっと悪かったけれど、手術後は出逢いに恵まれたと思う
赤井さんのお人柄が凄く伝わってきた
良いドキュメンタリーでした
映画館で観たいドキュメンタリー
試合の迫力を感じたいなら映画館で観ましょう。
赤井さんはすごいボクサーでした。ケンカ無敵でボクサーになって、オリンピックいけない(モスクワボイコット)ならプロで世界取るわとやった。ほんまカッコ良かった。リング外では大阪の気のいいあんちゃんなんだから、老若男女に大人気は当然。観客席の映像で商店街の映像でよくわかる。
でも世界チャンプには手が届かなかった。ドキュメンタリーとしてはそこからが面白い。
赤井英和がひたすらカッコいい!
知ってるつもりだったけど、
若い時にこんなにカッコ良かったとは知らなかった。
まるでPVを見ているように、ひたすらカッコ良い。
そして朝日放送に眠る、映像のストックの多さ!
ドリル使っての開頭手術の模様までVTRで残っているとは…!
幼少期や奥さんとの馴れ初めとか、私生活謎だらけで
映画としては不完全かもしれないけれど、
「赤井英和」という人物の魅力が炸裂していて、もうそれだけで「映画」なのだと思った。
彼こそが浪速の矢吹ジョー
赤井英和が好きである。同世代なのだが彼がプロボクサーとして活躍した時代私は大阪を離れておりその雄姿は阪本順治監督の今は懐かしいというか在りえない原宿シネマプラセットのテントで観た「どついたるねん」で知る。高1でおそらく赤井も観たであろう「ロッキー」はやはり強烈で80年デビューの彼が浪速のロッキーと称された所以であるが西成ドヤ街のけんかボクシングスタイルの赤井は間違いなく初代浪速の矢吹ジョーである。そしてこの篠山紀信が撮ったポスターの恰好良さ貴重なテレビ番組のアーカイブ素材をたっぷり使ったこのドキュメンタリーを映画館のスクリーンで観て面白くないわけがない。ケンカが強くてしゃべりで笑いを取れる赤井は関西の唯一無二のヒーローであろう。
若い頃の赤井英和、魅力的!
赤井英和夫妻と、監督でありボクサーの息子さんの、三人が舞台挨拶に来られました。ほのぼのとした本当にいいご一家でした。温かい包容力溢れる奥さんのおかげで、幸せな人生後半を送っておられるのを見て良かったなあと感じました。映画は、ボクサー時代の試合場面が、ロッキーさながらに手に汗にぎりました。トレーナーのタウンゼントさんが、また姿も言葉も名脇役の俳優みたいでした。ボクサー時代の赤井英和も、ユーモアがあり、顔は、柳楽優弥みたいにハンサムなうえ、インタビューに真摯に答える姿に好感がもてました。見に行けてラッキーでした。
「人間 赤井英和」の映画
「どついたるねん」はショーゲキを受けた大好きな映画。
その後何年も経ち、赤井英和が大河ドラマ「秀吉」で演じた石川五右衛門を見て
これまたショ―ゲキを受けました。
その赤井英和のドキュメンタリー映画ということで、いそいそと行ってきました。
面白かったです。
「人間 赤井英和」を見る映画でしたな。
1人の人間を見るだけの映画が成立するって、すごいことだ。
赤井英和は普通のおっさんみたいに見えますが、違います。
あのヒトはスターですな。
持って生まれたスター性。誰もが好きになり、許してしまう。
それを再確認させられた映画。
カリー戦後の赤井に期待してたんだよ
デュラン、レナード、ハーンズ、ベニテス…ライト級、ウェルター級にスターボクサーが次々と現れ、それまでヘビー級を中心に回っていた世界のボクシング界、その注目が重量級から中量級に集まった頃(1980年代の初め)、まさにその階級で戦える本物のボクサー赤井英和が登場した。天性のパンチ力とファイティングスピリットで連戦連勝(カッコいいし、話はおもろいし)。だけど世界ランカーにはなったものの世界基準のボクサーとはまだ戦っていなかったし、あの技術(ガード)ではカリー戦での敗北は当然で、この後が赤井の本物のボクシング人生だと僕は思ってました。名伯楽のタウンゼントさんと組んで改めて世界を目指す、僕は大いに期待していた。そんな矢先のまさかのノックアウト負け、そして引退。最後の大和田戦は結果(最悪の)がわかっていただけに辛くて正視できなかった。
当時ボクシングに夢中だった自分のことを重ねながら観ました(たまたまこの頃関西に住んでたんだよ僕は)。時は流れ、赤井英和ももう60を過ぎ、僕は新たな力をもらいました。
大阪らしい人情満載だ 知らんけど
上映が来週までと知り午後休取って銀座に馳せ参じ。
いいねー 名伯楽エディさんの元気な声と明るい笑顔。
素直に応える赤井が眩しい。
ドキュメントの力技でなく全ての信頼と愛情が画面を創る。 いいもの観ちゃったなー。
世界チャンピオンになってなかったんだ
1980年にプロボクサーとしてデビューし、通算成績が21戦19勝16KO2敗の赤井英和を長男の赤井英五郎が監督したドキュメンタリー。
浪速のロッキーと呼ばれ、多くの人から愛された赤井は、85年の大和田正春戦でKO負けを喫し、脳に重大な損傷を受け生死の境をさまよい、奇跡的に命はとりとめたが、ボクサーとしての復活は出来ず現役を引退した。その後自身の自伝を書き、その本をベースにした、どついたるねん、で主演として俳優デビューを飾った。
本作は大和田戦後の手術風景やリハビリの様子、それまでの華麗な戦績のビデオなどを映し、赤井英和の実像に迫った作品。
プロボクサーで浪速のロッキーと呼ばれてた頃から赤井は知ってて、1度くらい世界チャンピオンになったのかと思ってたが、一度もなってなかった事をあらためて認識した。なのに現役時代にあれだけ有名で人気が有ったのはボクサーの時からトークが面白かったからかな?それとも大阪で喧嘩で負けたことがないという伝説からなのかな?
いずれにせよ、役者になったときは驚いたなぁ。
ボクシングをしたことのある俳優はそこそこ居るだろうけど、世界戦に出たような超一流の元プロボクサーで俳優やってる人って他にいるのかな?
最近は人情ある泣かせる良い俳優やってるなと思う。
赤井に勝った大和田も目の故障で大成できなかったのは残念だと思った。
俳優赤井英和の挫折と復活を知りたい方は是非ご覧下さい。
昔の映像がいい
私は俳優としての赤井さんしかしりませんが、ボクシングを頑張っていた頃の姿が本当にかっこよかったです。普通の伝記映画ではなくドキュメンタリーっぽいです…手術シーンは映画「どついたるねん」の映像だそうですがその他はちゃんとストーリーになっていて、しかも会話シーンまでほぼ実際映像で構成されているので、風景や人々まで本当の映像で説得力がありました。試合場面の他にもずっと密着して撮影されていたようで莫大な映像があるようです。それをプロボクサーの息子さんがコロナ禍でボクシングが出来ない時間で、大変苦労してこの映画を作ったそうですが、赤井さん親子の関係の良さが伝わり、ほのぼのとした幸せを感じました。舞台挨拶で赤井さん本人の話の中で、この映画を息子さんが作った事を公開日3日前まで全く知らされてなかったと聞いてビックリしました。早く伝えると、おしゃべりな赤井さんが大きく話回るからだそうです。インタビュー場面も個人のYouTubeにあげる為のものと思っていて、全く気づかなかったとおっしゃっていました。でもこうして全国の映画館をまわって舞台挨拶に立っている赤井さんをみると、息子さんを素直に応援する姿が赤井さんらしいと思いました。
映画の最後あたりでまだ若い赤井さんが、「息子がいたら絶対ボクシング一生懸命させるのに」みたいな事を言っていた赤井さんが思い出されます。
不死鳥の生き様に感化される!
赤井英和さんのドキュメンタリー映画AKAIが公開され舞台挨拶に参戦。
もうこの映画は鑑賞ではなく参戦ですよ。一緒に闘う気持ちになります。
かっこいい生き様、かっこ悪い家での素の姿も全てさらけ出せたのは、監督が赤井英和の息子さん赤井英五郎ならではの視点からだと思います。
生死をさまよう手術のシーン、その後の復活、俳優での活躍、不死鳥のようですね。
観て勇気を貰える、明日からも逆境に負けずに生きていかねば!と思わせてくれる映画でした。
音にこだわったドキュメンタリー
舞台挨拶でのほのぼの家族とは一転。
衝撃のボクサー時代を中心に描いたドキュメンタリー作品。
監督が音にこだわったと舞台挨拶でおっしゃっていたが、緊迫感が伝わってきた。
過去の映像中心だからこそスクリーンで見るべき作品。
大和田戦中のエディトレーナー声が生々しい。
このコロナ禍。本当に生きているだけで丸儲けですよ。
赤井英和さんのボクサー時代を過ごしてきた方なら、その頃を思い出す作品。
俳優時代からの方なら、ギャップにビックリするはず。
緩急があるのでドキュメンタリーだが、見易い作品かと思います。
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