野獣死すべし(1980/ルチオ・フルチ監督)のレビュー・感想・評価
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ナポリを支えるタバコ密輸入
ナポリのタバコ密輸入シンジケートがマルセイユのギャング団に攻められ、壊滅状態となる。
一人生き残るが、ちょっと頼りない。
残虐描写だけど、今の時代、笑ってしまいそう。
ルチオ・フルチのギャング映画
ゴアの帝王と言われ、ホラーで有名な、フルチ監督のギャング映画。
残虐表現は好きじゃないし求めてませんが、やっと劇場初公開って事で期待して観たら、ガッカリ(笑)
ゴアとホラーの監督が作るギャング映画って事で、ダークな、他にない、ギャング映画、を期待してたけど、
クールじゃない…ハードボイルドじゃない…陽気な音楽が使われてる…
僕は、クールでハードボイルドなのが好きなので…
ギャング同士の殺し合いなどで、ゴア表現が使われ、撃たれるとホラー映画っぽい体の欠損をします。
そこは独自な感じがします。
最後、考察ポイントあり。
まあまあ…
60点ぐらい。
深夜放送が似合います。
アルデンテ
「真面目」なナポリのギャングに悪徳ギャングが覇権争いを仕掛けてくる話。
タバコの密輸を主とするギャング達の取引きが財務警察にバレていて、裏切り者を探しているうちに主人公の兄貴が襲われて巻き起こるストーリー。
馬に呼び出して車停めての乱射にお薬絡みの勢力に、と何だか凄いところ意識して作ってますか?
内通者が誰かなんて登場した時に読めちゃうし、チョロチョロ出て来た良くわからない御人がそりゃあネェというコテコテなつくり。
そんな感じで内容的には所謂オーソドックスなギャング映画だけど次々に人が死んでいく展開で、つくり自体は結構粗いのに、血肉の飛び散り方とか焼け方とかだけ妙に生々しくて、そういうのが苦手な人は観られなそうというw
警察が買収されている感じがあったのにそこについて触れられていなかったのがちょっと物足りなかったし、自らですか?というおかしさもあったけれど、「〇〇」と呼ばれる人達の格の違いと存在意義は痺れた。
ホラー秘宝を冠しての上映で、確かに映像にゴア味はあるけれど全然ホラーじゃないっていう…今年は新作もないし、大丈夫かホラー秘宝!?
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