「もしかしたら傑作になっていたかも。でも良い作品です。」カラオケ行こ! いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
もしかしたら傑作になっていたかも。でも良い作品です。
最近は漫画本が原作の映画が多い。漫画は全くと言っていいほど読まないが、「アンダーカレント」の実写映画は秀作だった。レビューを読むと高評価が並んでいるし、たまには自分好みの映画と違うものも観てみたい。そんなわけでこの映画を鑑賞した。
原作は未読だが、発想がいい。普通の中学生とヤクザの若頭補佐がカラオケを媒介にして友情?を深めていく。青春映画でもあるし、自己成長物語(ヴィクトルロマン)、家族映画の一面もある。それを深堀すれば、傑作になっているのでは思ったが、原作を超えた作品なってしまうのだろう。
先ずは観て楽しめれば、私は合格点を挙げる。この映画は合格である。最近の綾野剛の演技は脂にのっている。テレビドラマで、鈴木京香の息子役やチャンドラーの「大いなる眠り」での副主人公を演じていた頃から知っているが、良い役者になった。
映画好きには懐かしい白黒映画が挿入される。「24丁目の奇跡」、「白熱」は未だに鑑賞していない。私の中学生時代に、「映画をみる部」があって欲しかった。
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kazzさんのコメント
2024年1月21日
いなかびとさん、コメントありがとうございます。
好きなものを嫌いだと組長に言っておけば、嫌いなものが彫られるのは避けられるって、聡実くんが狂児に言いますよね。
結果、彫られた入れ墨が「聡実」だなんて🤣
私も原作は読んでませんが、人気漫画なんですね。