ジョージ・マイケル フリーダム アンカット完全版のレビュー・感想・評価
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ショービジネス界の光と闇
正直、ワム時代や、ソロ2枚目以降の印象は殆どありません。
でも、高校生の頃、テレビ神奈川で金曜0時過ぎから朝までやってたsony music tvの録画を毎週撮っていて。それを土曜の半ドンで、学校帰りに家に来た同級生と見ていた時に、i want your sexやfaithの尖った映像美や、腹にズドンと来るグループ感に、はじめて触れた時。
あれは衝撃だったなー。文字通り擦り切れるくらい、一枚のCDを聴き、VHSのミュージックビデオを見た。あれほど1アーティストの1アルバムを集中したことって、なかっただろうな。それくらいハマってました。
だから、一夜限りのこのロードショー、見逃すわけにはいかなかった。
現代の奴隷契約と徹底抗戦した、ソニーとの確執。初めて白人としてR&B界で評価されながら、それゆえ黒人ラジオコミュニティからの排斥。
スティービーワンダー、エルトンジョン、ポールマッカートニーなどのキラ星のようなスターたちとも多数共演し、実の子のように可愛がられてたんだなと。
偉大なソングライター
主にソロになってからのキャリアに特化したドキュメンタリー。
生まれながらの苦悩や、スターであることの重圧、
レコード会社との対立など、知られざるストーリーを知ることができた。
自ら監督したと言う本作。自身のレッドラインを予想して、制作したのか。
彼がこの世にいないとはいまも信じがたい。たくさんの音楽をありがとう。
残念な出来
やたらとフリーダム90が流れるので後半はうんざりしてきました。もっと製作秘話などの裏話があるのかと思いましたが、たいした話はなかったです。ゲストに出てくる人も賛辞ばかりで面白味はなかったですね。ワムの頃のポップミュージックが好きな人にとっては苦痛の2時間かも。レコード会社とのトラブルやゲイの話がまぁまぁ長かったので正直見なければよかったなと思いました。アンドリューも出てこなかったしねぇ。
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