「コロナ禍の中で生きる人たちに向けて、応援や励ましの想いが詰まった作品という気がします。コロナ禍の真っ只中ですが 「観るなら今」そんな内容の作品です。」夜明けまでバス停で もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
コロナ禍の中で生きる人たちに向けて、応援や励ましの想いが詰まった作品という気がします。コロナ禍の真っ只中ですが 「観るなら今」そんな内容の作品です。
コロナ禍の時代を背景にした作品。
どんな内容なのか気になってはいたものの
直視したくない内容の予感がひしひしと。
無理に観なくてもいいかなぁ と思っていたのに
気がついたら映画館の座席の上 …。 きゃー
さあ上映開始。
居酒屋のチェーン店 (大久保店) が舞台。
そこで働く人たちの日常が、コロナ過によって
奪われていく現実が、既視感バリバリに再現します。 う~ん
この居酒屋で働いている人たちが主な登場人物なのですが
前半の主なところは、↓こんな人たち。 (思いっきり省略してマス)
・女性店長 北林三知子(=板谷由夏)
・アルバイト 寺島千春(=大西礼芳)
・マネージャ 大河原聡(=三浦貴大)
色々とやりたい放題 のマネージャー
知りつつも事なかれ の店長
知った不正を見逃せないアルバイト。 あぁ そういう流れか
そしてコロナ禍。
営業時間の短縮。
そしてアルバイトの人員整理。
真っ先に仕事を無くすのが
・日本国籍をもたない人 だったり
・マネージャーに逆らう人 だったり… ああぁ
仕事を失ったアルバイトの寺島千春。
決まったと思った次の仕事もドタキャンされ…(ひどいなぁ)
寝る場所も無くなり
そしてタイトルの通りの状況に…。
# この辺りで
# 正直続きを観るのがツラくなってました。(涙)
# けど、ここまで観たんだし…。 う~
日銭を稼がねば と、公園のベンチで
手作りアクセサリーを並べて店開きしていた千春。
そこに謎の婆さん登場。
「誰に断って商売してんだい?」
この婆さん(=根岸季衣)、ホームレスなのだが
実は面倒見が良いばーさんで。
そしてさらに、ホームレス仲間に「爆弾」と呼ばれる
爺さんが登場。(=柄本明だ ♡ わーい)
この二人が登場してから
作品の雰囲気が 「がらっ」 と変わった気がします。
「ドキュメンタリー風からドラマチック展開に」
この 「爆弾じいさん」
ダテにそう呼ばれているわけではなさそう。
ビルに爆弾しかけ(未遂?『服役した前科があるらしい。 ひぇ
それを知った寺島千春。
爆弾じいさんにこんな事を取り出す。
「私に爆弾の作り方を教えてください」
”人生で一度くらい、本気で世の中に抵抗してみたい”
と、熱心に訴える千春。
根負けし、爆弾製造を教え始める爆弾爺さん。
(教材が 「腹腹時計」 ! ですよ)
やがて完成に近づく爆弾造り。
本当にやってしまうのか?
さあどうなる?
というお話。
後半、一気にワクワク感が増し
鬱な展開を払拭するエンディングに
拍手するしかありません。
観て良かった。
満足です。
◇ あれこれ
柄本明(爆弾爺さん)
バクダン造りの名人(?)。
かつては三里塚闘争にも参加していたようで
成田空港の4千メートル滑走路の下には
爆弾爺さんのサングラスが埋まっている らしい …遠い目
いかにも「歴戦の勇士」 という感じが素敵です。
※ 昔読んだ 「ぼくの村の話(作:尾瀬あきら)」のことを
思い出しました。
成田闘争を描いた漫画ですが、強烈に記憶している
コトバが 「黄金爆弾」 。
無性に読みたくなりました。
根岸季衣
ホームレスの婆さん役。
最初、誰が演じているのか分からなくて
少し立ってから 「あっ」 となりました。
怖そうに見えるけど、実は心が暖かい
そんな、人生経験豊富(元は芸者?)を熱演。
存在感が素敵です。
三浦貴大
尊大に振る舞っているけれど、実は小心者。
外国人や自分に逆らうアルバイトを
コロナ禍にかこつけてクビにしたり
退職金を着服しようとしていたり …と
「イヤな奴」の役を一手に引き受けていました。
# しかし、ここまで酷いヤツは余り見ない気も…
◇ 最後に
エンドテロップ中に出てきたワンカット映像。
…国会議事堂?
何かが噴きだした あれ …炎 ?
これって
もしかして
「バクダン大成功~」 … というコトなのでしょうか 。
それとも妄想のワンシーンなのか。
このシーンだけでも色々と楽しんでます。 (不謹慎)
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
コメントありがとうございます。
いつもお世話になっております。
私も柄本明さんは大好きです。
そうですか?高橋伴明監督と一歳違い・・・
おふたりともとても健康でお元気そうですね。
高橋伴明監督の奥さんは美人女優の高橋恵子さん。
健康管理がおふたりともいいんでしょうね。
柄本明さんでなければ、元過激派の爆弾事件を起こした前科のある人・・・
なんてピッタリくる役者は他にいませんね。
柄本明さんが出てきてから明るい映画になって、本当に救われました。
個人的には息子の柄本佑さんから目が離せません。
今回も親子共演ですね。
お返事遅くなり、すみません。
またよろしくお願いします。
今晩は
コメント有難うございます。
幸いなことに、コロナ禍になってから、私の周囲で大変な事になった人はいないのですが、報道で連日言われているように、”まさか、私が‥”と言う方がいらっしゃった事は知ってた積りでしたが、この映画を観て、”お前は何をやって来たのだ!”と強く叱責された思いを感じました。(もちろん、厚生労働省も含めて。)
コロナ禍は留まる事をしりませんね・・。私の会社でも罹患者が急増し始めました。
スペイン風邪以来の人類の危機に対し、何が出来るかを日々考えています。が、その前に自分自身の健康管理ですね。ワクチンは4回打ちましたが、手洗い、うがいの励行・・。
(イキナリトーンが変わります)
でね、映画館の温度管理ですが、明かに設定を変えている気がします。先週の私の温度、36度! 私は平熱が高いのですが、お爺さんじゃないぞと思ってしまいました・・。(最低体温は、35.8度。死人か!と思ってしまいました‥。仕方がないですね。)では。
カールⅢ世さん、コメントありがとうございます。
そして、ご指摘の通りです。
ごーるどとまとさんからも同じ指摘をいただき
修正しようとしているのですが、出来ないのです。
該当個所しか直していないのに、更新しようとすると
「本文中に使用できない文字があります」
と赤字でエラー表示。
う~ん…困った。
以前は同じ方法で修正できた気がするのですが…
とりあえず、以下に訂正します。
正しくは
○女性店長 寺島千春(=大西礼芳)
○アルバイト 北林三知子(=板谷由夏)
以下が間違い
×・女性店長 北林三知子(=板谷由夏)
×・アルバイト 寺島千春(=大西礼芳)
こんにちは。
辛い事件厳しい現実を暗くせずにエンタメに昇華していて面白い作品でしたね〜。
ラストは自由に想像して良いと思います♪
ところでー
店長とアルバイトの演者さんの名前が逆になっていますよ