「底が抜けた社会」夜明けまでバス停で カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
底が抜けた社会
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板谷由夏。綺麗だしスタイルも抜群だった。ホームレスたちは毎日お祭り騒ぎだろうね。下心丸出しで支援をエサに言い寄ってくる男がひとりもいないのはちょっと残念。
居酒屋を解雇された時に一番懇意にしていた筒井真理子を頼らないのもちょっと不思議。あのアクセサリーはネット販売すればいいのにとか思ってしまう。
しかし、それでは話が進まない。店長(大西礼芳)のあの行動に結びつかない。
後半は柄本明(バクダン)と根岸季衣(パンク芸者)のコンビがメイン。
バクダンの言う「底が抜けた社会」が印象的。
経済的に破綻した人間は交友関係を築くのが下手なために孤立したのだと言い放つのは易いが、他人への遠慮やプライドのためにホームレスを選んだ三知子。ホームレスたちの暮らしは毎日サバイバルで、孤立すると身の危険に晒される。皮肉なものだ。
怒りの矛先がマネージャー(三浦貴大)に直接向かわないのは歯痒いが、あんな小物を相手にしてもしょうがないか。
元総理があんなことになることは映画を作っていた頃は想定してはいなかったでしょうから、かなり当たりがキツい内容だったけど、期せずして時代を表した記念碑的な作品になってしまって、監督はどう思ったか聞いてみたいですね。
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もりのいぶきさんのコメント
2022年11月14日
カールⅢ世さん、コメントありがとうございます。
ご指摘いただいた通りに、二人の女性の役を逆に
書いてしまってました。
ただ、自分のレビュー のコメントに記載した通り、
「レビューを直したいのに直せない」 状態のため
自己コメントで訂正いたしました。