ヴィレッジのレビュー・感想・評価
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全体的に詰め込みすぎ
※3/30(木)完成披露試写にて観賞いたしました。
不法投棄、ムラ社会、能...
様々な要素が入り混じり、その全てが中途半端となった。
『ヤクザと家族』から2本目のオリジナル脚本となる藤井道人監督。
「家族を求めるがゆえに疑似家族としてのヤクザに入り、それが原因で掴みかけた本物の家族さえ失ってしまう」という、2つの似て非なる要素から 1人の男の避けようのない悲劇を描いた力作の前作から、大きく後退したように感じた。
まず「後半の脚本」が破綻している。(これは『ヤクザと家族』でもあった問題点だが)
なぜゴミ収集場と能しかない村に観光客が集まるのかさっぱりわからないし、そこまで人気になった村でなお不法投棄を続けるリスク管理の甘さにも首を傾げる。
極め付けは「アレ」の捨て場所だ。あんなに山に囲まれている土地で、なぜあそこに捨てたのか。不法投棄がバレると掘り返される危険性があるし、そもそも不法投棄が続いていても埋め場所を確保するために掘り返される可能性もある。
これもまた藤井監督過去作に共通する「行き過ぎた音楽演出」は、今作ではより顕著だ。
音楽芸術でもある能を一度もクリアに見せず、重低音のBGMを毎回上塗りする。能はテーマを語るためのただの記号と化し、「能とはどういうものなのか」を語る気が全く無い。(個人的な問題で恐縮だが、横浜流星が能をやってくれるのかと期待もしていたため非常に残念な気持ちにもなった)
役者の演技は素晴らしかったが、それゆえ前述した欠点との差が目立ち、全体的にはガタついているという印象。非常に勿体無い作品だと感じた。
余談だが、なぜ藤井監督作品の主人公は毎回父親に何かしらの因縁があるのだろうか。あまりパーソナルなことを詮索するべきではないかもしれないが、こうも続くとやはり気になる。
この現代社会の中で今思うことそしてこの映画で伝えたかった物語とは?
完成披露試写会に続きレビュアー試写会も行って来ました!
これで2回目の鑑賞となりますがやっぱり2回目からストーリーのこだわりにこだわり抜いた表現や感情や怒りなどが表していることをより理解しました。
村の大きな舞台がゴミ処理場で働く人たちですこの場所から抜けることも出来ずに借金を返してゆくだけの人生を歩む尊重すらになっていましたが主人公でもある片山優がこの村を平和に変えてゆく存在になりゴミ処理場で働く人たちも次第に優しくなっていきました
そんな片山優もゴミ処理場で働く人で生きる希望もなく絶望に満ちた存在でこの世界がどんなに残酷かでいることしか考えてない人でした。
片山優の母親は父親を失ってから借金地獄に負わされて毎日毎晩パチンコで金を使ってばかりでした。
この場所にいてこの村から抜け出せない存在があってまで皆それぞれの抱えてる事情や悩みが再び大きな苦しみを与えてるのかもしれない。っと思いました。そんな大きな希望を変えてくれたのが中井美咲でした!
中井美咲は東京から帰ってきて村という場所で再び過ごすことになる重要なヒロインです片山優との再会をきっかけに再び運命の恋が始まりますが
このことがきっかけで二人の人生を大きく狂い始める出来事にもなります
中井美咲がいたからこそ片山優が変われるきっかけにもなれたし村の住人にも寄り添ってくれたのも中井美咲のおかげでした!
そんな二人が隠していた真実がいつしか村のウソと事実に拡散されていき
欲望に紛れて壊されてゆく時間になってしまいます
果たして二人の運命はいかにして乗り越えられるのか?気になるところです!
今回の作品にはヤクザ使用と現代社会の闇を描いた話にもなっているため正直見るのが苦しいのもあるかもしれません
見る人は自由ですが見れない方にはおすすめ出来ない作品にもなっております
とにかくストーリーが暗い話なので内容もとにかく集中してみなきゃわからないかもしれません。
それぐらいにこだわりにこだわり抜いた作品が出来上がっているので
超大作かもしれないぐらいの作品になってます。
この映画には皆様にも是非とも見て欲しいのとこの映画に出会わなかったら今の現代を変えれなかったかもしれません
それぐらいに今の現代社会の闇と戦いより良い未来にするために皆様方の希望が信用されるための映画っとなっておりますので
本当に本当に是非とも見てください!お願いいたします。
ハッピーエンドが期待できないことはわかりつつも…
HiHi Jetsの作間龍斗が出演しているとあって試写会に応募したけど、なかなかヘビィな作品でした。
作ちゃんはそれほど出演作はないものの毎回いい演技するから、いつかは朝ドラとかにも出ちゃうんじゃないかなーと思っているけど、今回もとってもいい味出してました。
錚々たるメンバーの中で、出演シーン自体はそれほど多くないけど重要な役を担ってた。
こんな作品に「ジャニーズJr./HiHi Jets」の記載なしで出演できるなんてすごい!
とまぁ作間担目線はさておき、閉鎖的な村の恐ろしさ、村だからというわけじゃなくて人が集まれば起こりえる不幸な出来事の連鎖、今も日本のどこかで実際に起きているのかもしれない不気味さなどなどが詰まっていて、見ごたえのある作品でした。
横浜流星くんの演技も素晴らしかった。
あと奥平大兼くんもめっちゃよかった。ヴィレッジを見て、もっと彼の他の作品を見てみたいと思いました。あ、長澤まさみのマザーに出てるんだ。見ねば。
ハッピーエンドではないのは始まった瞬間から感じられるんだけど、だけど、どうか、どうか頑張ってる人が報われてほしいと願わずにはいられない作品でした。
体感すべき凄さが
俳優横浜流星の覚悟ともいえる1本。120分で心情や容姿が幾度となく変化。やつれたり、時に生き生きと。共演者が口を揃えたその凄まじい集中力で違和感一切なく没入して。辛いよりも励ましの気持ちが。何をもってその善悪を。大画面で臨む彼の表情に息を呑んで…。
田舎の恐ろしさよ。。
待ちに待っていた推しの新作!!
推しの顔面を大画面で存分に堪能❤︎
はー、眼福❤︎❤︎
になるはずが。
想像以上に重かった。。
外を知らないから自分たちの考えることが常に正しいと信じて疑わない田舎気質、その時強い者が右と言えば右になる日和見体質で囲まれた檻の中で、どこにも逃げられないと思って自分をその中に閉じ込めてしまう、まさに学習性無力感の中で生きている主人公。
田舎の窮屈で面倒くさい人間関係が凝縮している世界の中、なんとか生きのびていた彼が掴みかけたささやかな幸せと希望。
色々切なくてため息つきながら観た。
個として生きられない辛さよ。
家族の事情に縛られ、ここしか居られない、ここから逃れられない、だから我慢するしかない、ただ生きているだけの主人公が女神降臨から人生をやり直せるかもしれない、光がさしたように見えてからの展開が。。
どいつもこいつも自分のことしか考えていないので、誰1人信じられない中、唯一信じるものを守ろうとした彼のその後が少しでも幸せであることを祈りたい。
とにかく期待しては裏切られるのでしんどかった。
がしかし、推しの演技は素晴らしかった。
あの暗くて陰気な優が、光が差してからは少しずつ眼に明るさと気力が戻ってくる感じ、横浜流星の演技、すごくよかった。
目がすごく語るの、いいよねぇ。
普段は口下手っぽいのに、演技になると途端に目がおしゃべりになるのがいい。とてもいい。
今まで観た推しの映画の中で1番好きなキャラだったかも。某月が今までで1番好きなキャラだったけど、優はそれを越えたな。
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