「(先入観があると)展開がわかりにくくなるので注意」プアン 友だちと呼ばせて yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
(先入観があると)展開がわかりにくくなるので注意
今年240本目(合計516本目/今月(2022年8月度)16本目)。
ここの特集や公式HPから「(タイ映画でよくある)ごく軽いボーイズラブもの」という解釈もでき、実際前半はそのテイストもありますが、後者は全然違う雰囲気に飛んでしまいます。よってその「タイ映画で時々ある軽いボーイズラブもの」という観点でいくと途中からハマリが生じます。
また、映画内では「プアン」という語も出ないし(登場人物の名称でもない)、原題タイトル名も違うのですが、どうもタイ語で「友達」の意味であるようです(タイ語を書くとスマホ等で文字化けしかねないので省略)。
この前提で見ると、全般はごく軽いボーイズラブもの、後半は女性をめぐってバーを舞台にいろいろなお話が飛び交うという1つの映画で2つのテイストが楽しめる展開になっていて、ボーイズラブものといっても「ごく軽いもの」ですので(行為そのものは描写すらされない)、タイ映画といえば珍しいところもありますし、迷ったらおすすめ以上です。
採点に関しては下記を考慮しました。
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(減点0.2) この映画はその性質上、タイとアメリカのシーンが交互くらいに登場しますが、妙に字幕が変で、アメリカのほうでいえば「HOTEL」だの「BAR」だの、英検3級レベルの単語にすら全部翻訳があるのに、タイ編のほうはほとんど翻訳がなく、タイ語なんて誰でも読めるものでもないので、一部の展開がよくわからない部分があります。
ただ、この点に関してはアメリカ映画等ではなくタイ映画の翻訳の字幕担当者というのは桁の数で違うことは十分理解できるので、引いてもこの程度かなと思います。
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▼ (参考/ストーリー最後のほうで地下鉄に落ちた人を助ける行為について)
・ 場所はアメリカで、日本とはそもそも法律が違うので一概に言えませんが、日本においては、「緊急事務管理」と呼ばれるもので「生命を救うなど急迫の場合」は、悪意(ここでは法律用語ではなく、通常の意味。「積極的悪害」に近い)か重過失がない限り責任を負うことはありません。