#マンホールのレビュー・感想・評価
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話が進むにつれキョトンとした
主人公の中島裕翔は、営業成績も良く社長令嬢との結婚も決まって将来を約束されていた。結婚式前夜、渋谷でのパーティ帰りにマンホールの穴に落ちてしまい、長い一人芝居が始まる。
スマホのGPSは誤作動を起こし、警察に助けを求めてもまともに取り合ってもらえない。なんとか連絡が取れた元カノに助けを求めることができたが、自分のいる場所がどこかわからず、「マンホール女」のアカウントをSNS上で立ち上げ、ネット民たちに場所の特定と救出を求める。というデジタル社会らしい展開。
想像もしない展開に好き嫌いがわかれると思う。
想像以上のハラハラを楽しめた
結婚式の前日、マンホールの穴に落ちてしまったエリート会社員が元カノやSNSを頼りに脱出を試みるという、なかなかにスリリングな作品です。原作なしのオリジナル脚本ということですが、今まであまり体験したことがないような緊張感を味わえました。絶体絶命にも程がありますね。
まず一つ思ったのが、マンホールの中ってこうなってるん?ということです。普段道路で見るマンホールは蓋がついているのが当たり前なので、中を見ることはないですが、その中に落ちてしまったと考えるととんでもなく絶望しそうです。しかも深夜。そう頻繁に人通りがあるわけではない。そんな状況になったらどうしたらいいかわからないですね。この映画はそういう作品です。今はスマホやSNSという便利なものがあるので、それを駆使して脱出するすべを見つけるという何とも現代的な要素がたくさんあり、こういう今の時代を反映した映画やドラマは最近多いので、斬新さというか物珍しい感じはなかったけど、マンホールの中というシチュエーションは面白いと思います。痛々しいシーンや絶望的なことが起きるシーンも多いので、酷に感じる人もそれなりにいそうです。それにしてもマンホールの中からSNSで救出を頼むとはよく考えたものですね。マンホールでの状況よりも劇中でのSNSでの様子の方が個人的には気になってしまいました。鑑賞前の想像よりもハラハラを感じられたのは良かったです。
そして、何より後半で明かされる真実が衝撃的すぎました。自分が見逃しただけで、どこかに伏線でもあったのかなって思うくらいです。なかなかやってくれましたね。
違和感→納得
挙式前に大事にしたくない、との理由で警察への連絡を拒む
いくらパニック状態でも、元カノや警察とのやりとりがあまりにも傲慢
違和感を感じながら物語を追いかけ。そして何故か主人公を助けてあげたいといった感情が湧かない。
謎が明らかになって納得しました。
この男、馬鹿過ぎて自分勝手過ぎて、早い段階で「こんな奴、別に助から...
この男、馬鹿過ぎて自分勝手過ぎて、早い段階で「こんな奴、別に助からなくてもいいな」と思ってしまった。
この状況で真っ先に電話すべきなのは消防や警察なのに、友人知人に電話しまくって、全然つながらないと絶望しているアホ。
挙句の果てには元カノに電話して、来てくれと頼むわけだが、女性が一人で来てもどうしようもないだろう。
そして終盤、この男が想像をはるかに上回るクズ人間であることが判明し、驚いてしまった。
ラストは痛快。
穴だらけのストーリー。穴だけに。
どうして、最初に警察に連絡しないんだと疑問を呈している人が山ほどいますが、寝てたのか?としか思いようが無い。
ちゃんと終盤で理由が明かされているではないか。
ただ、そんな私でも、解せなかった点はいくつかあり、
まず川村が、SNS上で助けを求める、という展開がどうにも釈然としない。
確かに現代的といえばそれまでだが、まるで最終手段のように縋っているのは違和感があった。
例えば、川村がSNS好きである、とか、そういう設定が欲しかった。
あと、加瀬はどうなったのか。
そしてボウガンは、いくらなんでも無理くりすぎて当惑した。
とどめに、例の爆発のシーンは解せなかった。
所謂、ワンシチュエーションスリラー映画は、これまでにも枚挙にいとまがないほど作られてきた。
しかしこれが邦画では意外と珍しかった気がする。
あの手この手で状況を打開しようとする痛快性、
疲弊していくフィジカル、
スマホを駆使しするという現代性、
次第に帯びていくサスペンス性、更にタイムリミット要素もこれを加速させる。
欠点は多いものの、それでも、埋もれさせるには勿体無い一作だと感じた。
なによりタイトルバックが良かった。
開始たった5分で事が動き出すと言うこの簡潔さが素晴らしい。
100分という尺も丁度良い。
奇しくも、地上600メートルの高さで孤立してしまったスリラーの「FALL/フォール」と同年に公開されている。
another reason
SNSのやりとりがリズムをつくる。
現代をうつす真夜中の生態に瞬きも忘れ放たれる言葉に見入る。
次々生み出され広がる噂は手に負えない成長を続けるアメーバのよう。
はみだして暴れ狂う無責任から平気な絶望感が明るくはじけ飛ぶ。
利用する主人公もまた一部。
あきらめない主人公の頑張り力は、なんとか助かりそうな穴なのに助かりにくい理由を超えられるのか?
予想外に夢中になり、ラストがきた。
修正済み
ラストが超クール!!
ラストでほんの10秒「上を向いて歩こう」の口笛のメロディが流れる。
痛烈な皮肉だ!
熊切和嘉監督及び脚本・岡田道尚のセンスの良さが光る。
主演の中島裕翔演じる川村。
恨みを買っての犯行とは分かるが、狡猾な男だ。
頭も切れる。
この映画、かなり結末を隠していたのではないか?
クレジットに黒○の名前もない。
川村は社長令嬢との結婚式を翌日に控える前途有望な青年。
バチュラーパーティーの帰りに拉致されて深いマンホールに落ちた
その状況で目が覚める。
そこから脱出するために知恵を働かせて、アカウント作成。
マンホール女と名乗り興味を惹きSNSで情報を集めて、マンホールの位置を
探ろうとする。
川村のGPSの位置情報が変えられていたり(そんなこと可能なの?)
マンホールの位置を特定するのにはSNSの情報はそれなりに
役には立ったかな。
でも諸刃の剣だったね!!
結局最後のピースをはめたのはSNS男だったから!!
徐々に川村の仮面が剥がさる実像が現れる脚本は見事だ。
ここまでのゲス男だったとは?!?!
かなり邦画スリラーとしてのクオリティは高い。
低予算でここまでやれば【天晴れ】である。
ラストの満足度は高かった!!
中島裕翔の怪演が見もの
ごめんなさい、主人公である川村役の方、全然存じませんでして、クレジットでへえ、、、、って気付きました。そういう意味でフラットに鑑賞した感想です。
「状況」に興味を引かれていたので鑑賞しました。
ほぼ、マンホールの中での川村の動きで構成されていましたが、川村の驚き、焦り、痛み、焦燥、苛立ちなどなどの目まぐるしく動く感情の変化を非常に上手く演技していたなあというのが一番の感想です。
また、物語の転換具合が一気に転換していくのも面白い作りでした。ギミックと現実の想定外の動きだったりの組み合わせ具合もなかなか工夫されていました。
なかなか見応えのあるのサスペンス作品ではないでしょうか。中島さんだけでも観る価値はあります。
これも世にも奇妙な物語的な…
JUMP担なので見に行ってきました!
なので中島裕翔主演じゃなかったら見たかどうかといわれると怪しいけど、裕翔主演なの抜きにしても、ストーリーは面白かったと思う。
ネタバレ禁止って煽りのおかげでいろんなどんでん返しを考えながら見てたけど、読めなかった!
でもこれもエンドロール中に頭の中で世にも奇妙な物語のテーマ流れてしまったわ笑
(月の満ち欠けに続いて…)
何度も楽しめる映画!
一度見た時には穴がボコボコある?と思った映画。例えば携帯の電池。そんなに電池が持ったらいいよね!って思ってしまったけれど、2度目見たら赤くなったりまたフルになったりしている。待っている時間も描いているしできる営業マンなんだからバッテリーぐらい持っているのか・・なるほど。などなど・・
そして2回目はパンフレットを買ってみた。なんと〜!そういうことだったのか・・これまた発見あり。裏にちゃんとドラマがあったのか・・ お値段も安かったので買ってみたのがよかった!パンフレットは是非読むべき。かなりの読み応え!
そして、3回目は副音声が聞けるというのでついついまたみてしまった・・そうしたらまたまた発見!え?そんな風に撮っていたの???と驚いたり感心したり・・演技の話も聞けるし、これすごい!今までも副音声って聞いたことあるけれど、#マンホールはよくできている。2倍面白いどころではない。3倍以上の価値があるので是非2度目以降は副音声もつけて欲しい!(1度目副音声は阻害されるのでやめた方がいいと思います)
普通は1度見たら次はTVで見よう〜と思ってしまう私ですが今回のはのめり込んでしまった・・(1度ではわからないこと多かったので・・ぼそ)
レビュー見ていても、わかっていない人多いので是非何度か見て欲しいなぁ・・って思いました。
久々に見応えのある映画を見れて本当によかった。
まさかの展開
ストーリー展開が秀逸!
え!え?えぇ!?って思ってる間に軽快に話が進んであっと言う間にラストでした。
主人公は嫌味なエリートキャラなのかと思っていたら、半分正解でそれを上回る裏設定が…
薄暗いマンホールの中で虫が動いてる画がグロかったの以外は良かった!
ラストは予想外
上映時間99分、ほぼずっとマンホールの中で描かれるワンシチュエーションスリラー。最後まで飽きずに予測できない展開で楽しめました。
ハイスペ男子の主人公ですが、序盤から好感度が全然上がらず、こいつクズかよ…的印象でしたが、後半で納得。序盤から犯人は予想できましたが、そこから更にひとつ展開を持ってくるのは想定外で、SNSとの連動も相俟って緊張感がありました。
ツッコミ所は多々あれど、ちゃんと面白かったのはすごい!
とてもしっかりしたスリラーandミステリー
上映終了前に滑り込みで観たが、ダサくなく、とても面白く作られている日本のシチュエーションスリラー。穴に落ちるまでがとても早いテンポで進み、脱出へのアイデアなどもしっかり作られている。個人的には泡攻め以降(というかその回避の仕方はもっとダメージありそうなもんだと思いましたが)、「真犯人」というところに向かっていくとやっぱり日本風演技合戦(結構な劇的対峙)になってテンションは少し下がる。この際、ミステリーネタの復讐劇などはいらなかったのではという気にもなってくる。せめてもっと単純に冒頭の何人かの誰かが、程度でもよかったような気もした。
結構怖いし、後半衝撃の連続。目が離せない展開です。
去年末からずっと劇場で見たいと思ってた「#マンホール」(#が付きます。ここ大事。)
ついに観てきました。最終上映前日の平日の真昼間なのに意外と鑑賞者がそこそこいました。
いやー、面白かった。ここまでドキドキハラハラしたの久々です。最近の邦画ホラーやスリラーはあんまり怖くないけど、この作品は後半中心にちゃんとスリラーで、演出がなかなか怖いです。とはいえ「ザ・ホラー」って感じでもないしあくまで「スリラー」なので、ホラー苦手でもギリ観れます。
あと「PG12」ちょっぴりグロくて痛々しい描写が複数。
現代のネット社会を利用したワンシチュエーションサスペンススリラー。だから#が付いてるんですね。謎解き要素も多いのでミステリー好きにもお勧めです。
でもすぐ穴落ちるし休む間もなく進んでいくので、あんまりゆっくり考えてると置いていかれます。説明や解説的なものもほぼないので集中して観ないと分からなくなると思います。
伏線も細かいところに色々ばら撒かれてるので、スクリーンから眼が離せません。
主人公に同情してたら意外と?
そして終盤が本当に衝撃的で、圧倒されました。
犯人候補がひとりひとり潰されていって、はじめからもしかしてと思っていた人がボスでしたが、完全にそうとも言い切れないというかなんというか。
あとその犯人以上に大きな衝撃がいくつかあって、最後の最後まで油断できなかったです。
オチも衝撃で、どこか切なく、人によっては虚しいようなスカッとするような気もするし。このタイプのスリラーやサスペンスは洋画に多くあります(日本なら『世にも奇妙な物語』の「箱」とか)が、他の閉じ込められる系の映画とは一味違う展開と設定、そして予想を裏切るラストのオチ。
この作品は劇場の巨大スクリーンで見た方が楽しめます。ハラハラドキドキ感が倍増しますし、本当にハラハラしました。
珍しく星5つあげようかと思ったけど、長くなってもいいからもう少し説明があってもよかったと思ってしまい、多少謎が残ってしまいモヤモヤが残ってはいるので星4つ。
ラストが秀逸
最近読んだ結城真一郎の小説のような、まさに「なう」な作品でしたね。ちょっと謎が残る部分もあったけど、それは置いても落ちが最高でした。
中島裕翔がピンクとグレーもすごく良かったけど、こういうパスい役も上手いですね。
こういうのもっといろいろ観たいと思いました。
全141件中、21~40件目を表示