とおいらいめいのレビュー・感想・評価
全3件を表示
“普通”に生きる
クリックして本文を読む
世界の終わりまで“普通”に生きようとする人たち。
しかしその時が近づくにつれ“普通”ではいられなくなっていく。
鑑賞者は彼女たちは死ぬとわかっているので、ザワザワした気持ちのままにこの美しい世界に没入し、私は2時間半という長丁場を感じる事なく最期を見守った。
三姉妹はもとより、登場人物それぞれに寄り添ったストーリーと演出。
彼女、彼らを愛さずにいられないのに、みんな死んじゃうんだなと…ザワザワが止まらない。
鑑賞後もいまだにあの世界から抜け切らずにいます。
「寝息の音」
クリックして本文を読む
彗星の衝突で地球滅亡の時が迫る中、父親の埋葬の為に十数年ぶりに実家に帰ってきた姉妹が、父親と継母との間の子である妹と3人で暮らし始める話。
舞台は岡山県の海辺の田舎町、あらすじ紹介には数か月後と記されていたけれど、それが頭に入っていない状態で見始めたら、いつその時が来て被害の規模がどのくらいかとかの予測もそうだし、政府の対策やそれを受けての世情とかが全然みえてこないので臨場感がまるで無し。
その状況でこのまったりドラマに何を感じろと?更にはいつから衝突判ってた?
そのうちに少し荒んだ輩も出たりはあったけれど、マッドマックスみたいな世界観の方がよほどリアリティがありそう。
ちょろちょろ挟まれる家出姉妹のそれを被せてくるのがみどころですか?とか思っていたら…え゙っ?まさか「それ」ではないですよね?
そうだとしたら30分以内のショートの方が良かったんじゃ?
そうじゃないなら何でそんなもの入れた?
残念ながら自分は終始作中に入り込めず、その上たっぷりの間にたっぷりのシーンで最初から最後まで冗長だったし、結局良く判らなかった。
全3件を表示