「山に思い入れないとフーンってなる」神々の山嶺(いただき) 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
山に思い入れないとフーンってなる
映画の台詞でも言ってたけど、誰かが登ったところで終わりでなくて、今度は新ルート、今度は速さ、今度は無酸素、今度は単独とどんどん死に向かっていくけど、そこに共感できないんだなー。そこに山があるからって言うけど麓回っていけばいいし、飛行機もあるからね、と言ったら身も蓋もないが。映画自体はね、フランス人がよく日本文化を調べて作りましたって言うんだけど、居酒屋でコップが大きすぎたり、立ってる客がいたり、街なかの風景に比べて居酒屋描写が驚くほど下手なのよ。そこで冷めてしまう。あとやっぱりどんなに自然の脅威とか壮麗さとか描いてくれても、所詮絵だしなーってさらに冷めてしまう。
コメントする