劇場公開日 2022年7月8日

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「 堀内賢雄×大塚明夫のコンビといえば『メタルギアシリーズ』でスネー...」神々の山嶺(いただき) keytonさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 堀内賢雄×大塚明夫のコンビといえば『メタルギアシリーズ』でスネー...

2022年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 堀内賢雄×大塚明夫のコンビといえば『メタルギアシリーズ』でスネークと雷電の掛け合いを思い出すが、この映画もカメラマンとしての信念を燃やす深町と一匹狼の登山家羽生がどうしても雷電とスネークと重なってしまった。
 登山カメラマン深町はネパールで伝説の登山家マロリーが持っていたカメラを200ドルで売るといってきた男から物語が始まる。その夜、その男から強引にカメラを奪った男を深町は目撃した。その男は左手に薬指と小指がない屈強な男で、深町は登山家羽生であると確信した。なぜ羽生がカメラを奪ったかに興味を持ち、そこから深町は羽生の過去と行方を追跡することにした。
 アニメーションでしかできない迫力と臨場感はすごかった。アイスクライミング中に真上から落ちてくる雪の描写や文次郎がロープで宙づりになったシーンはこの上ない絶望感を感じた。
 残念だったのがマロリ―のカメラに関しては影が薄い印象を持ちました。登山の歴史が変わるような大発見だったのに、羽生と深町の友情で幕が終わったので、少しもったいないと感じました。

keyton