「何故登るのか・・深い「男の」ドラマ。だが映像上難点が・・・」神々の山嶺(いただき) 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
何故登るのか・・深い「男の」ドラマ。だが映像上難点が・・・
何故山に登るのか?「そこに山があるから・・」は人生を表す言葉で
日本人の多くが知っているが、どうやら意訳らしい(誤訳説あるが、そうでは無いと個人的に思う)
ただ、このアニメのキーマンである1920年代に、エベレスト頂上目前で連絡を絶った
「イギリスの登山家マロリー」の意図は
めんどくさかったか、信念に基づくものか、どちらかだが
「冬山に挑む登山家」の共通認識だろう。
谷川岳一ノ倉沢、穂高の屏風岩、世界三代北壁、マッターホルン、アイガー、グランドジョラス
オレ昔「山関係の体育会」だったからお馴染み 涸沢大好き
ただしヘタレ部員で、冬山は全て不参加だった。臆病者。情け無い・・夏の岩は経験若干あるけどね・・
冒険は大好きなのだけれども・・冬山、特にキレットがそびえるような山は
「死にに行くようなものだし」クレバス、雪崩等リスクがデカすぎる。
だから冬山に挑む人の心理にたどり着けなかった。
この作品は、そのような「冬山=冬季エベレスト南西壁」に挑む物語
+「1920年代マロリーはエベレスト初登頂したのでは無いか?」
という「歴史ミステリー」的な要素。
ただウイキペディア見ればわかるけど
「生還しなくては意味がない」という意見もごもっともだ。
谷口ジローは「孤独のグルメ」だけではなかったんだねぇ・・
冬山、岩壁の厳しさ、景色の荘厳さを「コレでもか・・」と描いて観客に問うている
「何故、厳しく、辛いに決まっている冬山に挑むのか?」と・・
ある意味「オリンピックレベルのマラソンアスリートへの問い」にも通じる
勿論、田部井さんはじめ女性著名登山家はいる。
だが今の世に敢えて言いたい「骨太の男のドラマ、男の人生」だと・・・
深い、深い映画、冬山の厳しさを感じる作品。「人生」を考える作品。
ただこの作品、難点があるのよ。1時間30分くらいと短い分「八甲田山・・北大路欣也、高倉健」
よりは良いのだけれども、冬山の「白色」の連続が、睡眠誘導効果あるみたい。
一瞬寝かかりました。あれっ・・・❓マロリーの謎、写真機の謎はどうした❓❓
かせさん。コメントありがとうございました😊心の中・・・でした。まぁ冬夏問わず、山登り自体、損得や快楽でやるものでないと思いますからおっしゃるとおりですね。ありがとうございました。
はなもさん。コメントイイねありがとうございます😭。山岳部で「冬山だけは拒否していた私・・ヘタレ」のヘタレ意見からすると「本能的な挑戦心」だと思います。ただ谷川岳のように容易な夏山の方が「素人が舐めてかかる」ので死亡者数は「谷川岳一ノ倉沢ほか谷川岳がギネスに載るダントツで世界一の死者数」になっております。ペーパードライバーが高速道路走るようなものですね。基本的ヒマラヤ、エベレスト(チョモランマ) K2 カンチェンジュンガ は冬山なので、スポンサーつけてプロの登山家になるには8000メートル超えの冬山 ノルマだと思います。「飴とムチ」の側面は否定できませんが、それは「頑なに冬山拒んでいた私、ヘタレの僻み」だと思います。ただ私の「冬山拒否」は合理主義だと独善的に正当化しています。ありがとうございました\( ˆoˆ )/\( ˆoˆ )/ ヽ(*^ω^*)ノ。またよろしくお願いします。🙇♂️