劇場公開日 2022年11月3日

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「自分を受け入れてくれる場所はあるか」恋人はアンバー ゆるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5自分を受け入れてくれる場所はあるか

2022年11月12日
iPhoneアプリから投稿

レズとゲイの2人は差別的な社会の中には居場所がない。
学校でも居心地が悪い…だから付き合ってることにして居場所を獲得しよう!という導入。
しかし、時を経る中で『その環境の中で自分を認めてもらう』アンバーと、『環境下では自分を偽り続けてしまう』エディとで在り方が割れていってしまう。こうなるともう、関係は継続できなくなりますよね。
異性であろうが同性であろうが、価値観が合わなくなれば同じように友情関係を維持していくことは困難で、思春期のその移ろいやすさが切ない。
アンバーが必死に貯めた貯金をエディに渡したのは、彼女が地元に自分の居場所を築けたから。その勇気を持てたのは他ならぬエディとの時間があったから…なのですが……
お前もっと自主的に頑張れよと若干イラついてしまうラストでした。

ゆる