1秒先の彼のレビュー・感想・評価
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1秒遅れの彼女。
消えた日曜日(1日)の話。
郵便局窓口で働くハジメ、彼は他の人より行動するのがワンテンポ早い、その郵便局に客として来るレイカ、彼女は他の人よりワンテンポ行動が遅い。そんなワンテンポ遅いレイカがバスに乗車中、降りる停留所でボタンを押し遅れた事がきっかけで自転車が突っ込む事故に...。
そんなワンテンポ早いハジメとワンテンポ遅いレイカのストーリー。
原作は知りません。
伏線伏線で話が繋がってく話、中盤過ぎの時間が止まるシーンで何でこんな世界観?何て思ったけどその止まった時間で話しが全て繋がりハジメとレイカの幼い頃の関係性、ハジメは最初覚えなかったけどレイカの幼い頃に優しくて好きだったハジメへの一途な想いがわかった瞬間に涙が出ました。
止まった時間の中で会ったハジメの父、父から預かった百円、その百円でアイスをハジメへ買ってあげてと父からレイカへのお願い。
そのお願いを思い出したのは横断歩道を歩いてる最中、信号が赤へ変わりトラックに跳ねられてしまう。
レイカ亡くなってしまうオチ?!何て思ったけど移動したハジメの郵便局まで訪ねてきたレイカの姿を見た時はまた泣けた。
映画館で観る価値はなかった(-_-;)
台湾映画を原作に、宮藤官九郎氏が翻案した脚本を山下敦弘監督が映画化した作品。岡田将生くんと清原果耶ちゃんのW主演となっている。
意味不明なタイトルだが、岡田くん演じるせっかちなハジメと、果耶ちゃん演じるのんびりしたレイカの、淡〜いラブストーリーだ。
ハジメという人物が許せないレベルで受け入れられず、W主演のはずなのに声だけ、後ろ姿だけの果耶ちゃん、そしてイライラする展開に、真剣に途中退場を考えた。パートが変わり、レイカ目線になってからは果耶ちゃん目当てで観続けたが、映画の内容には心底がっかりした。
※以下ネタバレ※
ハジメだけが元の時間に戻れなかったのはレイカが移動したせいだろうか?
デビューが決まっている桜子が美人局まがいのことをやっているのはなぜ? デビューが決まったというのはレイカへの対抗心や見栄から吐いた嘘?
郵便局に毎日通って手紙を出しているなら、私書箱には入り切らないほどの量が溜まっているのでは? そもそもレイカは確認しに行っているのか?
他にも上げていったらきりがないレベルだ。原作ありなのでなんとも言えないが、クドカンの脚本だから許されるのか?
白いパピコなんでやろ(byレイカ)
リメイク元の作品(1秒先の彼女)好きとしては充分に楽しめました
男女逆にしたリメイクですが違和感はなかったです
上映時間が119分で同じだったり公開日が原作の消えた1日(7月7日)だったり印象的です
彼(ハジメさん)の演技は期待通りで文句なしです
彼女(レイカさん)の抑えたとぼけた演技はお見事です
特に(前半目立たずに映っていて後半はっきり分かる)挙動不審な動きが好きです
ラストはしみじみにやにやです(ハジメさんの涙がいい)
パピコが溶けてなければいいけどレイカさんのことなので不安(笑)
そのうち、早稲田とか目黒とか大森とかで2本まとめてお願いします
(おまけ)
「なのにあなたは京都へゆくの」は1971年のチェリッシュのデビュー曲ですが、いつも渚ゆう子さんの「京都の恋」と混同する私
今回調べて後年渚ゆう子さんが「なのにあなたは京都へゆくの」をカバーしていることを知りました、ますます勘違いしそう(笑)
【”傷ついた私の心に寄り添ってくれて有難う。忘れないよ。”今作は、クドカンの作品設定&伏線回収に長けた脚本も宜しきファンタジックな幼少期からの女性の恋物語である。清原果耶さんの魅力満載作品でもある。】
ー ご存じの通り、今作は2021年公開の台湾映画のリメイクであるが、山下監督とクドカンは、彼の秀作を素敵にアレンジメントした作品に仕上げている。-
■長宗我部レイカ(清原果耶)は、幼き時両親を自動車事故で亡くし、一人っきり。そんな時幼き皇ハジメ(柊木陽太:「怪物」でクイアの男の子を演じていた。名子役である。)は、彼女を励まそうと笑いで、勇気づけてくれていた。
そんなハジメに対し、レイカはその後も二人だけの秘密のポストで手紙のやり取りをしていた。
今作は、矢鱈と長い苗字の登場人物が多い。重要な役である、荒川良々さん演じたバスの運転手や、ハジメの失踪した父(加藤雅也)の本名も相当長く、覚えきれず・・。
だが、その長さが本作の重要なポイントになっているのである。上手い。
◆感想
・メインストーリーはオリジナルを踏襲しつつ、クドカンの脚本は前半多くの小ネタを含めた伏線を仕掛け、後半それを見事に回収していくのである。
・秀逸なのは、時が止まる理由である。
苗字の長い人は、自分の苗字を書くのに時間が掛かる。
それを”神様が時間を返してくれる。”と言う設定である。
確かに時が止まった時に動けるのは、長曾我部レイカを始め、苗字の長いバス運転手とハジメの失踪した父である。
・ハジメは鴨川象沿いで歌を歌っていた桜子(福室莉音)に恋をするが、彼女は実は余り素性が宜しくない事にレイカは気づく。
そして時が止まった時に、ハジメを救い、幼き頃から、願っていた事をバス運転手の協力を得て実行するのである。
ー 桜子に勇気を持って直談判し、啖呵を切り、バス内で桜子のために用意した40万を掏られそうになっていたハジメのポケットから40万を一時的に預かり、天橋立で念願のハジメとのツーショットの写真を撮るのである。
清原果耶さんの抑制した演技や桜子に啖呵を切るシーン等は、最早、流石の領域である。-
■伏線回収の幾つか
1.ハジメの失踪した父がそうめんを食べる時に”茗荷が必要や・・。”と言って失踪するが、時が止まった時に、ハジメの母(羽野晶紀)の手に茗荷を置くシーン。
2.時が止まった中、レイカがハジメと母と失踪した父の”家族写真”を撮るシーン。- とても、良いシーンである。-
3.ハジメの失踪した父が去る際に、レイカに”パピコを渡してやってくれ”と言うシーン。
<ラストシーンは特に秀逸である。ハジメはレイカが居ると思い、天野橋立の郵便局に異動してくるが、彼女はいない。劇中でもレイカがトラックに撥ねられる直前のシーンが映されておりハラハラするが、彼女は漸く松葉杖を使いながら、ハジメが勤める天野橋立の郵便局にやって来るのである。
今作は、山下監督とクドカンの脚本が最良の形で、オリジナリティ作品をリメイクした作品であると思います。>
爽やかSF恋愛映画
原作(台湾映画)は見てません。試写会にて鑑賞。
同じシーンをそれぞれの目線で描くハジメ(岡田将生)パート、レイカ(清原果耶)パートがあるので、退屈に感じるかも知れません。
私は清原果耶ちゃんが大好きなので、伏線回収パートを演じる果耶ちゃんが可愛くてファンには嬉しい作品でした。
岡田将生演じるハジメは愛すべきおバカ感が可愛らしかったです。
全体的にクスリと笑えるシーンが多いけど
最後はしっかり感動。奇跡が起きる仕組みも分かりやすくて良かったと思います。京都が舞台で地名がよく出てくるので、土地感があるとより楽しめると思います。
主演の2人も京都の景色も爽やかで夏にピッタリの恋愛映画だと思いました。
一緒に鑑賞した弟(あまり映画見ない・岡田将生くらいしか知ってる出演者居ない)は、「面白い映画だった」と言っていたので普段映画を見ない人や役者さんのファンじゃなくても楽しめる映画になっていると思います。
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