バッドマン 史上最低のスーパーヒーローのレビュー・感想・評価
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普通に面白いけど、DC・MCU好きならより楽しめる
売れない映画俳優が「バットマン」ならぬ「バッドマン」役に大抜擢されるも、撮影中、父親が怪我をしたと連絡を受け、バッドマンの衣装を着たままバッドモービルで向かう途中、事故で記憶喪失に――。という、いわゆる勘違いヒーローもの。 普通この手の作品では、他者にヒーローに勘違いされるor自分がヒーローだと勘違いした主人公が、自分が何者でもない事を知ってなお、ヒーローとして戦い偶然や運で勝利。自己実現を成す(成長する)。というテンプレートがあるんだけど、本作の主人公は一切精神的成長をしないのが新鮮だし面白かった。 今どき下ネタバリバリ&下らないギャグのつるべ打ちなのも、個人的には良かったし、「バッドマン」なのにMCUのツボを押さえたオマージュネタがこれでもかと入っていて、映画としても普通に面白いけど、ヒーロー映画好きならより楽しめると思う。
マージュ対象に対する経緯はきっちり払いつつ、独自のユーモアセンスを堂々と打ち出した一作
実写版『シティーハンター』(2019)に続いて、監督・製作・主演をこなしたフィリップ・ラショーによる、紛れもなきMCUに対する愛の結晶です。 ここまで猛烈なアピールを観ると、是非バッドマン役で本家に出演させて欲しい、と願わずにはいられません。 作中の『バッドマン』が明らかなパクり企画であることを強調しつつも、実はアクションや効果音はかなり入念に作られていて、単なるパロディー映画ではないことが分かります。ときおり見せるえげつないユーモアに、「さすがフランス人のユーモアセンスは違う…」と(ちょっと引きながら)感じていましたが、もともとラショーが作っていた作品が、『世界の果てまでヒャッハー!』(2016)とか、邦題からしてアレな感じですからねぇ…。ブレてないとは言えるかも。 ただ単なるキワモノ監督ではなく、フランスでは大ヒットを連発している実力者でもあるところがミソ。役者としてスクリーンで見せる姿からするとちょっと意外なんだけど。「バットマン」だけでなく色々なMCUの作品のオマージュがちりばめられているので、マーベルファンなら当然楽しめるけど、そこまでMCUに詳しくなくても作品自体を楽しむことはできる内容です。ただし下品なユーモアが頻発するところは注意。
今年イチ。 ファンタスティック!
ずっと観たかったが時間が合わず最終日にようやく観ることができたのだが超スーパー最低に滅茶苦茶面白かった。ポスターのビジュアルを見ればどんな映画か一発で分かるが想像した10倍下品で10倍アメコミハリウッドパクりまくりでトム・クルーズは実名で出て来るしこんなことして大丈夫か?と心配せざるを得ない99%パロディに支えられた大おバカ映画である。冷静に考えればこの映画がヒットすればDCもマーベルも「少しは権利料をよこせ」と言ってきて当然であろう。決してキワモノではなく劇中劇の映画メイキングものなのだが偉いのはマントの無い分動きやすいバッドマンの格闘アクションシーンが本家以上に良く出来ており主役が事故で記憶を失い自分がスーパーヒーローだと勘違いして転がっていくストーリー展開が素晴らしい。友人が新薬の治験モニターのバイトをしており何度も幻覚を見たりする・・本筋とは全く関係が無く寧ろ進行の足を引っ張るようなあまりにも下品でばかげた小ネタが散乱していてその徹底ぶりに監督・主演のフィリップ・ラショーに敬意を表さずにはおられない。ラストの伏線回収も見事でFinが出るとともに大拍手したくなる。
ある意味?!,こういうパロディタッチの作品に出来る訳…¿?
邦題って,どういう経緯で作られるのかは知らないが、元に一応話題作?名作?になった作品が有ったからこそ映画に出来た訳で有るとは私は思った処だが…。 もしかしたら,失礼な言い方にもなるのかも知れないが、わりと面白いとは思えた,のは名作に残る?様な作品を題材にして,作り上げられたから面白くなれた❗️何て言葉は失礼に値するのかもしれないが… 如何だろう❓と訊いてみたい感じもした処…?!
バッド.マン
やっと探して見てきました、 パンフもグッズも、何も、ありませんでした、 少し寂しいかも では、内容は、とても下品な上質なコメディで アメコミヒーローのオマージュもあちこちに 思いっきりり笑える映画 さすがフランス映画、コメディセンスが抜群! ただ『絶叫計画』を超えて欲しかったです。
フツーに面白い
あまり期待せずに観たが普通に面白かった。 腹がよじれるほど笑うとかそんなんじゃないけど、クスリ笑いがたくさんあって飽きずに観れる感じ。 ギャグのセンスが80年代くらいな感じで、笑える人は笑えるけど、人を選ぶだろう。 わりとドギツい下ネタが多いのでデートには向かなそう…。 パロディのオンパレードだけど全部は分からなかった。映画好きほど分かって面白いんだろう。 コメディだけどアクションに手を抜いてないのがいい。 この監督、真面目な大作も撮れそう。 なんかフランスで日本の漫画やアニメが人気なのが分かる気がする。世の中をナナメから見る視点を楽しんでるというか…。主流のものに対して、ガチで対抗するんじゃなく、サブカル的な視点でちゃちゃ入れて楽しむというか。 日本にある、真面目なものをちょっとバカにしてからかうのがオシャレみたいな文化って、表面的な礼儀が重視され過ぎてて、本音と建前が剥離してる社会の反映だと思う。 たぶんフランスも同じような感じで、重すぎる伝統と実際の感覚が剥離してる社会なんじゃないかなー、などと思った。
まさに先が読めない展開に面白さを感じたコメディ映画だ
近くの映画館で追加上映となり、早速観て来ました。 ひょんなことから主人公のセドリックが、自分がバッドマンであると勘違いし、強盗犯と戦う物語です。 この映画の完成度が高いと感じたのは、先の展開が読めない所です。展開が読めないので、次はどうなるんだ?という期待感と小ネタで笑いが絶えませんでした。発泡スチロール感も笑いのツボです。懐かしい音楽もかかっていました。 先日観たジュラシックワールド 新たなる支配者は、だいたい展開が読めてしまうので、面白さが半減しました。 「先の展開が読めない」ような工夫することは、映画を作る上で大事な事だと思います。 印象に残ったシーンは、ピエロとの戦闘シーンです。アレをアソコに使うとは!なかなか凝ってますね。 下ネタが多いですが、自分は許容範囲でした。ファミリー向けではないですけどね。 不満点は、上映館や上映回数が少ないことです。映画館もコロナや物価高で経営が大変でしょうが、今後もこういった映画が上映されることを願っています。 結論としては、笑いが絶えない会心作です。
ケルヒャーの吸引力を見よ
めちゃくちゃ楽しい。ここまで面白くパロったら本家のDCも本望じゃないの。クレームつけられるとしたら、オープニングがマーベル風になってる事かな。 下ネタ全開だけど、カラッとしていて、いやらしくない。サイズが気になるのは万国共通。 フランスらしく、ブラックジョークも冴えてる。マカロン大統領の超姉さん女房のことをいじったり、ノートルダム大聖堂の火事をネタにしたり、不謹慎だけども笑ってしまう。 掃除機の件は、すっかり忘れた頃に伏線回収。これは鮮やかに決まった。ついでにもう一つのサプライズもあって、楽しいひとときでございました。
サイコーです!
さすがラショーさん! 十分笑わせてくれました! あ、アレじゃん! お、これって、アレかよ! とアメコミ好きにはたまらないネタばかり! 劇場で観られて幸運でした! ホントに感謝感謝です。 また、やってくれるかなーと密かに期待してまーすw
コウモリなんか食っとらん!
こんなん絶対クソ映画だろうと思っていたのだけど、本サイトの評価はかなり高め。まぁ、あんまり見る映画もないし見てみよっかなという軽い気持ちで鑑賞。正直、ハマりはしなかったけど、少なくとも今年の「ザ・バットマン」よりは確実に良かったかなって笑 本家越えです。 ホント、バカバカしくて仕方ない。 好きな人はいるだろうけど、個人的にはこういう悪ノリが苦手。下ネタもたくさんあるし、大半は笑いは苦笑い。しょうもないと思いながらも笑えないのが、キツかったかな。比較対象として合ってるのか分からないけど、「おいしい給食」とかはその辺よく考えられているな〜って思っちゃった。投げられるボールの下をずっと空振りしている感じ。やるならフルスイングしてよ。 ストーリーに掴みどころがなくて、どゆこと?を狙っているのかもしれないけど、一度この空気感に乗れなかったらもう再乗車は出来ませんみたいな作りで、結構置いてけぼりになる。去年の同じ頃に公開された、「スーサイド・スクワッド」でもそう感じた。どうやら、外国のおふざけが性にあわないようです。 でも、笑えるところもあって。 本家のバットマンやらマーベルやらをまんまパクったり、それをぶち壊すような演出をしたり、知っている人向けだろうけど、そこに関してはめちゃくちゃ面白い。ポスターにもなっているあのシーンは、クソしょうもねぇと思いながらも笑っちゃいました笑 はい、笑ってくださいってシーンより、ちょこっとしたところで笑える。おじいちゃんのコウモリは面白かったな笑 予算が無いとか言っときながら、割とアクションはカッコイイし、ビジュアルにもこだわりがあるようだし、ふざけているようですべきところは全力でしていたから、好感は持てた。なんなら、もっとハチャメチャでくちゃくちゃにしてくれたら良かっただろうな〜。でも、カッコイイヒーローだけがみんなのヒーローじゃない!と本家に訴えかけるようなストーリーは凄くいいですね。 ラストの締め方は結構好き。 ★3.5にしようか迷ったけど、全然印象に残らない映画だったので3.0で笑 どの客層を狙ってるか分からないけど、足首くらいマーベルやらDCやらのアメコミに浸かっている人にオススメかなと。しょうもな覚悟でご覧下さい笑
ネタと伏線、編集と録音
脱力系の笑いに終始包まれながらも、なんだか最後には幸せな気持ちになっている不思議な作品でした。 今どき子供にやりたい放題なのはフランスだからなのかしらね。変にオブラートに包んでなくて私は大好きです。一日経ったらほとんど覚えてなくてなんだか塩っぽい感想ですが、めっちゃ脱力しながら笑わせて頂きました。伏線回収の気持ち良さ抜群です!
くだらない でも清涼感が残るお手本コメディ
やっとこさスーパーヒーローの主役を配役を射止めた、売れない俳優が記憶を失ってしまって、自分が本物のヒーローだと思い込んでしまう本作。 くだらない下ネタと、多少面白い下ネタと本当に面白い下ネタで構成され、色々と無理矢理感があるけど、そんなことはおかまいなく観覧後の清涼感を残してくれます。 仲のいい友達とみたい素晴らしい一作
最強のふたりを観ていた人は某所のワンカットで全腹筋が持っていかれます
うちの地域ではそろそろ公開終了目前ですが、観に行って良かったです。恐らく今年下半期公開の映画の中でも、コメディ部門なら3本の指に入りそうな作品。笑いすぎて腹筋が八つに割れます。仕事や私生活で抱えている鬱々とした気持ちがマジでどうでも良くなります。 個人的には某アベンジャーズの戦闘開始シーンをほぼコピしてきた例の場面と、フランス人なら知らぬ者はいない超名作映画『最強のふたり』を大胆にパロったワンカットがとてつもなくお気に入りです。 今後本家バットマンを観る際に大いに支障が出ること請け合いな逸品です。面白かった。ちと子どもの扱いが雑かったけど。
アホらしすぎて展開が読めない
2022年劇場鑑賞174本目。 アメコミのパロディみたいなフランス映画。著作権とか大丈夫なのか心配になるくらいバットマンっぽい衣装で記憶喪失のまま「いや、なんでそれ持っていくのよ」とちょっと無理のある行動もしながらどんどん犯罪行為を重ねていく主人公はさておき、それを追いかける妹と友人がやったある犯罪にコメディでは片付けられない怒りを感じました。パンフないのとその描写でマイナスしましたが、どう展開していくのか(まぁ最後はなんかうまいこといくんだろうなとは思いましたけど)読めなかったので良かったのではないでしょうか。
前作のシティーコップが個人的にイマイチだったが、今作はアメコミ愛強...
前作のシティーコップが個人的にイマイチだったが、今作はアメコミ愛強めのコメディ映画と化していて、なかなか笑わせられる作りになってて満足だった フィリップ監督は元ネタがある作品だと輝くタイプの監督なのかもしれない
拘りのおバカ映画で最高!
音楽・ビジュアル・演出・あるあるネタや展開など、マーベルやDCといったアメコミ映画のパロディ満載でふざけまくった超おバカコメディ映画!笑った〜面白かった! 妙にしっかりしたアクションがたまに入ってくるのも良いスパイスだし、下ネタも個人的には全然許容範囲。アメコミ映画好きな人は楽しめるのではないでしょうか。 女優陣が皆さん美しかったのも良かったです。 ストーリー展開もシンプルな中にピタゴラスイッチ的なハマり方で楽しめるのも上手。 頭空っぽで笑って楽しめました!
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