MEMORY メモリーのレビュー・感想・評価
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"かなりご都合主義でした…"な映画
仕事を選ばない男リーアム・ニーソン…。
この人が"クワイ=ガン・ジン"を演じたり、『シンドラーのリスト』に出ていたのは、もう遥か昔、昔…笑
しかし、たまに良い作品に出てたりするので困ったもんです。
で、この作品はどちらか?
悪い方です笑
熱烈なファン以外は、その1000円札は他の映画に投資したとしても、誰も文句は言わないでしょう、たぶん。
こんな映画を買い付けて来る配給業者がすべて悪いのです。
日本では今やミニシアターでしかお目にかからないニコラス・ケイジ…彼のようにならないのは、先の大作に出ていたから…という理由だけからなのでしょうか?
これからもその老体に鞭打って頑張ってください…わたしは見捨てたりしませんから…笑
*初期のアルツハイマーを発症してしまった殺し屋…いざという時には、まだまだ機転も利く御様子でしたね。
渋みを増した、というよりもはっきりと老境の人物像を打ち出したニーソンの演技を堪能する一作
記憶喪失をサスペンスの要素として扱った映画作品は珍しくありませんが、本作のようにアルツハイマー病そのものを、しかもアクション映画という分野で取り上げた作品は極めて珍しいのでは。
末期のアルツハイマー病を患った殺し屋アレックス(リーアム・ニーソン)が、次々と襲いかかってくる刺客やピンチに対処していきますが、腕にメモ書きをするとか薬を飲むとか、いくつかの要素を除けばアクションとドラマに気をとられて、アルツハイマー病という設定を忘れがちになることも。これはニーソンがインタビューで答えているように、アルツハイマー病の症状を過剰に描写することを避けたため、とのこと。物語の中核はあくまでもアレックスが己の信念に従って、警察とも敵対組織とも渡り合うサスペンスとアクションに置かれているので、老境に差し掛かった殺し屋の姿を追った作品として安定感があります。
さらにガイ・ピアースやモニカ・ベルッチなど、主演俳優もニーソンに劣らず存在感があり、アクション映画として十分堪能できる内容となっています。ピアースには優男という印象を持っていましたが、今回は堂々とした風格が備わった姿を見せてくれます。老境や幕引きを強く印象付けるニーソンの演技と照らし合わせると、今回の共演にはどこか俳優同士の世代交代のような様相もあります。
手堅い演出のマーティン・キャンベル監督は、もちろん『007/カジノロワイヤル』を手がけるなど実力は織り込み済みですが、『グリーン・ランタン』(2011)の件でライアン・レイノルズからはネタにされがち。これだけ引き際のドラマとして秀逸な映画作品を撮れるんだから、レイノルズとキャンベル監督が再び組んでみるという可能性も…、あるといいな…。
殺し屋のヒーロー
どれだけタフでも人間でしかない
歳相応の素晴らしいアクション俳優であるリーアム・ニーソンの新たなる役が際立っている。いくらタフガイでも、最強の殺し屋でも、人間であることには違いない。当然、病に倒れる。それを踏まえて作られた斬新なシナリオに面白さを覚えた。人間であるからには、病には勝てない。そして、死をもって、その生涯は閉じられる。その時の流れをリーアム兄貴は見事に演じた。老いたアクションヒーローを作り上げた素晴らしい功績に絶えることのない拍手を送りたい。出し尽くされたアクション作品ではあっても、こういうヒーローだって作れるのだ。
メメントのガイ・スピアーズも平行線を辿りつつも、裏主役的な重要な役を上手くこなしている。リーアム兄貴を見るか、ガイ・スピアーズを見るか、どちらも甲乙付け難い素晴らしい俳優である。
追記として、モニカ・ベルッチの美しい殺され方も白眉である。
枯れたアクションの妙味
23-073
男っぽさに溢れてました
リーアムニーソンの男臭いアクション新作。
しかも監督はマーティンキャンベルです。
アルツハイマーに侵されていく殺し屋という一風変わった設定で、主人公に対峙するのがガイピアースというのも面白い。
忘れないように体にメモを取る、あれって思いっきり「メメント」へのオマージュですよね?
そしていつもタフガイなリーアムも、気がつけば御年71ですよ。
しかしそこはリーアム。流石にスピード感は落ちるものの、その圧は未だ健在。身体の大きさもあって迫力があるんですよね。
あとリーアムは銃の構え方が格好良いんですよ。
痴呆から引退を決めた殺し屋が、信念に合わない仕事を押し付けられた事から、組織と汚れた権力者を真っ向から潰しにかかる。
いわゆる「悪を許さない!」なストーリーラインはとても大味です。
でも何だか観れちゃうのは、リーアムの魅力なんでしょうね。
その信念が引き継がれたようなラストも良かったです。
何だかんだその姿は、最後の最後まで男っぽさに溢れてました。
今月リーアム、来月もリーアム
リーアムニーソンのシブさが活かされてるなー。
スッキリはしない殺し屋改心もの
病がなくても…。
リーアム・ニーソンが出てるから☆5。認知症設定はほとんど生かされず。殺し屋なので本来ワルイ人。
ここ何年かの中高年アクション映画ブーム(?)に乗って、おそらく「トレイン・ミッション」(2018)あたりからリーアム・ニーソンを応援しだした「にわかニーソン ファン」です。
リーアム兄さん(爺さん?)には、このままずっと付いて行こうと決めています。だから映画の出来・不出来に関わらず、リーアムおじさんが出ているという理由だけで☆5です。
2ヶ月前の「ブラックライト」は初日に行き損ねて、にわかファンの面目が立たなかったので、今回は初日に行きました。
ところが (^^)。
「TARター」 の後に見たら途中で寝てしまったので(すまんアニキ、にわかなんで)、ストーリーがよく分かりませんでした。
で、も1度見に行ったのですが(^^)。
やはり「TARター」 の後に見たら、やはり途中で寝てしまったので(父さんすまん、にわかなんで)、ストーリーがよく分かりませんでした。
「ター」はかなり体力・知力を消耗して脳が相当疲労する映画なので、にわかリーアム ファンは「タ~」を見た後だとアニキの映画で寝てしまうことが判明しました。だから今日は「MEMORY」だけを見て来ました。ストーリーがよく分かりました。
認知症設定による混乱を全体的にもっと多く出してたら面白かったと思う。
認知症は最近の出来事を忘れてしまうというより、そもそも記憶に定着していないという感じです。例えば「殺しに行ったらターゲットが子供だったから中止した」という出来事自体を記憶に留めていない場合もあります(必ず忘れてしまう訳ではない)。 だから2回も3回も「殺しにいったら子供だった」になる可能性もあります。
あと今回、隠し場所を思い出したから、あれはアルツハイマーとは関係ない単なるど忘れです。
アニキが、なんか世直しするイイ人みたいな話になってしまいましたが、本人が言ってるように本来 「悪いヤツ」。 ” 職業:殺し屋 ” ですからね。 「子供は殺さない」って、まるで 実は根は善人みたいなこと言ってますが、大人も殺してはいけまてん。
まあ、とにかく☆5。「探偵マーロウ」が楽しみ。
趣向の違う「怒るおじさん」モノ
哀しく、そして力強い
私は決していい奴ではない
それは認める
彼ほど悪い奴でもないが、
彼ほどいい奴でもない
2021年のアカデミー賞 主演男優賞をのアンソニー・ホプキンス
作品は『ファーザー』
その作品では記憶を忘れるだけではない、ありもしない妄想までもが現実と入り混じり本人は舞い込んだその世界に翻弄されてしまうとても怖い作品だった
この『MEMORYメモリー』では、記憶が徐々に無くなっていく
しかし人間性は保ったまま
どちらが幸せなのだろう、その病におかされたらどちらを選ぶことも出来ず本人も周りの人々も振り回されることになるだろう
私が好きな役者さん達も私同様歳をとっていく
彼を最初に見たのは『ダーティハリー5』だったと思う
その時は気が付かなかったけど『シンドラーのリスト』で、この人見たことあるぞ 調べたらハリーに出ていた
まさか『スターウォーズ』や『96時間』などであんなに激しいアクションをするとは夢にも思わなかった
しかしかっこいい
そんな彼も70歳になるのだ
昔と違って若者ばかりがもてはやされる映画ばかりではなくなったことは見ている私も嬉しくて力になる
トム・クルーズも60歳、ハリソン・フォードは80歳
クリントイーストウッドなんて92歳なのだから
まだまだ私も頑張らねば
そして、もう少しだけいい奴になれたらと思うのです
リーアム兄さん
アレックスが主人公かと思ってたが、、、
この映画は、主人公のマヌエルが、彼の妻の死を調べるために、彼女が最後に滞在した地であるコロンビアを訪れることから始まります。そこで、彼は彼女が持っていた秘密の過去を知るため、協力者であるアレックスと出会います。映画は、この秘密を解明するための調査やアクション、そして予期せぬ展開を交えながら進んでいきます。
全体的に、この映画はスリリングであり、緊張感があります。映像美も印象的で、コロンビアの風景や文化的な要素が描かれています。また、物語は一筋縄ではいかない展開を見せ、最後まで観る者を引き込みます。ただし、映画の中盤あたりから少しダレる場面があると感じるかもしれません。
総じて、「メモリー」は、スリリングなサスペンス映画をお探しの方におすすめの作品です。
醒めてしまった
シナリオが雑!
主人公のアレックス(リーアム爺さん)は仕事を請け負う時点でターゲットの年齢と名前くらいは調べて知ろうよってのと、仲介業者も長年の付き合いなら子どもはNGって主人公の性質を知ってんだろ!
ってのが引っかかって、ちと飲み込むのに時間がかかったものの。
ターゲットが子どもと分かって、爺さんがブチ切れしてからの展開はハラハラドキドキ。
実質W主人公となるFBI捜査官のキャラがいーな、と思ったらこいつ、『メメント』『L.A.コンフィデンシャル』のガイ・ピアースじゃないの。
ひねった配役で、めちゃくちゃ楽しい!
と思いながらのめり込んだのですが……
あと15分くらいを残すところで、
「リーアム爺さんが(アルツハイマーで)記憶をなくしていくって設定、ひょっとして『メメント』のパロディ?」って頭をよぎってしまったら、なんだか急に醒めて、面白く感じなくなってしまった。
今作も戦うおじさんリーアム・ニーソン
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