「映画館退出を堪えるも最後までつまらない。」NOPE ノープ ふぁんとむさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館退出を堪えるも最後までつまらない。
前半40分くらいはごっそり要らない。
ダラダラ、ジメジメ映像が流れるだけ。
何かメッセージ性が込められているとしても、なんだろう、そのメッセージ性を考察させるような魅力も無いので深く思考する気にもなれなかった。
終始映画館を退出しようと思っていたが、
この監督の過去作の面白さを信じ最後まで鑑賞。
でもびっくりするくらいつまらなかった。
おそらく、恐怖や疎外感・差別意識・仲間意識などを抽象表現してるんだろうけど。
ピカソがホントはめっちゃ写実的な絵が描けるけど、だからこそキュビリズムのような抽象表現をすることで表層ではない、核=真理へのアプローチを試みたように。
一枚の絵画ならいいけど、
2時間以上、自己満足な空気漂う抽象映像を見せられても苦行でしかない。
紙一重だしこうやってど素人の私が批判するのは恐縮ですが、いち観覧者としてそう思った。
分からせる工夫もない。
日本人だから分からないのかもしれないが、
であればむしろ日本人にとってはとってもつまらない映画だってことは確定しちゃう。
未熟者がピカソなどの抽象画を見て、こんなんオレでも描けるじゃん!
って言いながら実際描いたらこうなっちゃうんだなぁ、
っていう考察を入手出来たことが唯一の収穫。
何も裏切られず意外性もなく、悔しいけどつまらんかった。
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