わたしの幸せな結婚のレビュー・感想・評価
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とても面白かったです
私は還暦過ぎてますけど元々こういう世界観が好きなので、あっという間に2時間過ぎた感じです。若い方々の演技に引き込まれたってことでしょうか。音楽もすごく合ってて、涙あり、ドキドキありで飽きることなく最後まで楽しめました。ただ、仲間同士で闘いの果て、、あれ?あの人生きてる⁉︎、と頭の中???でした、まあハッピーでよかったですけど。
気負わずに実写
原作ファンなので、想像以上に気さくな清霞様と元気っ子な美世ちゃんにびっくり。
この驚きはディズニーのシンデレラを観たときに似ている。
あのときも元気っ子のシンデレラに楽しませていただき、新しいものを観せていただいた気がしました。
ストーリーも少し違うのと、主役二人の魅力が絶妙に相まって、別のわたしの幸せな結婚として楽しめた。異能という世界観をさすがの映像で、演技力高い若手俳優陣起用で気負うことなく表現できていて、年齢や男女問わず映画を楽しめると思いました。原作未読の方が多く観ることをわかっていてストーリーをかえたり主役イメージをを作ったことが複雑な部分を程よく省くことに成功して、観るひとを映画にはいらせていると思う。
ただし、ストーリーのこの違いは、今回の映画の中では成功しているけれど、現行6巻続き面白くなっている原作に添わせていくには難しそうかなーと思いました。最初は小さな違いでも後々大きく響いて来るので、制作側さんはこれから苦労するかもしれません。
それでも、本作は面白かったので、続編に期待します。
観たいと感じたら
儚げな今田美桜の「魅力」。
普通でない男女の純愛が心に染みる。一言でいえば美男美女のラブストーリーに過ぎないのだが、設定が尋常でない。男は冷酷無情で何人もの婚約希望者が数日で逃げ出すような最悪の性格だ。女は名家の令嬢でありながら実家で使用人以下の扱いを耐え忍んでいる。両家の政略結婚で一緒に暮らし始めるのだが、この両者マイナスからのスタートが実にいい。もうどこまでも上がるしかないと思わせる。冷酷無情だと思われている清霞が、本当は心優しく孤独な心を持っていることを美世は知る。自分の家柄や美貌目当ての女にうんざりしていた清霞は、美世の中に私心のなさと優しい心遣いを見出す。色々なエピソードを経ながら二人の結びつきはどんどん深まっていく。二人の幸せを自然に応援してしまうが、立ちふさがる障害の大きさにハラハラさせられる。異能者が権力を握るという独特のファンタジー世界の中で、権力争いに巻き込まれて危機に陥ってしまう。異能者の世界というのは、映画ではなかなか伝わりにくいものがあるが、二人の仲を邪魔するものと考えれば、これはこれでとても効果的だと言えよう。
いつも元気いっぱいのイメージの今田美桜が薄幸で儚げな女性を演じるギャップもいいが、美世が嫁ぐ前の不幸と清霞に受け入れられた後の幸せのギャップもいい。色々な意味で美しいものを見たという満足感に浸れる作品でした。
主演の2人
とにかく素晴らしかった。
目黒蓮は最近の注目株No.1なのでさもありなんという感じだが、今田美桜には正直驚いた。
メイクの関係ももちろんあるのだろうが、蛹が蝶に羽化するような見事な変貌ぶりだった。
ストーリーやキャラ設定は今時のネット漫画にありがちで(原作がそうかは知らない)平凡な中、
こんなに心がざわつき何度も涙してしまったのは主演の2人の演技によるところ大だ。
続編もあるらしい。
今作は場合によってはプロローグに過ぎないのかもしれない。
もっと脚本を頑張ってもらって龍頭蛇尾にならないことを期待したい。
因みに観客は9割以上が女性だった。
何らかのバイアスで男性が行かないのだとしたらもったいない。
期待してます!!( *´﹀`* )
原作ちょっと読みました( ˙˘˙ )ノ
ちょっとですけど、原作読んでから行くと展開が早く感じました。鶴木さんとこまでやらなかんから大分はぶいてるのかな?っといった感じです💦
でも、普通に観てて面白いし絵は綺麗だし!!
なんと言ってもめめ様カッコよすぎ✨
キュンがいっぱいでした(*´˘`*)♡♡♡
表現もアクションシーンもかっこよきでした!!
美桜ちゃんと並んで美男美女ですね!
でも、27と19の差はあんま感じなかったかな…許容範囲です!!笑笑
最後のめっちゃ気になる!!
絶対2あるよね!!今回の映画より次回作(あるかは分かりませんがあるなら)の方が本命な気がする…(☆∇☆)
期待を込めて待ってます✋2
大正ロマン風異能バトルファンタジー作品です。描かれる世界の雰囲気は悪くなく良い感じなのですが、大きなお話の冒頭部分を観ているような気もしました。
作品のタイトルは漫画サイト等で知ってました。
どんな内容かは知らなかったのですが、
継母に苛められる少女が幸せになる話らしいので
観てみることにしました。
若い軍人に嫁ぐ事になった若い女性のお話。
大正時代か昭和初期を思わせる世界観に
「はいからさんが通る」
のような話かな?と思い、
実家では継母と妹に苛められ続けていた…と聞いて
「はいからさん」+「シンデレラ」 ?
そして上映が始まってみれば
「異能者が活躍するファンタジー世界」
のお話でした。 そうだったのか。 ひぇー。
主人公の少女(斎森美世=今田美桜)は旧家の娘。
実母を小さな頃に亡くす。
後妻に入った継母と腹違いの妹に、
これでもかという程の「苛め」を受け続ける。 え~
ひたすら自分の感情を押し殺し
顔を上げずにひたすら「ごめんなさい」を繰り返す…。
そんな風に「苛め」をやり過ごして生きてきた…。 う~ん
このたび、妹が婿を取って家を継ぐことになり
美世は、冷酷な男として有名な男に嫁がされる事に。
逆らう事など許されようハズも無く…
風呂敷包みひとつの身の回りの物を背負って家を出る。う~ん
嫁ぎ先に到着。
結婚相手(久堂清霞=目黒蓮)に挨拶する美世だが
清霞は冷たく言い放つ。
「オレの言うことに従え」
「出て行けと言ったら出て行け」
「 死ねと言ったら 死ね」
ああ、こういう方なのか…。
ここ以外に、自分のいる場所は無い。
婚約者としての生活が始まるのだが…。
◇
えーっと、
この世界のおさらい。 …です。
日本のようで日本では無い世界。(たぶん)
「異能を持つ者」が、国の平安を守っている。
その異能者の頂点に立つのが「帝」。 ふむふむ。
旦那様は「異能者」として強力な使い手。
都を守る軍人でもある。 ふむふむ。
美世の生家である「斎森家」も異能の家。
なのだが…。 美世には、その力が無い。
そのため「役立たず」として扱われていた。ええぇ…。
といった世界観が分かってくると
タイトルから連想するような「静かなお話」ではなく
どこかで「異能バトル」が始まるのか との予感(確信?)
で
予感の通りに展開して行くわけですが
「能力が無い」はずの美世に流れる「母」の血
そこには、秘められた特別な力があった。
その力を持つ一族の登場。一族の持つ力とは?
そして、帝の代替わりを狙って
都に混乱を起こそうとする者の存在。
久堂清霞が属する部隊を襲う異能の力。
などなど。
とても大きなスケールのお話の
冒頭を描いたお話なのかも、との印象でした。
一応の終わりは迎えたのですが、なんかどうにも
中途半端な感じがあるなぁ と思っていたら
「あ、続きそう」と思わせる(というかモロですね)
エンドロール後の一コマが。
何となくですが、続きそうな予感。
この作品のメインカップル
久堂清霞=目黒蓮
斎森美世=今田美桜
この組み合わせは、割と好印象。
二人の行く先をもう少し見届けてみたい
そんな気になってます。
◇あれこれ
久堂清霞の性格
これまでに何人もの花嫁候補がやってきては
短期間で逃げ帰る。 …という設定らしいのですが
親の持ち込む縁談ならば、「異能者」であることも
ある程度は知っていそうなもの。 なのに
初対面でキツい「言動」を浴びせてしまうのは
人間嫌いとか女性嫌い
…ということなのでしょうか。
櫛を贈ること
男性から女性へ櫛を贈る。
それは「求婚」を意味するのだそうです。
知ってか知らずか、美世に櫛を贈った久堂清霞。
途中、櫛が割れる場面もありましたが
持ち主に起こるハズの災いを身代わりになったとも
考えられるようです。
つまりこれは、久堂清霞が美世を大切にしている証
と考えていいのでしょう。
久堂清霞の髪型
久堂清霞の髪形(総髪?)と色(白?)が
何故か気になってます。
異能の者の特徴という事なのでしょうか。
そして、力を使っている際に頬に浮かぶ模様は
異能の表現なのか …とか。
何か設定があるものなのか、原作漫画も
読んでみようか思案中です。
土屋太鳳さん
儚げな感じがとても良かった。
思い出と現実の狭間に現れる役でしたが
斎森美世の実の母として、死んだ後も娘を
見守り続ける姿に涙。
◇最後に
アイドル作品なのかもしれませんが
ファンタジックな異世界物語として楽しめました。
次作はあるのかな。気になります。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
原作を読んでる人の方が楽しく見れるかも…
まっさきに出てきた言葉は「2時間程度でここまで話を進めるとは思わなかった」というのが1つである。
私自身、この作品は漫画版を追いかけて、実写ではあっても映像化するならと思い今回見に行った。
2時間程度で、と書いたのは内容を端折ってはいるがだいたい漫画5冊分程度の内容を詰め込んだ点にある。
現在、漫画版は4巻までしか発売されていない。故に知らない部分が少し含まれていた今作。実質的にはネタバラシを受けた結果だが不快感のないほど作品として完成されており、最後まで楽しく見れた。
しかし、最初にも述べた様に2時間程度で漫画5冊分の内容を消化するのである。純粋に進みが早い。漫画で追っている身だからキャラクターそれぞれに愛着を持っているし、どのような思いで行動していたのか何となくではあっても理解している。それ故に短時間でも感情移入できたし、感動も大きかった。
ただ、内容もキャラクターも全く知らない状態で誰かの付き添いできた人は悲惨だったことは想像にかたくない。実際彼女さんに連れてこられたであろう彼氏さんは「敵味方がよく分からない」と終わってから漏らしていた。
戦闘描写は派手で見応えがあった。
音響も静かな部分と派手な部分で聴きごたえがあった。
映像もCG部分が目につかないほど綺麗なものだった。
しかし、肝心なストーリーの恋愛描写については正直内容をある程度知っていないとなかなか理解に苦しむ部分が出てきてしまうように感じた。
結論として是非とも興味があって見に行こうか迷っている人は原作や漫画版を先読みしてから行くことをおすすめする。
キャラクターの印象が違ったりするかもしれないが、心理描写を少しでも分かりやすく見てもらいたいほど良作なのでぜひ一考していただきたい。
メイク?演技?監督?
めめを観に行くためなので、ついていけなくなってはと、小説で予習してから鑑賞。
眼福でした。
今田さん、メイク?演技?監督のテクニックなのか、どんどん可愛くなっていきます。
素晴らしい。
ただ、原作の悪霊?にとりつかれためめを寝ながら救うというところが、まさかのバトル全開にびっくり。
確かにその方が映えるのだろうけれども。
続編にも期待します。
美男美女の恋愛物語と侮る勿れ
懐かしさを感じた
すごくよく出来ている。
イケメンと美少女の、『帝都物語』風味な大正浪漫風味の超能力バトルもの。
なんだか懐かしくすらあり。
昔の角川ノベルスやスニーカー文庫、ソノラマ文庫、コバルト文庫なんかでよく見かけたなぁ。
私、この手の話についての経験値が高すぎて、だいたい開始15分でオチまで読めたのがちょっと悔しい。
この出来の良さなら、VFXと純愛ストーリーに関して、素直に感動したかった。
スレたおっさんになってしまった身には、「ひとまわりした」みたいな感慨と、そこにハマった目黒蓮の美形汎用性、そしてが全てになってしまった。
ところで、目黒蓮くんがいい男すぎて、これまでの「嫁候補を追い出した」ような怖い男としての凄みはなく、たんに素直じゃないツンデレ系な優しいイケメンにしか見えないのはもったいなかった。
あと、ヒロインを虐めぬく自分勝手な義妹・香耶を、『ベイビーわるきゅーれ』の高石あかりが演じていて、これがまたハマり役でよかった。
真面目に演じれば演じるほど、ちさとがバイトやってるギャグに見えるのが難だったけど。
いい意味で予想を裏切る純愛物語
大正時代のシンデレラストーリー
異能を持たない美世は異母妹と義母から使用人として扱われていた。
そんなある日久堂家に嫁ぐことになるところから物語は始まっていく。(ある人物が成仏しきれなかった魂を解放するところが実際的には最初)
女性には誰にも心を開かないような清霞が段々と美世に心を開いていくのはラブストーリーあるあるであるが、同じような境遇を持った2人が色々な壁を乗り越え結ばれていくストーリーは誰もが心を虜にされたのではないかと思う。
それぞれの登場人物同士がゆき交わす感情は複雑かつ見事に描かれていたと思う。
映画が短く感じるほどのめり込める内容だったが、かなり難しい内容だったため1回映画を観ただけでは正直内容を語りきれないのである程度内容を確認してから観た方が楽しめるかもしれない。
内容が完全に分かっていれば評価は満点です!
FIRE
観る予定は立てていたんですが、想像以上の大盛況で席が確保できず少しズレて鑑賞。祝日でも夕方ならまだ空いてて助かりました。
原作は絵柄しか見た事なく、予告とあらすじの情報だけで観に行きましたが結構楽しめました。純粋な恋愛ものとしてもスッと入ってきますし、役者陣がハマっていたのがデカかったです。
物語の構造はそこまで難解ではなく、クセの強い主人と能力を持っていない事で追い出された娘とのラブストーリーです。互いの事を探り探りで知りつつ、身を置かれた環境や、過去の葛藤、そして通じ合うものが2人にはあり、徐々に進行を深めていく流れで、この流れがジャニ系の恋愛映画では珍しく大人風味なのが味わえます。ベタベタするわけでもありませんし、純な恋愛だなと安心して観ることができます。
後半はファンタジー×アクションの要素があって、映像がガラッと動き出すのですが、前半のゆるっとしたペースからの急加速に最初は面白いと思えたんですが、どうにもそこから大きな変化が無く、ゾンビものになったのかなと思いきやそこまででも無く、炎や水の能力を駆使して戦うのもそこまで新鮮味が感じられず、飽きが来てしまいました。澪を閉じ込めて軽い拷問をするシーンは悍ましかったです。
今田美桜さん、高石あかりさんの可愛らしさ、目黒蓮さん、渡邊圭介さん、ツダケンのカッコ良さ、山本未來さんの優しさ、山口紗弥加さんの毒親っぷり、個々の個性がうまい具合に噛み合っていてとても良かったです。特に今田美桜さんの触れたら消えてしまいそうな感じの演技がたまらなかったです。
エンドロール後の映像で続編を匂わせる感じの終わり方をしましたが、これって原作もこんな展開なのかなーとぼんやりと思いました。タイトル的に「わたしの幸せな結婚 ホニャララ」といった感じはしっくりきませんが、興行的には成功してるので来年くらいにもしかしたら公開されるかもしれないです。その時は多分観に行きます。
鑑賞日 3/21
鑑賞時間 18:00〜20:05
座席 I-4
4回鑑賞済。目黒さんの発言により没入感薄れる。が…
続けて4回鑑賞しました。
小説途中まで既読。
コミック既読。
映画化発表前から原作を知っていただけに正直、これを実写化?出来るのか?大丈夫?(キャスト、世界観もろもろ)と、不安な部分がありましたが、開始すぐに映画の世界観に引きこまれました。
まず、原作の知識ナシで観ると(相関図と用語をある程度理解していないと)途中で、ん??と理解が追いつかないまま、ストーリーが進んでしまう部分があります。
見鬼の才、帝室や蟲、映画の冒頭に出てくる天井から吊るされた青い花の奥津城(オクツキ)墓など。
原作を知らない方は、劇場パンフレット(説明あり)やネットで事前に、関係図、用語等を理解してから観る事を、強くオススメします。(冒頭、津田健次郎さんのとても耳心地の良いイケボな声でナレーション?はなされます。が、映像に気を取られ聞き流してしまうとアウト)
◆映画での大まかなストーリーは、
名家のお嬢様として異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がず、家族から愛されず虐げられて育った斎森美世(今田美桜さん)が、異能持ちの名家中の名家で冷酷無慈悲と噂される軍人、久堂清霞(目黒蓮さん)と政略結婚することに。
この2人を軸に物語が始まります。
※のちに美世は、夢見の才(人の眠りの中に入り込み夢を操ったり、精神を操作し洗脳すら可能とし、夢の中で過去現在未来の全てを見通す事も出来き、帝の天啓すら凌駕しうる力)を開花させる。美世の死んだ母親の薄刃澄美(土屋太鳳さん)が、美世の夢見の才を、帝などに利用されるのを恐れ、美世の力を封印していたが、斎森家(木)が焼失したことを機に、その封印が解かれた?様。
またそれと同時に、久堂清霞を取り巻く物語も展開されていきます。
◆枢木忠則(尾上右近さん)?が何者かに命じられ?奥津城(青い花の墓)から、蟲(死んだ異能者の魂)を意図的に暴き、帝都に放出。
※蟲は人の精神に入り込み、体を乗っ取り、他者へ感染る。顔(口)から感染り、ゾンビ化する感じ。
◆蟲が放出された事により、近く帝都に戦乱が起こると、未来を予知する天啓の異能を持つ帝(石橋蓮司さん)が病床の中、予言。
◆そして、この争いを収める為、国民の盾になるよう、帝から命じられ命を賭して戦う久堂清霞。
→しかし、帝の思惑としては、斎森美世が夢見の才を開花する事を予知し、斎森美世と久堂家が結ばれれば、帝室を確実に脅かす力を持つ存在になるだろうと恐れ、この戦いで、久堂清霞に死んで欲しいと目論んでいた。が、これもまた、次代の帝位を継ぎ帝室の最高権威者になる若い息子の堯人(大西流星さん)を考えての親心でもあった。堯人は、のちに、帝(父親)の目論みを久堂清霞に謝罪している。
また、斎森美世のいとこ、鶴木(薄刃)新(渡邊圭祐さん)の出現で、また物語も動いていきます。
◆久堂清霞は蟲に侵された部内(仲間)と戦い、殺しあう他無いところを、斎森美世が夢見の才で助け、ハッピーエンド。
実写化では、主演が目黒蓮さん、しかし原作では美世(今田美桜さん)が主人公の為、事務所の力が匂ってきて、なんだかなぁ。と正直思っていましたが、ストーリー構成は原作通り、きちんと美世を軸としていて、主演の目黒蓮さんを全面に出す訳では無く、絶妙に2人を描いており製作陣へ、とても好感が持てました。
久堂清霞役の目黒蓮さん、斎森美世役の今田美桜さんのお2人の演技がとてもとてもよかった。
ずっとずっと観ていられる。
佇まいが絵になり見惚れます。
演技は勿論ですが表情の出し方が、お2人とも良かった。
過去、ハツラツとした気の強い役を演じられているイメージが強い今田美桜さんが、虐げられている美世を演じている想像がつきませんでしたが、、。
普段の華やかしいオーラを一切消し去り、今にも儚く、消えてしまいそうな守りたくなる美世がそこにいて、とても驚きました。
そして最初から最後の美世の表情、雰囲気の変化を無理なく自然に演じ(しかも順撮り出来ていないのに)今田美桜さんの新たな役の一面をみる事ができ、改めてすごい女優さんだなぁと感じました。
自尊心を酷く傷つけられ自己肯定感は皆無で、ただ息をしている状態から、清霞と出会い、一切表へ出さず仕舞い込んだ、耐えて得た強さを、自然に徐々に、内から滲み出させる演技。生きている感じが伝わって来て、とても良かったです。
映画で使われた組紐(清霞の髪を結ったもの)は、実際に今田さんが習いに行き作ったものと知り、裏側の映らない部分にも役作りが表れていて。髪を結う時の表情を観たら、、。それはもう愛しすぎます。とにかく可愛い。あんみつを食べるシーン、お弁当を届けるシーン、鶴木にお茶を淹れて振り返るシーン、傘を届けるシーン、ラストシーンは特に。自然で絵になる、お2人が観られます。お着物姿の変化も良いです。
清霞の冷酷無慈悲な表情、雰囲気(所作)から表情の演技、ふと見せるあの顔。そしてアクションシーン。昨年大きな話題になったsilentからは、1ミリも想像出来ない程のギャップで。こんな声(張り)なのか、こんな表情も出来るのか、こんなに派手なアクションも出来るのか、と。彼の役の幅はどれだけあるのか、、。今後の出演作品がとても気になります。清霞の原作イメージからいくと、目黒さんだと体格がいいのでは?と思っていましたが、部隊を率いる軍隊長(戦闘シーン)から考えれば、違和感なかったですね。CGシーンも多く、完成イメージを膨らませ想像しながら演じていたとの事でしたが、とても自然で、CGと動作が違和感無く合わさっていました。ラブストーリーだけでなく、アクションシーンが想像以上にしっかり描かれていて、清霞の色もキチンと感じられました。劇中の名簿は、目黒さんが一人一人手書きし、1度書き直ししたそうで。美世に対し、徐々に見せるあの表情は、久堂清霞の役としての反応はもちろんでしょうが、素の目黒蓮が出ていた(出てしまった?)ように感じる場面もありました。ラストシーンは特に。思わずポロッと出ちゃったみたいな。モロ目黒蓮を感じました。宮内省を訪れた際の正座をして話をしているシーンで一瞬、声のトーンから、月の満ち欠けの三角哲彦が見えたのは気のせいですかね。目黒さんの声も個人的には好きでした。着物姿(所作)も軍服姿も似合っており、とてもかっこよかったです。ラストシーン、ぜひ劇場の大画面で観て頂きたいですね。赤い傘にも注目です。
時代背景やファンタジー要素がありながら全く違和感無く、最初から最後まで観る事が出来ました。ファンタジーは避けがちでしたが、これは良かった。CGも全く違和感がなかったです。
ただ、原作を知らない方は内容理解がしにくかった事、少しセリフが聞き取りずらかった事、美世の虐げられている時のビジュアル(窶れ具合)が無い事、アクションシーンが少し盛り下がる事、が気になりました。
ゆり江役の山本未來さんは
原作より少し若いのでは?と思いましたが、山本未來さんの醸し出す雰囲気、穏やかな声、表情と動き(所作)がとても自然で、清霞と美世に寄り添う感じが好きでした。
鶴木新役の渡邊圭祐さんは
スタイル(ルックス)、どこか掴めないミステリアスな雰囲気の演技、とてもかっこよかったです。パーフェクトな男。感が醸し出されていて。スーツの着こなし最高です。スーツフェチの方は必見かと。
五道佳斗役の前田旺志郎さん
清霞との関係性を自然に演技されていて、五道の存在によって清霞の内と外のメリハリが、より出ているなと感じました。
花役の小林涼子さん
花そのものでした。苦しくもありましたが、美世の母の死後、美世を愛し、美世は愛されていたと分かる、人の心の温かさが溢れ出ていたシーンでした。
辰石幸継役の小越勇輝さん
美世への好意はあるものの、親や香耶の手前、臆病さ、優しすぎる青年感の塩梅が本当にぴったりでした。
斎森香耶役の髙石あかりさん
ビジュアルが寄せられており、とてもよかったです。演技は少し気になったところがあったので、今後出演される作品観てみたいです。
斎森香乃子役の山口紗弥加さん
継母はこの方以外いないのではと感じる位の眉の動き、出演シーンラストのあの表情、、。観てるこちらが怖くなる位すごい。
賀茂村紀夫役の津田健次郎さん
声、演技、とてもよかったです。最近ドラマ等でお見かけする事が多く、幅広い演技をされる方なんだなと思いました。ファンの方は特に、冒頭のナレーションのあの声でやられるのでは、、。
キャスト陣の配役が、どの方もハマっており、しっくりきました。脇を固めるキャストの方々の登場シーン、もっと観たいと思ってしまいました。
壮大な映像美、アクション、清霞と美世の美男美女を観る事が出来て大満足です。また、これらをより一層美しく仕上げる為に、現存の国宝や重要文化財で実際にロケを行い撮影している為、歴史的建造物が好きな方にも、とても刺さる作品だと思います。
劇場パンフレットには、衣装担当の方、CG担当の方のお話(裏側を知る事ができ、本当にオススメ)や、監督等の雑誌やTVの媒体で明かされていなかった話も載っており、それを読んだ上で映画を観ると、より映画の深さが出て良かったです。映画に浸りたい方は、購入をお勧めします。
1回目は表情に見惚れて?夢中?になり、内容はそこそこで体感長く感じましたが、、2.3.4回と表情と内容合わせて観た為、体感、秒で観終わった感覚です。1回目では内容理解が追いつくのに難しい部分もあるかと思うので、2回は観る事お勧めします。
また、これは映画の作品自体には関係ないのですが、、。
目黒蓮さんが番宣等で、映画のタイトルにちなみ、『結婚観や恋愛観』の質問をされているのを見かけ、本当に数多くの媒体からされているでしょうし、正直な性格は理解しますが、、。
言葉の端々に、『彼女の存在』を自ら、匂わせる様な、発言や写真等があり(勝手にこちらがそう捉えてしまっているだけかもしれませんが)
こちらとしては、わたしの幸せな結婚への(今田美桜さんとの)没入感が、とても浅くなってしまって。
彼の言う、この作品には多くの方が携わってくれていて感謝していると言う言葉に嘘がないのならば、少し配慮して頂きたかったです。受け取る側の勝手かもしれませんが、没入感に少し水を差された様な気分になってしまいました。
映画では、小説の半分程しか描かれていませんし、最後の終わり方も、続編を期待してしまいます。注目する点を変えて、また観に行こうと思います。
クライマックスシーンの挿入歌が良いの
予想以上に面白かったからこそ少し残念
連続ドラマでもないと描き切れないほどの要素が2時間に凝縮されている。
期待せずにみて、予想外に面白かっただけに、少し残念。
映像はとても綺麗。異能のCGは自然で過剰な演出もないしこれも凄くいい。
出演されている方の演技もよかった。
内容も王道のラノベだったけど悪くない。
あの内容をあの時間におさめた脚本も凄い。
唯一残念だったのが時間。内容を詰め込み過ぎた感じですね。
・清霞は冷酷だというが、最初からずっと優しい
・それぞれの関係性の深さや感情が伝わらない
隊員との関係性を深堀してないから、隊員同士の切り合いで葛藤してるさまに入り込めない
帝親子と清霞との関係性も同じく
美世のいとこの美世や家への感情(執念)も伝わらない
美世の家族との関係も
・二人の近づき方が急
・世界観への説明不足
原作をみていなくても、省かれているけどこういう過程があったんだろな、こういう感情なんだろうと想像させる材料はちゃんと散らばってるけど、映画から一歩引いて考えるから感情移入がしずらかったです。
少しマイナスな事も書きましたが、これだけの要素がある中、全てに力を入れて結局何が言いたいのかよく分からないという作品ではなく、一貫して重点を二人の関係に置いていたのが凄く良かった。是非、観てもらいたい作品です。
2人とも幸せになってね…………
漫画原作既読。鑑賞後かなりの満足感。
映画化されると知ってから、楽しみにしていた作品。
時代背景的が明治か大正くらいで、ちょうど大正ロマンを感じさせて個人的に好きな雰囲気だった。また、軍服がめちゃめちゃ好み。
継母にいじめられるシーンや美桜ちゃんがトラウマを感じて過呼吸になるシーンは見ていて辛かった………
作品鑑賞中気になったのは
・誘拐された美桜ちゃんを助ける目黒くんが斎森の門を燃やして助けに行くシーン
個人的には門を飛び越えるのかなぁと思っていたら、火の能力を使って一瞬にして家の門を焼き尽くしてて「いや、放火犯!!!」と思ったけど、火の能力だけでなく水の能力もお持ちだったようで、自ら消火活動してて「いや消せるんかーい」って思った。
・時々目黒くんが素っぽい演技になっていた?
初期「お前が作った朝ごはんなんて食べられない(低音ボイス)」って言ってたのに最後はデレててそれも良き……ってなった。
・思ったより若いゆり江
・もう少し目黒くんに愛されて変わった今田美桜ちゃんを見たかったなぁという願望
自分が好きなドラマを担当している脚本家・演出家だったので、とても良かったです。やっぱり脚本家・演出家大事!!!!
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