「北欧神話ファンタジー」ノースマン 導かれし復讐者 エスさんの映画レビュー(感想・評価)
北欧神話ファンタジー
人のリアルな裏切りと復讐の物語かと思ったが、魔術あり伝説ありの北欧神話ファンタジーだった。
知識があると尚楽しめる。
ちなみにヴァルハラは戦乙女ワルキューレ(ヴァルキリー)が勇敢に戦って死んだ戦士を運ぶ館の事。この伝説が本作でも描かれている。
予告で『ゲーム・オブ・スローンズ』を思い出したが、やはり冒頭のシーンでウィンターフェルを思い出した。
何度か狼の真似をする劇中の場面で、撮影現場を想像してちょっと笑ってしまった。特にイーサン・ホークとウィレム・デフォーのおじさん2人がノリノリで犬(狼?)になりきって子役に絡む場面は吹き出さずに撮影出来たのかが気になる。
余談だが、『ノースマン』を観る客層が一般層も多く、プロモーションも華がある。
それだけ他の映画やドラマなどを通じて、北欧神話に対する世間の認知が高まった証だと思われる。
その一つとして、北欧神話をベースとしたMCUのソーがある。ソーの映画を観ている人には「オーディン」「フェンリル」「ヴァルキリー」「ヘル」など馴染みのある固有名詞が『ノースマン』で出てくる。映像で世界樹ユグドラシルも観れる。
一般層に北欧神話が知られた切っ掛けとしてマーベルスタジオの功績は大きいと思う。
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