アルピニストのレビュー・感想・評価
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一線を超えて突き進む人
常に一線を超えて突き進む人はある一定数いる。生命の危険を口にするものの、それだけの意味でしかなく、命の先にある虚空を求め続けている人にとって、現実的ではない非現実の山でしか意味を見出すことが出来ないのだ。この主人公はADHDということもあって、社会生活に辛さと不便さを感じている。そんな狭い中では何の意味もないし、生きる価値すら無いと潔くも自分の感性に従って人生を創り出して行く。誰もがそこに憧れと郷愁と不甲斐無さを感じるのだ。自然を相手にダイナミックに宗教をも越えた実感を得た者は見えないものを見つめ、届かないものに手を伸ばし、掴めないものを掴もうとする。そんな体験を誰もが出来る訳ではない。潔ぎよく生きれないのが人間だ。映像を通して、そんな超人を鑑賞出来ことは奇跡なのかもしれない。彼はもはやこの世にはいない。しかし、彼は間違いなく存在している。そんな気がするのは私だけだろうか?
あまりに当たり前の…
若きカナダ人アルピニスト、マーク・アンドレ・ルクレールを2年あまり追ったドキュメンタリー。彼の神憑りとも言える勇敢で素晴らしいクライミングは名だたる登山家をも唸らせ、驚嘆させる。彼は多くのクライマー達を断念させた難所(岩壁、氷壁…)のクライミングを次々と成功させる。
迫力ある映像に我々はハラハラし、またその美しい映像に息をのむ。雪に覆われた山々、満天の星空、オレンジ色の朝焼け、絶壁から見下ろす景観…。
常に死と隣り合わせの命綱なしのクライミング、そしてそれを心から楽しむ彼の姿に我々は感動せずにはいられない。世の中にあるさまざまな問題、そして個人的に抱える悩みなど、すべてがちっぽけなものに見えてくる。
大きな感動をくれたこの映画に僕は最後の最後まで5点満点だと決めていた。しかしあまりにも当たり前のクライマックスが訪れる。そんな当たり前の結末じゃあ減点するしかないだろ。もっともっと感動させてくれよマーク。僕は涙目で呟いた。
「神々のいただき」と両方見るのがおすすめ。
今年204本目(合計480本目/今月(2022年7月度)16本目)。
こちらは参考作品と違い、明確に実在する人物を描いたドキュメンタリー映画なので、あることないことは書けない映画です。
日本ではコロナ事情もありますが、日本国内ではこのようなタイプのスポーツを楽しむという概念がないですし(富士山ですら、そういうスポーツを想定していない)、大半は(コロナ事情よりも前は)外国で活躍するのが当たり前だったようです。
本当に淡々と進むドキュメンタリー映画ですが、山岳の厳しさを見ることができた、という点で非常に良い作品だな…というタイプです(案外、こういう映画は数が少ないし、放映されても本数が極端に少なかったりする。大阪市でも1日3回放送)。本当に数が少ないので気になったらおすすめ、といったところです。
映画自体がドキュメンタリー映画に属する上に、生まれから偉業を成し遂げるまでずっと時系列的に物事が進むのでネタバレという概念が存在しにくい一方、あれこれ書き始めるとネタバレになりかねず、これまたレビューが難しいです。
ただ、「神々のいただき」と違い、いわゆる「高度恐怖症」の方にはみていてつらいかなぁ…というのは思いましたが、この手の映画は程度の差はあってもそうなるのは仕方がないし、そこは減点対象にはしづらいでしょう。
特に減点対象とする根拠はないのでフルスコアにしています。
もしみられるなら前日でもよいので、youtubeなどでこういうタイプの登山家の軌跡を描いた動画を1,2本見ていればだいぶ理解度は変わる(ただし、映画内では専門用語が連発されないように字幕上配慮されている)印象です。
主人公の魅力
単独で前人未踏の登山を行う若者を追ったドキュメンタリー。
断崖絶壁を無駄のない動きで登っていく姿から伝わってくる集中力と、普段のシャイで周りの人を愛するチャーミングな彼とのギャップがなんとも言えず魅力的な主人公だった。
お母さまも、仲間の登山家もみな素敵な人達だった。
次から次へと挑戦を続けるのは彼の特性から湧き出るものだったのだろうと思うけれど、もし、映画を撮っていなかったらどうだったのかなと考えてしまった。
残念ですね。
いつどんなことがあってもわかりながら挑むアルピニスト。彼は楽しく登攀している姿が素敵だし、よく映像に残せたなーと思う。雪崩にはかなわなかったか、、、
単独登攀だったら、映画を撮っていなかったら、とかたらればのことを思ってしまう。残念ですね😢
単独登頂の25年間。『Marc Are』最高!
毎回最後の食事だからと美味しい
ものを食べる。
パタゴニア、トーレ・エガー山頂まですんでの
所で下山するが最挑戦✨
夢を果たす。
死の恐怖は常にあるがまた登る。
毛布の断熱材が破れ、軽くなったと言って
笑う。
恋人は、climbingしている彼が好き、と。
drugはまやかし。climbingはリアル、と。
マークは、山頂、テントで、今すぐにでも下山して
彼女に会いたい、と。
両親、山の男達にも愛され、心配され。
本人は至って謙虚。
アルゼンチンでは子供に現地語で話す。
山はいいと。
チャレンジの大切さはもちろん、
当たり前の事が大切だよ。と。
自分と向き合う場所が山❓
#アルピニスト を見ました❗️
自分と向き合える場所があるって、とても羨ましく思いました✨
でも、命の駆け引きをしながら、山に挑戦する姿を見ると背筋が凍る思いです😱
彼の正直に生きる姿を見て、勇気をもらいました🎯
自分と向き合うことの大切さを感じた作品です🎥
私みたいに、どこか自分と向き合うことを誤魔化している人には、見てもらいたい映画です🥰
また、スクリーンで見る断崖絶壁は、半端ない迫力でした🤣
ぜひ、大きなスクリーンで、彼の無の心境に共鳴して欲しい作品です👀
#映画好きと繋がりたい
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