「まさにアジア版エクソシスト」女神の継承 870さんの映画レビュー(感想・評価)
まさにアジア版エクソシスト
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動物が酷い目に合うシーンが苦手な人は注意!
POV方式で撮影された映像だからこそリアルさと怖さが増す内容だったと思います。
完全なフィクションとして普通の映画のように撮影されていたら、そこまで劇的なシーンが無く(大変なことは十分たくさん起きてはいますが)、つまらなく感じてしまっていたかも。
主人公の見た目の変化とヒートアップする不可解な行動が今作のメインの恐怖ポイントだと思いますが、個人的にはやはりラスト、インタビューで祈祷師ニムが「分からない」と答えるシーンが最も絶望的でゾッとしました。
歴史ある風習だから続けているが、神が本当に存在するのか?私には分からない、とするニム。じゃあこれまでの人々の奔走は無意味?主人公に憑いているものは一体?この後どうなるの?と、最後の最後に鑑賞者に謎と不安感を残す一言。
説明が少なめなことと、終盤の長めの祈祷シーンによって、結局どういうこと?となる人も多い気がしますが、ネットで今作の解説・考察・製作者のインタビュー等を読むとさらに面白く感じると思うので、鑑賞した方はぜひ調べて読んでいただきたいです。
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