ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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漫画実写化の中ではアリ
漫画の実写化映画としては成功作なのではないかと思いますが…
原作サラッと読み、アニメ視聴済みです。
まず「実写化!?」と驚き、まさかまさかと思っていた通り、
主人公は山﨑賢人さんでした…笑
そしてアシリパちゃんは子役さんではなかった…まぁ労働時間の問題と
成長速度の問題で仕方ないとは思いますが…
キービジュアルが出た際、そこそこ似せる気ではいるんだなと思いましたが
やっぱりイメージと違う…。
あ、玉木さんと館さんはこの時点でもすごくハマっていると感じました。
うぅん、観ようかどうしようかと迷っていましたが、評価が思いのほか
高かったので「コスプレ大会になってたら嫌だなぁ…」とは思いつつも
勇気を出して観に行くことにしました。
結果、結構びっくりもしましたが残念なところもありました。
ゴールデンカムイはシリアスとギャグが絶妙なタイミングで絡み合っているのと
男臭い杉元が時折見せる可愛い部分がいい感じでほっこりできるのですが
まず、ギャグ部分が学芸会みたいで笑えなかった…。
それと、杉元の乙女な一面がカット?されていた…。
え?山﨑賢人さんはそういった演技はNGなんでしょうか?
杉元の場合、あの優しく可愛い部分がなくなってしまうと、全く違う
キャラになってしまう…。
続編がドラマで決まったみたいですが、キャラクターの核となるような
部分は忠実にキャラ作りして欲しいなぁと思ってしまいした。
正直、玉木さんと館さん以外は期待していませんでしたが、
緒方の眞栄田郷敦さん、二階堂兄弟の栁俊太郎さん、背が高い月島の工藤阿須加さん
皆様本当にぴったり役に寄り添って演じてくださったんだろうなと感じました。
舘さんの土方、玉木さんの鶴見中尉、木場さんの永倉、完璧すぎました。
残念だったのはやっぱり山﨑さんの杉元とアシリパちゃん…
悪いわけではなかった。うん。
山﨑さんのアクションシーン、体も作られて逞しくなられていて
役への真剣な取り組みは本当に素晴らしいとは思うのですが
戦争で壮絶な経験を乗り越え生き残ってしまった苦悩、泥臭くそれでいて繊細で
戦場から心が戻って来れないトラウマを心に秘めている青年…という風には
どうしても見えず、「爽やかだった好青年が戦争で悲哀を覚え帰ってきました」
くらいな感じで、残念でした。
山﨑くんとしてはアクションもすごいし、原作で「顔がいい」と言われている
杉元なのでそこはいいのでしょうが、私が求めている男臭く泥臭くそれでいて
優しい杉元ではなかったです…。ごめんなさい。
アシリパちゃんは可愛かったのですが、やっぱり大人…。
これで杉元と良い雰囲気とかになられたらほんと気持ち悪い…。
続編がありそうですが、そういうのは原作通りに進めていただきたい。
今後かなり下ネタ系のギャグなどがあるが、あの杉元くんがそれを
できるのか?カットするのか?カットするなら原作の杉本ではないな。別物。
映画ではできないことをドラマでやっていただけると期待しています。
良い意味で裏切られた・・・
今回は、良い意味で裏切られた作品だった。
原作は全く見ておらず、かつ、邦画の実写化作品にはあまり期待していなかった。
しかし、原作ファンの期待にも応えつつ、スケール感もあり、日本でしか作ることが出来ない、アドベンチャーSF作品となっている。
・北海道の美しい雪景色が作品の壮大さを際立たせてい
る。そこでの戦闘シーンが、非日常感を感じる
要素の一つとなっており、SFに必要な神秘さを
加えている。
こういった壮大さは、これまでは邦画では感じることが
出来ないものだった。ハリウッド映画に負けじと、
うまく演出されている。
・明治末期、日本の騒乱期に活躍した志士や、
様々な日本文化、アイヌ文化を交わらせて、
ノンフィクションかと思わせるような世界観に
引き込まれた。
本当に日本に実在したものだからこそ表現できるもの
だと思う。
・ネタかと思いきやしっかりと伏線回収
下品なネタは原作に忠実にした結果?と思いきや、
しっかりと意味がある。伏線回収されないまま
ネタ化される事もあるが、本作では決して
そんな陳腐な感じではなかった。
今後の演出や脚本の磨き方によっては、日本版ロードオブザリングのような作品になるのではと、十分に期待できる。今後が楽しみな作品。
そして今回、ゴールデンカムイという作品を知ることが出来て良かった。原作も見てみたいと思う。
ゴールデンカムイ未読だけど面白い
先ず未読者なので登場キャラが似てるとかそういうのは全くわからないし、ストーリーが原作とどうとかもわからない。
評価が高かったので観てみるかってノリで見た。
あと私は邦画を観る率で言えば洋画10本に対して邦画1.2本であまり好きではないんですが、その感想はめちゃくちゃオモロいやんけ!続き気になるぅ原作も読もう!です。
主人公グループと、敵対する組織が一つではなく二つあるのがそれぞれの金塊を探す目的やその背景がしっかりしてるのでなるほどねぇと説得力あります。
漫画的演出も観てて嫌な感じもしないし、コミカルな場面とシリアスな場面のバランスが上手く、緩急あるリズムでポンポンドーン!って感じで終わっていきます。
最後の終わり方がうますぎて無駄にテンション上がりました。
ドラマ化が決定したみたいなのでそれも楽しみですが、映画作って続編をドラマでやるってのがこれから増えそう。
邦画ってつまらないの多いよねって思いがちの人にオススメします。
ちなみにデートでも良し、親と観ても良し。
後味良し。
漫画読んでみようとか北海道の歴史とかにも興味範囲が広がる作品ですので、一粒で2度3度美味しい映画だなと思いました。
日本の持つ魅力的なIPの氷山の一角に触れ、これからは日本の漫画アニメにも食指を伸ばさなきゃと思わされた作品でした。
ロウソクボリボリしちゃおうか
原作ファンです。
再現度高い〜!!アシリパさんかわいい〜!!
お顔が大好きな玉木宏の出演作では、千秋先輩(のだめ)がベストかなと思っていたが、超えたかもしれない。鶴見中尉の狂気がそのまんま。ターミネーター走りまでやるしw 団子で「ふ…じ…み…」ってやるところがかなり好き。
個人的に好きなキャラである二階堂も、再現度高くて嬉しかったなー。という感じで今後出てくるキャラが楽しみ。
そして杉元佐一。
また山崎賢人?今どきのイケメンだけど大丈夫なの?と思ってたけど杞憂でしたね。戦闘シーンのギラついた表情とか、とても上手でした。そしてハンサムですね。
ケチつけるとすれば、原作に忠実なあまりに話がほとんど進まなくて、映画館で手の込んだ予告編を観た気分になってたところに、ドラマ化のニュースが出たことですかね。
WOWOWきたねえ!!最初から言いなさいよ。観るけど。
そこにほんとにいる。
途中まで、杉元の帽子がつい三日前にその辺の店で買ったみたいに綺麗なのとか、気になっていたんだけど。
どう見ても、戦場からずっと被ってる帽子には見えないしさ。
ただ途中からそんなのどうでも良くなりました。
山崎賢人と山田杏奈、素晴らしすぎました。
ほんとにそのキャラクターがそこにいるみたいだった。
この映画の中の世界に存在してて、このストーリーを生きてる人みたいだった。
そしてまあこの二人が、なんとも素敵な、魅力的な人間なので。
彼らが楽しそうなのを見ると楽しく、離ればなれになってしまうときは辛く、ピンチのときはハラハラしました。
そしてあの、雪原で向かい合って話す場面。
ああ、こういうものが大事なんだな、こういうものが欲しくてみんな生きてんだな、て思いましたよ。
例えば、同じ雪の中の映画ってことでいうと、レヴェナントなんかと比べるとね、まあ日本の映画はこんなもんだ、という気もしないではない。
ただそのこんなもんだ、は、ほんとに、心底素晴らしいです。
最後まで夢中になって見ました。
ホウケテルカムイ
山崎賢人のアクションが凄い!
原作は読んでいなくて、アニメも観ていません。
実写キングダムがとても好きで、山崎賢人主演と聞いて
観にいきたいと思っていました。
公開前の前評判がとても良く、かなり期待して観に行きました。
観に行ってみると期待を上回る出来でした。ストーリーもアクションも凄すぎます。
脱獄囚に刻まれた刺青から、金塊を見つけ出そうとするといろんなキャラクターが現れてそれぞれの野望が交差していくというストーリーですごく面白いです!
アクションシーンもとても良くできていました。
ソリで引きずられるシーンは山崎賢人実際に引きづられていたと思うととても凄かったです!山の動物達は本物かと思うぐらいリアルでした!
早く続きが観たいです!
この作品は続編ありきの実写映画化に最適だと思いました。
映画『ゴールデンカムイ』の実写版を観ましたが、非常に面白かったです。
以前に原作を9巻まで読んでいましたが、あまり面白くなかったので9巻で読むのを中断していました。
アニメも制作されていたことは知っていましたが、興味を持てないまま見ることはありませんでした。
最初の印象は、設定は魅力的だが、物語が盛り上がりに欠け、過度に長く感じられるというものでした。
私は食べ物やアイヌ文化にあまり興味がないため、アシリパさんの説明的なセリフは長くても面白みを感じず、むしろ苦痛でした。
しかし、実写映画では制限された時間の中でストーリーを進める必要があるため、そうした部分は削られ、最低限に絞られていました。
また、原作ではあまり興味を引かなかった要素である食べ物やアイヌ文化だけでなく、アクションシーンなど盛り上がる部分も実写の方が迫力があり、原作よりも良かったと感じました。
登場するキャラクターは非常に個性的でありながら、ストーリー自体はかなりリアルで実際の事件が基になっていることや、他の映画やドラマの要素を取り入れている部分もあるため、この作品が実写映画として成功するのは理解できます。
一般的に、原作を実写映画化する際の傾向として、前半は原作通りで後半は異なる展開にするとか、基本的な設定やキャラクターを使用して新たなストーリーを作るといったアプローチが見られますが、この映画ではそういった手法は採用されていませんでした。
短縮されているものの、ほぼ原作通りに制作され、細部にもこだわりが感じられました。
この映画は続編がドラマ版で制作されるようですが、 最近の傾向として、続編を前提として原作通りに進め、中途半端な終わり方をしても良いとする映画が増えているように感じます。
ドラマやアニメと異なり、映画は制限された時間内で物語を完結させる必要があり、そのためには原作を無理矢理改変せざるを得ないこともあります。
成功すれば良いですが、失敗することも多く、その結果、原作ファンからの批判も増えています。
逆に、実写映画は時間は短いものの、ドラマやアニメよりも高い制作予算が用意され、大画面で見応えのある映像を作り出すことが可能です。
そのため、できる限り原作に忠実でありながらも、終わりが中途半端でも良いのであれば、続編がある場合はそれを楽しんでもらうか、続編がない場合は原作やアニメを観てもらうというスタンスが取られているように思います。
原作未読者には勧めない。
金塊を巡る争奪戦スタート!
※原作未読
⚪︎不死身の杉本
死なない男
山崎賢人の熱演
⚪︎金塊を巡る争奪戦
囚人の刺青など伏線多数
のっぺらぼうの正体とは
⚪︎北海道の大自然
美しい雪景色
熊との戦闘シーンは大迫力
⚪︎土方歳三
もし生存していたらのストーリー
⚪︎アイヌの文化
⚪︎飯テロ(オソマ)
△まだ序盤
続編次第?
かと思ったらwowwowドラマかよ…
完璧すぎて・・・
実写化としては大成功だと思いますが、完璧なトレースすぎて、次は見なくても良いかなと思ってしまいました。
よく言えば完璧な原作再現で、実写化としては大成功です。
ストーリー、画面の配置、役者の表情まで含めて全てが、完璧な漫画のトレースでした。
原作の出来が良いので、その完璧なトレースであるこの映画も、映画としてはなかなかの出来で、初見の人にも楽しめるかと思います。
ただ、完璧に実写化しすぎて、「良いな」と思ったシーンが、全て原作漫画の静止画のトレースそのものなのです。
ストーリーもオリジナル要素は見当たらず、驚きはありません。原作漫画を2時間で三巻までダイジェストで読み返した感覚ですかね。
原作を知らない人をゴールデンカムイの世界に導く、正しいメディアミックスです。
しかし、原作完走組としては、「まあ、漫画を読み返せば、映画は見なくても良いかな?」って感じですね。
人の悪口は偉大な文化である
構成の妙
原作未読で、原作の基本的な設定しか知らずに鑑賞。優しそうな顔立ちの山崎賢人さんが兵隊上がりの乱暴者に扮して大丈夫か?と思ったが、冒頭の戦闘シーンのおかげで、怖い人物に見えた。また、杉元が財宝を求める理由を、後半の回想シーンで明かすことにより、アクションシーンを純粋に楽しむことができた。もし、病気の知人を助けるため、という設定を早々と知ってしまっていたら、さっさと諦めればいいのに、という気持ちが先に立ち、あまり杉元という人を応援できなかっただろう。
人物が入れ代わり立ち代わり登場するが、癖のある人物ばかりで、皆印象に残る。そんな中で、落ち着いた感じのアイヌ老人たちが、平凡な生活を送る多くの観客にとって深く共感できるキャラとして重要だと思った。
アイヌ文化を学ぶことができるし、子供の好きそうなウンコ系のギャグもあるしで、一本調子にならない点も、構成として優れている。
惜しかった点は、架空の人物ばかり(長生きした土方歳三も含めて)の中で、公務員の鑑みたいな永倉新八さんを悪の一員として登場させてしまったこと。それと、白いオオカミが
美しすぎて、とても野山で暮らしているようには見えなかったことかな。
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