逆転のトライアングルのレビュー・感想・評価
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ラストのシークエンスはすごく好き
汚物まみれの群像劇
最初は??
最初の方は何がなんだかさっぱり分からないけど、我慢して見ているうちにだんだん深みに入っていった感じ。しかしあんなに吐くシーンを映画で見せつけられたのは初めてだ!
船上では船長が業務放棄で「これはまさかタイタニックのようにならないよなぁ・・」と思っていたら本当にそうなってしまうし、最後は映画LOSTみたいになって。
まさかの連続。
色々な立場の逆転現象が次々と起きて面白かった!!
中でも掃除係の豹変ぶりには驚かされるが、極限状態だとそうなるのかなと思ってみたり。
結末はどうなったのか視聴者が考えてって言う終わり方。
若いモデルをしているカップルがレストランの支払いで揉めるという細かな出来事から始まり、次の場面では何故かその二人が豪華クルーズ船に乗っていて驚かされたし、こんなに先の読めない映画は初めてだったかも。そういう点でとても印象に残る映画でした。
人はみんな平等
Balenciaga or H&M
ブラックユーモア全開
全体として大きな一つの流れがあるというよりは、主人公は同じの4つの連作短編くらいのテンション
①モデルのシーン
バレンシアガは怖い表情、H&Mは笑った表情
②カップルの会話
奢る奢らない論争
③クルーズ船
せっかくキャプテンになったのに金持ちの接待ばかりで嫌になったおじさん
兵器売りで儲けた穏やか老夫婦
良かれと思って船員に無理やり泳がせる老婆
最終的には船酔いにより嘔吐と下痢でぐちゃぐちゃ
④サバイバル生活
海賊により転覆
権力が新規に発生して、支配が生じる
どのシーンもどの会話もきれきれのブラックユーモア
かなり好み
格差の過去か、共生の未来か 世界の縮図
力とイケメンと皮肉と⭕️ロ
面白かった。序章から未婚の男女において、食事のお金を払うのは誰かで揉めるシーンは、「フレンチアルプスで起きたこと」を連想する。
船が沈没し残ったメンバーの中での弱肉強食の世界は、力を持つた者トイレ掃除の女とイケメン又は美女が役に立つ。
沈没までの船のシーンはまさにカオス、最高にグロで笑える部分も。酔っ払いの船長役ウィルソンこの人しかいない感じで的役。
ラスト好きです、この監督らしい曖昧さがすき。
I love you. Give me fish. 愛している、だからアジの開きをくれよ
そういえば名作とされるかの「十五少年漂流記」。
あれは、漂流した十四人の白人少年と、一人の黒人召使いの、“動かせぬ差別社会"を、白日の下に晒した物語でした。
階級社会を逆転させて、主客を入れ替えて彼らを戦わせてみたいという妄想は、けっこう根深く世の中に潜んでいるのでしょう。類型の作品は、古今たくさんあります。
しかしこの作品、監督の育ちがわかるし、
小学生の作文みたくて、まあまあ、オモロかった。
撮影のスタッフたちもノリノリで、アイデアを出し合いながら、悪ふざけ映画のコンセプトに便乗したのでしょうなぁ。
カンヌ映画祭に集まるセレブたちは、
一握りの王族や貴族、そういう世襲のモノホンの大金持ち以外は、たとえブラックタイをしていたとしても、総じて下働きの鬱屈した中産階級のはず。
そもそも「役者業」とは、その発生からして低層階級のなりわいでした。
だから積もり積もった不満を武器に、溜飲を下げるためにも、こうやって庶民のルサンチマンを小出しにする“プチ・フランス革命"を民衆は求めているのかもしれませんね。
プレートの弛緩。マグマの放出という訳です。
ところが本作の「革命」=「遭難のドキュメント」の、このとんでもないチープさは何だ!
監督が観客の期待をわざと外して、観客を蹴落としてせせら笑う仕掛けであったように思う。
つまり、本当のセレブがどこにもいない。漂流者たちはひとり残らず低層だったから。
漂流してたどり着いた孤島でも、けっきょくそこで生まれてくるのは底辺同士での上下関係の再構築と、マウントの取り合い。
そして手揉みしながらの懐柔作戦でしたね。
役者が二流だから、ストーリーに現実味がないのです。どこにもセレブがいないから下剋上にリアリティが無い。だから観客には驚きも戸惑いも、そして快哉も生じようがないのです。
ギャラをケチって本当のセレブリティを起用しないからこうなる。
たぶん監督は、そこ、わざと狙ったんでしょうが、彼の思惑どおりに安っぽい映画でした。
「神様メール」ではカトリーヌ・ドヌーヴがゴリラとのベッドシーンを演じ、
「おとなのけんか」ではケイト・ウィンスレットが盛大に嘔吐して吐瀉物をぶちまける。
大物を使うからテーマが明確になってくるものを。
「逆転」をさせたいなら、アビゲイル以外の出演者はすべてアカデミー賞の常連にしなきゃダメなんですよ。
カップルにはブラピとナオミ・キャンベルが良き。
ロシアの成金も貧相でしたから、あれやらせるにはマーロン・ブランドを連れて来なきゃあ。
掃除婦アビゲイルはロレックスには興味がない。アビゲイルが欲しかったのは男。
セックスを満足させてくれたら食い物を作ってやっても構わないって、・・配役もストーリーも、とことん貧相な干物でした。
・・・・・・・・・・・・・
女とは戦え。戦わないと奴隷になるぞ!
と尻を叩いたタクシー運転手 ―
きっとあれはオストルンド本人のカメオ出演。
溜飲りゅうべん・オストルンド?
お金が出来たから、彼は次々と話題の新作を出すけれど
彼の敵はセレブリティではなく、映画を観にきてくれた観客なんでしょうな。
そろそろ僕は飽きたかもしれない。
最後の様子から
なかなか観るのに忍耐を要しました。
最後どうなるのか気になって、見届けました。
カールの様子は緊迫していたのですが、どうなったのかは想像するしかない!
ヤヤを始末したところで、いずれは誰かが見つけるでしょうしね。そんな浅はかなことはしないと思いますけど。
ヤヤ役の女優さんは亡くなったそうですね、ご冥福をお祈りします。素敵な女優さんでした。
好みの問題
第1章で腹立たしかったヤヤが最後にはとても可愛く見えて1番好きなキャラクターになっており、第3章序盤でめちゃくちゃ応援してたアビゲイルが結局は理性も生理的にも受け付けない嫌いなキャラクターになっていたというのが正直な気持ち。
個人的なキャラクターの印象も最初と最後では見事に逆転しまったわけです。ヤヤ役のチャールビ・ディーンさん、本当に残念でなりません。ご冥福をお祈りします。
物語ですが、「面白かったー!」とはならず、「この散らばった感情どうすれいいの!?」と困惑したのが観終わった直後の感想。そして第2章で気持ち悪くなった。船で私も見事に酔った。実はこれに似た経験をしたことがある。
ただ、いろいろ解説&考察のサイトなどを見ると理解が及ばなかったところが補完され「なるほど」と思った。
少しテーマが被っているということで、小日向文世主演の『サバイバルファミリー』を思い出しました。
ブラックジョークでshit
導入でめんどくさい主人公だと思ったが、周りも大概で、それでも豪華客船であんなに酷い展開になるとは思わなかった。
島編はナディアばりに要らなかったのではとも思いつつも、金持ち、権力の移り変わりとかの皮肉な演出にはやはり必要だったのか。。
それでも船爆破で終わっといても良かったような。。
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