ザ・バブルのレビュー・感想・評価
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俳優組合は共闘出来ない!!!
パンデミックをおチョックだ話なら認めたいけど、映画のプロが作ったコメディーには見てない。
コメディー???
高尚を気どるつもりは無いが、無理をしても笑えない。それに全く緊張感が無い。アメリカのお下劣なギャグとイギリスの下品なシモネタと日本のお涙頂戴映画が合体した話になっている。
パンデミックが原因で映画の質や経済が下降した訳では無い。経済も文化的程度も元々程度は低いのである。
良くぞ、こんな映画に出たものだ。見ているこちらが恥ずかしくなる。
パンデミック後の世界で繰り広げられる豪華キャストによる狂宴がメチャクチャ楽しいメタコメディ
新型コロナによるパンデミックの中製作発表された恐竜パニックアクションシリーズの6作目、『崖のビースト6』。5作目を降板して別の映画に出演したものの散々な評価を食らってしまったキャロルは本作で復帰を決意。撮影スタジオのあるロンドン郊外のホテルに到着するが、スタッフもキャストもPCR検査の後は2週間自室から一歩も外に出られない自室隔離。この時点で既にポキリと心が折れたキャロルだが、新型コロナ対策が徹底された撮影現場は以前のそれとは全く異なっていて・・・からのメタコメディ。
コロナ禍を逆手に取った脚本にまず驚嘆させられます。そして俳優陣のぶっ飛んだ熱演がとにかく面白い。主演のカレン・ギランにはクールなイメージを勝手に持っていましたが、過酷な撮影現場でどんどん壊れていくキャラクターを軽快かつキュートに演じています。ジャド・アパトー監督作品なので下ネタもバカみたいに投入されますし、ゴア描写も上質なホラー映画並みにしっかりしています。TikTokやYouTubeといった動画コンテンツもしっかり取り込んでギャグにしているので中学生以上なら誰でも笑えるくらいのワイドレンジをカバーしていますし、切れ味鋭い風刺に塗れたオチまで笑いっぱなしでした。
ジャド・アパトーの奥さんであるレスリー・マンと娘アイリス・アパトーの親子共演も楽しいし、『Xファイル』のデイヴィッド・ドゥカヴニーから『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』で物凄い数の助演女優賞にノミネートされた新星マリア・バカローヴァまで個性の切り立った俳優陣の楽しそうな競演が眩しいです。ちなみにカメオ出演も豪華なのでその辺は是非鑑賞時の楽しみにして下さい。
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