エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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オスカー7部門受賞!キー・ホイ・クァンの演技が最高!
場面が目まぐるしく切り替わる前半は評価が分かれるかも?もう少し一つ一つのアクションをしっかり観たかったです。すぐ切り替わり過ぎて楽しめない!夫のウエストポーチのカンフーアクションは最高でしたが。 色んな映画のパロディ満載のマルチバースは館内で笑いが起こってました。 後半雰囲気ガラッと変わります。前半観てる時にはまさかこの映画に泣かされるとは思いませんでした! 現実に疲れてる全ての人への贈り物のような映画でした。☺️✨ 🎦インディージョーンズや🎦グーニーズで中国系の男の子をやってたキー・ホイ・クァンが主人公の夫やってて凄く良かった!オスカー受賞納得でした!
期待はずれ
予告編は面白そうだったのに… 過剰な悪趣味、マルチバースの描写は薄っぺらくMCUと大違い。 最初から最後までどこか物足りなさを感じました。 パロディ映画のようでしたがそちらに振り切っているわけでもなく。 低予算映画かと思いました。 キーホイクアンはキュートでミシェルヨーはかっこよかったです。
ミシェル・ヨーへの愛を感じない
悩み多い迷えるエヴリンが、マルチバースのいろんなあったかもしれない別の自分のパワーを借りて敵と戦うというストーリー。映画のオマージュなどもいろいろ投入しながら、誰しも持ってるあったかなという未来の姿と今の自分とのギャップ、みたいなところも共感を呼びそうなところでもある。 すごく思ったのがこの作品、自分はエブリンだと感じ中年女性目線で観るのと、それ以外の目線で観てエブリンを客観視するのでは感想がまるで違ってくるんじゃないかってこと。わたしには、この作品からミシェル・ヨーやエブリンというキャラクターへのリスペクトを感じ取れなかった。 面白いけど、エブリンの今の苦境は旦那のせいでも娘のせいでもなくエブリンきみ自身の世界の見方、優しさの欠如、きみの心持ちなんだよって言われてしまってるようで、中年女性はただの道具として記号化されてて、その中年女性が破天荒なのりでアクションをすることに焦点あたってる感じが気になってしまって、少し心が波立った。
がっつりコメディ
カオスな世界は嫌いじゃないが、こちらはちょいtoo much気味 怒涛のセリフ量とボケの手数、映像も多く移り変わり… 正直めっちゃ疲れました ただ、ボケは下品でしょうもないが、面白い笑 とにかく遠慮がなく、やりきっていて清々しかった 特に石のくだりは斬新。映画のスクリーンであのボケが出来るとは…マジでハート強いと思う ふざけたアクションの数々もワクワクしながら楽しめたし、 最後も泣いたし、 要所要所では良かったはずなんだけど でも一本の映画として振り返ってみると、なぜか特別深く印象に残らなかったなぁ
馬鹿馬鹿しいと油断する事なかれ
いかにしょうもない事をするかで戦うなんて、ふざけた話かもしれないと思ってた時期が私にもありました。 でも、この映画は親子の関係と夫婦の関係の再生を描いた作品で。 誰しも、その人生の中で夫婦や親との関係に疲れたり虚無感を持ったりするんだと思う。 特に今の10代や20代はネットが普及して、他人との距離感が気薄になってるし漠然と将来への不安がずっとあって、親世代からするとそんなもの悩みでもないかもしれない。 努力や気持ちが足りないと思うかもしれないけど。 その辛さや劣等感や虚無感は当事者にしか解らなくて、それを親が思う正しさや望む未来なんて暴力でしかないんだよね。 そんな若者や人間関係に諦めた人達に優しくあろうと寄り添う気持ち、認める気持ちが、最大の武器になるのだ。 最後は本当に感動してた
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』鑑賞。作品の...
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』鑑賞。作品のトーンやテンポにあまりノリきれず。嫌いな作品では無いんだけど。
優しさ
めっちゃ面白かった! 中年女の私には深く刺さる作品だった。 冒頭の、山のようなレシートのシーン。黒沢の『生きる』のそびえ立つ書類の山と同様、税金に追われる生活を一瞬で理解させる。「一枚一枚のレシートに物語がある」みたいなセリフは無数にあるマルチバースを示唆していた。 なぜエヴリンが選ばれたのか。それは彼女の人生が失敗だらけだから。彼女が失敗すると、ほかの世界のエヴリンが成功している。それが宇宙の秩序だと言うのだら、失敗だらけの人生に贈る、優しさマックスの設定だと思った。 マルチバースにアクセスするには、突拍子もないバカなことをしないといけない。「自分の常識や殻を破れ!」って言ってくれてるようだった。 カンフーでスーパースターになったエヴリンは、超セレブのミシェル・ヨーそのまんま。ミシェル・ヨーも、人生のどこかの選択が違っていたら、エブリンのような人生を送っていたのかもしれない。めっちゃ説得力がある。 さて。 エブリンは自分が世界の中心じゃないことを知っている。 かつて、エブリンの親は子どもの恋愛を認めず、失望した形で彼女を行かせた。 親に失望された苦い記憶というのは、自分の存在に虚しさをおぼえ、諦めたような心持ちにさせる。 だから、愛する娘(この素晴らしい命!)には、願わくば自分に似て欲しくないと願う。娘には自分自身の人生を生き生きと謳歌してほしい。 ところが。娘というのは、母親の諦めた感じや、口ではOKと言いながら古い価値観を捨てきれないでいる様子を誰よりも敏感に察知する。 そして母親と同じように自分の存在に虚しさをおぼえ、ありのままの自分に許可を出せない。 マルチバースを自由に行き来するジョイ。この世界は虚無を搔き集めるだけなのか。だとしたらもうベーグルに入っちゃえばいいんじゃない? そこで、エヴリンは奮い立った。行かせてたまるか!私は自分の親のように、娘に失望したり、諦める形であなたの手を離したりしない!娘がレズビアンであることを気にしていた私(親の価値観)とはオサラバだ! 虚無を搔き集めて形成されるものは虚無ではない。時間や空間が全て幻想だと気づくことで、共に笑って暮らす相手への愛の尊さを知る。 だから宇宙で最強なのは優しさなのだ。 光の選択をすれば可能性の扉は開く。
ジャンル分け不能。でも、それが人生、、、なのか?
作品賞、監督賞、脚本賞など、アカデミー賞7部門を受賞し、アメリカで旋風を起こした映画。しかし、その割には本サイトのレビューの平均点は低く、見る前は半信半疑だった。 確かに目まぐるしい場面転換で状況を把握するのに終始苦労したが、「マトリックス」のメタ世界観とエミール・クストリッツァ監督「ライフ・イズ・ミラクル」の〈人は愚かしく愛おしい〉という人間観が合体したような、素晴らしい映画だった。 〝普段は絶対にやらない下らない(と思われる)事をすれば、今いる世界を抜け出し、別世界に行けて新しい能力を手に出来る〟この設定が、バカバカしく下らないシーンを続出させ、妙な快楽をもたらすが、その一方で、妙に寓話的でもあり、案外人が生きる上で大切なことを伝えているのでは、などと真面目に受け取ったりもしてしまう。ロッテン・トマトという映画批評サイトには「感動で、うっかり涙した」という評が書かれているそうだが、まさに、そんな映画だった。
最強カオスな感動
第95回アカデミー賞 作品賞含む最多7部門受賞の総なめに 大大大納得の2020年代最強の名作🙌🏆 現在は賞レースで大注目されていますし、以前から超高評価で一際目立っていた本作。海外公開から長い間首を長くして日本上陸を待っていました。マルチバースを扱った設定、ミシェルやジェイミー、ジョナサンなど大好きなキャスト、A24という信頼性、全てが最大限の興味を持たせてくれました。ずっとずっと待ち望んでいました。 アカデミー作品賞間違いなしの傑作です。マルチバース設定、ぶっ飛んでるようでしっかり筋の通った家族の物語。一つの選択が色々な可能性を生み出す。 でも決めるのは自分。こんなに笑えて泣ける映画ないです。大切な人と観たい頭おかしいくらいの大傑作です。
理屈で理解しようとするとわからなくなる作品
なんとなく頭を空っぽにして見れる作品を見たいと思って観賞。 現実と別の世界観が繋がるってだけならなんとなく頭では理解できても、ストーリーが入ってこないせいか理解することを途中でやめた ひとまず、カンフーというか中国映画がベースにあるって感じでもないので、最後まで見てないと世界観を知ることが難しいなぁと思った たまに入るアメリカンな笑いは本当にくだらなくて笑える 好きな人は好きなんだろうなって感じです
アカデミー賞6部門受賞作品で、なかなか面白かったけど…
無料でも、2回目は観ないな。 マトリックスのコメディ版? 母と思春期娘との壮絶な親子喧嘩の実況中継? とか、色々思いながら、移り行く画面を眺めていた。 一番面白かったのは、途中、母と娘が岩になって、延々会話するところ。 ここは斬新で、なんか日本的と感じた。 私も、子どもたちが思春期の時は壮絶にもめたし、仕事はできるけど家事はしませんという夫にイライラ全開になったので、主人公には共感する。 メタバースも、パラレルワールドも、あるかもしれないけれど、まずは今ここ、この分岐を全力で選んで、未来を創っていきたいと思う。 途中、あまりの下ネタに、真剣に演じる俳優さんをガチ尊敬した…。 とりま、大好きな人をハグして本心を伝えるところからスタートだね!と前向きな気持ちにはなる映画ではあった。
私もベーグルはエブリシング派
最初はどういう世界なのか分かりにくかったが、主人公が理解していくのと同じペースで分かってきた。 ミシェル・ヨーが、冒頭の日々の生活に追われる姿から、カンフーアクション満載の中盤、相手と対話を試みる終盤、それぞれをうまく演じている。(冒頭のごちゃごちゃした状況に共感や理解をできるかが、踏み絵のような気がする) また、懐かしいキー・ホイ・クァンの存在が嬉しい。彼らとカンフーアクションのお蔭で、どんどん話に引き込まれていく。 「もしあの時こうしていたら」「こんな世界だったら」の結果を全て手に入れるというのは羨ましい。しかしそれは、何も選択できず妄想の中に立ち止まっているのと同じでもある。 そんな膠着状態からストーリーを終盤へと導くキー・ホイ・クァンの姿がとても格好いい。 ありふれたテーマだが、その見せ方か上手い。観終わったあとに達成感を感じさせてくれる作品だった。
ものすごく人の好みを分ける映画
個人的にはそれほど嫌いではない。テンポはいいし、飽きない。 しかし、これがダメな人がいるであろうことは想像がつく。 明らかに人を選ぶ映画である。 映画後半、さてはマトリクスのようなことをしたいのか?と思った。 話の整合性やオチはついていない。あれ?あっちはどうなった?みたいな事は山積み。 しかし、主人公の物語としてみればこれはこれで解決しているわけだし、 細けぇコトはいちいち言わなくていいんだよ的にまとまってはいる。 なんかものすごい世界を見せられた、という印象。 好きか嫌いかで言えば好きな部類ではあるが、これが受賞? 嘘だろ?とはなる。 ■あわない人 ・ストーリーやキャラクターのわかりやすさを大切にしている人。 ・「は?なんで?」と思ったら、そこで引いてしまう人。 ・下ネタが嫌いなひと ・最終的にストーリーの始末が気になるひと ■合う人 ・並行世界や世界線などの基礎知識があるひと。 ・よくわからないけど わからないままに見続けられるひと ・いいんだよ、こまけぇ事はよ!ってひと
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