エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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メチャクチャな映画。でも楽しかった。
こんなにメチャクチャな映画、今までに見たことあるかなあ。それくらいぶっ飛んだ映画です。主人公が目まぐるしくマルチバースを飛び回り、主人公も見ている人もわけがわからないままどんどんストーリーが進んでいきます。話が進むにつれて徐々に世界観がつかめてくるのですが、よくここまでやりたい放題の映画を作ったものだと思います。突き抜けたバカバカしさに爽快感を感じました。それでいてラストはうまくまとめていて、見てよかったなあと感じさせる。怪作かつ快作です。
家族の物語
正直アカデミー賞作品ほど大したことはないと思っていたがまさに定説通り
なぜに各主要部門でオスカーを獲れたのか⁇⁇⁇
私がセンスが無いのか?
アジア人がオスカーを獲れたのは喜ばしい事ですが、作品賞は無いでしょ
あくまでも個人的感想
日本人にマルチバースはまだ早い
すごい❗アカデミー7部門。
ミシェル、キーは納得の受賞。
展開、アクションはいいが、核心に迫ると理解しずらい。後、賞をとるにはポリコレを入れる。今常識みたいになってるのが…うーん😔
オスカー7部門受賞⁈笑
ストーリー演出etc何一つ目新しさが無い。
どう言う経緯でオスカー7部門受賞なのか?
裏でどんな金の動きのドラマがあったかの方が興味がわくw
ダニエル・クワン+ダニエル・シャイナート監督の過去作「スイス・アーミー・マン」は最高に良かったのになー。
またレビューのプロの方々の評価が高いのにも爆笑
ノミネート10作品中、日本劇場公開中の7作品は観たが、自信の中でのオスカーはマーティン・マクドナー監督の「イニシェリン島の精霊」
ワースト オスカー?笑
第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞受賞の7冠!
こんな小学生が考えたような話がアカデミー賞受賞というのは確かに快挙!アカデミー賞は変わった!(良い意味か悪い意味かは別として)と言われるのは納得。
「フェイブルマンズ」が受賞なしというのは絶望しかないが、本作の受賞スピーチを暖かく見守るスピルバーグの優しい微笑みを観て少し落ち着きました。
マルチバースからカンフー要素もバカバカし過ぎて、本作には「作家性」や「カオス」、「斬新」といった言葉は勿体なくて使いたくない笑
低予算B級映画界隈の中でなら全然ありで笑いながら「つまんねー」と言うだけだが、A24配給ということで、そういった界隈とも距離ができてアート映画風の「とんがった映画作ったぜ」感が出てしまっていて苦手だ。
「2001年宇宙の旅」、ウォン・カーウェイの「花様年華」、「レミーのおいしいレストラン」など、別のユニバースが映画パロディになってたのは笑えたが、やたらと下ネタ(特にソーセージやディルドなど男根ネタ)がしつこく出て来るのがノイジーでした。その後に家族ネタで泣かせようとしてきても泣けないって笑
深読みする類いの映画でもないと思うので、単純に本作の映像が楽しめなければそれまでであろう。
再びアカデミー賞ですが、編集賞は「トップガン マーヴェリック」に取って欲しかった!!←あれだけの膨大な映像を編集をして全ての辻褄合わせをしたエディ・ハミルトンさんは本当に編集の天才だと思う。キングスマンやキックアスのキレッキレの編集もかっこ良かった。
本作エブエブも冒頭の鏡を使ったショットはかっこよかったけど、時間が進めば進むほど話にイライラしていき、現状に不満そうだが具体的に何が不満かわからない主人公が、色んな可能性の自分を体験して最後には真理に気付いちゃった的な演出で一家団欒ハッピーエンド。特に悪いことしていない税務署の警備員達は殴られ損。変なことをしないと他の宇宙の自分と繋がらないというのも、自分の型から外れないと可能性が広がらないみたいな意味かと思うが、型も大事だろとも思うし、型の外し方も炎上youtuberやTikTokerみたいな幼稚な方法しかなかったので、ここもノレなかった。バカな事で自分の枠を壊して"逆にカッコいい"わけはなく、どストレートに"バカ"なだけなので、ある程度の型や自制心って大事だわと再確認できた映画だった。
全ての事いつどこでも一度だけである
マルチバースの世界の旅を通して娘、夫そして自分を理解する旅に出る。伝えにくいテーマをマルチバースを通して伝えるところや、作中がクレイジーなところが今作A24らしさ全開でした。毎日は同じ事の繰り返しで憂鬱になるかもしれません。しかし、同じ繰り返しの中でも笑えることや面白かったことがおきます。そしてなんと言っても繰り返しのできことが毎日にあるが、今日という日が再度来ることはありません。マルチバースの世界があるとしたらみんなが何かの生命として生きている。決して不平等なわけではなく、同じ繰り返しの中でもルールがないから楽しみを見つける。そしてその楽しみは自分にとってはなんだ!ありえないという感情になるかもしれませんが、良い所を見つけることもそうであり、相手を受け入れ理解することで憂鬱な日は2度と訪れない。全ての事いつどこでも一度だけであることを忘れずにいれば明日からは新しい発見があるかもしれません
シン・エヴァぶりの号泣
ロケは少なくて低予算なのだろうに、壮大なテーマを扱っている。
役者さんの稼働率もえぐい。たぶんメイクしなくても出てた疲労感なんじゃないか。
物語は明快。ノーラン映画じゃあるまいし。
アクションシーンのB級なサブカル感も楽しめる。
変なことをしたらマルチバースの自分を召喚できるという設定も、なんだか真似したくなる。
ただ、それぞれの世界がなぜそうなのか、とか、空間は飛べるなら時間も関係ないのでは、とか気になることはあった。なんでソーセージの指の人類が勝ったんだろう。岩の世界は岩であることの魅力があるのに。でも映画の主題をそこまで損ねるものではないと思った。
対立構図は、全ての空間と物質をベーグルに還元しようとする側と、それを防ごうとする側。
メタバース、還元派は、全ての空間や物質を自在に操れる。それを全てベーグルに還元しようとする。
人間であること、私であることの必然性。いま苦しい。きつい。傷つけ合う。この人生に何の意味があるのか。もっと別の人生が。
nothing matters.
重要なものは何もない。
それに対して、苦しくても、傷つけ合っても、うまくいかなくても、それでも一緒にいたい。全てがいままさにここにある。宇宙からすれば一瞬のことでも、世界が無数に広がっていても、必然性と偶然性を受け入れてそこで生きたい。傷つけられても諦めたくない。
nothing matters.
何も大した問題じゃない。僕らは今ここで、一緒にいられる。
結論として新しいと思ったのは、欲張らずに今目の前にいる1人だけでも、その人と幸せであろうとすることを選んだこと。
それはパラレルがどうでもいいってわけではなくて、パラレルの自分を信じて応援するという選択でもある。
全てを何にも還元しないことを選択する。目の前にある人や物、そして自分自身を、ほかの何にも変え難いものであると考える。
これは綺麗事でもニヒルでもなく、僕らのリアルだなと思う。映画は週末にそういう当たり前のことを思い出させてくれる。だから好きなんだよな。
メッセージ、スパイダーマン、マトリックス、千年女優などと比較してみたい。
何見せられてんだ映画2023
まさか2023年にセクシーコマンドーを実写で格好良く観れるとは思っていませんでしたが、観れてしまった。
ジョブ(仕事)が人の心を余裕のないものにして家族や世界全てを不幸にしていき、ジョブ(資本主義)は全てを知っていてそのサイクルは止まらない、小さな我々は結束し理解することで逆らっていこう、というまさに2023年の我々の映画でありました。
そんな映画に中国系のスター達が演じる意味も出てくるよね。
観ている最中は全てのユニバースの意味や感情を理解できる、そんな全能感も味わいながらの頭をフル回転しながら楽しむ映画でもありました。
途中からこれナンセンスだよ!笑いながら観てね!と念を押してくる感じも、このテーマが結構マジで受け取るとラディカルすぎるところもあるからかなと。
ともあれ、馬鹿馬鹿しい映画とラディカルさのバランスの取れた面白い映画でした。
前半のぶっ飛びに降り落とされないように〜〜
崖っぷちコインランドリーの経営者のエヴリン。
納税の期限が迫っているのに、頑固な父親や
自分勝手な娘と頼りない旦那にもうブチ切れ寸前!!
そんな時にいきなり、目の前の旦那が妙なこと言い出したから
もう、頭の中は大混乱!!
そのうち、目の前の納税窓口係のおばさんが襲いかかって来る!
警備員たちも自分たちを捕まえようと突っこんで来る!
どうなってるの??
このあたりで振り落とされそうになるので
気を引き締めて、シートベルト締め直して!!
(映画館にシートベルトは無いって!!)
だんだんと内容が理解できるようになってくると
なっ、バカな〜〜〜
とちょっと、半笑いを通り越して
呆れてしまうこともあるかもしれませんが(笑)
案外と着地点は分かり易い話なので
ここは、今年還暦のミッシェル・ヨーの
クンフーに注目して乗り切って下さい。
ぜひ、劇場で!!
で、月に8回ほど映画館で映画を観る
中途半端な映画好きとしては
ミッシェル・ヨーの映画、それもクンフーを使わない映画
アウン・サン・スーチーさんの伝記や、
「クレージー・リッチ」での超大富豪とかを
結構観てるので、今回、またクンフー映画での大復活は
なかなか感慨深いです。
今は正直、スタントウーマンも多数いるし、
撮影技術も進んでいて役者本人が
それほどアクションが出来なくても
ちゃんと説得力のある画面が作れますが
やっぱり基礎がしっかり出来ている人は
顔アップでの決めポーズが超カッコイイ!!
今、13日の朝、米アカデミー賞の授賞式を観ながら
キーボード叩いてますが
キー・ホイ・クアンが助演男優賞を受賞したこと、
本当に素敵で、素晴らしいと思います。
兎に角、この映画、初めの20分ほどを、
しっかりシートに捕まっていれば
あとは娯楽映画として純粋に楽しめますよ。
今、アカデミー賞で作品賞を受賞しました!!
実は作品賞は「トップガン マーベリック」にあげて欲しかったけど、
パイロットはエリート達なのに対し、
移民としてアメリカに来て必死で生きてきた親世代と、
アメリカで生まれ育った子供たち、
血は繋がっていても文化の違う親子が
改めて理解しようとする話は
自分も含むパンピーの映画だと思えるんだな〜〜
最後にどころ出てくる娘役のステファニー・スーの扮装が
私には、これって渡部直美じゃね?!と感じました。
改めてインフルエンサーとしての渡部直美の影響力を感じました。
アジア人でぽっちゃり体型、少し前なら
確実に白人社会でパスされる存在を
インパクトあたえるアイコンとして確立したのだから。
映画に関係なくてすいません。
もちろんステファニー・スー自体の変幻自在の演技も
とても素晴らしかった。
もう一度観に行こうと思います。
フィジカルの壁
世界には美味しい料理がたくさんある。
脂っこいもの、辛いものでも山盛り食べられる人もいれば、香りだけでお腹いっぱいになる人もいる。
お酒とか、絶叫系ライドもそう。
本作を楽しめるかどうかは結局、知識とかセンスではなく単なるフィジカルの問題なのではと感じた。
アメリカのコーラのバケツのようなサイズ、呆れたり憧れたり、諦めにも似た気持ちを思い出す。
最後にエヴリンが選んだウェイモンドの闘い方。偶然、実生活で、物事を解決するにはそれしかないよなと腹を決めたばかりだったので答え合わせのようだった。
そんな選択の後にウェイモンドとおっさんのダンスシーンを思い出すと、ちょっとだけ涙が出そうになる。(とにかく全編、キー・ホイ・クァンの善さに尽きる!)
それとおじいちゃんとガールフレンドのシーンも。完璧な間、良かったな。
でもやはり、とにかく、汚すぎた。
自分には指ウインナーだけでも許容範囲オーバーに不愉快。
お下劣シーンの登場に口笛を吹いて拍手喝采盛り上がる胃袋の強さがあれば、最高のカタルシスが訪れたことでしょう。
私はもう、その時には打ちのめされていて、浮揚する力が残っていなかったです…。
映画館でお金を払って気分悪くなることは、映画ファンにはある程度織り込み済みでしょうが(もちろん無い方がいいけど)アカデミー賞の結果次第では、期待して観に来る人が増えるでしょう。
よく警告しておかないと、洋画離れがますます進んでしまうかも?と心配。
確定申告を済ませてから観た
実は7日(火)に観ようとしてたのですが、音声が出ないという劇場トラブルがあったために返金してもらい、1時間ほどで途中退出してしまったという経緯がありました。まさか『フェイブルマンズ』とベーグル繋がりがあったというのも知らず、それなら、キー・ホイ・クァンが『インディージョーンズ魔宮の伝説』に出演していたのだからスピルバーグ繋がりもあるのでは?と気づき、さらには『フェイブルマンズ』ではユダヤ人のハヌカ祭りを描き、こちらは中華系の春節を描いてるじゃないか!などと色んな共通点が浮かんできます。
残念ながらオスカー作品賞候補にはならなかった『バビロン』にしてもディルド繋がり(ジョイ=ジョブ・トゥパキの使うヌンチャク)があったりと繋がってたりします。あぁ、やっぱり宇宙は繋がってるんだと感じた至福のとき。「福」といえば、パーティ会場となったコインランドリーに飾られた「福」の字が逆さまになっていなかった・・・だから福が来なかったんだね・・・
映画界ではマルチバースが大流行。我々がいる宇宙ではビッグバンから始まり・・・といった宇宙史。中には「ビッグバン」は無かったという説もあるようですが、そのビッグバンが一つではなかった可能性だってあるのです。すると、我々の住む地球<太陽系<銀河系(今は天の川銀河と呼ぶ)<ユニバースといったものが他にもいっぱいあるということになる。そこでは地球の常識では考えられないような多次元だったり、生物がいたりいなかったり・・・様々な可能性が出てきます。さすがに同じ人間がいるとかバース移動なんてのはSFですが、解明されてないからこそ今のうちにマルチバースを描いてやれ!と、多くの映画が登場してるんでしょうね。まぁ、ブラックホールはほぼ解明されているんだろうけど、この映画では小規模な穴・・・穴といえばベーグル。なぜアメリカ人の大好物ドーナツじゃないのかは謎です。
宇宙論的な説明なんかも2人の岩のシーンで説明されていたり、目まぐるしく移り変わる映像の中に宇宙空間の写真や惑星衝突の映像があったりして、宇宙好きには楽しめる映像。しかも『2001年宇宙の旅』へのオマージュ(猿)で笑わせてくれるし、ウェイモンドのウエストポーチヌンチャク技は『燃えよドラゴン』そっくり!結構練習したんだろうなぁ~などと嬉しくなってきます。本来ならジャッキー・チェンの方がピッタリくるんでしょうけど、ミシェル・ヨーより強くなっちゃいそうだし、いい塩梅だったのだと思います。そして、『花様年華』の雰囲気や『マトリックス』のような設定、『キル・ビルvol2』みたいな特訓、『エルヴィス』の衣装。まだまだオマージュはいっぱいありそうですが、「デカ鼻」というあだ名なんてジャッキー・チェンそのままだったりする・・・この映画を観たジャッキー・チェンの感想を聞いてみたいところだ!あと最大に笑ったのが「ジュジュ・チューバッカ」・・・That's funny.
真面目に不真面目
奇抜、ヘンテコ、カオス、なんだけど、結果まとまってる映画だと思います。マルチバースなんだけど、テーマはシンプル。俳優人の高い演技力のおかげかな。ミシェルヨーも、キーホイクァンも見どころ多数。ミシェルヨー アカデミーとって欲しいヨー!
どなたかも書いてくださいましたが、映倫Gなのは、え⁇ って感じです。いやいや、それはない。
ざっくりいうとマトリックス
並行世界のマルチバースは良かったです。
本人はそのままでいろんな人生があるというお話。
しかし過剰なコメディが邪魔でした。
話が脱線しまくるので映画が長く感じました。
むしろ話を捨ててコメディ1本にすればよかったかもです。
この映画の評価が高いのは誇張した広告だと思われます。
確かに無名のコメディとしては面白いと思います。
ちょっと期待しすぎました。
TSUTAYAだったらどの棚に置くの?
そりゃね、確かに自分と自分以外の人が分かり合えるなんてなかなか出来ませんよ
自分の本当の気持ちだって自分に何重にも嘘や騙してわかりづらくしているのだから
それでもね、信じてくれる人がいるのなら、その事に気付くことが出来たのなら
こんなに幸せなことはないでしょ
自分を信じられなくても子供のことは信じてあげましょうよ
あなたの分身なんだから、あなたの中から生まれた命なんだからさ
深く考えなくだってできるでしょ
無条件で信じて行くことが
にしても
この映画
見てて疲れちゃったよ
頭は理解に苦しんだけど心は良いといった
あなたには無限の可能性があったのだけど
きっとあなたの選択は間違ってなかったし
かけがけのない人たちに囲まれて
幸せなんだよ
と、言う気持ちになる
破天荒な伝え方だったけど、楽しかった
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