エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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マトリックスが好きなの分かるよな。目まぐるしいエンタメ。
働きづめで家族に優しくない(愛してるんだけれど)主人公が、なんか事件きっかけに、
思うようにならなくなって、半強制的に自分と家族を見直すことになる、みたいな
テーマってあるよな。家族の愛を逃しそうになるギリギリで気づくみたいな。
そういうのって男性主人公の多いから、これは女性が主人公なのも新しい感じかも。
移民や同性愛、アジア系、といった、日本では受け入れたくない人もいるような要素含んでるし、
下品と言われるような場面も、欧米では珍しくないネタなんだが、考えてみたら日本の映画ではそういうの一般的には使わないかも。だから海外に比べて日本でのうけ悪いのかもしれない。
しかし、ビジュアル的にすごく動きあり、カラフル、賑やか、でもって、サイバーな感じやファッショナブルなところもあり、カンフーは思ったより出てこないが・・・・まあ視覚的にすごく盛りだくさん。
俳優の演技がうまいのと、作り手の気持ちと息が合ってこそできた感じの映画。
監督の好きなもの思いっきり詰め込んだ作品。よくまとまったなw
自分の好みとは違うけれど、これはこれで凄いエンタメ映画だなーと感心した。
2回目も理解不能。。
米アカデミー賞でも作品賞をはじめ、各部門を総なめしたので、いろいろ確認のため2回目の観賞です。なんでもアリになりがちなマルチバースものは大の苦手なのだけど、この作品は異次元世界が今までになく無数に絡まり合ってもうぐちゃぐちゃ(笑)やっぱり理解不能でした。。
無限カオスな世界をビジュアライズした演出は確かに見事だけど、ストーリーは説明不足でラストはやっぱり愛で締めるのねという雑さ。長すぎる尺を難解な展開が続き、寝ちゃってる人もチラホラ。
イマジネーションが溢れているのと、クリエイティブな挑戦を感じるのと、人種やLGBTや生活苦などのテーマが、ツウ好みなアカデミーにウケたのかな。個人的に作品賞はエルヴィスやバビロン(ノミネートされなかったけど)の方が熱量を感じましたけどね。
とはいえ主演女優賞のミシェール・ヨーと助演男優賞のジョナサン・キー・クァンの受賞スピーチには感動しました。アジア系で役に恵まれなかったジョナサンは、インディジョーンズから見事に復活できて良かったね!
受賞作だからとハードル上げるとキツイけど、米アカデミー賞の潮流を探るには興味深い作品です😊
めちゃくちゃを楽しむ映画
しかしまぁ凄い作品が
アカデミー作品賞 +6冠を獲ったもんだな。
もちろんミシェル・ヨーに関しては
心からおめでとう!と言いたい\(´ω`)/
「グリーン・デスティニー」とか痺れたもんなー!
壮大なめちゃくちゃを楽しめるかどうかで賛否両論。
片付けてない部屋を
「汚い」と感じるか
「散らかってる」と感じるか。
“とんでもない映画”これがこの映画の答え。
個人的には、そこまでハマらなかった。
「衣装部、メイク部、大変そー」とか思って観てた(^_^;)
もちろんダメな映画ではない。私にハマらなかっただけ。
しかし最初に戻るけど
オスカーとは本当にその時代の象徴ですよね。
アジアの波だなー。
まーそれも映画ビジネスの面白さですね!
映像表現の力
映像、音楽、世界観に没入するには良い。
ストーリーはマルチバースを扱っているので
難解に感じるが、
描くのはひとつの家族に集約しているため、
割と見やすい。
過剰に映像表現に凝っているため、
特に後半は疲れる。
もっと短い方が好み。
不寛容な世界へぶち込む愛の爆弾
朝のワイドショーを見ていたら、アカデミー作品賞は見事『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が獲ったというニュース。それを見ながら「そんなたいそうな映画じゃないんだけどなあ」などと感じつつも、ぼくはなんだか嬉しかった。なぜちょっとばかしの違和感を感じたかというと、やっぱりオスカーは「まっすぐなエンタメ」が獲るという勝手なイメージがあって、この映画はその真逆を行く「ねじ曲がったエンタメ」であるし、もっと言うと素朴で小さな「家族についての映画」だと思ったからだ。
この作品が作品賞を始めアカデミー賞をほぼ総ナメした大きな理由の一つは、ここ数年ハリウッドが抱える(世界中が抱えるとも言える)リベラリズムの問題を抜きにしては考えられないだろう。だけど、そのへんは置いておいて。今日は忘れないうちに、この素晴らしい映画を観て想ったことを書き留めておこう。
例によって、なんの前知識もなく映画館へ。主人公エヴリンの夫ウェイモンドがあの『グーニーズ』の少年だということも後で聞いて「あ〜!!」と驚いたくらい。
予告編を見て、マルチバースを行き来しつつカンフーで戦うんだろうなと認識はしていたし、ストーリーはそこから遠くに逸れはしないが、ぼくは大きな勘違いをしていたようだ。
この映画は、マルチバース/カンフー/アメリカにおけるマイノリティの問題、この三つを大きな主題として持つ。
そもそもの製作開始の発露はどこだったんだろう?と想像してみる。中国人移民が主人公の映画を撮ろうと考えたのだろうか。アジア系アメリカ人であるダニエル・クワン監督の胸にはアジア人差別問題への意識も少なからずあるはず。それともマルチバースの映画を作ろうとしたのか?製作陣はアベンジャーズの監督でもあるし。はたまた、現代アメリカにおける最新のZ世代カンフー映画に挑戦したのかも。と、いろんなことを考えながら観た。ひょっとしたら、どれも間違っていないのかもしれない。しかし、ぼくが納得できた結論は、これは家族の映画だということだった。妻と夫、親と子。母親と娘。
SF的な説得力や、本格的カンフーのアクション性に欠ける(恐らくそれは意図的に?)本作だけど、そこがなんとなく空想の世界を進んでいるような、観客を夢見ごごちにさせる何かを持っている。この映画の真のリアリティは、娘が母親を見据える眼差し。あの、非難と哀れみと諦めが混ざり合ったような、あの眼差しだけではないだろうか。それはとりもなおさず、新しい世代が古い世代へいつも向けてきた眼差しでもある。
自分の子どもたちと日々を過ごしていると、長い年月のうちに大きなギャップができていることに、ふと気づく。自分が若かった頃、親の世代に押し付けられそうになったありとあらゆる古い価値観。そんなものと闘いながら成長したはずだったのに、ある日気づくと、自分も同じようなモノを子供たちにお仕着せしようとしている。
ある日、主人公エヴリンの娘ジョイはガールフレンドを伴って祖父(エヴリンの父)と会う。エヴリンは気を遣ったつもりで、高齢の父親に「ジョイの友人だ」とガールフレンドを紹介する。しかし、親のご都合主義は、娘の生き方の否定以外の何ものでもない。
その時ジョイが母に向ける目つき。ぼくは自分の子供たちが似たような色合いの目つきをぼくに向けたことを憶えている。ザラザラと苦い気持ちが心の底にじわっと広がる。彼らとぼくの間に明らかに横たわる、不寛容のマルチバース。
そんなときに親ができることは、実はそう多くはないのだろう。凝り固まった自分をぐちゃぐちゃに壊して、そして最後は愛のカンフーで闘うこと。そんなことくらいしかないのかも。この果てしのない距離を、少しでも埋められるのなら。
真っ直ぐに生きてきたつもりの世代の価値観が行き詰まりを見せ、そこから発生するネガティヴィティが世界をすっぽり覆い尽くそうとしている。それに対する究極のオルタナティヴな一手、愛のつまった爆弾が本作だと思った。
単館系SFアクション作品に親子愛をひとつまみ
これ、レイティングGなの?大丈夫?
PG-12かR-15では?短い間隔のストロボ明滅とかコンマ秒での画面スイッチングは具合悪くなったりしないのか心配。
好みがパキッと分かれそうで、好きな人は猛烈に好きだろうけど、苦手な人も多そうな作品。
作品中に伝えたいメッセージ?の愛とか多様性とかは分かるけど、表現方法として素直には飲み込みにくかった。
単館系作品にありそうなサブカルな要素てんこ盛りで下品なシーンもたっぷりのインディーズ感の香りが強すぎる
照明やカメラアングルなどが他ではあまり見ないような独創な感じがあったので、オリジナリティあるなとは感じた。
ただこれが今年のアカデミー賞作品賞と脚本賞なの?マイノリティが破天荒なことをしたら、何にでもありなのか疑問
これがアカデミー賞への挑戦状
11部門?ノミネートというので期待して鑑賞
結果としては私には合わなかったです。。
いろんな要素がてんこ盛りなのですが最後まで話の筋が見えなかったし誰にも感情移入でませんでした。
作品からのメッセージが説教臭く感じたのも映画に入り込めなかった要因かもしれません。
確かにアカデミー賞の条件は数多くクリアしているのでしょう。しかし条件に気を取られ過ぎているようにも感じました。逆に昨今のアカデミー賞への皮肉を込めて作られたというのなら別ベクトルで評価したいですね。
あくまでも私には合わなかったというだけで、いろんな表現手法を試しているのは間違いないのでそういう視点で鑑賞するのは良いと思います
黒人ばかりかまってちゃんじゃないYO!
まずはキー・ホイおめでとう。
ジャッキーの代役で、ジャッキーみたいな立ち回りで、キーがオスカー獲ったら、これまでのジャッキーの功績をどこで称えるのか、ともジャッキーブチギレ!とも密かにニヤニヤしていたが、本件においては、心が広いようで今のところ、そんな喜劇は起こっていない。
そんなこんなの、時代にドンピシャでオスカーを総ざらいした、
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
・・・
本作の監督ダニエルズの前作「スイス・アーミー・マン」については、レビューにある通り、やってみれば「少しも奇抜でない」設定と「自分さえよければそれでいい」発奮(放屁)ストーリーが、オタク臭が充満した、(ある意味ものすごいパワー)映画で、連れの評価を尻目にこき下ろした。
で本作はというと、おんなじである。
ただし、オタク臭については、とても上手く誤魔化す、紛れることに成功している。
それが、アジア人俳優の映画という点。
アジア人俳優のこれまでの待遇と、MCUが全くうまくいっていないことを鼻で笑う「マルチユニバース」の舞台設定。アジア人もハリウッド「大作っぽい」設定の映画が作れるよ、ということを、猛烈にアピールしている。
ちょうどいい具合に、「パラサイト」「ミナリ」「ドライブ・マイ・カー」と時代の後押しもある。
とにかく、うまいやり方だ。そしてここぞ、というタイミング。映画は時代とともに、ということがよくわかる。
もっというと、この映画の最大のアピールポイントは
「黒人ばっかりかまってちゃんじゃなく、アジア人もかまってYO!(かまってあげてYO!」
ということである。
なかなか気づかないが、実は本作、黒人が全くといって出ていない。
・・・
こんな人生ではなかった。
親ガチャで外れを引いた。
そういえばちょっと前に観たような、シン・エヴァの親子喧嘩を丸丸パクって
青臭い説教臭さを「家族愛」と感動するのもかまわないが、This is the Lifeとか
I Love Youとか、声高にアピールされても、げっぷがでるほどで、そこはしらけてしまう。
他のユニバースからの力の拝借、バカをやればやるほど、力が得られる。
人からバカだと思われてもいいんだよ、「他のユニバース」=「選択していなかったが本来もち得た能力」と、オタク臭爆発の設定は健在だが、その説教臭い「家族愛」。
毒と毒と感じる人もいれば、中和とみるか、ごまかされているか、が各人の評価、ということだろう。
これが「アジア人俳優」の真の評価だと言わんばかりのメタ構造が相まって、コッテコテに。
バカバカしさのバリエーション、とにかくぶっこんでおけばよいだろう、というわけではなく、結構緻密な編集には頭が下がる。見せ方は前作に比べ、大幅に上手くなっている。
しかし本作、それ以上に、これ以上ないタイミングと条件で作られた映画ということで、作品の価値そのものよりも「目撃者」として、今この瞬間に観るべき映画であることは間違いない。
追記
余り語られていないラストについて
この世界の主人公は、家族含め、円満に幸せになり、全ユニバースで最も最低な存在ではなくなった。
他のユニバースから「ほかの最低の主人公」に力を貸した(拝借された)のか、
それとも、
夢落ちなのか(オール・アット・ワンス、なだけに)。
(ニヤニヤ)
映画の選択肢として
結論から云えば、分からない面白さだった。
オペラを見た事無い人に、高いシートを購入しても、寝る人は寝てしまう。1幕で離席する人もいるのだ。
映画は万人の娯楽たれ!なのか?そういう事でも無いでしょ。インド映画の大ヒット作も、「このダンスいるか?」と思う日本人は相変わらず多い。
今、
この国に住んでいながらにして、あらゆる映画の選択が出来る世代になり、なんタラ賞を受賞したから「観るか!」という考え自体、既に断捨離すべきだと思う。
今年のアカデミーは選択した。
1つの選択として認識しとこう。
よく分からなかった。
予告編を見て暴力シーンが多いので遠慮していたが、アカデミー賞7部門で最優秀。早速映画館に行ってみた。
突然に始まる異次元の世界へ。この展開からしてよく分からず。そして過去と現在が行き来し、その相手とどうして殺し合いになるまで戦うのか。深い意味があるのかないのか。高齢の私にはヒットしなかった。感情移入もできず、どうも楽しめなかった。
結末もこれで終わりとあっけなかった気がした。
ドラゴンボールの戦闘シーンを延々と見せつけられてるような気がしました
この映画が面白いのかつまらないのか分かりません
とてつもない名画を観てしまったと思えるような時もあれば、ダラダラと同じようなシーンを繰り返しみ観ているようにも感じました
自分は途中二回仮眠しました、、、、
この映画を手放しで絶賛出来る方って凄いですね
自分はもう一回観ないと評価できないように感じました
そう思わせてしまうのもこの映画の魅力なのかもしれません
はちゃめちゃすぎてちょっと取り残された感アリ
最近のアカデミーは、こんなコアなファン好みな作品も受賞するんだなー、っていうのが正直な感想です。
自分的にはうわー、なんか取り残されちゃった感あるなーって感じ。
はちゃめちゃなんだけどめちゃくちゃ笑えるという感じでもなく…
カント的映画
う〜ん、この作品、編集者だけが映画の内容知ってるんでは。ミシェル・ヨーはじめ、出てる役者、撮影中、今どんなシーンを撮ってるのか、分らんまま演技したんでは。
アカデミー賞、今迄二つの作品に別れる。分かる作品と分らん作品。何事も中庸はアカン、どちらか、とことん分かるか、とことん分らんか。作品賞、納得しました。中途半端に分かってたら、受賞して無かったんでは。
デート映画には避けるべきと思う
物凄い勢いで話が進むので、出来れば吹き替え版で見たかった
内容は、シリアスな現実とぶっ飛んだマルチバース世界が表裏一体になった映画なのだけど、正直好きにはなれなかった。
彼女を取り囲む現実の大変さも伝わってこない(確定申告の締め切り近くの封切りは、狙っているなら面白いけど)し、
マルチバースのぶっ飛び方も、下品な方向(絶対にデート映画には向いていない)に偏っている気がするし、
日本のマンガやマトリクスに比べるとそこまでぶっ飛んでおらず、
カンフー映画としても、香港映画を、見て育った世代としては、も一つな感じで、
要するに色々詰め込んだけど、みんな中途半端に思えて、友だちには薦められない。
なぜアカデミー賞を取ったのだろうか?
話についていけん
正直、全然話についていけませんでした(^_^;)
こんなワケわからなかったのは、「エターナル・サンシャイン」以来かも…
コメディとして見ても、笑えるシーンは数えるほどで、楽しかったという印象は無し…
せめて映像は見応えあったと言わせて欲しかったけど、それもなし…
アカデミー賞作品賞?脚本賞?
「トップガン/マーヴェリック」の方が断然良かったぞ。トム・クルーズに獲らせてやれ~
さて、助演女優賞のジェイミー・リー・カーティス…聞いた事ある名前だと思ったら、「トゥルーライズ」の奥さん役の人ね~
ごめんなさい、受け入れられない。
映画好きと自負していましたが、私にはこの映画の良さが理解できませんでした。
ごめんなさい、花粉症が治ったのに眠気がどうしようもなく、どこか感情移入する場面がないか、目をしばたかせながら観ましたが、拷問でした。
高評価されている方、映画好きの方、申し訳ありません。
なるほど
好み。面白い。だが、これ、わからない人には全く理解出来ない映画だと思う。
並行世界とか、パラレルワールドとかそうゆうのを理解していないと、全くなんの話かわからないと思う。
ただ、もうちょっとわかりやすく出来なかったかな?と思う。
人は人生の選択で今の自分になっているけど、あそこで違う選択をしていた別の自分の人生もあったのではないか。そしてその自分は自分で別の世界で存在しているのではないか。その自分をたまに感じる事がある。その感覚は目には見えない不思議な感覚。
そしてアカデミー賞をとったのも裏の理由があるのかと。もう映画の為の、作品の為のアカデミーではないなと。
世の中を抵抗なく、バースの世界に移行する為なのではないかと。
ここ数年でマルチバース、メタバースとか、何かとバースバース。
やはりそうなっていくんだなと。
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