パトニー・スウォープ

劇場公開日:2022年7月22日

解説・あらすじ

俳優ロバート・ダウニー・Jr.の父で2021年7月に85歳で他界したロバート・ダウニーが、1969年に手がけた監督作。1960年代のニューヨーク。マディソン・アベニューにある名門広告会社の創業者が急死し、会社で唯一の黒人役員パトニー・スウォープが大方の予想を裏切る結果で新社長に選出される。社長となったスウォープは早速社名を変更し、ほぼすべての白人役員を解雇し、破壊的で奇抜で斬新だが悪趣味ともいえる過激な広告を次々とヒットさせて会社を新たな成功へと導いていく。しかし、そんなスウォープは国家安全保障の脅威であるとして、アメリカ大統領ミミオの陰謀に巻き込まれることとなる。独自の過激なユーモアで社会の欺瞞を風刺した一作で、2016年には、アメリカ議会図書館が後世に残すべき作品として毎年選出しているナショナル・フィルム・レジストリに登録された。日本では長らく未公開だったが、2022年にデジタルレストア版で劇場初公開。

1969年製作/85分/PG12/アメリカ
原題または英題:Putney Swope
配給:RIPPLE V
劇場公開日:2022年7月22日

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映画レビュー

3.0 さっぱりわからんが、妙にあとをひく

2025年8月29日
PCから投稿

摩天楼空撮から入るソリッドなオープニング
キューブリック張りの過剰な演出
幾何学的、前衛的なカメラワーク
安っぽい効果音と大げさな音楽
意味不明なコビトの大統領夫婦
ブラックなのか諧謔なのかおふざけなのか判断できない、且つまるで笑いどころが不明なギャグらしきシーンの連続
わけのわからないシュールな脚本と脈略のない支離滅裂な展開

謎の映画です。

それでもアメリカ国立フィルム登録簿作品に選ばれているのは、アメリカ文化史の観点からこの時代のサイケデリックな雰囲気と鋭い風刺精神を評価されてのことなのでしょう。裏返せば同時代のアメリカ人以外には、なおさら現代の日本人に理解できるわけがない、というのが正当な評価です。

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越後屋

3.5 【”ロバート・ダウニーJrの父親って物凄い異端児だったんだ!”黒人蔑視の時代に、白人をおちょくりまくった作品。今作を悪趣味、低俗と見るか、時代の先を行っていたかと見るかは貴方次第である作品。】

2024年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

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NOBU

3.0 難解

2024年7月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

アヴァンタイトルは最高。当時の世相やアメリカの事情をそれほどは知らないこともあり、以降はなかなか見続けるのが大変に感じた。要は正義と金儲けの相克、ということでいいのかしら。

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ouosou

2.5 オシャレだけどよく分からない

2024年7月6日
Androidアプリから投稿

ジャケ買いで見始めちゃったので何の話かまったく分からず、冒頭のクレジットで監督ロバート・ダウニーと出ててそこが私の中でのクライマックスでした。見てて不快な感じはしないし、しょうもないユーモアは嫌いじゃないんだけど、あまりにもぶつ切りのコント集みたいのをずっと見せられてるとだんだん飽きてくる。やめようかどうしようか迷ってるうちに終わり近くなり、何かものすごい壮大っぽいテーマがあったの?そして社員みんな一丸となってる感じ?伝達係とアラビア人以外?やっぱりただのナンセンス映画じゃなくて後世に残すべき傑作だったの?とは思ったけどもう一度見直す気力もなく、何かおしゃれな映画だったなーの感想のまま終わりました。

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柴犬泣太郎