ブラック・フォンのレビュー・感想・評価
全116件中、61~80件目を表示
ハラハラドキドキ
キッズvs誘拐殺人犯の攻防戦にオカルト要素が入ってくる、ITのような雰囲気を感じる作品。
誘拐されてしまうお兄ちゃん(フィニー)と、予知夢を見る不思議な力を持つ妹ちゃん(グウェン)の2人が、それぞれ頑張る物語ですが、まぁーーかわいい!この兄妹への好感度がめちゃくちゃ高かったので終始楽しく観れました。パニックになるのが普通の状況なのに、冷静にできることをトライするフィニーが子どもとは思えない度胸の座り方で凄かった。父からの虐待の必要性はこの要素だったのか…?ちょっと繋がりは分かりにくかったかな。
イーサンホークはずーーっと不気味なマスクをつけているのでお顔が見えず残念でしたが、イカれたサイコな雰囲気はさすが。ただ、この犯人のバックボーンや動機などはスルーで終わってしまい、消化不良感も否めず。
父との結末もあれでいいの…?笑
でも全体的にはノスタルジックな雰囲気とハラハラドキドキ展開で満足度は高め。
夏にぴったりのホラー風味の強いスリラー作品。楽しかったです。
原作者は宮沢賢治を読んでいる
上映しているのは知っていたけど、『X』を優先して、放っていましたが、大変良くできています。(『X』も好き!)
やはり、スティーブン・キング的に不思議なことは不思議なままですが、スティーブン・キングより良いかも。
本作は、間違いなく宮沢賢治を読んでいます。
明日のジョーだという人が多いようですが、絶対『セロ弾きのゴーシュ』です。
地下室でやることもなく過ごしている少年のところに、不思議な友達が訪ねてきて、お節介を焼きます。
上手くいかないので、イライラして来るのだけど、最後に役に立つ、というお話し。
妹も、飲んだくれ親父も、マスクも、馬鹿な弟もキャラが立っていて、好感が持てます。
残念なところは、地下室も、食料も、衣服もイマイチ臭そうでなかったところです。
そこは、現実離れして舞台の、『プラットフォーム』見たいです。
『悪魔のいけにえ』を目指すのであれば、汗臭さや不潔具合も大事な要素だと思うのですが。
一方、出血の量が実は多くなくても、怖さには関係ないことは、両者で共通しています。
PG12の範囲のスリラーとしては傑作だと思います。
黒電話は若い子見た事あるんだろうか?
『IT』と『シックス・センス』を足して2で割ったようなプロットながら意外と堅実な一軒家スリラー
勝手にホラー映画だと思い込んでいましたが、1978年のコロラドを舞台に誘拐犯の地下室から脱出を図るした一軒家スリラー。見るからに『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の二番煎じを狙った企画っぽいですが、どこにも繋がっていないはずの黒電話から聞こえてくる声に導かれて主人公の少年フィニーが少しずつ脱出の手筈を整えていくサスペンスと、自分の夢の中に出てくるイメージを頼りに兄フィニーを探すグウェンの試行錯誤を並行して描く物語は超自然ネタを扱いながらも意外と堅実で、フィニーを導く声もグウェンの夢も結構掴みどころがなく漠然としているのが逆にリアル。2つの物語がぶつかるクライマックスもちゃんと意外性があって楽しめました。
ホラーとして見てはダメ
予告を観て私好みのホラーかと思い鑑賞。
しかし鑑賞して、あれ?全然ホラーじゃない…むしろ幽霊とのいい話?と思った。
大きな音で驚かされることも有ったが如何にも海外らしい怖がらせ方だなと感じる。
舞台となった1970年代の雰囲気、少年たちの日常はスティーブン・キングのイットやスタンドバイミーを思わせる。
主人公の美少年さと言ったら…この美しさのまま大人になってほしいと切に願う。妹役のマデリーンマックグロウも演技が素晴らしくとても可愛い。体罰のシーンは心が痛かった。
イーサン・ホークは演じていると知って観ても全然本人だとは思えず、スタイルの良さしか本人さがない。これをイーサン・ホークが演じる必要があったのか。
観ていて力の入る作品だったが、悪役に少し物足りなさを感じた。何のために監禁してるのか?
※帰り黒いバンを見て私も監禁される!と無駄な妄想をして帰ってしまった。
Pink FloydのOn the Run有効活用
誰が観ても面白いはず
緊張感半端ない演出と豊かなホラービルドゥングス
観といてよかった。きのうの『X』も面白かったけど、こっちはなお良かった。
際どいポスターのヤバいのがヤバいのだけど、ブラックフォンって、何だ、というところから入ったけど、人さらい事件の多発する田舎町のDVおやじのところの風変わりな一家の兄と妹がメイン。スティーブンキングにもありそうないくつかのアイテムもありつつ、監禁場所にホラー的非現実としての霊界電話があって、過去の犠牲者たちからの電話にヒントを得て脱出を画策、そして妹は夢で想念か何かが見える設定。
とにもかくにも監禁&脱出劇なのだけど、これは演出が上手い。久々に劇場でヒーヒー言いそうになった。犯人が霊魂たちの情報から充分ヤバい奴と知ってるので、眠ってる男の横を通って脱出する時の緊張感は半端ない。
そしていじめられっ子だった主人公が、唯一心を許していた親友の霊と再会して、いい顔つきになって犯人と対峙して、背負っていたいろんなものを、この犯人との格闘の中で乗り越えていくという青春映画でもあった。
見事なエンタメでした。
カメラワークが怖かった
いまいち
全てが中途半端な映画。
3.5以上4以下
ブラックフォンとは、結局なんぞや?
全116件中、61~80件目を表示

















