「考えさせられる映画ではあるが」ロストケア くまこさんの映画レビュー(感想・評価)
考えさせられる映画ではあるが
クリックして本文を読む
社会問題であり、とても関心のある内容ではあるが、映画の感想としては、壮絶な介護に苦しむ家族と、その苦しみから解放するために事件を起こす介護士という観る前からわかっていた内容だった。
その後どんな展開になるのか、どんな判決が下されるのかが気になって映画を観たのに、その前に終わってしまった感がある。介護疲れによる事件の報道が珍しくないから、新鮮味が感じられないのだと思う。映画化の時期が遅かったのかもしれない。
柄本明をはじめ、出演者の演技力が素晴らしかった。
坂井真紀のように、自分の人生を歩めるようになった人。
戸田菜穂のように、介護に苦しんではいたが、返せと叫ぶ人。どちらの側面も描かれているし、それぞれに両方の感情があるのだと思う。
現実的なところでは、
将来自分がどうなるのかも予想がつかないので、家族に迷惑をかけないために、貯金をしっかりしておかなければと思った。
コメントする