RRRのレビュー・感想・評価
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イギリスがよく黙っているもんだと思う
中弛みがないわけではないが確かに3時間は感じさせない。勧善懲悪でスカッとする。だけど結末が「我々民衆全員に武器を」と一人ひとりに銃を渡して「わーい」ってのはどうなんだ。
身元を偽っていた時に(あんなことをしなければ少年を救えないのか⁈っていう)出会い、強い絆で兄弟の契りを交わすも、片方は姪を連れ去った復讐のため、片方は仕えていた英国の領主の命令で、探していた相手だったと分かり、一転、敵対して最後には死刑にする。だけども、案の定イギリス人を裏切って、ブラザーを助ける。そこに故郷に残してきた恋人が絡む。
ストーリーは分かるんだけど、アクションシーンがめちゃくちゃなのは定石としても、主役だけは脊髄損傷しても平気、っていう。
とにかくイギリス人は1人の女性を除いて差別主義者であるのはもちろん、極悪人のサディストばかり。こんな役だと売れてる俳優は誰も受けないよな。よく国際問題にならないね。1人だけまともで最後に主役とくっつく女性がいるから?
インドにジェンダーフリーなんて求めるのは無理なのかもしれないが、話も古い。
しかしまあ、同じ鑑賞料金ならこういうお金のかかった作品の方がお得なのかもね。
インド映画侮り難し、実に面白かった。
NHKのあさイチ観てたら、お薦め映画としてインド映画の「RRR」が紹介されていたので面白そうなので観てきました。
インド映画というとあまり馴染みがなかったのですが、これが実に面白かった。
脅威の身体能力を持つ2人の不死身の男が主役なのですが、この2人が凄い。不撓不屈の魂と超人的なパワーでイギリス軍を壊滅してしまうのです。
イギリス人が観たら眉をしかめそうですが、ラストは実に痛快極まりなし。
3時間もの長編にも関わらず全く飽きさせない素晴らしい作品でした。
インド映画を舐めていました。 映像技術はハリウッド級で、日本を超え...
インド映画を舐めていました。
映像技術はハリウッド級で、日本を超えていた。
イギリス側警察官ラーマとイギリスに対抗するラーマが、お互いの素性を知らずに親しくなったやがて敵対し戦うのだが、実はラーマもインドのためにあえて警察官となっていたことが明らかになると、二人は協力してイギリスと戦う。
イギリス、つまり白人がインド人をゴミのように扱う内容だから、白人役の人たちはよく出演したな。完全なヒールだ。
冒頭のラーマの強さに笑う。
また、ラーマは射撃の才能があるので、やたらと銃の扱いがうまく、最後は弓矢を持って戦うが、これもまた上手い。
そして虎と戦うビームの怪力にも笑える。
彼はバイクを投げ飛ばしたりする。
二人は強過ぎる。
ラーマが足を負傷すると、ドラゴンボールのトランクスと悟天がペアになったマイティマスクと同じように、ビーマがラーマを肩車して戦うのだが、それでもハチャメチャに強い。
ラーマとビーマはダンサーなのだろうか、二人の踊りは激しく、素晴らしい!まるでEXILEみたいだ!
そしてビームが恋したイギリス人の女性はキレイ!
本当に発想が常識を超えているので、論理外。二人の強さも異常だし、弓が木を貫いたりなどなど上げるときりないが、でも最高に面白いから、現実を少し超えていても、否定せずにスッと入ってくるのは脚本が優れているから。
一瞬の3時間!!!!!!
【追記】最初の公開からだいぶ経って吹き替え版が上映されていたため、ずっと字幕版しか見ていなかったので吹き替えを鑑賞。映画としては6度目?くらい。
現地語と英語で通じない部分は全て日本語のため少し脚本を変更しつつ、話の流れはそのままで見事な異翻訳でお見事!!
またラーマの声は鬼滅の刃・煉󠄁獄さんの声である日野聡さんで「責務」というセリフもあったためとても嬉しかったです。やはり燃える情熱の炎のヒーローの日本語はこの声でなければ!!と思いました。日本語吹き替え版もとても良かったです!!
**追記ここまで**
いやー見るまではとにかく長いし途中にインド映画特有の歌や踊りも多少あるとは聞いてたしうーーーんどうだろう最後まで見てられるかな〜〜と悩んでましたが、
レビューの高評価でやっぱり見に行って大正解でした!!!!
うわーどんだけイギリスに抑圧されてたんだよマジか~~~と思わせる感情移入のさせ方見事。
少女を助けるだけかと思ったら祖国解放戦線でもう胸熱すぎる!!!
友情か使命か、のサブタイトルがバシバシ刺さる〜!!!
ラーマの大いなる根本の使命と、今現在の立場の昇進・死守のための行動と親友を天秤にかけるつらさ、そして結局。。。!!うわーもう見逃せない展開ばかりでほんと一瞬でした!!
ところどころ、いやいやラーマ毒蛇に噛まれたのに薬草の効き目はやっ!!!とか、
いやいやラーマ、監獄に入れられて週1回の食事なのにいくら筋トレしててもその筋肉のもとになるたんぱく質が絶対に足りてないだろうけど何故筋骨隆々を囚人になって食事減らされても維持出来てるのとか、
いやいやラーマ、囚人の間に膝とか足腰痛めつけられて脱出からしばらくはビームがずーっと肩にかついでくれるほど足にダメージ負ってたのに、ビームの薬草治療で5〜10分くらいでもう完治してんのかい??!!とか、
いやいやラーマ、弓と矢で応戦するのはいいけどその弓で20人くらいは倒した??と思うのにいつまでもいつまでも弓の残数あと6〜7本から減らなくなってるのは王の末裔?王の権威だからかい??とか、
いやいやラーマ飛びながら馬上の兵隊を弓で討って降りながら同時に乗馬してるってスーパーマンかい?とか、
ビーム、ラーマを肩に担いだまま飛び降りてしっかり立って着地出来るってどんだけ足腰強いんかい??
とかもう〜〜〜ツッコミどころさえ愛おしい(笑)
またそれぞれの恋路もちゃんと成就するし妹は無事に救出できるし最高でした!!!
帰り際、心の中で「ロード(装填)。。!」とか言ってしまう自分になってました(笑)
めちゃめちゃ面白かったです!!!
王道のアクションエンターテインメント
話題のインド映画らしいので観てみた
本作は約3時間の上映時間でちょっと躊躇したが
個人的には時間の長さを感じさせないほどの
アクションエンターテインメントだったと思う
内容は王道のストーリーで
村の強引に攫われた娘を取り戻すためのビームと
大義を持ったイギリスの警察官であるラーマの
二人が主人公になる
ラーマは昇進のためにビームを捕まえるために
インド人集落にスパイとして忍び込み
お互いに素性も知らないまま
親友としてくらしていく
そして、ビームが攫われた娘を取り戻す作戦を決行し
ラーマがそれを阻止するところで前半が終わる
ここでインターバルとなるみたいだが
自分の観た映画館では普通に続いていく
(他の映画館はどうなのか知らない)
後半はラーマがなぜ警察官になっているか
その過去が明らかになる
ラーマは村の解放運動のために
村人たちみんなに武器を渡すために
警察官として潜入していたのだ
しかし、ビームとの一連のできごとで
ラーマは大義を貫いていいのか葛藤し
ビームと村の娘を逃がそうとして
ラーマ自身が絞首刑の危機にさらされる
今度はビームがラーマを助け出し
村の襲ったイギリス人たちに復讐を果たす
スートリーは王道だと思うが
アクションシーンはかなりよく
3時間の上映時間があってもダレずに見れたと思う
ただ、歴史的には正しいのかもしれないが
イギリス人の印象が悪くなるかもしれないことや
男性はヒゲをはやしている人が多いので
登場人物の区別がつかなく感じるところがある
ダンスシーンはナートゥダンスのところと
エンドロールのときのシーンで
思ったよりもそこまで多くは感じなかった
これぞ映画体験
非常に面白かった。
映画館で、連続で2回観てしまった。
1920年、大英帝国の植民地となって残虐非道な圧政を敷かれているインド。
インド総督(英国人)の専横に対して、二人の男が立ち上がる。
一族の娘を総督夫人に奪われた森の戦士ビーム、
革命を成すために鋼の意志でインド警察に潜り込んだラーマ。
共通の敵を持ちながら、知らずの内に敵同士となった二人は知らずの内に友情を結び、その本心を知ることなく敵同士であることを知ってしまう。
彼らはインド総督を倒し、インドを解放できるのか。
と、ストーリーだけなぞれば相当硬派で、むしろ歴史大河の域。
エンディングで明らかだが、過去に非道を尽くした英国へのまっすぐな憎悪をぶつける、インド右翼的要素バリバリの映画。インドの多感な10代が観ればまっすぐそっちの道に進みそう。
しかし、プロットはシリアスなのだが、戦闘シーンや友情シーンの無茶苦茶ぶりでちゃんと笑って驚いて感じ入ってのエンターテイメントをしてくれる。それも、ギャグで濁すとかそういう腰の引けた内容ではない、低俗になる3歩手前だから清々しい。
例えば「ナートゥをご存じないか?」も、
①タンゴ、スイング、フラメンコをまるで自国文化のように主張する英国人ダンサー
②自文化であるスイングを盗用されて悔しがるが、何も言えない黒人演奏者
③(ここまで、帝国主義の文化的略奪の描写。大英博物館的な)
④「ナートゥをご存じないか?」
⑤ダンスバトル
⑥英国人とわかりあえる可能性、ラーマとビームの強さ、二人の友情結束
⑦暴力以外でビームの強さを描きジェニーの信頼を得る
⑧信頼を得たことでマッリとの邂逅へ
など、浅くない歴史的な背景と心情を描きながら、エンタメ映画として見せ場を作りつつ、物語展開を自然に進める見事なシークエンスがきまっている。
他の場面での、ビームとラーマの格が離れすぎないようにする微調整、厳しいシーンでも二人を嫌いにさせないための微調整、「殺されても・死んでも仕方が無い」と無意識に許可を作る敵側のヘイトコントロールも丁寧すぎるほど。
後半のあのシーンに繋げるため、最強の二人も足腰はビームの方が、腕力はラーマの方が強いという描写が前半から入っており、そこまで丁寧にされても(困惑)という感じ。
ゴードン族の面々が睡眠薬、毒、解毒薬、治療薬づくりに恐ろしく長けていることや、歌が上手いマッリの兄だからビームも歌が上手いとか、キャラクターシートの定義は執拗なほど。「インド人だからできる」ではないのだ。
演出も、インド映画ではお約束のダンスや歌がちゃんとストーリーの中で必然的なものとして取り込まれていて、志が高い。また、普通に考えると捕まる=負け、弱いなのだが、「捕まりながらも負けていない」と実感させる描写は、フィクション的であっても見事に演出で達成されている。
後半の脚本は若干ノリと勢いで進むし、目的もブレブレに感じるが、前半にさんざん『流転する数奇な運命』とそれっぽい歌で入れまくることで「流転する数奇な運命だからな……」と思えて許せてしまう。すごい力業だ。
たぶん、ビーム初登場となる虎捕獲のシーンは、本来もっと後のつもりで撮影したんじゃないかな。そう考えるとRRR(StoRy FiRe WateR)というタイトルも最後にうわー困ったでつけたんじゃないか。
「ビームは火山だ」
水じゃないのかよ!?
まあ流転する数奇な運命だしな……
あれだけ銃エピソードと共にあったラーマが矢キャラになっても……
まあ流転する数奇な運命って言われてたし……
しかしラーマもビームも、驚異的な跳躍で敵を打ちすぎでは……
総督のスーパーショットは一体何を観せ
~INTERRRVAL~
映画館で観てほしい作品。
どのシーンも「いきなり出てくる」方が楽しめるだろうから、公式HPも観てほしくない。
少し虐殺シーンや拷問シーンに本気度があるので、そういうのが苦手な人は観て後悔を感じる人もいると思う。このテーマを描く上では、必要なことではあると思うが。
そういうのが致命的でない人は、限りなく★5の映画なんじゃないかな。
歴史だのインドだの英国だの知らずとも2大バトルヒーローが侵略者の独裁を倒す話としても観られるし、歴史的・社会的意義に照らして世界感を楽しみたい人にとっても浅くはない。
いわゆる『君の名は。』のように観客のレベルごとに楽しみ方を用意できている深度別多軸の物語であり、3時間という長丁場もあっと言う間に終わる。
純粋な娯楽映画としても、業界人の道標・教材の一つとしても高い価値を放つ作品。
ほとんどの人にとって、観て損はないと思う。これは、映画という表現の特徴を最大限生かしたものとして、アニメや小説に代替物が無いからだ。
完成度はトップガンマーヴェリックの方が上に感じるが、どっちが好きかと言われたら私はこっちになりそう。2022年は豊作だ。生の喜びを感じる。
娯楽映画ってこういうことだよねっ!!
一応ネタバレになるのかな?と思いネタバレの設定にした。
アクション系のインド映画を3本以上観た人なら解るけど、だいたい勧善懲悪で悪い奴を力技でぶっ飛ばす!が基本。
今作も植民地時代のインドが舞台なので、イギリス人や白人の悪役っぷりが容赦ない。
物語に緩急を付けるため、差別や虐げられる重苦しいシーンにゲッソリするけど、そこが辛ければ辛いほどクライマックスの逆転勝利は大興奮!
……というか、冒頭のラーマが民衆に突っ込んで行くシーン、ラーマとビームが出会うシーン、途中のナートゥ対決、他もクライマックスみたいなシーンばかりでここに至る頃には飽きそうなのにそんな事は全くなく、拳を上げて叫びたいのに目が釘付けでむしろ無言で空いた口が塞がらない。
エンディングまでキラキラ華やかな歌とダンスで3時間があっという間。
リアリティも大事だけど、「なんでやねーん!」と喉が破ける音量でツッコみたい力技の演出には諸手を挙げてただ参った。
本当に凄いものを観させてもらった。
活力
元気が出る。
今回も長く、途中で「interval」のテロップが出た時にズッコケた。なのだが、コレもサービス精神の発露かと思うと微笑ましくもある。
物語の背景は重々しいのだけれど、話の筋は分かり易い。基本的に俺はこの手の話に滅法弱い。怒涛の後半戦で涙ぐむ始末だ。
冒頭から話の核を解説してくれる。
この魂で結ばれていたような2人がどうなっていくのか?そんな事がこの物語の核らしい。
そのナレーションを一切裏切らない内容だった。
野望を秘めて英国軍の犬として生きるラーマ
村の娘を取り返すべく英国軍に挑むビーム
驚くべきシュチュエーションの中で2人は出会う。
突っ込んまずにはいられない程の以心伝心っぷりなのだけど、その後の映像が、そんな些細な事を吹き飛ばしていく。この作品における決意表明みたいな感じでもあった。
お互いの身分が分かるまでは微笑ましい場面もあって楽しい。このビームってのが、案外お間抜けキャラでもあるのだけれど、なんの魔法か後半は超絶カッコいい。
ビームの方は男くさくヒーローらしき2枚目だ。
冒頭のアクションはこのラーマからなのだけど、非常に秀逸なアクションだった。
彼の信念が余す所なく伝えられる。1対何百って感じなのだけど、彼は揉みくちゃにされ続けるのだ。一見グズグズになりそうなもんなんだけど、そのグズグズさを彼の執念に転嫁させていた見事なアングルと編集だった。
その後も胸が熱くなるシーンは続き、ビームが囚われ鞭打たれるシーンなんかは寒気がする程だ。
彼は歌うのだ。
未来の自分の子孫に向けて。権力の前で膝をつくどころか、悲鳴を上げる事すらしないのだ、と。
彼の信仰と意思の強さが朗々と歌い上げられる。
インドの民の高潔な血統を感じさせる。
ホントに様々なシーンでやり過ぎてくれるインドアクションではあるものの、クセに成りつつある。
多用されるHSにクドさを感じつつも、べらぼうに絵が決まる。まるで絵画を見てるようだ。そしてヒロイックなアングルを支えるCGのクオリティー。ヒロイックにも絵画にも見えるのは彫りの深い濃い顔立ちがあればこそなのかと今回気付く。
やはり目に惹きつけられるのだ。
ホントにいい表情をする。覚悟と闘志を隠さない眼力はゾクリとする。
途中、中弛みを感じるも、後半は怒涛の展開でこっちも覚醒する。弓を携えて降臨するラーマの絵なんか笑っちゃう程カッコいい。
男はカッコよく、女は艶っぽく美しくという鉄則でもあるのだろうか。いやぁ、決まりに決まりまくるから恥ずかしさを通り越して気持ちいい。
そしてエンディングの踊り…。
受け入れてる俺がいる。どころか楽しいと思ってる。舞台で言うところのカーテンコールみたいに感じつつあるのだろうか。
ダンスのレベルとか振付の難易度とか良く分かってないし、インド舞踊の正解が何かも知らないのだけれど、とにかく楽しそうなのだ。
字幕とかもあるのだけれど、読んでない。
もう、ダンスに夢中なのだ。
むしろ、今までの物語を拭い去るって感まである。
コレが異文化なのであろう。
今後もインドアクション映画はビシバシ決めて欲しいし、ガンガン踊って欲しい。
すごいものを観たぞ…
熱量とストーリーの強さがすごい。
突っ込みどころも多数なんだけど最終的に圧倒され、エンディングでもうかなり楽しくなってしまった。
途中から、いや、ラーマとビームが川の上の少年を助けるあたりだから割と序盤か?だけど「ええ!?何それ!?(驚愕)」とストーリーの勢いと力強さ(力技?)に楽しくなってきてしまって終盤は謎の笑いと共に観ていた。
筋肉!歌!キレのあるダンス(ナートゥのシーン良い)!これでもかと派手で格好良いアクション(流れるように戦闘の中で武器を入手するのツボ)!
本気のインド映画、凄い…!!
(しかし割と普通に殺しや暴力シーンも多くて血生臭い…。)
そして本当に紆余曲折あったけどラーマとビームの関係は熱かった。終盤、覚醒したラーマとビームの2人での無双シーンはアクションもすごく胸熱…。
(完全覚醒したラーマの「お前誰だよ」状態はめちゃくちゃ格好良くもあり、かつ面白くもあった)
あと本作は例えるならアメリカにとっての「インデペンデンス・デイ」のインドバージョンなのだと理解した。インドのアイデンティティと誇りのようなものが根幹にある作品なのね。
そして植民地時代の歴史があるのは事実とはいえ、そして観客のメインターゲットはインド国民であるとはいえ、こんなにあからさまに英国をヒールにしてしまって良いのか?とちょっとびっくり。
特に英国の将軍の奥さんの清々しいまでのヒールっぷりと暴力的言動の数々は強烈だったよね(あのトゲトゲ鞭ヤバい)…。
あとエンディング、全然知らないインドの人たちの顔が出てきて「この人たち誰だよ!?」となったのも良い思い出(後から確認したところによるとインド独立運動で活躍した人たちらしい)。
日本の政治家も見るべき映画‼️
偉い方々の汚職問題や政治と宗教の問題など毎日のように嫌なニュースが飛び交う昨今。
偉い方たちこの映画を是非見て欲しい!
リーダーってこう言う人だ!この人について行こうって心から思える人格と行動力。
歌で民衆をも魅了してしまう凄さ。
強い信念、優しい心。見習って欲しい🥰
今の日本に欠けてる物だらけ。
韓流の綺麗な美しい俳優を見慣れていたけど今回土の匂いがするマッチョな強いインド俳優が見たこともない新種のようにカッコ良くて頼りになって素敵に見えて仕方ない👏💕
これからはインドの時代なんだと思えて仕方ない。
最後の〆まで心に刻まれた。
何が欲しいかと聞かれてお金や名誉ではない所も心を動かされた。忘れられない映画になった。
男くささ全開のアクションエンタメミュージカル
初のインド映画
インド系の主人公二人の顔が似すぎてて中盤まで混乱したのは置いといて滅茶苦茶面白かった。
冗談抜きで終わりまでずーっとノンストップで釘づけにされる。
途中で入る曲もいちいち耳に残る。
支配、復習、暴力、友情、恋愛、爆発、音楽。全部そろってる。笑
今年トップガンに続いて2番目に面白い映画だったけどいかんせん3時間はお尻が辛いね。
最高すぎる
バーフバリが最高だったので期待。
3時間の映画って観るの勇気いったけど、全然飽きずに楽しめた。
常にすごい映像の連続で楽しくてアドレナリン出まくり。
ハリウッド映画のアクション映画って構図や動きに凝りすぎて何が起こってるのか全然分かんなかったり、CGだらけで白けたりするんだけど、これは生身の肉体と肉体の戦い(に見えるもの)を堪能できる。
元気になりたいときに観るとすごく良いと思う。
ただ、後半尿意との戦いに…。
映画の途中で、突然intervalって一瞬表示されるんだけど、すぐに始まっちゃう。
マジに5分休憩ほしいわーと思った。
完全なる勧善懲悪で、悪役の英国人が悪辣すぎて、同情の余地全く無し!
水戸黄門の世界っていうか、悪が悪すぎて、できるだけひどい死に方してほしいとか思う。
バーフバリよりも踊りは少なめなのがちょっと物足りない。
あと、個人的には戦いのシーンはもっと半裸多めでやってほしかった。
良くも悪くもインド映画らしさが減って普通の映画よりになっちゃったかな、と。
でもナートゥダンスが面白すぎる。流行りそう。
でもこういうわかりやすすぎる勧善懲悪って、面白いけどいいのかね、って思うところもある。
もちろん実際に帝国主義時代の英国の非道っぷりには弁解の余地無しなのだが、この映画で白人や英国人を本気で嫌いになる人もいるだろう。
太平洋戦争のときの日本人も、たぶんこの映画のような世界観で、鬼畜米英と叫んでたんだろうと思うと複雑な気持ちになる。
もし自分が英国人だったとして、インドでこの映画を映画館で観ることになったら、すごく怖いだろうな、って思う。
SSS
インド映画のマイベストワン『バーフバリ』2部作のS・S・ラージャマウリ監督最新作。
本国インドを始め世界中で大ヒット。大絶賛。ハリウッドでは国際長編映画枠ではなく大量部門でのアカデミー賞ノミネートを目指すとか。
日本でもインド映画過去最大規模のスクリーン数。封切られたばかりだが、これぞインド映画!…との大評判。
こりゃもう、観るっきゃない!
当初10月は不作だなぁ…と思っていたが、ひょっとしたら今年の真打ち登場…!?
いや、本当に!
さすがはインド映画! さすがはラージャマウリ!
怒濤の超絶エンターテイメント!
使い古された“全編クライマックス!”って言葉だが、だって本当にそうなんだから仕方ない。
血湧き肉躍るドラマチックなストーリー、アメコミヒーローも真っ青の超人アクション、CGで効果を上げ、ユーモアやロマンスをまぶし、迫力の音楽や歌やダンスで彩り、熱い感動と興奮と満足を使命を果たすの如くお届け。
3時間中弛み一切ナシ。次から次へと展開していく面白さ、流転する数奇な物語に敬服。
やはりどうしても『バーフバリ』に愛着あるが、だからと言って決して本作は膝を屈していない。
更なる魅力を伴って。
偉大なるエンタメ神ラージャマウリは、また遥かに頂きに達した…!
完全なるフィクションと思いきや、インド独立運動の英雄と称えられる実在の人物二人がモデル。
史実では出会う事の無かった二人だそうだが、もし出会っていたら…?
ラージャマウリのこの大胆なアイデアが、自由に物語を創造する事が出来た。
イギリスの植民地だった時代のインド。
ある部族の幼い少女が英軍総督夫婦に連れ去られる。養子にではない。少女は歌を歌いながら手の甲にペイントするのが上手で、ただその“道具”として。
娘を返して下さいと必死に懇願する母親。兵が銃を構えるが、総督がそれを止める。ちょっといい人…? とんでもない!
銃弾一発にどれだけの価値があるか知ってるか?
つまり、インド人を殺すのに銃弾は無駄。銃弾一発以下の価値。木棒で殴り倒される。
この総督夫婦が鬼悪魔。インド人を見下す総督。後ほどだがあるシーンで血しぶきが見たいと言う狂人残酷な夫人。他英軍皆、人間じゃねぇ!(イギリス人が見たら不快かもしれないけど…)
そんな英軍にある報せが。部族の中で少女を取り戻そうとする動きが。
弓矢で英軍に歯向かうつもりか?…とせせら笑うが、笑ってられるのは一瞬だけ。
“羊飼い”と呼ばれるその追っ手は、連れ去られた羊を取り戻す為なら、どんなに山谷険しかろうと、雨風叩き降ろうと、猛獣が牙を剥こうと、決して諦めない。
その男の名は…、ビーム。
登場シーンはいきなり、狼からの虎との鬼ごっこバトル。捕獲し、後々思わぬ所で…!
不穏分子逮捕の為、英軍は適任者を選出。
抜擢されたのは、一人の英警察の男。
が、イギリス人ではない。インド人。
その男の名は…、ラーマ。
登場シーンはいきなり、ラーマ一人対大群衆アクション。怪我を負いながらも不屈の闘志でたった一人で鎮圧。
それにしても、何故インド人なのに同胞を制圧する側に…?
彼の瞳の奥とその先に見据えるある目的…。
共にある目的を持った二人の男。
片や幼い少女を取り戻す為に。
片や一見出世。ある理由の為に。
そんな二人が運命の出会いを果たさなければ、物語は始まらない。盛り上がらない。燃えない。
これまたスゲー人助けの場で出会い、意気投合。
親友のような兄弟のような。この二人の固い絆が育まれるのは、この世に産まれる前から決まっていたように。
しかし、お互いの素性は知らない。
追われる者と、追う者…。
二人の友情ややり取りがまるで中坊みたいなのが愉快。
ある優しき英国レディ“ワタシノナマエハマダムデハナクジェニーヨ”に心奪われ、ドキマギ奥手のビームに、ラーマが指南。車をパンクさせるのはちょっとあれだけど…。
お陰で親しくなったビーム。屋敷のパーティーに誘われるが、何とか聞き取れた英単語の中に、彼女の屋敷に目的の少女がいるという…!
屋敷に乗り込む大胆作戦を仲間と企てる。
一方のラーマは…
僅かな手掛かりを頼りに、ついに反乱分子の一人を捕まえる。
尋問するが、思わぬ反撃に遭い、毒蛇の毒で命の危機…。
ビームに助けられるが、意識朦朧の中、ビームから明かされる。
自分の本当の目的。
この時のラーマの衝撃は計り知れない。唯一無二だと思った友が、実は自分が追っていた首謀者だったとは…!
苦悩。葛藤。心の底から叫び声を上げて。
だが、ラーマにも絶対揺るぎない目的がある。
ここで見逃す訳にはいかない…。
二人の友情は本物。
共に笑い、喜び、過ごし…。
共に歌い踊り、傲慢英国紳士…いや、クズを見返した。
この友情が永遠に続けば良かった。
だが、観る側は奇妙な嗜好で、この二人の宿命や対立も見たいのだ。
遂に素性を晒して、顔を合わせた二人。
それは形容し難いほど、悲しく辛く、痛ましい事か。
己の目的の為に、ぶつかり合う。文字通り、拳と拳、身体と身体で。
何と痛ましいのに、何とエキサイティングでもある。
迫真の肉弾バトルに拳を握る。
一歩も譲らぬ闘いであったが、総督の銃口が少女を狙い…。
ビームは逮捕。獄中で処罰を待つ身に…。
その逮捕に貢献したラーマは出世。目的に近付いた。
ここで明かされるラーマの目的…。
故郷の村で、イギリスからのインド解放の為に闘う父。その下で民兵として鍛えられていた幼き頃のラーマ。射撃の腕を認められる。
そんなある日村を、英軍が奇襲。母が、まだ幼い弟が、殺される…。村人を逃がす為必死に抵抗していた父も負傷。
父と共に踏み留まり闘っていたラーマは、父とある約束を結ぶ。
村人全員に武器を渡す。
その日まで、闘い続ける。亡き家族、同胞、残していった許嫁の為にも、必ずやその約束を果たす。
ラーマには、絶対に諦める事の出来ぬ目的…いや、大義があったのだ。
その為にどんな犠牲を払おうとも。憎き英軍に頭を下げ、忠誠を誓うフリをしようとも、本心は違う。大義の為に…。
が、負い目はあった。親友を裏切り、英軍に渡した。
英軍と闘うと意味では同じ。だが…。
そんなラーマの心を決心させたのは、残忍な公開鞭打ちの場。
酷い事に、ビームへの鞭打ちを行うのはラーマ。
元親友の肉がちぎれ、血が飛ぶ。それを嬉々と見る鬼悪魔な総督夫婦。
だが、ビームは決して悲鳴や弱音を発しない。代わりにその口から発せられたのは…。
自らの精神とインド人の誇りを震わせる歌。
その歌声が、インド人を蜂起させる。
その様を見て、ラーマは知る。
民を震い立たせるものこそ、本当の武器。
ビームは自分の大義の為に死なせてはならない男。
もう迷いは無い。
ビームの処刑の日が決まる。
総督の信頼を得つつ、反乱を企てる。
が、それに寸での所で気付く総督。
この身がどうなろうともビームと少女を逃がそうとするラーマ。
ビームは解放されたが、ラーマの真意には気付かず…。
ビームと少女は逃走に成功。
ラーマはその姿を見届けて、反逆者として囚われの身に…。
ラーマの大義も目前で尽きるのか…?
隠れ潜みながら英軍から逃げるビーム。ある時、一人の人物に助けられる。
何の因果か、その人物は…。
その人物から、親友を裏切ってしまった葛藤と、大義と、その大義を果たせぬ覚悟で親友を助けようと命を懸けた事を知らされる。
それを知って、ビームは…。
…と、ここまで長々と書いて、中盤過ぎてクライマックス直前。
どれだけのドラマと運命を交錯させて魅せてくれるんだ、この作品は…!?
本当に話を飽きさせない。毎度毎度クライマックス!…な展開で、たまげる。
序盤で捕獲した虎、総督の銃弾一発の価値の話、スパイス的な伏線の使い方にもニヤリ。
その虎やその他猛獣を使ったびっくり仰天の突入、超人パワー炸裂のバトル…ラージャマウリのアクション演出に限界は無いのか。
度肝を抜かれる展開やアクションの連続に、ハリウッドやMCU監督たちも絶賛・興奮・完敗。
ラージャマウリがハリウッドデビューしてMCU作品を手掛けたらスゲー事になりそうだが、ラージャマウリにはオリジナリティー溢れるスーパーアクションを撮り続けて欲しい。
音楽や歌踊りは聞くを通り越して、体感レベル。劇中の楽曲の数々。ビームとラーマの友情の歌、EDの歌もいいが、やはり話題の『ナートゥ』。キレッキレでパワフルなダンスは、コケにした英国クズ紳士をぎゃふんと言わせ、人種を超えて皆を踊らせる躍動感がある。
これからの宴会シーズン、余興で披露したら盛り上がる事間違いナシだが、激ムズダンスを覚えるのと踊り終わった後の体力消耗が大変そう…。
そして勿論、本作の闘志と言っていい主演二人、N・T・ラーマ・ラオ・Jr.とラーム・チャランの大闘演。
男なら黙ってこの二人の漢に惚れろ!
惜しむらくは、助演に魅力的なキャラが居なかった事。『バーフバリ』のカッタッパやシヴァガミのような味あるキャラが欲しかった。
ツッコミ所やご都合主義、強引な点も多々。少女を救う為猛獣使って突入したビームがラーマと対峙した時、「俺が何をした!?」と言うけど、いや、とんでもねー事してます…。
そういった所も醍醐味。ありえねー!おいおい!…って言いたくなるくらいが、インド超絶エンタメ。
全編クライマックスに於いての本作の真のクライマックスは、やはりこれを待っていた!
友情、対立。そして再び…。
分かっていても、激アツ!大興奮!
私の中の、観た人全ての、闘志と野性が咆哮する!
タイトルの『RRR』とは、“Rise=蜂起”“Roar=咆哮”“Revolt=反乱”の頭文字を合わせたもの。
これに掛けるならば、“SSS”!
最高!最強!最超!
インド映画の照準はもう国内だけのものではない。
装填。狙え。撃て。
その弾は世界へ放たれ、見る人の心を貫いた。
ヴィシュヌの化身ラーマが見もの!!
上映時間が長いと思わせない程の話の展開や見所満載のインド映画。ラーマとビームの友情は勿論、二人のダンスシーンも迫力があり、また二人のそれぞれの生い立ちから来る宿命も丁寧に描かれている。
個人的に1番の見所はやはりビームがラーマに化粧や布を巻いた後のヴィシュヌの化身(ラーマヤナ)になってからの戦闘シーンが痺れる程に格好良い。弓矢で敵軍を撃ち抜いていく様は、爽快感と共に惚れ惚れする。
まぁインド映画とは言え戦闘シーンはCGを駆使したものが多いので、それが気になる人は評価が分かれるところだと思うが、それとは別にダンスシーンは息ぴったりでナートゥを踊る二人を見るだけでも価値あり。
話の展開も凄く分かりやすく良かった。
ただ、途中処刑シーンがあり、グロい所が見受けられる為、そう言うのが苦手な人は目を背けるかも?
映像はすごい
まず長編映画鑑賞に慣れていない方は、クラスの高いシートで観た方が良いです。
IMAXで観ましたが迫力はあります。映画館で観たぞって感じ。
でも内容はそんなに緻密で抜け目なくではないし、もっと歴史に寄り添ったものかと思いました。
まぁ男の友情物語。知り合い始めで友情を育んでるあたり、なんか恋人同士みたいでw
良い映画ではあるので観る価値はありますが、二度目はないな。
PKや3idiotsのような中身の濃い方が好き。分かりやすいけどテーマは深いみたいな。
アーリヤの使い方ももったいないな。
バーフバリのような絶賛される映画ではないと思います。
でも途中で飽きることはなかった。
IMAXで見るべき映画 インド映画史上最高制作97億円、インド映画世界興収No.1スペクタル巨編・・とか一昔前の映画ポップ風に 私的に インド映画歴代No.1です
インド映画は「大地のうた」初見より、このようなジャンルから観てきましたが、「ロボット」、「マッキー」のような娯楽作品では奇想天外で、楽しく見せれれば現実味は無くとも何でもありのエンターテインメントに徹壮した作風+ダンス挿入が、特色。
ラージャマウリ監督としては、「バーフバリ」シリーズの歴史激風モノを現実味は無くとも娯楽に徹した「マッキー」路線を継承した集大成とも言える作品。
細かなつじつまや、不合理やツッコミは考えず、映画と共に楽しむのがこの手のインド映画、存分に楽しみましょう。
映画は、イント植民地時代の1920年代のお話で、インドの独立運動として実在した革命家のビームとラーマの名を借りた架空のドラマと時代設定で作り上げた。内容は、インド植民地時代のドラマで、悪の冷酷な英国領インド帝国総督と残忍な総督妻を相手に、歴史劇(インド建国前の苦難、不平等)+アクション(ワイヤーアクション)+恋愛+裏切+ダンス+歌+ヒーロー・・場面は、平原+密林+水中+街中+要塞+橋・・。見せ場は、全編見せ場とも言えるほどで、「ランボー」が2つ同時進行して進展していくような醍醐味の中にレトロな恋愛ドラマのようなホットするような出会い(エピソード)画を盛り込み、懐かしいミュージカル映画のシーンに、耐久ダンス。
全ての要素が詰まった 私的には歴代インド映画No.1になりました。
疑問?
映画の中程でINTERVALが画面に出るのですが、物語はそのまま進行しますが・・ドラマ場面全く変わっての進行になります。
映画作品時間
日本公開版 179分
この映画、インドで
2021.11.26 U/A証明
2021.12.6 CBKC証明
双方共 186分54秒
2022.3 公開前に
本編 1分35秒カット
エンドクレジット 3分26秒カット
この謎はBlue-ray発売でわかるかな?
★Digital5.1鑑賞
★重低音 ★★
★音圧 ⭐
★分離度 ⭐⭐⭐
★移動音 ⭐
★サイド(左右、後/活躍度)⭐⭐⭐
★サラウンド ⭐⭐⭐
映画始まってすぐさま、音楽や効果音(銃撃音とかの移動サラウンドは無かった)でがサラウンドを含めたシアター全体をほぼ爆音ともいえる音量で包み込まれて最後のエンドクレジットまでほぼ浸れる。映画音響としても、存分に楽しめさせて頂きました。IMAX撮影出ない為、IMAX上映は選びませんでしたがIMAXでの音作りが気になります。
★IMAXレーザーGT 鑑賞 追記 2023.01.15
画角サイズ ほぼIMAXデジタル サイズの感じ。以前の一般の劇場Digital5.1CHとほぼ同じよう。ヨーロッパビスタぐらいをIMAX化したのか?画質はIMAXらしい明るい鮮明画質。
音に関しては、より音場が広がり、スピーカー、アンプに余裕があるためか、刺激的な音もまろやかに迫力ある音を広域な音場を作り上げている。以前の音にこだわった普通劇場では、サイド、後方が、音量や音域のダイナミック差に、アンプからの供給にスピーカーが良い意味で、めいっぱいで張りつめたビビる直前の最大域の音を出していた感じでした。
IMAXで見るべき映画でした。
★IMAXレーザーGT
★重低音 4.5
★音圧 4
★分離度 5
★移動音 3
★サイド(左右、上、後、活躍度) 5
★サラウンド 5
私の戦いは お前の戦い
インド映画
インドは映画大国である
理由には国家的にテレビの普及率が低く
映画館に足を運ぶ習慣が盛んなことと
多言語国家なので各言語毎に
作品が作られており
各言語圏にスターがおり
その製作本数は
年2000本と言われている
中国が800本
ハリウッドが600本だと
言うから圧倒的である
今作はその多言語の中でも
テルグ語圏の作品となる
「バーフバリ」シリーズで一世を
風靡した新進気鋭S・S・ラージャマウリ
監督の最新作
感想としては
179分余すことなく
全部乗せのデカ盛りで
(ダイエット中だけど)
大変お腹いっぱいになれました
あと後述しますが
つくづく映画にポリコレとか
いらないと思いました
そんなことやってたら
インド映画にハリウッドはもう
負けるでしょう
いやもう負けてるかも
第一次大戦期の
英国の入植地だったインド
英国軍の極悪伯爵夫妻に
村の少女マッリをさらわれた
虎をも倒す無敵の男ビーム
かたや英国軍警察に所属し
英国人も舌を巻く使命感で
暴動を鎮圧するも出世には
届かないラーマ
ビームはマッリを助けるため
デリーに潜入します
伯爵は入植地の要人から
忠告を受け警戒しますが
しかし手がかりは全くなし
捕まえたものを特別警備隊長に
昇進させると約束するとラーマは
名乗りを上げます
この二人がデリーの街で
少年を助けたことから一気に
友情をはぐくむことになります
この時ビームは少年
マーラはインドの旗を
手にするシーンがありますが
これが後の伏線になります
この二人いずれは激突する関係
にありながら知らず知らず
ビームはラーマの協力で
マッリの世話をしている心優しい
ジェニーと仲良くなり
悲しむマッリに一目会えたことから
改めて怒りが爆発し救出を決意
その最中ビームの仲間を捉え
尋問していたラーマは不意に
毒蛇にかまれ瀕死の状態に
なりますがビームはなりふり
構わずラーマをてきぱき
薬草処方で介抱
そこで自分の正体を打ち明けて
しまいます
伯爵の屋敷に真正面から
トラックで突っ込んで荷台の
虎をぶちまけるという
正面突破にしても見たことない
ようなド派手なやつをかまし
いかにもライバルになりそうな
演出してた警備隊長も瞬殺
(ここ笑った)し大暴れ
していると全回復した
ラーマが警察の制服で現れ
ビームを逮捕しようとします
ラーマの正体を知ったビームは
応戦しつつも混乱しあと一歩の
ところで捕まってしまいます
InteRRRval
(・・のはずなんだけど日本のシネコンは
ぶっ通しなのはなんとかならんのか)
ビームを捉えたことで
ラーマは昇進
ではラーマはなぜ
そんなに出世にこだわったのか
英国側に付いていたのか
それは実はラーマも
革命のために潜入して
いたのでした
その裏側には英国製の銃弾の
価値がインド人より上だと
言われて軍を飛び出し
革命を決意した父との
約束があったのです
その約束には
その為には同胞の犠牲も
いとわない強い信念が
ありました
でもビームとの出会いで
強い葛藤が生まれたことを
故郷の恋人シータに
手紙で漏らします
伯爵は侯爵の面前で
膝をついて屈服するまで
ビームを鞭で打てと
ラーマに指示します
(このへんほんと北斗の拳)
伯爵のドS夫人にトゲ付きの
ムチまで渡されますが
ビームは意地でも膝を
つかずむしろ歌い出し
民衆は徐々にこのまま
侵略者に屈していていいのか
という気持ちを惹起され
ついには暴動を引き起こします
ラーマは銃によらない革命を
目の当たりにし衝撃を受け
数日後に処刑されるビームを
逃がそうと決意します
犠牲をいとわなかった
ラーマが人の為に考えを
変えたのです
そしてラーマは
処刑を装って(誤解されたまま
ながら)ビームを逃がし
ついでに伯爵をぶっ頃そうと
しますがビームとマッリは
逃がしたものの
伯爵暗殺は失敗
(この伯爵もなかなかやる)
反逆者ラーマは監獄送りに
なってしまいます
ビームは執拗な指名手配から
逃げる最中大ピンチのとこで
デリーまで手紙で心配して
やってきたシータに助けられ
祖国の為に全てを隠していた
ラーマの真実を知り
俺はなんて小さかったんだと
号泣しラーマ救出を決意
この映画のいいとこは
さっさとやるとこ
ビームはアッサリ
メタルギアソリッドばりの
潜入技術で監獄に侵入し
ラーマに詫びると共に
ひざを痛めて歩けないので
肩車したまま大暴れ
しながら監獄を脱出
英国さんこんなバケモノが
いるんだからもう入植は
やめといた方がいいでと
心の底から思いました
二人はテキパキ装備を整え
伯爵と屋敷の壊滅を決意
ここでビームはお得意の
薬草処方でラーマ全回復
ラーマは弓矢も渡され
完全にランボ―になります
ビームはバイクが得意の
ようですがバイクを持って
振り回しても強いです
もーなにがなんだか
まあそんなこんなで
ドッカンドッカンして
伯爵も屋敷もアッサリ壊滅
めでたしめでたし
この映画を観て思ったのは
ポリコレいらん!です
ジェンダーとか人種差別とか
そうしたもの自体がすでに
映画のテーマなのです
そんな表現だけをあげつらって
批判してくるような奴らに
合わせて映画を変えていたら
ダメになるに決まっています
そんなにやりたいなら
ポリコレ自体を映画にして
人々を感動させてみろと
できるわけないんです
お気持ちの薄っぺらいものだから
自分らで作って仲間同士で
見せあっていればいいのです
インド映画は上映時間中
たっぷり楽しんで欲しいと言う
気持ちしか感じません
かつての東映のお正月娯楽大作のノリ
表現の場をハッキングして
満足してる活動家どもの相手は
もう社会がやめていきましょう
インド人にとって入植・抑圧の
歴史が強く国民にとって跳ね返して
いかなければならないものだと
いう気持ちが強く伝わってくる
作品でした
ダイアナ妃の映画の後にこれ見たから
感慨もひとしお笑
歌と踊りとスローモーションが
約3時間の無駄に長い上映時間の原因であろう。
ハリウッド映画なら2時間でテンポ良く完結できます。
基本シネコンしか行かないのでインド映画なんてせいぜい年に4〜5本。
そしてその全てが大長編。日本公開用に短く編集してある作品もあると
どっかで聞いたがそれでも標準的なハリウッド映画より30分は長い。
毎度思うのがストーリーに全く関係ない歌と踊りのシーン不要です。
この映画も序盤から妙に熱い1人vs1000人のカチコミシーンが
執拗な迄のスローモーション演出のせいでスピード感皆無。
凝ったシーンをじっくり見せたいのかもしれないが正直マイナス。
主人公の2人ビームとラーマが出会った架橋での子供救出劇も過剰演出。
初対面で阿吽の呼吸。旗は何に使うのかと思ったら…なんじゃそれ。
さて話の根底には極悪非道な大英帝国の支配下にあるインドの
解放という大義名分の元に好き勝手に大暴れしても英雄扱い。
貧困に窮していた国内にインフラを構築してくれた英国に
少しは感謝してもいいと思うがエンタメ映画として仮想敵は
必要なのでここでは妹をさらったり、両親の仇である悪の組織。
ビームは妹救出のため総督府に虎,狼,鹿など動物を使ってカチコミ敢行。
動物虐待でバチが当たったのかラーマの妨害で囚われの身に。
超痛そうな棘棘鞭打ちの刑で屈しなかったので見せしめに処刑に決定。
ここで凄いのは鞭打ちの刑の最中に全然痛くねーぜとビーム熱唱!
鋼鉄のエンターテイナーだぜ!
そして処刑からはラーマの協力で妹と共に見事脱出。
しかしラーマは裏切り者として囚われフルぼっこにされ
身体ボロボロで歩けません。
地中の半畳くらいの独房に閉じ込められ処刑を待つばかり。
当然助けに来るビーム(瀕死の重症から全快!)に肩車で担がれ脱出。
森で怪しい薬草で治療されなんとラーマ奇跡の速攻全快!
しかもなんでか知らんが弓矢の名手に。
これは弓矢の神(?)の御意向でしょうか。この世ならざる力を感じるな。
数百人の精鋭英国軍相手に2人は素手と弓矢と奪った銃で反撃。
とどめはバイクの自爆テロ的な攻撃の先に丁度よく火薬庫。
悪の総督の居城(総督府)まで崩壊して一件落着!…って何このオチ。
そんな中でもちゃっかり武器はパクって来るビーム。
ご都合主義にも程がある。
エンドロールはお馴染み歌と踊りでハッピーエンド。
どこまでもインド映画でした。やっぱり合わん。
まあまあだった
『バーフバリ』がそんなに好きではないので見ないつもりでいたら、あまりの評判のよさに見に行くと思ったほど苦手でない。しかし、だからと言って熱狂するほど好きではないので世評とのギャップに寂しい思いをする。
見たことのないアクションが見られるが、派手過ぎて好みではないし、主人公には弾が余裕で当たらないのはスリルを感じない。
休憩は10分くらいちゃんと入れて欲しい。
熱量山盛りの寓話
実在のモデルはいるみたいだけど、総合すると「インドがイギリスの圧政から権利を勝ち取る寓話」という方向性の作品。
だからこそ、メチャクチャな流れや演出も比較的スンナリ入って来る。
特撮モノやスーパーヒーロー、ロボットアニメでも最近はやらなくなった様な、これ見よがしの「ミエ」や「アオリ」のオンパレードを、あくまで「ただの人間」で見せるのが気持ちが良い。そこがむしろこの作品の真骨頂でもある。
もちろんインド映画特有のダンスや歌も、観客には「キ、キター‼️」になるように調整されている。
上映時間は3時間と長めだが、この3時間に盛り込まれた「見どころ」は、おそらく普通の作品の数倍。「熱量」も数倍。
その過積載とも言える要素を、主人公の二人が見事にエンタメに昇華させている。
(ここから多少ネタバレ)
自分の信念や正義の実現の為に、大量殺戮が正当化される後半の流れは、もちろんカタルシスMAXの快感はあるものの、現代の映画作品として、特に日本人にはなかなか飲み込み難い部分もあるなあ、という印象は否めない。でもアメリカやフランス、また強国に隷属させられていた地域や階級の人々のように「自由は自らの手で勝ち取るもの」という歴史や思想を持っていれば、当然「これもアリ」なんだろう。
アクマルが見せしめの拷問に耐える姿に反応した人々の「兵器ではなく、人間そのものが武器」っていうクダリを観て、最後はもう少し平和的な結末を予想していたが、結局大量の銃器を手に入れて「ヨッシャー!」というのはさすがに違和感はある。とはいえ、それも日本人だからそう感じるのかも知れない。
前述のとおり、これは寓話なのだから。
いや、ホントにエンタメ要素山盛り、途中ダレることもなく最後までマックステンションで突き進む、最高な3時間でした。
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