RRRのレビュー・感想・評価
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人間の尊厳を描いた映画
基本的には超娯楽作品でほぼ万人が楽しめる映画であることは間違いない。
正直、3回は泣いた。
巧みな構成力で計算されつくされた絵作りと演出により
一瞬たりとも目が離せない、観客を飽きさせない。
何にも考えずにエンターティメントとして楽しんで全然OK・・なんだけど、
私には当作品はエンタメを基調としながらも、人間の尊厳を描いた作品であると感じた。
おそらくはインド亜大陸の人々の琴線に触れることを第一に作られているのだろうが、
娯楽性とテーマ性が極限まで高められているので、結果として全人類に感動を与える作品になっているし、日本人だろうが、何人だろうが心に突き刺さる内容に仕上がっている。
内容は、この映画のタイトルになっている、
蜂起(Rise)、咆哮(ほうこう、Roar)、反乱(Revolt)
ホントそのまま。
ホントに滅茶苦茶に蜂起しているし咆哮しているし反乱している。
ただ、あまりにも映像とストーリーが面白く、基本的に勧善懲悪なので変な解釈を
されがちだが、あくまで上記3点がテーマであります。
実在の部族、実在の革命家を題材にして植民地時代のインドの悲哀を描写していることで
製作者の意図は透けて見えたが、衝撃的だったのはラストシーン。
あまりにネタバレすぎて書けないが、ラストシーンを見て初めて製作者の意図が完全に理解できる作りになっている。よって途中退場厳禁である。
個人的には、ボリウッド的ダンスシーンやド迫力のアクション、などは制作費回収に必要な作品の品質保証だから入れているだけの単なるクリシェに過ぎないとさえ思う。
テーマ性の方が、ビンビンに私には突き刺ささった。
しかしながら、娯楽性と両立するからこのような作品が成立可能である。
このような作品を成立させたS・S・ラージャマウリ監督の手腕・才能はとてつもない。
最高すぎるっ!大好き!!
やっと見れました!いやぁー、予想の3倍面白かった!!一つ一つの場面の絵面がもう迫力ありすぎだったし、(虎とトラックからヤーっ!って出てきた時はひゃーって言いそうになっちゃった)最後までハラハラドキドキする展開で、たくさんご都合主義あるんだけどそれ上回る面白さでした!アカデミーで披露したナトゥナトゥ、映画見てから見たかったなー。ってか,アカデミー最優秀作品賞、私的にはRRRです!
王道映画
ジャングルの大スペクタクルな景色に始まり、アクション、友情、勧善懲悪、最後はどっかんどっかんの王道映画。
「きっと、うまくいく。」でインド映画はすべて回収するイメージがあったから、安心して鑑賞してしまった笑
INTERRRVALはどの映画館でも入れて欲しいな〜
筋肉を魅せてきますねぇ
神話ラーマが神々しい
前評判通り、3時間退屈しませんでした
低音BGMとシーンの切り替えが良い
踊り凄ぇな...
別の映画館で観たけど、立川で極音上映してるの納得。
インドの歴史に興味を持つきっかけになりそう
今まで勝手にインド映画はダンスと熱量がすごい=陽気なイメージを持っていましたが、イギリス統治時代の人種差別、搾取や暴虐など迫害の歴史が描かれていて冒頭からイメージが覆り、気づけば3時間という長さを感じずに見入っていました。
アクションシーンは「不死身か!?」と思うほど主人公たちが屈強でやや現実離れしていて、他の映画だったらツッコミまくりだと思うのですが、この映画ならばそれも良しと思えるところが不思議です。
とりわけ引き込まれたのは、中盤、群衆に見守られてビームが歌うシーンです。歌詞からは「抗う」というより「受け止めけれど屈しない」という意思が伝わり、しかもその歌声がとても穏やかであることが胸に響きました。見守る群衆の眼差しだけの演技も素晴らしく、観客まで同じ気持ちにさせるようなシーンであったと思います。
話題のナートゥナートゥも見応えがありましたし、劇中の歌が美しかったです。
どこの国であっても迫害の歴史は、時に目を覆いたくなるような凄惨なものがありますが、この映画はそういった部分をしっかりと描きながら観終わった後に爽快感を感じられる作品だと感じました。
エンドロールの歌詞と映像にも意味があるようなのですが、残念なことに日本史専攻だったためしっかり理解できなかったことが悔やまれます。
間違いなく多くの方が、インド独立の歴史を学びたいと思うきっかけになる映画であると思います。
ブラボー
インド映画は結構好きなのですが、今作は頭ひとつ抜きん出ている完成度ですね。エンタメとして。
ラーマとビームの信念、大義、正義感、スーパー身体能力、お茶目さの全てがハマっていました。
出会いの少年救出シーンからの奇跡の息の合いよう、にも関わらず渡された魚1匹をアワアワしながら受け取るあの感じで心は既に鷲掴みにされました。
言葉の通じ合わないもどかしい恋の描写も、インド映画といえばお約束の歌とダンスのシーンも素晴らしく、戦いの展開も、何度もハラハラさせられて、長尺なのに一切飽きることなく夢中になっていたら終わりました。
そしてラストに2人とも願いが叶うというのが本当に最高でした!エンタメはやっぱりハッピーエンドが嬉しい!
でも鑑賞中に頭の片隅に浮かんでしまいました。
こんな風に虐げられていた経験があるのなら、カースト制度(というかその価値観)や女性に対する差別がなぜなくならないのだろう…と。
現実社会も今作のように、真っ直ぐに愛や友情や正義を大切に出来たならどんなに良いでしょうね。
やっぱ面白いです
11月に観に行って、今回バイオレンスが大の苦手な嫁がやっぱりどうしても観たいからという事になって2回目の鑑賞
せっかくだから1回目と2回目の感じ方の違いをちょっと書いてみます
1回目
全く何の予備知識もなく、1か月くらい前に観に行った映画の予告でちらっと見ただけ状態での鑑賞
出だしからいきなり生々しい奴隷差別で始まり、なんか思ってたインド映画とちが~う
橋の上と下でいきなり通じ合う手話からの友情をはぐくむPV、のあたりで大丈夫か?ってなり始めたけど、ナートゥダンス導入部のお盆を蹴り上げるところからの流れがすごく良くて、そのあたりから引き込まれまくりで、後ろ手で毒蛇掴んだり、その辺の草からエリクサー作って瀕死の人間を完全回復させたりといった突っ込みどころなんかもうどうでもいい感じ
屋敷での乱闘から一転、ラーマ・・・そんな事情が・・・と、ここでラーマの無慈悲さ加減の謎解きを入れてくるもんだから映画的にだれる暇もなく、駆け抜けて駆け抜けて、最後はまさしく無双状態大暴れ!!
エンドロールでまた盛り上げてくれるし、マッリの母ちゃん生きてるし、劇場が明るくなってからもしばらく呆然としてた
2回目
いや~、安心して見れる~、ではあるんだけど、2回目だから気付けたとこがいろいろあった
ナートゥの前のお盆コロコロからの流れで、ドラムの人も同じように屈辱を感じてて、ラーマがやってくれたから自分も!ってとことか、猛獣用の餌放り込むとことか(1回目の時ここ完全にスルーしてた)
他の人も書いてたけど、ラーマの家にいっぱい散らばってる本を見て素直に尊敬するとこも今回気付けた
あと、マッリを連れて逃亡してる先でシータの話を聞いて青ざめたビームが救出を宣言するとこなんか、一回目の時はさぁ盛り上がってまいりましたー!だったのに、今回は涙がボロボロでた
劇場でやってる間に3回目行こうかな
3時間を感じさせない目まぐるしく動く展開、映像美、あと筋肉はすべてを解決するw
バーフバリ以来のインド映画だが、映像も音楽もストーリーも演技も、ほんとハリウッドに引けをとらない完成度のエンタメに仕上がってる。最初は上映時間3時間と聞いていたので、膀胱もつかなw というのが最大の関心だったけど、もうストーリーに引き込まれて全然尿意は気にならなかった。ラーマとビーム、片方がピンチになるかと思えば次はもう片方がピンチになり展開が二転三転してみてて飽きない造りになってるし、ラーマの過去話だったり要所要所できっちり伏線も回収していきストーリーテラーとしてもかなり上出来な感じ。バトルシーンは豪快でラーマの二丁拳銃とか弓無双とかとにかくカッコいいシーンてんこ盛りだし、炎や水を美しく見せる演出がすごく印象に残った。
インド映画特有のダンスシーンは今回は抑え気味な感じ、ミュージカルよろしく不自然に踊りだすということは今回はなく舞踏会のシーンとエンドクレジットのみ。逆にダンス成分が足りなく感じてしまってるのはインド映画に慣れてきた証拠なんだろうかw ところどころインド神話ネタとかインド独立史ネタとかがわかるともっと深く理解できるんだろうなあという部分はあったけど、そこまで難しく考えなくてもストーリーに引き込まれるのが今作の良さかな。エンドクレジットのインド偉人、ガンジーとネルーしかわかんないやと思ってたら2人ともいなかったwと知って私もまだまだ理解が浅いなと。
難を言えば、インド人俳優がいまいち見分けがつかないw 髭の有無と髪型からしかキャラ判断できなくて途中ストーリーがごっちゃに(いやこっちの問題なんだけど)。あとまあストーリーがご都合主義だけど、面白いからまあいいか。とにかく何でも筋肉で解決しすぎだよねw 死んだかと思った人も大体生きてるし、女の子の母親が生きてたのが一番びっくりだわ。とにかく3時間怒涛のエンターテイメントという感じで、時間を感じさせない面白さの超大作に仕上がってて大満足でした。
踊りだけがインド映画じゃない
前々から気になったけど後回しにしてたので昨日ついに行ってきた。感想としては「公開初日に行けば良かったしもっとたくさん観たい」である。アクションシーンはインド映画の中じゃ無理ないところが結構あって、中でもラーマとビームが大使館?の庭で格闘技披露し合うところが見応えあった。あんな細々とした技使えんのねっていう。ストーリー面も「奴隷時代のインドか……」とわかってどう風呂敷を畳むつもりか気になったけど、W主人公が手を組んで総督を討つ終わり方、そしてラーマが叶えると誓った武器を自分の部族に渡らせて「戦いはまだ終わっていない」エンドに繋げてて綺麗に畳めてるなと納得した。警察側のラーマがどうしてそこまで同胞を見殺しにするんだろうと疑問だったが、その説明も作中でしっかり納得いく形で描写されてあったので彼への好感度は爆上がりした。泣くつもりは全くなくて、だが冒頭の子供が買われていくシーンと我が子を返してと泣き縋る母を撲殺したシーンで一気に涙腺が崩壊した。また、ラーマの過去でも泣いてしまった。自分の父親の自爆を自分の手で完成させなきゃいけないとかどんな地獄だよ。こりゃああにもなるわ。
総合評価:自分が観たインド映画の中で一位。もう一回行ってくる。グロと死亡と拷問が大丈夫な人はぜひ行ってほしい。自分的にはそこまでグロい拷問とは思わないけど、一応念の為。
余談だけど、ラーマの母親役の女優さんが自分の好きな女優さんで個人的に凄い嬉しかった。いつ見ても美人だね。
A masterpiece! Two thumbs up!
インド映画らしさを結集した見事なエンタメ作品!1920年代の大英帝国支配時代のインドが舞台。父の意志を継ぎ独立蜂起を胸に秘めた警察官と英国提督夫人に妹(姪?)を理不尽にさらわれた部族の勇士の友情物語なんですが…息をつかせぬアクションシーン、心踊るダンスシーン、揺れる2人の心情の結末、と一瞬たりとも退屈しません。ガンジーの非暴力不服従運動と前後して実際にあったであろう英国人からの差別、迫害への抵抗のマグマも描かれてます。が、何よりも、ふたりの男優の男前ぶり、躍動が素晴らし過ぎます!いやぁ、参った。スタンディングオベーションです!
こういうのでいいんだよ!
史実は悲劇だけれども、この映画ではハッピー!
そして、植民地支配側のイギリス人はマダムハヤメテジョニーヨ以外、清々しいほど全員悪人という、極めてわかりやすくて、大変気持ちがいい映画でした。
この映画は、ナンセンスなほど身体も心も運も強いオッサン2人が縦横無尽の活躍をする、その熱量を感じるためのものです。
その最高潮とも言えるダンスシーン。ダンスというとヤワな感じに思う方もいらっしゃるかと思いますが、ナートゥナートゥ(今でも耳に残ってますわ)は全く違います。途中までダンスについていけたイギリス人の若い男の根性を逆に誉めたいくらいの圧倒的に熱いとしか言いようのないダンスに、ただただ感動するための時間なんだと思います。観ているこちらの脹ら脛が筋肉痛になりそうなくらいでした。
監督もここは力入れたシーンなんだと、何かのサイトで読みました。
話としては、様々なシーンが主人公たちに都合よく構成されていて、突っ込もうと思えばキリがないほどですが、そういう細かい部分を拾わなくてもいい映画って間違いなくあるなと思いました。
スカッとしたい方、裏切りとかそういうドロドロした話に食傷気味な方、是非ご覧ください。
いいんだけど、やっぱ長いかな・・・あと整合性とか細かいところが気になる(自分としては)
いやー。。。よかったよ。よかった。でも、長いかな。
話題の1作だったので「3時間」というくらいの情報だけで見た感想です。
序盤の一騎当千シーンからハリウッド顔負けの音響、映像美でのっけからテンションあがりまくりで
その後のナートゥダンスシーンで盛り上がりはけっこうMAXに。面白いやんインド映画。
ただ私にはラーマの顔が結構わかりにくくて、最初の一騎当千の警官と、子供助けたラーマが同一人物だっていうのがわからず「???」となってました。インド人は髭にくりくり目がスタンダードでわかりにくい…
で、なんやかんやアクションで後半、娘を助けるためにビームがのりこむのだが
ラーマが毒蛇で死にそうになってたのにその直後に普通に邪魔しにくるとこあたりで「ん?」と思い始めてしまった・・・。
もしやこの映画、体力の概念とかそういうの無い映画なのか。と。
そのあとラーマのおかげで娘と見事に逃亡成功したビーム。
俺の中では「あぁ、ラーマ死んじゃったか。せつない・・でも逃げられてよかったね。さてそろそろ終わりかな」
と思ったのだが時計を見るとこの時点で2時間。
あぁ、もしやこのあとの1時間は・・・・。
とおもうと悪い予感が的中。
おなかを木で貫通してるのにぴんぴんしてるラーマとビームの2人で無双するシーンが1時間続きます。
いやー・・・正直、アクションとか音響のすごさで最初はすごい!って思うんだけど2時間くらいたつともうこの感じに慣れて麻痺してくる。自分には残り1時間はけっこう蛇足でした。
終わった後ツレに感想聞くと「おもしろかったー!あっという間だったね」と言っていたが
自分はビームが娘を連れて逃げられたあたりで終わってた方がよかったかなぁ・・・
脳筋で何も考えずに楽しい映画が好きな人はいいんだろうけど細かいディティール(おなかの貫通のダメージや蛇の毒の蓄積とか)が気になってしまう自分にはちょっと長すぎたかな。
2時間なら4.5点。3時間の長すぎ部分でマイナス1点で3.5点です。
ビームが馬乗れよ
友人に薦められ、今さらながら鑑賞。
ツッコミ所は多々あれど、それを超える勢いと熱量がある。
ナートゥの場面はひたすら楽しい。
戦闘やアクションは、カッコよさの中に何とも言えないシュールさが漂う。
内容としては結構血生臭いものではあるのですが、そのシュールさが半ば中和してくれている気がします。
冷静に考えるとグロいシーンも、何故かニッコニコで観てた。
これを計算してやってるなら凄い。
脚本も演出も、正直クドい部分はある。
内容的にはせいぜい2時間半もあれば十分だとも思う。
暴力的すぎる面や、白人を露悪的に扱いすぎている面もある。
主人公たちも必要以上に大量虐殺してる。
でも、面白くはあるし憎めない。
論理的に考えすぎると楽しめないので、雰囲気に身を委ねるべきかと。
マッリの母親も生きてたし、意外と人は死んでないかもしれません。(無理があるか)
ちなみに、乗り物(バイクと馬)の担当逆じゃね?
圧倒的な強さをヒーロー
独特な雰囲気と肉体的アクションで魅せる。
インド映画全体ではないけど、ダンスを交えた作品は多々あるけど、この作品におけるダンスにはしっかりと意味を持たせている。
ストーリーはつれさらわれた少女を救出するため男と、その反対側の男の友情と争いを独特な表現で描いてる。
2人の男の熱〜い友情ドラマと(絶対的主人公による)破天荒なアクションがこの物語を作り上げている。
いまはなくなりつつある圧倒的な主人公の強さと絶対的なヒーロー感を醸し出した作品だけど、アクションは最新のVFXや独自の要素を取り入れててド派手でした。
あとインド要素として動物を多様してるところは面白く感じました。
楽しませる事を貪欲に追求した、底抜けで無邪気なパワーが全編にほとばしる怒涛のエンターテイメントムービー。
口コミに押されて見た口。確かに、波乱に富んだドラマ、圧巻のアクション、そして超絶技巧のダンスと、幕の内弁当の様なてんこ盛りのエンターテイメントで、IMAXの大画面でしっかりと堪能。
最大の売りであるアイデア一発勝負の荒唐無稽なアクションシーンはまさに痛快そのもので、さらにそのアクションをくどいほどのスローモーション撮影で見せる辺りも、ジョン・ウー以来の外連味に昇華させていて非常にカッコいい画面作り。
ただストーリー展開は前半は怒涛の展開なのだが、インターミッションを挟んで後半に向かうにつれ予定調和が見られ、ドラマツルギーが雑になって行くのは残念だったかな。。また、武器を部族の元に調達しようとするラーマが途中、武器だけが武力ではなく、権力に屈しない不屈の精神こそが民衆への最大の武器になる事を、拷問を受ける親友のビームの気概によって気付くものの、結局ライフル銃を調達してハッピーなエンディングになるのは、ずいぶんと短絡的な感じがした。エンドタイトルのダンスナンバーも国威発揚の雰囲気がして、今の世界情勢を考えるとあまり無邪気に観れなかった。ただ、そういった所も全部ひっくるめて、本作のただ楽しませる事に特化した突き抜けた姿勢は、論理的過ぎて真面目になり過ぎた本家の今のハリウッドのアクション映画には、到底真似できぬ物だろう。幕の内弁当的なサービスが満点なインド映画の、底抜けで無邪気なパワーが迸った一本。
初のインド映画はかなり男前で最高な映画。これぞ映画!!
息もつかせぬアクションシーンや映像、展開。時に目頭が熱くなり三時間はあっと言う間。インド映画には馴染みがなく、謎に歌と踊りがあるくらいしか知りませんでしたが、こんなにすごいとは。ハリウッド超大作並みだけどでも違う。親友なのに何故戦うのか、友情とは、使命とは。インドの歴史にも触れることができますが無知でも大丈夫。さりげなく教えてくれます。そして伏線の妙。最後にビームが望んだことが読み書きで、深さとテーマも感じられ、とても素晴らしい映画でした。とにかく度肝を抜かれ胸熱で人に見て見て!!と勧めたい。観客も老若男女さまざまだったのが納得。そしてナートゥダンス動画を帰って見てしまいました。
痛快!破天荒!!ぶっ飛び王道インド映画
3時間の映画…正直長いし疲れます。というわけで、なかなか時間が取れず二の足を踏んでいましたが、今更ながら鑑賞。
もう、最高だった。
ストーリーは王道だ。英国植民地時代のインド。故郷の村に武器を届けると誓ったラーマは英国政府の警察に。不屈の闘志と強靭な戦闘力で力を発揮するも、そう簡単に出世はできない。
一方のビームは英国軍にさらわれた少女を何としても連れ戻すために仲間とともにデリーにやってくるが…。
ラーマとビーム、その後の2人が辿る数奇で壮絶な運命、幾重にも重なる偶然の出会いと苦渋の決断が待っていた。
「友情か使命か?」
豪快で破天荒なアクションに加え、王道の友情ストーリーと桃太郎のエッセンスには感情が乗せられる。そして最後には敵は全滅するという
痛快なラストも観るものの期待を裏切らない!
そこに大袈裟でド派手で、必ずダンスが盛り込まれるインド映画ってのがまた新しい。インド映画ではお決まりのエンディングのダンスもなかなかシュール。
総合的に見てもかなり高評価です。
これだけどんちゃん騒ぎしても、ラストはビームの「読み書きを教えてほしい」って。
これが全てを物語ってるよなぁ…。
それにしてもあの憎々しいスコットが死ぬのは痛快だった。鬼畜・妻のキャサリンにいたってはもっとめちゃくちゃに切り裂いて欲しかったけど(笑)
区別がつかない
ラーマとビームの区別がなかなかつかない自分にイラッとした。
え、似てない…?
久々のインド映画。
体調を整え、水分も制限して挑んだ。笑
さすがインド映画、3時間という長尺にも関わらず飽きさせない。ぜ、全然…あ、少し。汗
打ったり叩いたりなど流血シーン多し。
痛々しくて、人間ってどのくらいで死んじゃうの?と思うくらい。
トラやヒョウ?が出てくるシーンが結構好き。
あれはインドならではか、と。
CG全開だけどね。
村人達全員に武器を。
それがビームの目的で、結局達成はできたけど。
願わくば、武器は使うことがないといいなと。
1920年以降、どうだったのか。
しかし支配していたイギリスのやることはもちろんひどいのだが、1人くらいは天使のような人がいるというのはお約束。
CG駆使してアクションもすごいけど、割と内容はシンプル。
そして内容に反してどこかコミカルなのはダンスと歌のせいである。
最後なぜか笑えて仕方がなかった。
これぞインド娯楽映画の真骨頂!
脚本がわかりやすく、面白いです。
これは、誰でも楽しめると思いました。
伏線も回収してるし。
あー置いていくんかー!生きてた!よかった。
なるほど、シータの勇気とはこれか!
ペンダント、パチーン!ピッタリ!
おい、弾薬しかないんか?この館!
お、もう治った!薬草凄い!。
これはインドでも大ヒットしたんだろうなーと言う感じ。
そんな映画なら、どこの国で観ても楽しめるのかも!
特撮、脚本、音楽、アクション、どれをとっても文句のつけようがなかったです。
今年いちばんエモいミュージカル映画( ※ まるで劇団☆新感線 )
初インド映画です。話題に便乗して、期待して観に行きました。
腹いっぱいすぎます。味付けの濃い料理を、ごちそうさまでしたの後まで山盛りで提供してくれます。
私は囚われたビームを逃がすため、ラーマが力尽き、ビームとマッリが荒野を駆けてゆく後ろ姿で
「ごちそうさま」でした。これでじゅうぶん、面白い映画でした。
しかし我が目を疑います。「 interval 」のテロップ。マジか、まだ折り返しなのかw
後半は物語が伝説へ昇華してゆくあたり、アクションも演出も腹いっぱいすぎて
「いやいや、そうはならんやろ」と色々と限界突破してゆきます。
神話がモチーフになっていますから、仕方ないのですが、やはり少々、やりすぎな感は否めません。
表現としてのエスカレートによるインフレは、非常にみっともないですからね。
前半の物語が非常に良かったですね。
骨太で、歴史的背景があって。人間性があって、まるでシェイクスピアの新作を観ているようでした。
随所の挟まれるギャグのようなシーンも、ちゃんと登場人物が一生懸命に努力した行動が行き過ぎた笑いであり、
弱者を見下したり、笑いものにするような笑いではありません。とても上品な、古い映画を見ているようでした。
随所に歌が挟まれるのですが、とても自然に感情が昂ぶり、歌へ昇華してゆく過程も丁寧で、無理がない。非常に説得力がある歌なのですね。
これには西洋のミュージカルに疑問のある人にも、違和感なく理解できると思います。
ミュージカルは突然歌いだすのではないのですね。感情にちゃんとしたプロセスがあることを理解しなければ楽しめません。
それは、登場人物の背景や感情を理解するということですよね。
自分自身の価値観の枠が強い人は、なかなか、相手の立場に立ってみる想像力の翼が広げられません。それは非常に もったいない事だと思います。
全編において、異文化の物語で、迫力ある絵作りなのですが、このシーンはなにを表現していて、なにを見せたい場面なのかが極めて明確ですので、
とてもわかりやすく、美しい映画です。音楽も非常に力がありますね。とても映画を研究されていて、ちゃんとした予算のもと製作された映画だと感じました。
一方で、暴力や血の描写が生々しく、苦手な方には、少々どきつい絵があります。
オープニングで、イギリス人が大量の鹿を狩猟して、死体が積みあがっているシーンがありますね。
この絵面だけで、時代背景と、人物描写、悪役の表現、すべてが表現されていますね。映画として、芸術作品として、素晴らしい描写です。
その反面、生々しい血が流れるシーンもありますし、拷問や虐殺のシーンも多々あります。
しかしそれは、現代の日本人が見失ってしまった、あるいは、社会から抹殺してしまった、生々しい姿でもあるのですね。
たかだか、半世紀前には、日本でも戦争があり、こういった時代背景が、人間としての闘争が、肉体と精神の闘争があったはずですし、
実は今でも地続きで、忘れてしまってはいけない要素ですよね。それを思い出させてくれる、非常に刺さる映画です。
令和の世に観られて良かったと思いましたね。
ただ、歌あり、踊りあり、骨太の物語あり、アクションあり、長すぎる上演内容も含めて、「まるで劇団☆新感線」のようだなと感じてしまいましたw
満足感がすごい!!是非観て!
※若干ネタバレ!
話題になっているので気になって友達と見ました。初めてのインド映画で、しかも3時間と長時間の映画なのでもし面白くなかったらそのあと友達とどうしよう…という不安さえありました笑 実際始まってみると音楽からもうインパクトがすごくて最初は少し笑ってしまいました。
RRRの意味?というか出し方もインパクトがあって、タイトル出しもすごい胸アツでした…
映像もとても迫力があり音楽も相まってほんとに飽きるタイミングがありませんでした。
音楽・迫力・ストーリーどれをとっても最高でとっても満足感ある3時間でした!シュールな演出もありつつ、所々涙も出てしまいました…
とにかく水と炎の演出がかっこいい!もう全人類に見て欲しいです!
強いて言う欠点としては結構暴力シーンが痛々しいので注意
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