RRRのレビュー・感想・評価
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友情とダンスが織りなすこのアクション大作映画、前振りがうますぎる
信を置くレビュアーが太鼓判を推すので、初のインド映画鑑賞だったがマジで面白くてビックリ、ていうかインドって映画製作大国だったのか・・・。
主人公らは実在の偉人で、本作のストーリーは彼らがもし出会ってたらのIF世界らしいが歴史の知識なしでもわかる内容だ。これでもかと邪悪に描かれる英国を相手に、方や家族を助けるべく、方や一族の悲願を達成すべく行動していた二人は運命の邂逅を果たし、時に友情を育み、時にすれ違い、互いの目的を知り和解した後はアメコミヒーローが如く共闘ラストバトルで物語は締める。話自体は実にわかりやすく、丁寧な前振りと細かな人物描写に加え要所で観賞者を盛り上げてくる歌&ダンスパートも相まり、3時間超のストーリーでも最後まで見ごたえを保持している。
本作一番の目玉はやはり『ご存じか?』で巷を騒がせた【ナートゥ】だろう---インド映画知らずの身としては聴き慣れない曲調とフレーズを歌いながら激しく、そして力強く踊る主役二人の足さばきがまぁスタイリッシュでカッコよく見え、何より元気が出てくる陽気ぶりが凄く好み。そして直前の前振りによって踊る必然性を生み、唐突感を無くしているのが素晴らしい。あれだけ侮辱されたら見返してやろうじゃないか!となるのも大いに頷けるし、物語に踊りが挿入されても違和感がなく、むしろここはもう踊るしかない!!と思わせてくる。本作は歌パートに留まらず、一見ハチャメチャな展開にもキチンと前振りがあるのでどれもこれもスルッと受け入れた、RRRのポスターで肩車してるのを観た人は何じゃコレと思うだろうが、実際に見てみるとコレしかないと印象を改める事間違いなし、どこまでも前振りが非常に上手い。
他にはEDがかなり印象深い、豪勢なステージ上で自国の偉人を称えながらノリノリで歌って踊った挙句に監督も登場してくるので、政治とエンタメとある種のメタが混在した陽気でカオスなエンディングだった---インド映画の特色かはわからないが日本じゃ絶対実現しない演出なのもあり色々興味深く観た、結果的にプロパガンダより自国愛の強さと見てとった。
以上、EDで違和感を感じる人が出ると思うが基本は非の打ちどころがない娯楽作品なのでぜひ見て欲しい。
とめどなく流れ込む激アツ展開の応酬に打ちのめされる
ザ・グレート・ムービー🎉
インド映画?素晴らしいね!
イヤイヤイヤイヤ…カッコ良すぎだろ!🤣
痛快!爽快!おすすめです
初めて観た大作インド映画で感動の嵐!
アクションも素晴らしく、ストーリーも見てて清々しい映画!
騙されたと思って観て欲しい!
勧められて遅ればせながら観に行きました。
インド映画って歌って踊ってのアレでしょ?
そう思っていた時期が私にもありました。
勇気を持って紹介してくれた方に感謝したいと思います。
内容に触れずレビューを書くのがかなり難しい作品ですが正直、クソ楽しかったです🤣
ロングラン作品なだけあります。
初見の方にはなかなか難しいと思いますが先入観を持たず、黙って観て欲しい作品です。
世界におけるインドの勢いと力強さの源流に触れた想いです。
やがて円盤や配信でも登場するでしょうけれど可能であれば劇場の大スクリーン、大音響で愉しんで欲しいです。
劇場によるかもしれませんが、途中インターバルを挟んで前後編で約3時間ですが、ぶっ通しでの上映でした笑
しかし上映時間の長さは全く気になりませんでした。
ダンスなんか全くできないけど、観ていると身体がムズムズしてきてそのエネルギーに突き動かされるような気がします。
兎に角、圧巻!
物語といい、伏線といい、演出といい想像のはるか上を行って爽快感も得られ、心まで軽くなります。
ナートゥをご存知か?
3時間ずっとオモシロなの反則では?
友人のお勧めでインド映画デビュー!
なんなら要所要所のネタバレは食らってたのに、3時間(冒頭の少女が連れて行かれる所以外は)ずっと、なんかちょっと笑っちゃう感じのアレは何なのか…😂
細かい事を言い出せば切りがない、荒唐無稽な設定や進行はもう…突っ込んだら負けでしょ。。。
気は優しいけど力持ち、下半身激強な森の人ビームと、壮絶な過去と覚悟を持った、周囲もドン引きしちゃう執念の上半身マッチョなラーマ…2人が仲良くなってくダイジェストシーンがもう…なんなん?中高生の青春シーン見せられてんのか???とか。
果たしてコレはシリアスな場面なのか?胸熱な戦闘シーンな筈なのに何でこんなに面白いのか…とか。
まぁ、最後のミュージックビデオみたいなエンディングで総て持ってかれたんですけどね…🤣
気づいたら終わっていた・・・
インド映画を初めて見る私は、少なからずインド映画に対して抵抗があった。
歌ったり、踊ったり、しかも3時間て長くないか?
だがそんな事は杞憂だった。
初まって1分で心を鷲掴みにされた。そこからは、もうとにかくず〜〜っと面白い!
昔、来週のジャンプが待ち遠しくて仕方がなかったあの感覚がず〜〜っと続く。
なんて良い子なんだろう、なんて嫌な奴なんだろう、なんてカッコいいんだろう、なんて、なんて、なんて、なんて、それで?、それで?、それで?
喜怒哀楽、全部、心の中、グッチャグッチャにされます。
館内が明るくなり、思わず『すごいな』とボソッと声が出たのだけど、周りからも同じようにつぶやいてる人達がいて、人見知りの僕が思わず『すごくなかったですか?』と、話しかけたくなった程だ。
これは面白い映画とか言うレベルじゃない、未だ味わった事のない新しい体験だ!
もしも、迷ってこのレビューを見てる方、絶対に見た方が良いです。
この作品以前、以後で今後語られる事になる作品だと思います。
エンタメ界のiPhoneだ!
無知ゆえの判断不能
まず第一に、この映画はメチャクチャ面白い。叙事詩のごとき圧倒的なナラティブで受け手に時間を忘却させる、まさにパワフルという形容が相応しい映画だった。間断のない物語展開もさることながら演出も素晴らしい。特にビームとラーマの邂逅シーンは白眉だ。ロープの両端を持ったまま橋の上からそれぞれ真逆の方向に跳躍し、振り子の要領で少年を救出するという荒唐無稽で空前絶後なアクロバット。橋下で宙吊りのまま固く手を握り合うビームとラーマ、最高潮の興奮を湛えたままそこに「RRR」のタイトルが堂々と顕現する。
私は常々、映画においては物語の緩急を受け手の欲望からどれだけ意図的に外すかが重要なことだと思っているんだけど、本作は過剰なまでに受け手の欲望を満たすことで逆説的に受け手の意表を突いているといえる。ありえね〜!やりすぎだろ〜!という我々の常識からの逸脱ぶりが本作をメモラブルなものにしている。例のナートゥダンスも爽快で、フレッド・アステアもジーン・ケリーも裸足で逃げ出しそうなインド人たちのパッションに心躍らされた。同じ大志を抱きながらもプロセスの違いから対立せざるを得ないビームとラーマのアンビバレントな関係も、古典的といえば古典的だがゆえに普遍性と説得力がある。裏切りと屈辱の果てに誤解が融解し、二人が再び(あの橋下での邂逅のときと同じように)固く手を握り合うシークエンスは感動的だ。そこから繰り広げられる超人的な復讐劇も外連味たっぷりで清々しい。
いやー面白かった、とマジで口に出しながら劇場を後にした。
…のだが、やっぱりこれでいいのか?という疑問も残る。これでいいのか?というのはもちろん本作そのものの姿勢(大英帝国の過度な悪魔化、女に対する抑圧的な淑女性の要求、暴力への再帰など)についてもいえる。しかしここで言いたいのはどちらかというと、地球の裏側の隔絶された場所から本作を観る自分が、多分に政治的・歴史的コノテーションを含む本作を、「あー面白かった」の一言で無邪気に片付けていいのか、ということだ。
大英帝国の描き方や、ビームとラーマの友情を通じたイスラム・ヒンドゥー融和の暗示からもわかるように、本作はインドのナショナリズムを強化する、言ってしまえばある種のプロパガンダ映画であるといえる。そういう政治的・歴史的な緊張感を孕んだ作品を、文脈もクソもない安全圏から好き勝手に毀誉褒貶するというのは、異文化理解からは最も隔たった行為だ。別に価値判断の基準を「面白いかどうか」とか「萌えられる関係性があるかどうか」とかいった一点のみに定めているのならそれで構わないと思う。そういう映画の見方もある。でも私はそう簡単に割り切れない。他国の、しかもきわめてナショナリズム的な価値観に触れるのなら、その国に関するある程度詳細な知識がなければどうにもならないと思う。
残念ながら私はインドという国のことをちっとも知らない。インド映画というものにもあまり触れたことがない。そうである以上、本作のようなナショナリズムが強すぎる映画について性急に判断をすることは避けたい。というかできない。本作への評価がこの程度に落ち着いてしまったのは、ひとえに私の知識不足ゆえだ。
それはそうと、私はもっとインドのアウトサイド的な映画を観てみたいと思った。ミュージカルもハッピーエンドも存在せず、1時間半で終わる、言うなれば現代版サタジット・レイのような映画が。日本に輸入されていないというだけで、そういう映画は必ず存在するはずだ。
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