RRRのレビュー・感想・評価
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気づいたら終わっていた・・・
インド映画を初めて見る私は、少なからずインド映画に対して抵抗があった。
歌ったり、踊ったり、しかも3時間て長くないか?
だがそんな事は杞憂だった。
初まって1分で心を鷲掴みにされた。そこからは、もうとにかくず〜〜っと面白い!
昔、来週のジャンプが待ち遠しくて仕方がなかったあの感覚がず〜〜っと続く。
なんて良い子なんだろう、なんて嫌な奴なんだろう、なんてカッコいいんだろう、なんて、なんて、なんて、なんて、それで?、それで?、それで?
喜怒哀楽、全部、心の中、グッチャグッチャにされます。
館内が明るくなり、思わず『すごいな』とボソッと声が出たのだけど、周りからも同じようにつぶやいてる人達がいて、人見知りの僕が思わず『すごくなかったですか?』と、話しかけたくなった程だ。
これは面白い映画とか言うレベルじゃない、未だ味わった事のない新しい体験だ!
もしも、迷ってこのレビューを見てる方、絶対に見た方が良いです。
この作品以前、以後で今後語られる事になる作品だと思います。
エンタメ界のiPhoneだ!
無知ゆえの判断不能
まず第一に、この映画はメチャクチャ面白い。叙事詩のごとき圧倒的なナラティブで受け手に時間を忘却させる、まさにパワフルという形容が相応しい映画だった。間断のない物語展開もさることながら演出も素晴らしい。特にビームとラーマの邂逅シーンは白眉だ。ロープの両端を持ったまま橋の上からそれぞれ真逆の方向に跳躍し、振り子の要領で少年を救出するという荒唐無稽で空前絶後なアクロバット。橋下で宙吊りのまま固く手を握り合うビームとラーマ、最高潮の興奮を湛えたままそこに「RRR」のタイトルが堂々と顕現する。
私は常々、映画においては物語の緩急を受け手の欲望からどれだけ意図的に外すかが重要なことだと思っているんだけど、本作は過剰なまでに受け手の欲望を満たすことで逆説的に受け手の意表を突いているといえる。ありえね〜!やりすぎだろ〜!という我々の常識からの逸脱ぶりが本作をメモラブルなものにしている。例のナートゥダンスも爽快で、フレッド・アステアもジーン・ケリーも裸足で逃げ出しそうなインド人たちのパッションに心躍らされた。同じ大志を抱きながらもプロセスの違いから対立せざるを得ないビームとラーマのアンビバレントな関係も、古典的といえば古典的だがゆえに普遍性と説得力がある。裏切りと屈辱の果てに誤解が融解し、二人が再び(あの橋下での邂逅のときと同じように)固く手を握り合うシークエンスは感動的だ。そこから繰り広げられる超人的な復讐劇も外連味たっぷりで清々しい。
いやー面白かった、とマジで口に出しながら劇場を後にした。
…のだが、やっぱりこれでいいのか?という疑問も残る。これでいいのか?というのはもちろん本作そのものの姿勢(大英帝国の過度な悪魔化、女に対する抑圧的な淑女性の要求、暴力への再帰など)についてもいえる。しかしここで言いたいのはどちらかというと、地球の裏側の隔絶された場所から本作を観る自分が、多分に政治的・歴史的コノテーションを含む本作を、「あー面白かった」の一言で無邪気に片付けていいのか、ということだ。
大英帝国の描き方や、ビームとラーマの友情を通じたイスラム・ヒンドゥー融和の暗示からもわかるように、本作はインドのナショナリズムを強化する、言ってしまえばある種のプロパガンダ映画であるといえる。そういう政治的・歴史的な緊張感を孕んだ作品を、文脈もクソもない安全圏から好き勝手に毀誉褒貶するというのは、異文化理解からは最も隔たった行為だ。別に価値判断の基準を「面白いかどうか」とか「萌えられる関係性があるかどうか」とかいった一点のみに定めているのならそれで構わないと思う。そういう映画の見方もある。でも私はそう簡単に割り切れない。他国の、しかもきわめてナショナリズム的な価値観に触れるのなら、その国に関するある程度詳細な知識がなければどうにもならないと思う。
残念ながら私はインドという国のことをちっとも知らない。インド映画というものにもあまり触れたことがない。そうである以上、本作のようなナショナリズムが強すぎる映画について性急に判断をすることは避けたい。というかできない。本作への評価がこの程度に落ち着いてしまったのは、ひとえに私の知識不足ゆえだ。
それはそうと、私はもっとインドのアウトサイド的な映画を観てみたいと思った。ミュージカルもハッピーエンドも存在せず、1時間半で終わる、言うなれば現代版サタジット・レイのような映画が。日本に輸入されていないというだけで、そういう映画は必ず存在するはずだ。
面白かった
アクションはあまり好きではない自分もかなり楽しめました。映画館で観てよかった。テンポよくすすむので、3時間と長いけど退屈する暇なかったです。ツッコミどころは満載だけど、インド映画の醍醐味の歌って踊って、笑って、泣けて、めちゃくちゃいい映画でした。
いろんな意味でめちゃくちゃ面白い
観る前は3時間ながいなって思っていたが、ハラハラドキドキしっぱなしで、いつの間にか終わっていた。
いろんな感情が突き動かされました。
ダンスの時間は純粋に楽しい時間
辛く悲しい場面もあり、ジェットコースターに乗ってるような感覚です
映画館で観るべき作品だし、1人より誰かと観に行って共有できるほうが楽しめますね
面白さを伝えまくってると、おかわりしたくなったので、一週間後に再び鑑賞。
2回目はラーマ寄りで観ました。
監督の前作も上映してたので、観る事に。
ファンになりました
打倒大英帝国
大英帝国軍をインドの英雄2人が打ちのめす映画。反英国人、反西洋人をここまでストレートに表し尚且つぶちのめす映画は初めて見ました。映画を見ながら日本でも流行っているということは日本の観客はイギリスをアメリカに置き換えてインド人を同志と見なし胸を熱くしているのか?溜飲を下げているのか?と思ったのですが、レビューを見る限りそのような意見は見受けられませんでした。なんで?笑。超ストレートに語っているのに。かつてイギリスの植民地だったインドの監督がハリウッドに引けを取らない大迫力の映像でイギリス人を完膚なきまでにやっつけているんです。名指しで大英帝国と西洋を批判してぶっ飛ばしてるんです。映画を見ながら時代が反転し出したのかと思いました。さて日本でも同じような映画が撮れるでしょうか?スサノオや日本武尊が大暴れする製作費100億円の映画を作れるでしょうか?ラージャマウリ監督はインド人とアジアの人達に伝わるように映画を作っていると言っていました。
血と汗と暴力と情熱
かなり評判だったので鑑賞。
このジャンルの映画としては間違いなく傑作。
マッドマックスあたりが好きで好きでたまらない人とかにはおすすめ。だが、血と汗と暴力、どれも他の映画に比べて圧倒的だからこそ、見る人を選ぶ作品。
IMAXで見たからというのもあるだろうが、ラ・ラ・ランドや、マイインターンのような映画が好きな私にとっては、その熱量にあてられすぎて、終わったころには、興奮するよりむしろどっと疲れていた。
エナジードリンクみたいな映画
友人から教えてもらってはじめて見たインド映画、RRR。
インド映画なんて、踊ってワイワイ!なんでしょ?
って思ってたらオープニングから引き込まれて3時間があっという間でした。
わかりやすい構図なのに1つ1つのシーンがクライマックスな感じだし、
調べてみるとインド神話のようなシーンも多くて人生初映画館で5回も観てしまいました。
映画って映画館でみるとこんなに面白いんだと再確認させてもらえた映画。
・友情が詰まっててジャンプマンガのすべて!って感じ
・音楽がシーンにぴったり合ってて歌詞の翻訳も良い
・退屈になりがちなエンドロールまで楽しい
・一緒に観た人とそのあと居酒屋に言って語り合いたくなるくらい熱い映画
・3時間はむしろコスパ良い
・見たあとすごい元気になれる不思議な映画
インド映画って踊るだけでしょ?っていうのは「日本映画って侍か忍者でしょ?」って言ってしまってるのと同じですね。少し反省しました。
なんかもう笑うしかないっていう、迫力
インド映画は人一倍見ているし、インドのCG系はもういいって思っていたが、
意外と良かったw
ああ、そういうことだろうな、と話はすぐわかってしまったが、
細かいところでの展開は、まあ、見ている人の期待に応えてくれるし
盛り上げる、ドキドキさせるってのも上手く行ってる。
しかし暑苦しくて、これでもかってところが、振り切れてて、
たまにはこういうのもいいね。
気持ちよく鑑賞できた。
これに出てる白人、どういう気持ちで演じてんだろって思った。
タイトルなし
終始凄まじい熱量で物語が進んでいく。エンタメの極致ともいえる映画だと思う
映画が終わったとき、館内で拍手が沸き起こっていた
確かに製作陣に拍手したくなる映画で、良い映画を観た満足感があった。
2週間後、映画の内容あまり覚えてないことに気付き、驚き。
すっきり
インドの映画初めて見ました。他の作品も、こんなに面白いのでしょうか?(だったら、もっと見たいなぁ)
昭和の人間なんで、やっぱり勧善懲悪…正しいものが勝ち悪は滅びる…すっきりします!
劇中のナートゥ…なかなかの見応えでした。賞にノミネートされたみたいですね。
圧巻です。
個人的には、冒頭の天使のような歌声に心掴まれました。
文字?を教えてほしい…最後のあたりにそんな言葉がありました。
文字…智は武器なんですね。
そろそろ終わりそうなタイミングで見ました。見れてよかった!
劇場で見るべき
今作を知ったのは割と最近だったが、本当に映画館で見れてよかった。
3時間なんてあっという間だった。
アニメ漫画しか興味がない&インド映画初めての人と行ったが、体感1時間半で一切
最初誰が誰だか識別できなかったが、途中でちゃんと識別できた。
ラーマ役がカッコよすぎる。顔もだけど、何か使命を抱えてそれを隠して悪に徹してる人って最高にかっこいい。
2人の仲良しぶりには笑った。
ダンスシーンも激しいものばかりで、一緒に見に行った人が引かないか心配だったが、それも含めて楽しかったと言っていたから安心した。
バーフバリ2のかわいいダンスシーンみたいなものは一切なかった。
というより「ナートゥ」ダンスしか記憶にないレベルw
インド映画はやっぱりハッピーエンドだから安心して見れる。
どなたかのレビューにもある通り、映画はやっぱり娯楽として楽しむのが良いと改めて思うような映画。
熱いエンタメ
ラーマとビーム、2人の漢が敵対関係にあるとは知らずに出会い、意気投合。一度は対立するが共闘しインド解放戦争を闘うことになる。
平日の昼間というのに満席に近く人気作品というのが伝わってきました。
アクションシーンがとにかく派手で、特にラーマとビームが反撃に向かうときの爽快感や熱量は凄い。
社交パーティーで急にナートゥを踊るシーンにびっくりしました。唐突過ぎて、ダンスもキレキレ!笑
ダンスと歌はインド映画らしく陽気で楽しかった。
突っ込み所は多々ありますが、細かい事は考えずに鑑賞するのが良いと思います!
これぞ王道!てんこ盛り!
RRRをめっちゃおすすめされて昨日行ってきました、十数年ぶりの新宿。
きれいになってた映画館でインド映画を初めて見てきました。
あーもっと早く知りたかった~
来週からは夕方上映しかないみたいなので、我慢できずに今日も行くことに。
(おばちゃんは家族の介護があるので昼しか行けない)
もうね、とにかくてんこ盛り、かっこいいし、かわいいし、可哀そうだし、楽しいし、憎たらしいし、びっくりするし、、、音楽もダンスもアクションも友情も、もう最高すぎる。
こんなにてんこ盛りではなかったけれど、昭和の時代の映画やドラマってこんなだった気もする。悪い奴ホント悪いし、主人公はかっこよくて使命感に苦しむ。そして試練に立ち向かう!
2回目なのに号泣。何べん見ても号泣するって「砂の器」かよ。
しかーも最後楽しいし、もうなんなんこれ?
「マツケンサンバ」以来こんなにハッピーになれることありませんでした。
ありがとう!
頑張って生きていくぞ~
エンターテインメント。
あっという間の3時間。
質の高い連続ドラマの一気見のよう。
長いから少し短くしても良さそうだけど、そんな要素がない。あまりにもバカバカしい場面もあるが、気にならない。単純なストーリーにもかかわらず、装飾がてんこ盛り。オススメ!
単純明快スカっとアクション!
インド映画は初めてだっけど評判の高さから鑑賞。脈略もなく歌って踊るイメージだっけど、ちゃんとストーリーにそって違和感なく歌うだけでなくこちらの感情も昂るほど良かった物だった。物語も単純明快で難しく考えず正面突破!どこかで聞いた「ずっとクライマックス!」という文言も納得の内容で3時間の長さだけど飽きることなく楽しめた。インド映画の見方が変わったイイ経験になりました!
控えめに言って最高
3時間という上映時間の長さを忘れさせるほど面白く、エンドロールまでずっと楽しかったです。
所々の歌とダンスは見ていて楽しいだけでなく、物語の重要な流れを作る役割もあり、ストーリーだけでももちろん面白いのに、そこに歌とダンスが加わることで物語により一層厚みが出ていました。インド映画は初めて見ましたが、この映画を見て、他のインド映画も見てみたくなりました。
全686件中、221~240件目を表示