RRRのレビュー・感想・評価
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今年いちばんエモいミュージカル映画( ※ まるで劇団☆新感線 )
初インド映画です。話題に便乗して、期待して観に行きました。
腹いっぱいすぎます。味付けの濃い料理を、ごちそうさまでしたの後まで山盛りで提供してくれます。
私は囚われたビームを逃がすため、ラーマが力尽き、ビームとマッリが荒野を駆けてゆく後ろ姿で
「ごちそうさま」でした。これでじゅうぶん、面白い映画でした。
しかし我が目を疑います。「 interval 」のテロップ。マジか、まだ折り返しなのかw
後半は物語が伝説へ昇華してゆくあたり、アクションも演出も腹いっぱいすぎて
「いやいや、そうはならんやろ」と色々と限界突破してゆきます。
神話がモチーフになっていますから、仕方ないのですが、やはり少々、やりすぎな感は否めません。
表現としてのエスカレートによるインフレは、非常にみっともないですからね。
前半の物語が非常に良かったですね。
骨太で、歴史的背景があって。人間性があって、まるでシェイクスピアの新作を観ているようでした。
随所の挟まれるギャグのようなシーンも、ちゃんと登場人物が一生懸命に努力した行動が行き過ぎた笑いであり、
弱者を見下したり、笑いものにするような笑いではありません。とても上品な、古い映画を見ているようでした。
随所に歌が挟まれるのですが、とても自然に感情が昂ぶり、歌へ昇華してゆく過程も丁寧で、無理がない。非常に説得力がある歌なのですね。
これには西洋のミュージカルに疑問のある人にも、違和感なく理解できると思います。
ミュージカルは突然歌いだすのではないのですね。感情にちゃんとしたプロセスがあることを理解しなければ楽しめません。
それは、登場人物の背景や感情を理解するということですよね。
自分自身の価値観の枠が強い人は、なかなか、相手の立場に立ってみる想像力の翼が広げられません。それは非常に もったいない事だと思います。
全編において、異文化の物語で、迫力ある絵作りなのですが、このシーンはなにを表現していて、なにを見せたい場面なのかが極めて明確ですので、
とてもわかりやすく、美しい映画です。音楽も非常に力がありますね。とても映画を研究されていて、ちゃんとした予算のもと製作された映画だと感じました。
一方で、暴力や血の描写が生々しく、苦手な方には、少々どきつい絵があります。
オープニングで、イギリス人が大量の鹿を狩猟して、死体が積みあがっているシーンがありますね。
この絵面だけで、時代背景と、人物描写、悪役の表現、すべてが表現されていますね。映画として、芸術作品として、素晴らしい描写です。
その反面、生々しい血が流れるシーンもありますし、拷問や虐殺のシーンも多々あります。
しかしそれは、現代の日本人が見失ってしまった、あるいは、社会から抹殺してしまった、生々しい姿でもあるのですね。
たかだか、半世紀前には、日本でも戦争があり、こういった時代背景が、人間としての闘争が、肉体と精神の闘争があったはずですし、
実は今でも地続きで、忘れてしまってはいけない要素ですよね。それを思い出させてくれる、非常に刺さる映画です。
令和の世に観られて良かったと思いましたね。
ただ、歌あり、踊りあり、骨太の物語あり、アクションあり、長すぎる上演内容も含めて、「まるで劇団☆新感線」のようだなと感じてしまいましたw
満足感がすごい!!是非観て!
※若干ネタバレ!
話題になっているので気になって友達と見ました。初めてのインド映画で、しかも3時間と長時間の映画なのでもし面白くなかったらそのあと友達とどうしよう…という不安さえありました笑 実際始まってみると音楽からもうインパクトがすごくて最初は少し笑ってしまいました。
RRRの意味?というか出し方もインパクトがあって、タイトル出しもすごい胸アツでした…
映像もとても迫力があり音楽も相まってほんとに飽きるタイミングがありませんでした。
音楽・迫力・ストーリーどれをとっても最高でとっても満足感ある3時間でした!シュールな演出もありつつ、所々涙も出てしまいました…
とにかく水と炎の演出がかっこいい!もう全人類に見て欲しいです!
強いて言う欠点としては結構暴力シーンが痛々しいので注意
ドルビーで観るべき!
爽快、男臭い!そして、愛しい
映画好きとして、半年位前から「やたら人気あるな~」と放置していた映画。
あのライムスター宇多丸も大々絶賛とのことで、何とか数少ない映画館を探し、鑑賞。
日本公開から半年近くも経過しているのに、ほぼ満席なんですね・・。
何といっても、あの「ナトゥー」ダンスの痛快さ!
英国支配への反逆のカタルシスか。インドのスーパースター2人の男くさい映画と思いきや、ダンスキレッキレ。それでも中毒性のある音楽にこちらの身体も踊りだします。これは、映画館で絶対みるべきですよね。
万人が使うフレーズですが、本当に「3時間があっという間に過ぎてしまいます。
エンディングも素晴らしいいですね。
最後、軽快にダンスするシーン。ストーリーとおして、神格化した二人とシータの3人が、当初の姿に戻り明るく踊りだします。近くに帰ってきた三人と自分がお別れしてしまうのか・・と楽しくも複雑な心境で聞くエンディングは言葉にできません。なんかもう、小さいことにクヨクヨしていることなど、どうでもよくなります苦笑。
いつまでも、この映画の余韻に浸っていたい・・。
そんな映画に出会えた今日に祝杯!
インド万歳!
Let's Naacho!
marvel作品とワンピースとワイスピを合体させたような作品。 爽...
バーフバリーに負けないアクション!
インド映画導入作にして最高傑作
荒唐無稽、でも深い
初めてインド映画観たかも。何にも考えずに観られて、勧善懲悪のスッキリできるもの、しかも何故か評判いいからちょっと気になる…ということでチョイス。
ツッコむところいっぱいあるけど、全然気にならない!というか、気にしてたら楽しめないから気にするのは野暮!とにかく凄い熱量だった。意味わかんないけど!癖になりそう。
ダンスや歌など盛り沢山で、アクションもド派手で楽しいし、最後はスカッとする。
と、思わせて根底にあるのはイギリスに虐げられるインド人の怒りと悲しみ。最後にビームが欲しいものとして読み書きを求めたのはなるほどなーと思った。インドの歴史に詳しくないのでホントのところはわからないけど祖国をイギリスから取り戻すために、インド人がインド人としての誇りを守るために必要なもの。あの一言でラーマの部屋を見たときの反応とか、ジェニーとのデートで感じたもどかしさとか何でビームがラーマのことを「兄貴」と呼ぶのかが腑に落ちて、上手いラストだなと思った。
とにかくインド映画舐めてた!凄いの一言。
アクションやばいです。
Friendship or Death
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
話題作、ようやくの鑑賞でした。感無量!
ビームとラーマの絆がアツい。友情か使命か、ふたりの関係がどうなっていくのか、ストーリーは予測出来るんだけどここまでアツくなれるのは、王道過ぎるが故、なのかも…
実在の人物を題材にしつつ、両者の空白期間について神話を織り交ぜたフィクションを膨らませ、友情と肉弾と革命の胸熱エンターテインメントに仕立て上げているのがすごい!
アクション・シーンはどのシーンを切り取ってもカッコ良すぎるし、手に汗握る場面ばかり。少し大袈裟なきらいがあるものの、それがビームとラーマのコンビネーションと筋肉の躍動を強調させ、最高のカタルシスへと導いてくれました。
懸念していたミュージカルシーン、第80回ゴールデングローブ賞で主題歌賞を受賞した「ナートゥ・ナートゥ」の迫力に圧倒されました。楽曲の良さも去ることながら、力強くキレキレなダンスと迫力のシーン構成が見事で、塚口サンサン劇場でマサラ上映なるものが開催されるのも納得(笑)。
インド映画初体験が本作で良かった。殆どの作品が長尺に加え、ミュージカルシーン有りと云うことで抵抗感があり、これまで観てこなかったのですが、昔の自分を諭してやりたい。
今までインド映画を食わず嫌いで敬遠していたことを壮絶に後悔してしまうほど、本作のパワフルさに圧倒されました。
[以降の鑑賞記録]
2023/05/02:T・ジョイ梅田(レイトショー・字幕)
2023/07/09:Amazon Prime Video(レンタル・吹替)
見方や立場が変わると善悪も変わる
3時間には感じない
3時間という長さに腰が引けてる方は、心配ご無用!トイレさえ済ませておけば、途中で飽きることなく楽しめます。
ストーリー、アクション、ダンス、歌と、全てがテンポよく進む。
英国植民地時代のインドという重いテーマにも関わらず、軽快に時間が進んでいく。
しかしだからと言って、単純すぎるストーリーではない。
勧善懲悪な話ではあるものの、ストーリーには伏線がはられ、人間模様がしっかりと描かれている。
アクションシーンには「あり得ない!」と突っ込みたくなるものもあったが、そこはご愛嬌。
正義の味方は、いつもあり得ないアクションで勝つと相場は決まってますからね。
そんなあり得ないアクションを失笑ものにさせなかったのは、スケールの大きさか。
カネのかけ方が半端じゃないと思える、圧倒されるシーンが随所に見られた。
特に群衆シーンは、ハリウッド顔負けのレベル。
とにかく観て損はしない娯楽大作ですよ!
Respect Respect Respect❗️
ベタなストーリー。それに尽きている。
超人的な強さを誇る二人のヒーローが、友情と命令の狭間で揺れる、そういう映画です。
英国人が徹底的に悪魔のように描かれています。
これを観て思ったことですけど、中国共産党傘下のプロバガンダ映画って、
観たことありますか?
私はまだ現物を観たことがないのですが、聞くところによると、
日本軍を鬼のように描く荒唐無稽なものが多いということらしいですよね。
それでも飽きもせずに客が集まるらしいです。
このインド映画を観て、中国の反日映画も何本かぜひとも観てみたいと
思うようになりました。
やっぱり、この映画と似たり寄ったりの、史実に反する荒唐無稽なストーリー
なのでしょうかね。
さすがに韓国の反日映画については、何本も日本で公開されているから、
逆に観る気にもならないのですが。
いずれにしても、プロバガンダ映画。
そう割り切って観れば良いと思います。
Rのこだわり
あちこち痛いけど痛快(笑)
インド映画は、私も「ムトゥ 踊るマハラジャ」(98)で目覚めた一人です(笑)。ストーリーとは関係なく(?)歌い舞い踊る何でもあり、てんこ盛りのボリューム感にいつもお腹いっぱい満足しています。S.S.ラージャマウリ監督の「マッキー」(12)も「バーフバリ 伝説誕生」(15)も面白かったんですが、でもまあ、大体想像できるかなって思って今回は見送っていました。たまたま時間が取れて観賞してビックリ!想像を遙かに超えていました!練りに練られた脚本は、次の展開がよめず、万事休すの連続で鼓動が高鳴りっぱなしでした。イギリス植民地時代に実在した2人の英雄を大胆に脚色し、絶対あり得ないだろうという怒濤の人物像に圧倒されます。それを演じているNTR Jr.とラーム・チャランがどっちもカッコよくて、久しぶりに男の友情で涙しました。一言でいえば、「痛快」です!
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