「『新しい道に希望を持って外れた少年』って事かなぁ?」母へ捧げる僕たちのアリア マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『新しい道に希望を持って外れた少年』って事かなぁ?
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アルジェリアからの移民。たが
この映画のkeywordは『ラ・トラヴィアータ』♥
『ラ・トラヴィアータ』とは『道を外した女』
病院から母を無理に脱出させた事が、矛盾となってドタバタに見えてしまう。移民の問題を理解出来ない者にとっては、この行動が奇行に見えると思う。さて、どんな映画か?
この少年はオペラに目覚めて、パヴロッティを目指す訳では無い。結論を示す。
邦題が示す様にこの映画は母に捧げた訳だから、結末はラ・トラヴィアータと同じなわけである。そして、暗いラ・トラヴィアータのアリアは使わず、未来へ向う事を鼓舞する『乾杯の歌』。それは少年の未来と言う事。芸術の素晴らしさを少年が知ったって事をこの映画は描いた。つまり、
身の丈にあったオフ・ビートな母に対する鎮魂歌と言うわけだ。
僕は傑作だと思う。『ラ・トラヴィアータ』の乾杯の歌って最初の方のアリアなんですよね♥
だから、『新しい道に希望を持って外れた少年』って事かなぁ?
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