劇場公開日 2022年10月21日

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「地味な映画だけど良作(^^)」線は、僕を描く ぽてちさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0地味な映画だけど良作(^^)

2022年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作者・砥上裕將さんのデビュー作(メフィスト賞受賞)で、水墨画の世界を描いた同名小説の映画化。既読だが3年以上前なので、ストーリーはほとんど覚えていなかった。ちなみに砥上氏は水墨画家でもある。
横浜流星くんが主役だが、ぼくのお目当ては清原果耶ちゃんだ(*^^*)。今回はツンケンした態度の奥に繊細な情熱を秘めた女性を演じ、また演技の幅が広がったなと感じた。流星くんも『流浪の月』の残念な印象をふっとばす演技で、うまいなと思った。
文章ではなかなかイメージしづらかった水墨画の世界を丁寧に描いていて、なるほどと思った。細々した用具や、筆使いは読んだだけではわからない。このあたり、やはり映像は強い。反面、キャラクターの内面がわかりにくいかな……と思うが、過去の自分のレビューを読むと、小説でもそこは疑問符が付いていた(^_^;)。
客の入りは今ひとつのようで、『ハケンアニメ!』や『はい、泳げません』のような結果にならないことを願う。

ぽてち