「【”あ、バレちゃった・・。”と財務省官僚及び経団連所属企業で働く者が内心思った、青春社会派現代日本経済学映画。キチンと日本の実情を勉強して、選挙に行こうよ!】」君たちはまだ長いトンネルの中 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”あ、バレちゃった・・。”と財務省官僚及び経団連所属企業で働く者が内心思った、青春社会派現代日本経済学映画。キチンと日本の実情を勉強して、選挙に行こうよ!】
ー 最初は、女子高生のこじれた恋愛映画かな・・、と思って観に行ったら、イキナリ女子高生アサミ(加藤小夏)が、”プライマリー・バランス””GDP成長率””その就業者数は、2時間パートなど非正規雇用も含むのですか!”と早弁していた癖に、社会の女性教諭に問い質している。
”何だ何だ、恋愛映画じゃないのか!”と思いながら、イキナリ物語に引き込まれる。-
◆感想
・で、学校の外部相談役の与党議員でもある二階堂が現れるがアサミは、全く怯むことなく、
”1997年の増税以降、日本の経済成長は止まっているんだよ!”橋龍”だって、当時謝罪していたじゃないか!”とまくし立てる。
ー えーっとね、確かに1997年の消費税5%増税後、世帯消費額は激減して、それ以降日本経済は20年以上も停滞しているのは、貴方の言う通りだし、梶山官房長官や田中秀征氏などは、怒っていたけれどね。
”橋龍”って・・。故人ですし・・。(”橋龍” 増税を決断した、いや大蔵省にさせられた当時の総理大臣、橋本龍太郎氏。)
女子高生が日本経済の舵取りを誤った、当時の政治に対し、怒りを爆発させるシーンが、痛快である。-
・更に、二階堂が”国の借金は一人一千万を超えて・・。このままでは未来の子供たちに負担が・・。”と言い始めると、
アサミは”出た!増税時の政府の決まり文句!あのね”国の借金”であって、”国民の借金”ではないんだよ!財務省がプライマリー・バランスを気にしているだけでしょ!いざとなったら、日銀でバンバンお金を作れば良いじゃない!”
ー えーっとね、確かに殆ど貴方の言う事は、正しいです。ですが、日銀でバンバンお金を作るのは、円の国際的価値を下げるかと・・。あー、オカシイ。-
・更にアサミの追求は続く。
”どうせ、政府は国民の事なんか、気にしちゃいないんだろ!経団連に所属する大手企業にだけ儲けさせて、その企業はドンドン、内部留保を増やしているじゃないか!”
ー えーっとね、この件については・・・・・・・・・・・、パス。-
<今作は、財務省勤めだった父を持っていた、女子高生アサミの”可なり的を得た、現代日本の財政状況”に関する意見を軸にした、面白き、経済青春コメディ映画。
あー、可笑しかった。そして、ちょっとドキドキしたよ。
今作は、実に爽快、痛快な映画である。
それにしても、端正な顔立ちの加藤小夏さんの小気味よい啖呵は、痺れたなあ・・。>
<2022年9月25日 刈谷日劇にて鑑賞>
お返事ありがとうございます。私は今後もNOBUさんのような方たちと交流させていただきたいので、こちらのサイトが許す限り居続けたいと思っています。
ちなみに聡明なんておだてすぎです(笑)。私は端からNOBUさんと張り合う気はないです。私がかなうわけありませんから。
こんにちは。本作はテンポがあって、娯楽作品としてよくできてましたね。
先日は変なコメントをしてお騒がせしました。前回の全削除がトラウマになっていて、焦ったせいもありご迷惑をおかけしました。
今回は一部のレビューとコメントが削除されただけのようです。ただ、今後何の前触れもなく全削除されるかもしれませんが。
できれば私もこちらのレビュアーの方たちとの交流は続けたいので削除されないよう当たり障りないレビューをこちらではして、本音レビューは他のサイトで行おうと思います。
この度はお気遣いいただきありがとうございました。