劇場公開日 2022年8月19日

  • 予告編を見る

セイント・フランシスのレビュー・感想・評価

全55件中、21~40件目を表示

3.5【自己肯定感の低き女性が、一夏、養育係(ナニー)をする中で、女性の生理の大変さ、中絶、産後鬱などを絡めながら様々な経験をし、心が成長する姿を描いた作品。】

2022年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

■レストランの給仕から、一夏限定で6歳のヤンチャな女の子フランシスの養育係(ナニー)になったブリジット(ケリー・オサリバン)。
 大学を、一年で中退し、34歳になっても自分自身の生き方を評価できない・・。

◆感想<Caution!  内容に触れています。>

・冒頭から、良い仲になった10歳下の男とのセックス中に、ブリジットは生理になる。
ー 今作程、女性の生理が描かれた作品を私は知らない。だが、今作では生理を穢れとしては描いていない。男も驚くが、嫌な顔をせず、後始末をする。-

・フランシスは、最初はナカナカブリジットに馴染まない。悪戯好きのヤンチャな女の子だ。彼女の両親は女性のカップルで、マヤは子供を産むが、産後鬱に悩まされている。
ー 申し訳ないが、私は男なので、生理の大変さ、産後鬱の状況などは、分からない。だが作品を見る限りでは、女性が如何に大変なのかが少しだけ分かった気がする。-

・そんな中、ブリジットは、自分だけでなく周囲の人間も不安を抱えながら、人生に立ち向かっている事に気付いていく・・。
そして、様々な経験をしながら、彼女は少しだけ自己肯定感を味わって行く。

<今作では、余り描かれない女性の生理、産後鬱、中絶、避妊を正面から取り扱いつつ、自己肯定感の低き女性が様々な経験をし、一夏の心の成長を描いた作品である。
 ラスト、ブリジットとすっかり親しくなったフランシスが”報告するね!”とブリジットに駆け寄るシーンは、良かったなあ・・。>

<2022年10月9日 刈谷日劇にて鑑賞>

コメントする (0件)
共感した! 11件)
NOBU

4.0重いテーマを軽やかに描き、ラストは清々しい。

2022年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

僕は男性だからこの作品で描かれる「女性ゆえ」味わうさまざまな感情の全てに「あるある!」て共感することは難しいですが、性別関係なく目に見えないプレッシャーとか生きづらさ、自信の持てなさってあると思うのです。それは、どこかの誰かの集合体が作り上げているであろう「世間の常識」だったり「俗に言う“普通は”」ってことで生成される「枠」にはまっていない場合に。

そんな時、きっと自分は自分なりに頑張るものの、ズレを感じるたびに焦ったり、自分自身を卑下したり、どーすりゃぁいいんだー?ってなっちゃうと思うのです。周りを気にしない、自分自身で居ればいい・・・といろんな啓発本には書いてあるものの、許しているようで「例の枠」の尺度にはまっていなければ世間はなかなかどうして、受け入れてくれなかったり、なんだったら下に見たりとか・・・。

まぁ生きづらいですよね。「枠」からはみ出ちゃうと。
さらに女性の場合は男性以上に大変な事情があると思います。本作ではそのセンシティブな部分をズバっと!大胆かつ明確に表現していたと思います。

しかし、どんな場合でも、人間を貶めるのも人間で、救うのも、きっかけを与えるのも人間なんですよね。そのためには知らない世界を見る機会を作らないとならないのかもしれません。やっぱり出逢いって大切だよなぁと。相手が大人だろうが、子供だろうが。出会うことで「自分らしく」生きれる何かを見つけることができるのかもしれません。何気に本作はテーマが重いんですよね。けど、ゆっくりとかつ着実に主人公のブリジットの横に寄り添いながら進むストーリーはとても心地よく、癒されていく感じすらあります。そして、ちょっとした爽快感も。フランシスとの関係性は見ていて和みます。

誰も彼も、ブリジットの気持ちのいくつかは持っていると思います。ですから日々、もやもやしちゃってる人は本作を見て、束の間ではありますが自身を解放しちゃいましょう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
バリカタ

3.5日本的に言うと「孤独死まっしぐら」の34歳女子の一夏

2022年9月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
bloodtrail

5.0ありのままでそれぞれに幸せ。

2022年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

何事も中途半端な30代の主人公ブリジットが、ひと夏だけ6歳のフランシスの子守りの仕事をする。

高齢出産・避妊・堕胎・生理・産後鬱・育児(授乳)などなど今までタブー視されて来た女性の問題オンパレードの101分。こういうと敬遠される方もいるかもしれないが、決して押しつけがましくない。あるグループを敵にしたり、批判的な視点で描かれていない。コミカルで軽やか。しかし芯はしっかりある。

自然や命をありのまま受け入れた、聖フランチェスコを想起させるタイトル
「セイント・フランシス」
ありのままでそれぞれに幸せな世の中になればいい。

脚本は主役ブリジットを演じたケリー・オサリバン。
生理の話(不正出血)で101分なのに、ラストの爽快感よ。
センスを感じる。

次回作に期待したい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
さぽ太

4.037歳男性の視点で、泣きました

2022年9月24日
Androidアプリから投稿

途中、「なんで泣いているか分からない」と言ってブリジットが泣くけど、その感情で自分も泣いた。

生理をこれだけ描いた映画はなかったと思う。産後うつや、親との関係、パートナーや感情の起伏も嫌味なく描ききってて、37歳男性として、女性がどれだけ苦労しているかを思って、泣いてしまった。

男性の自分がいくら感想を言おうと分からない女性の大変さ、それをここまで見せてくれた素晴らしい映画

そして子どもと対等に「離婚したことある?」とか質問してるシーンもすごく良かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
トニー

5.0社会に潜む問題をカジュアルに描く

2022年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

息抜きにと思って見てみたら
意外と社会に隠れている問題をサラッと描いていて興味深い作品だった。

それでいて、説教臭くなくみられるのも良い。

今の生活や社会の中で、なかなか言語化できない生きにくさを
感じている人には共感する部分も多いと思う。

アメリカと日本という背景の違いも興味深い。
薬による中絶の描写や、それにつきそうパートナーの描写
未就学児の少女との会話の中からも、国の教育の差も感じられる。

全体的にリアルさもありつつ、説教くささのない描き方で好感が持てる。

男女問わず見てほしい作品。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
nana

4.0今の自分がイヤだから何かのフリをし続ける

2022年9月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

34歳独身職なし彼氏なしのブリジットがレズビアンカップルの子守りバイトを始め、共に過ごすうちに友情のようなものが芽生え始める話。

劇中、中絶による出血で終始血を流し続けるブリジットは、その血を劇中の登場人物ほぼ全員に見られる。その一方で血を見ない人(親とレズビアンカップルの働いてる方の人)もいて、それはブリジットが本音らしきものを話す人なのかなと思った。

母とは子供について話し合い、アニーとはひょんな事でポロッと本音をこぼし合う。現実の世界では隠される"血"がこんなにも晒されるのに、ブリジットは本音を隠し何かを演じてるっぽい。女には生理の血なんかよりも、もっともっと隠してるものがあるんだぜってか(笑)

でもブリジットの「全然理想の自分じゃないからいつも何かのフリをしている」的な発言はめちゃくちゃわかる。会う人によって言ってること全然違ったりするし、カッコつけようとして思ってもないことをずっと喋り続けたりしてる(笑)薄っぺらいんじゃなくてそうやって必死に自分を守ってるんだよわかってくれ。

そして、30代女性に聞くとなんだか重い「子供は欲しい?」「彼氏はいるのか?」という質問達をそのまま6歳の子にも聞き返すブリジットのクレバーさがすごく好き。6歳の子に聞くのが無意味なように、何歳の人に聞いたって本来その質問は無意味なはず。きっと私は永遠に「子供は欲しい?」にはっきり欲しいなんて答える日は来ないと思うな。

あとは、さりげなく神様だけに頼るの危険じゃね?みたいなのが示されてたのも良かった。信心深いマヤが産後うつなのに神様としか対話しないの、結局神様って概念だから自分との対話になって内側にこもりがちになったり、怪我した子にまじないとなえるより絆創膏の有能さよ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
せつこん

3.5友情物語

2022年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ベビーシッターとして働く主人公とその家の家族とその中心になる女の子との友情物語でした。
主人公に対して、年齢に相応しい仕事をしてないとする社会の厳しい目が描かれていましたが、実際には正しい道なんて一つもないんだということを忘れずに自分の道を半歩ずつでも歩んで行けたらなと思いを改めてさせてくれるような映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
波風龍雄

4.0多様性を優しく肯定する良作

2022年9月17日
iPhoneアプリから投稿

「35歳過ぎると高齢出産」ストーリーの冒頭から放たれるセリフ、事実なんだけど、人によっては耳を塞ぎたくなるだろう。
生理、妊娠、中絶、出産、産後うつ…
女性の性と身体にまつわるあらゆることが本作に描かれている。きっと多くの女性がどれか一つでも本作の描かれるエピソードに共感するのではないだろうか。

産後うつについては心が痛かった。子育ては“クソ孤独”、もう、これはほんとに経験した人にしか分からないこと。
中絶について、わりと淡々と描かれるんだけど、結局は傷つくのは女側。ブリジットが感情を爆発させるシーンにはもらい泣きしてしまう。
本作の年下の彼氏は割といい奴だったけどね。

子を持つも持たないもその人の自由。子どもが好きで、または子どもを望む人たちだけが産めばいいんだと思う。
(だからこそ、避妊はしっかりと)。
本作にはブリジットのような人も、マヤのような同性カップルも、いろんな人たちをさりげなく、そして優しく受け入れ、肯定している。

色んな生き方があっていいよね、色んな考え方があるよね、幸せの形って人それぞれなんだよね。そういったメッセージを感じた。

少女・フランシスの生意気さと可愛さのバランスが絶妙でスクリーン越しにハグしたくなる。本当に可愛い♡
ラストのブリジットに話すセリフには爆笑しちゃった笑

コメントする (0件)
共感した! 2件)
マキ

3.5女性のリアルに正面から体当たりしている映画です。 性の話題をタブー...

2022年9月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

女性のリアルに正面から体当たりしている映画です。

性の話題をタブー視する社会では性の悩みを抱えていてもなかなか大っぴらに話すことができませんが…
毎月の生理、中絶のダメージやバッシング、出産の痛み、出産後の満身創痍や寝不足、学歴や結婚、身体のことや自分の生き方に不安に駆られる姿が赤裸々に描かれてます。

同年代ならではの悩みに共感出来る部分はありました。

『セイント・フランシス』を観たら、ぶきっちょな自分でもまいっか…って思えました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
イーズ

4.0新たな“ブリジット・ジョーンズ“

2022年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

シュールで、一種グロテスクなシーンが冒頭から散りばめられている。生理、出血、中絶、ゲイや差別…etc,。
日常に嫌気がさしたり、自己嫌悪で落ち込んだり。主人公ブリジットも周囲の人間も、皆、えっちらおっちら、息切れしながら生きている。でもその細やかな頑張りや品位を、誰かが認めて応援してくれたら、また新しい一日を迎えることが出来る。
"等身大ヒロイン”はブリジット・ジョーンズのみにあらず。こちらのブリジットも一生懸命に奮闘している。
なんといっても子役が上手い。観客は、子供の存在はそれだけで“セイント=聖なるもの”であることを、ブリジットと一緒に納得してしまうのだ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
T A.

4.0大学を1年で週大して、いまはレストランのウェイトレスとして働くブリ...

2022年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
りゃんひさ

3.0漂流する人生と同性愛と中絶。

2022年9月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

34歳の女性ブリジットと6歳の少女フランシスの心の交流を描いた物語。
そして、中絶とカソリックという宗教的テーマも"ゆるく"描かれている。
大学を1年で中退し、今はレストランのウエイトレスとして働くブリジットだったが、パーティーで知り合った26歳の男とSEXし妊娠してしまう。
男とは付き合うとも付き合わないとも言えない関係が続くブリジットだったが、子供を生むことはまったく考えず、あっさりと中絶手術を受けて堕胎してしまう。
そうこうするうちに、夏の間、レズビアンのカップルの家で子守の仕事をすることになったブリジットは、フランシスの世話をまかされることになり、ウエイトレスをやめ、レズビアンのカップルの家に通うようになる。
レズビアンのカップルはカソリックの信者だが、カソリックでは同性愛もタブーだと思うので、宗教的には認められない同性愛と中絶という問題をテーマとして描きたかったのかもしれない。
主演のケリー・オサリバンが自身初の脚本を手がけ、私生活ではパートナーということだがアレックス・トンプソンが長編初監督を勤めた作品。
初めてとしてはまとまった作品になっていると言えるだろう。
前半出てきた"付き合っていない彼氏"が後半は出てこなくなる。ブリジットの両親も含め、様々な登場人物との成り行きを描けたら、もっと厚みのあるストーリーになっていたかもしれない。
ぜひ、劇場でお確かめください!

#147

コメントする (0件)
共感した! 5件)
caduceus

4.0ひと夏の経験

2022年9月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

まぁ〜賢いわ!気分屋だわ!おませだわ!
そんなフランシスから目が離せなかったわ!
演じるラモナちゃん!大人達が霞む程の完璧な演技!恐るべし!

…何の取り柄も無いアラサー主人公ブリジットのひと夏を描いたハートフルドラマだが
中々題材になり難い生理や中絶を時にリアルに時にコミカルに描いてる様も潔い!
赤裸々な「女性あるある」ではあるものの
学歴、人種差別や同性婚…現代の社会的要素をたっぷり折り込み見応えの濃さをも感じられた

決して派手な仕上がりでは無いが結末の締め具合も心地良く、夏の終わりに出会えて良かったと思える作品でした!

…この先、何回目かの夏にブリジットとフランシスがランナウェズの曲をシャウトし演奏する姿が見れたら素敵ですね!

コメントする 1件)
共感した! 7件)
ねもちゃん

4.0もっとポップに

2022年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

女性が抱える悩みや苦悩を、出会った純粋無垢な少女が身近な問題、そしてライトな感覚にしている。男性としては、デリケートであまり触れないように避けている部分があったが、これを観て理解というよりは、これらについてもっと聞こうと思った。映画館で例のナプキンを貰えたようだが、生理用品をポップなものに扱おうとする試みが素晴らしいと思う。しかし、俳優陣が素晴らしく良かったなあ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
アウトテープ

3.5フランシスには癒されましたが

2022年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
WELOVEMOVIES

4.5聖人フランシスと聖人ブリジット

2022年9月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
moto

4.0いうほど

2022年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

いうほどフランシスの言動が影響力を持つわけではない。どちらかと言えば象徴的な感じで、むしろ30代独身女子あるあるを自嘲気味にやってみせるのに受け止めやすい態度をフランシスが見せくれる。
経血絡みの描写も映画では初めて見た気がするが、あるある的な着地。とても現代的な作品とは思うけど。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぱんちょ

4.0まさに女性の映画

2022年8月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

レストランで給仕として働いている平凡な30代の独身女性ブリジット。彼女が同性婚(女性同士)家庭で育てられている6歳の女の子フランシスのナニーとして働いたひと夏に起きたさまざまな出来事を綴った映画。
同性婚と偏見、女同士の夫婦間の嫉妬、セックスと避妊、中絶と宗教また男女間の負担の違い、中絶後の身体の変調、産後鬱、やたらに出てくる生理の話。ブリジットの母親の子育て時の話(育児ノイローゼ)等々。また、公園で授乳するマヤにクレームをつける白人女性とのやりとりは、所謂典型的な保守的常識的女性たちの考え方を表したものなのだろう。そして、ギターを習うフランシスを褒める時にギターの講師は、懐かしい女性だけのロックグループ、ランナウェイズのギタリスト、ジョーン・ジェットを引き合いに出す徹底ぶり。まさに女性の映画なのである。じゃあ、男にこの映画は関係ないのか?男の回りには妻、恋人、娘、憧れの人、都知事、文部科学大臣(関係ないか)、…会社にも学校にも女性はたくさんいるよね。男なら尚更女性について知り考えるべきなんじゃないですか?(因みに僕は男です)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ゆみあり

3.520年の変貌。

2022年8月29日
iPhoneアプリから投稿

女流監督シャロン・マグワイアが2001年に公開したコメディ「ブリジット・ジョーンズの日記」は、レニー・ゼルウィガーが、恋を求める32歳の独身女性を演じて、大ヒットした。
主人公は、イマイチ恋愛に不器用な、小太りなアラサー超えのプチブスなキャラクター設定。理想のイケメン&玉の輿へなかなか到達できないチグハグ、感情のスレ違い、間の悪さ、ゴージャス&ナイスバディ女性へのコンプレックス、など盛りだくさんの恋愛喜劇だった。当時はそれで、観客席は沸いていた。
20年後に、いみじくも『ブリジット』という同名で34歳の独身女性が主人公。彼女がナニーとして雇われる先は、黒人と白人のレズビアンカップルで、そこの黒人側の娘の子守り。白人側は子供を出産したばかりで、産後鬱に悩んでいる。一方ブリジットも行きずりの性交渉で妊娠し、中絶したばかりで体調はすぐれない。こちらのブリジットは20年前と違い、恋愛にこれっぽっちも憧れを持ってないようだ。それでも、温かみあるエンディングは(とりあえずの)ハッピーエンドなので、コメディと言って良いのだろう。
この20年の間に、ここまでアメリカの文化は変貌しているのだ、という驚き。2001年は平成なら10年以上経っている。それから考えれば、僕らにとっては、つい昨日のような「昭和」は、世の感覚では、遥か古代の歴史でしかないのだろう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
t2law