さかなのこのレビュー・感想・評価
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さかなクンが存在する世界のファンタジー
この物語が現実味のあるファンタジーとして成立するのは、
見てるひとが、現実に「さかなクン」が存在しているからだ。
もし、さかなクンが存在していない世界ならば、
学校の先生が、
基礎教育と、
働く事の最低能力を求めてしまう
ように、
そんなに人生うまくいかないよ、って
ホントにファンタジーの話になる。
しかし、さかなクンは存在した。
普通ではあり得ない、素晴らしい人生を送っているのだ。
母親にどれだけの覚悟があったのか?
もし、普通の仕事につけなかったとしたら、
一生面倒みるつもりだったのか?
そうであっても、なくても、成功したのは事実だ。
自分は、尊敬する人に「さかなクン」と答える。
いままでなかった、コト を仕事にし、
立派に生計を立て、
社会に貢献し、
自分も楽しんで、
世の中を楽しませている。
そんなさかなクンを見守った
回りの人々の存在がまた、素晴らしい。
そんな回りの人々を引き寄せたのも、
彼の功績なのだと思うと、なお素晴らしい。
こんな事、日本じゃなきゃ起きないかも?
って感じてしまうのは、自分だけか?
これからも、
さかなクンの存在できる世の中、日本であってほしい。
世間の普通や見栄に疲れた心が癒された
約2時間上映なので、寝てしまわないか心配だったが、ストーリーに引き込まれて、あっという間に観終わってしまった。内容としてはキラキラと笑えるだけではなく、夢を見る者の挫折や苦渋も描かれていて、決して軽くはない。ミー坊をとりまく登場人物が明るく思いやり深いので、心が洗われる。のんの演技も素晴らしかった。(本当にさかなクンに見えた) 個人的には、ヤンキー達が喧嘩してるなか、地面でカブトガニが散歩してるというシュールな絵面が最高だった。劇場だったので、笑いを堪えた。
さかなのこ
面白かった!
観る前はやはり、さかなクンを女にするのはどうかと思ったが杞憂だった。
魚が好きのたった一つを貫き通した天才。そこから絵や人脈などの才に繋がったんだろうな。すごい。
のんはかなり役にハマってた。可愛い。
別の世界のさかなクン
さかなクンに興味があったわけではないが、予告ののんに魅かれて鑑賞。
小学生時代は、正直キツかった。
子役に多くを求めてもとは思うが、ミー坊役は棒だし、他の子たちは大人の(演技の)真似をしたようなイントネーションが多く、違和感が強い。
逆に、高校以降は素晴らしかった。
のんの中性的な顔立ちに、純粋さを体現する声や表情、無邪気な動きはミー坊であり、さかなクンであり、のんであり、境目を感じない。
また、男性が演じていたら夏帆との同居に余計な印象が加わってしまうので、その意味でも起用は大正解だと思う。
ヤンキー達も皆かわいかったし、井川遥の穏やかながら芯のある包容力も良かった。
島崎遥香はチョイ役かつ損な役回りだったけど、大人っぽくなったなぁ。
ただ、マイナス点も少なくない。
まず冒頭のメッセージは文字ではなく、内容で表現してほしかった。(のんの演技はそれを十二分に果たせる)
また海に落ちてカジキ(?)を見るシーンは、エピソードとして回収されるわけでもなく、不要に感じる。
全体的にテンポも良くなかった(悪いとまでは言わない)かな。
さかなクンの半生という触れ込みだったが、自分は別の解釈として観た。
ギョギョおじさんは成功しなかった世界線のさかなクンであり、しかしその『好き』がミー坊に引き継がれ、またモモコの娘へと繋がっていく。
成功しなかった『好き』にも意味を持たせる意図があったのではないかと。
しかし、子供ながらに苦手な魚を我慢しつづけたお兄ちゃんが一番偉い気がする。笑
「不思議」な映画、、?
この映画には、いくつかの不可解な点が存在する。
・主人公「ミー坊」は周りにはどのような存在(性別)に見えているのか
・主人公が男性であるならば、男子制服や性同一性障害であることの示唆、海辺での老夫婦の会話は必要だったのか
・さかなクンを映画内に登場させる必要があったのか
・冒頭のシーンに最終的につながらない
ここまで「不思議」だと、映画としてはもはや奇妙と言わざるを得ない。
ただ、ミー坊の高校時代はコントのようで面白かった。
大人は自らの現在地について考え、若者は将来へと思いを馳せる
言うまでもないことだが、人の人生はさまざまだ。
その中で、「好きなこと」「好きなもの」を自分の人生のどこに置いて生きていくのか―。
「好きなこと」「好きなもの」を大事にしながら、あくまで趣味のひとつとして生きていく人。現実の厳しさに「好きだったこと」を思い出す余裕もなく、日々を懸命に生き抜く人たちもいる。
「好きなこと」「好きなもの」を人生の中心に据えたまま、豊かな人生を送れる人はそう多くはない。本人の実力や努力に、運や縁がうまく重なった者たちだけが、「好きなこと」で大成功を収めることが可能なのだと思う。世の中には、さかなクンのようになりたいと願い、「好きなこと」を懸命に追いかけながらも、実際にさかなクンのように成功できる人は多くない。
この映画を観て、多くの大人たちは自らの幼少期や学生時代を思い、自分の現在地を考えるに違いない。「自分の中で、好きだったものはどうなったのか」「自分は好きなこととどう折り合いをつけ、生きてきたのか」。一方、これから人生を切り開こうと考える若者や学生さんは、好きを貫く尊さや、そうすることの難しさを思いながら将来について考えるに違いない。この映画は、さかなクンならぬ「ミー坊」の半生をファンタジーを交えてユーモラスに描くと同時に、深く普遍的なテーマを持った作品なのである。
ミー坊役をのんちゃんに託したことが作品の色を決定付けたと言ってもいい。のんちゃんとさかなクンには、どこか似た匂いがする。2人とも、いい意味で子どもがそのまま大きくなったような人物。こういう人間は、ややもすると海千山千の大人社会からはじき出されかねない。実際、のんちゃんも大人の事情でいろいろと遠回りを強いられる境遇に陥った。それでも、「好きは身を助く」。演技や絵画、音楽に対する「好き」を貫き、それを支持する関係者やファンの応援も得てしぶとく成長を繰り返してきた。
周囲の縁にも恵まれ、厳しい経験を経て浮上するミー坊の姿と、のんちゃんの生きざまがシンクロする。また、中性的な魅力にあふれるのんちゃんを主人公に据えることにより、回りくどい恋愛やお色気の要素にほとんど踏み込むことがなく、ストーリーがよりすがすがしいものに仕上がった。
役者さんたちが微妙な表情の変化で、状況を表す表現力が見事だ。のんちゃんと柳楽さん(ヒヨ)が海岸線を連れ立って歩くシーン、レストランでミー坊を笑う恋人に、柳楽さんが嫌悪感を抱くシーン、直後に「お魚博士? ミー坊なら楽勝だよ」と乾杯するシーン。幼馴染みゆえの愛情や絆の深さが画面にあふれている。のんちゃんで言えば、ペットショップで宇野祥平さんと会話するシーン、歯科医で豊原功補さんと向き合うシーンも、表情豊かなのんちゃんの本領発揮だ。磯村勇斗さん、岡山天音さんら不良たちとのシーンは、実に楽しく、笑える会話の連続だ。
沖田監督は、やはりうまい。ミー坊の存在によって家庭にはひびが入ったようだが、そこは具体的に説明しない。レストランの場面でも、ヒヨ(柳楽さん)と恋人の間に何が起きたのかを省き、観客の想像力に委ねている。
開始直後の水族館の場面で、母(井川遥さん)は幼きミー坊に魚の図鑑を手渡す。最終盤の水族館では、ミー坊の幼馴染みで、一時はミー坊のアパートに転がり込んだモモコ(夏帆さん)が、ミー坊が監修した魚の図鑑を娘にプレゼントする。ミー坊に寄せた母親の愛情が、成長したミー坊を経てモモコの娘に引き継がれる。
さかなクンは幼少期のミー坊に影響を与える「ギョギョおじさん」として登場する。話題性を重視しただけの起用と思いきや、これが大きく違う。「ギョギョおじさん」は言わば、さかなクンのようになりたくてもなれなかった大勢の人々を象徴する存在として描かれているのだ。
ミー坊の幼少期、雨の降る路地でミー坊と遭遇するギョギョおじさんの手には、長ネギが入った買い物袋が握られている。時は流れ、「お魚博士」として世に出たミー坊が路地で子どもたちの前に現れると、その手には長ネギ入りの買い物袋が。ミー坊は子どもたちを先導するように、海へと走って行く。ギョギョおじさんの教えや思いが、ミー坊に引き継がれ、それがまた、次世代の子どもたちにもつながって行く。
好きを貫いたところで、誰もがさかなクンやのんちゃんや沖田監督のようになれるわけではない。しかし、さかなクンになれなかった多くの人々がいることで、さかなクンもまた輝く。好きなことに強い愛情を寄せ続け、熱く語る名もなき彼らの教えや情熱が、子どもたちの新たな思いや関心をはぐくみ、次世代のさかなクンを生み出す畑を耕すのだ。
とてもよかった
さかなくんの成長ストーリーなのにさかなくんがギョギョおじさんとして登場して、さかなくんにはモデルとなったギョギョおじさんが存在していたというのが面白い。ヤンキーがユーモラスでキュートだ。
好きなことを追及していれば成功するよというメッセージは尊いのだけど、成功するのはレアケースで相当運がいい。周囲に恵まれている。しかし、そんな周囲を呼び寄せるのもさかなくんの実力だから、人柄がよくてよかった。
幼馴染が子連れで同居し始めるのだけど、急にいなくなるのはすごくやめて欲しい。つらい。
面白かったけど、ただちょっと長い。
さかなクンを通して令和の価値観を描く
最初の何分かは上手くハマらなくて眠くなりかけたけど、磯村勇斗演じる不良が出てきてから格段に面白く見応えのある作品になった。
途中から、笑えるシーンが多くなりつつ、終盤にかけては他の同世代を生きる悩める朋輩たちが悩みながらも進んでいく様が描かれる。
そんな中、白眉は「男でも女でも関係ない」を地で行く、のん。もう、本物のさかなクンにしか見えない存在感を放ち続ける。
今回、男と女という問題の他に、勉強ができるできない、普通とは何か、家族が同居するかしないか、夢を追うのか妥協するのか、気持ちに正直になるか否か、、といったテーマに対し、さかなクンという純真で天真爛漫だけど芯の強いキャラを通して、「とんな価値観も受け入れるダイバーシティ」を見事に描いたと感じた。
最後のテレビ出演からの子供と走るシーンは号泣一歩手前、人はこんなに一途で強い思いに接した時に泣いてしまう。
掘り出し物でした。
愛情の大切さを身近に感じさせてくれる
「さかなクン」の半生。
さかなクンの物語だけど、彼の母親が与える愛情の深さを感じる。それにより彼も周りにその愛情を分け与える。
好きなものに夢中な子がその思いを胸に豊かな人生を歩むことの大事さを思い知らされ、みんなと同じという「普通」が当たり前なんてことが無いことを教えてくれる。
どんな人生を歩むか?その道の選択肢を増やすことが親であり、どの道を歩むかを決めるのが子であることの大切さを実感させてくれた。
息子のありのままを全て受け止めた母
ただいま子育て中の身であり、この映画を「母」という立場で観てました。
とにかく魚に夢中になる息子・ミー坊を、井川遥さん演じるお母さんが否定も問題視も軽視もせずに、全部ありのままを受け止めている様子に心打たれました。
そのお母さんの姿勢や覚悟というのは、一体どのようにしてそのようになったのかと思うほどです。
ミー坊のお母さんは、ハラハラしたり葛藤のようなものも実際あったのではと想像してしまうのですが、実際はどうだったのでしょう。
どんなときも息子の意思を尊重して、見守っている愛しているお母さんでした。
ミー坊が魚生活に浸ってただ幸せそうにしているシーンは、ほのぼのとして楽しい雰囲気なのですが、母目線で観ている私は感極まって泣いてました。
ギョギョおじさんはミー坊にもあり得た未来だ
さかなクンが何者にもなれなかった世界線の物語。
さかな好きのミー坊は、小学生の頃に同じくさかな好きの不審者ギョギョおじさんと出会い、ひょんなきっかけでおじさんが被っていたハコフグ帽を受け継ぐ。
ミー坊は大人になってもさかな好きを貫くが、自分の思いと世間のギャップに戸惑い社会からはみ出してしまう。
そんなミー坊を救ったのは高校時代の友人たち。彼らはミー坊の天真爛漫さを受け入れ、救われ、影響を受けていた。
テレビ局のディレクターになった友人はミー坊にテレビ番組に出演しないかと声をかける。ミー坊は悩む。そんな折、小学生の頃にギョギョおじさんからもらったハコフグ帽を段ボール箱から引っ張り出し、帽子を被って番組に出演することを決意する。テレビに映っていたのは、子供の頃に出会ったギョギョおじさんのようなキャラクターを演じるミー坊だった。
ギョギョおじさんはミー坊にもあり得た未来だ。好きを貫いたおじさんは何者にもなれず、職に就くこともできず、近所では不審者として認知されていた。一方ミー坊は好きを貫いた結果友人たちに支えられ何者かになることができた。
好きを貫いても成功するかは紙一重。そう考えるとコミカルな内容とは裏腹に重いテーマを持った作品のように映った。
劇中で「好きに勝るものなし」という台詞があるが、成功者ならではの言葉なのだろうか。何者にもなれなかったギョギョおじさんは幸せになれたのだろうか。
想像以上にめちゃめちゃ変な映画。けれど不思議な感動が押し寄せてくる大傑作。
観る前から全く想像もつかないようなめちゃめちゃ変な映画でした。
まず幼少期のミー坊が家族で海水浴に行くシーン。
体に巨大タコを巻きつけたミー坊が海から出てくるとこで、あまりにも意表を突かれ過ぎて思わず声が出ちゃいました笑
しかもその巨大タコを飼おうとしているミー坊の前で、タコの頭を引き千切りコンクリートにタコの脚を叩きつける父親。
予想外の展開すぎてこれは一体何を見せられてるんだろうって感じで開いた口が塞がりませんでした笑
他にも、高校生になったミー坊が不良に絡まれながら行うイカの捕獲大作戦、日本初のカブトガニの孵化の成功など、全く予想外の展開がこれでもかとばかり繰り広げられる。
ただ単に変なだけな映画じゃなくて、ちゃんと不思議な感動を感じさせてくれる本格的な人間ドラマにもなっている。
まず井川遥演じるミー坊の母親が素晴らしい。
子どものことを全面的に信頼して、子どもの興味のあることを最大限応援する。
「勉強が出来る子がいれば、勉強が出来ない子がいてもいい。ミー坊は魚を好きでいてくれたらそれでいい」って何の迷いもなく言い切るシーンは感極まりそうになってしまいました。
これはなかなか出来ることじゃないし、全国の教育者は是非見習ってほしい姿勢だと思いました。
あとはミー坊の幼なじみ役の柳楽優弥も素晴らしかった。
ミー坊の夢を馬鹿にするような最低な恋人よりも、ミー坊との友情を選んだ彼に拍手を送りたくなりました。
好きって気持ちを貫くのは本当に難しい。
もちろん好きって気持ちだけで全てが上手くいくほど世の中は甘くはない。
映画のなかのミー坊も、理想を抱いて就職した水族館では現実とのギャップに苦しんだり、せっかく来た水槽のプロデュースの仕事も上手くいかなったり、好きな気持ちだけではどうにもならない大きな壁にぶつかったりしている。
けれど、どんなに周りからバカにされようとも壁にぶつかろうとも、純粋に自分の好きな気持ちを持ち続けていれば、いつかどこかで自分の好きが形になる瞬間がきっと来るかもしれない。
そんな素敵なメッセージを伝えてくれる素晴らしい作品でした。
さかなクンと「のん」のコラボ作品です。観ている内に「のん」がさかなクンにしか見えなくなってきました。
さかなクンのお話を"のん"が演じるというので
予告を観てから気になっていた作品です。
ぜひ観てみなければ、と鑑賞です。
◇
さかなクンの小学校時代から話が始まります。
その頃から「サカナ好き」 で 「お絵描き好き」。
周りが何と言おうと マイペース。
悠々と泳ぐタコさんも
仲のよい女子との事も
サカナ新聞を作ることも
「好きだよ」
そう。
好きなものは好き。
それが全て。
他に理由なんていらない。
高校生になった。
小学生がそのまま大きくなったようだ。
周りとの接し方も
相変わらずマイペースだ。
自分の高校の不良総長も
敵対する学校の不良たちも
出会った奴らはいつの間にか
気がつけば 「さかなクン」 が好きになっている。
大きくなって
仕事が上手くできなくても
仕事をいくつもクビになっても
さかなクンはさかなクン。 なのだ。
◇
この作品には
そんなさかなクンの魅力と
さかなクンを演じる「のん」の魅力が
たくさん詰まっています。
くすっ」とする場面が沢山盛り込まれ
140分があっと言う間でした。
(…140分? そんなに長かったんだ… とびっくり)
観て良かった。
満足です。
◇あれこれ
■天然さかなクン その1
不良からナイフを借りて
釣ったばかりの魚をさばく。
「自分のナイフは持ってないのか?」
と聞かれ
「使うと臭くなるから」
「 … 」
※ 次にイカを捕まえた時、一人だけ哀しい表情を
見せたナイフ使いの不良クンが愛おしい。
(またオレの使うのかぁ…涙)
■天然さかなクン その2
釣った魚を軽快にさばいてサカナくん。
お腹を割いて 頭をブツっ
「うわぁ」
「お前なにやってんだよ」 と総長。
「サカナ締めてんだよ」 とさかなクン
「総長も締めるだろ?」
「 … 」
「オレは そんな締め方はしない…」 (と、首をふるふる)
まあ
それはそうでしょうねぇ…。
■天然さかなクン その3
チーム乱闘(?)の最中に泳ぐイカ発見
捕まえるのに「網」が欲しい。
「 どこかに網は…? 」
視線の先には、何故か「全身網タイツ」を着用の
相手校の不良の姿が。
「 … 」
タイツを脱ぎ渡す不良の、悟った表情が愛おしい。
※最初、ケンカのための鎖かたびらと思ったのですが…
この全身網タイツの効能は、何なのでしょう?
◇最後に
どこまでが実際のエピソードで
どれが創作なんだろう と気になって
色々と調べてもみたのですが… 途中で止めました。
さかなクンらしいと思えたのなら 「あり」 でいいじゃないか。
そんな風に思えてきましたので。
◇最後の最後
「のん」って普通に海で泳げるんだ …と感心し
すぐに思い出しました。
「あまちゃん」 で何度も海に潜っていたんですよね。
何年たっても海女ちゃんでした。
じぇじぇじぇ でギョざいます。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで
本当にあったことなのか?
さかなクンの自伝的な原作を映画化した内容だと思うが、幼馴染みの女の子とその娘との共同生活があり本当にさかなクンが体験したことなのか?と気になった。なんかそのイメージは無かったので。脚色したものかと思うけど‥‥。さかなクンの子供時代の子役が可愛らしかった。コメディがあり暗い雰囲気がなく観ていて楽しかった。キャストが豪華だった。
マイルドカオス
最初、この作品の特報を聞いた時はどんな映画になるか想像できなくてどうなるんだろうと思っていました。途中さかなクン本人が出るといった情報が来た時は頭を抱えましたが笑
さかなクンの人生をなぞっていくのが今作ですが、スケールはあまり大きくないです。魚に興味津々で、ミー坊新聞を描き示すくらいのハマりぶりから魚が好きという気持ちをずっと持ち続けて大人になっていくというのが静かに語られていきます。
お父さんが息子が捕まえたタコをしばきまくるシーンは衝撃的でしたが、それ以上にお母さんの寛容すぎるスタイルはもっと衝撃的でした。知らないおじさん、さかなクンが演じており、家への連れていき方や話し方がホラー映画のそれでしたが、そんなおじさんの家に行っていいよという判断は人を信じて欲しいという気持ちの遥か上をいく狂気が孕んでいました。そりゃ夜中まで帰ってこなかったら誘拐も疑っちゃうよなとも思いました。序盤は割とブラックも込められていました。
高校生になってからもミー坊新聞を描き続け、なんやかんやでヤンキーたちとも仲良くなり、一緒に釣った魚や捕まえたイカを食べるというほのぼのしたシーンが差し込まれます。カブトガニが歩いている姿は可愛かったですし、ちょくちょくある笑いも心地よかったのですが、いかんせん長いなーと思い始めたのもこの辺りからです。
大人になってからは魚関係の職に就こうとするも、殆どが向いてないという適性の無さに悲観に暮れ、それでも魚関係に携わろうと足掻く様子がメインになっていきます。子供の頃に仲の良かった女の子が子供を連れて一時期居候したり、ししゃものうんたらかんたらでブチギレたり、後半は暴走気味になっていくミー坊の様子は面白かったんですが、必要か不必要かと言えばいらなかったかなーというラインです。
幼馴染がテレビのプロデューサーになり、その番組への出演で知名度を広めていくという感じで楽しそうに海に飛び込んでエンドロールです。
正直、尺の長さだったり、配置だったりで割と怪しい雰囲気があったのですが、思っていたよりかは面白かったです。映像の霞んでいる感じや、30分削れただろうなという尺には多少なり不満はありましたが、ブラックな笑いが好きな人にはオススメできるのでは…。
鑑賞日 9/7
鑑賞時間 18:00〜20:25
座席 C-10
期待していたけれど…テンポが悪い
さかな君役にのんをキャスティングするなんて天才!と思ってすごく期待していただけに今ひとつ感がすごい。
なんと言っても脚本も演出もテンポが悪い。
俳優陣は皆とても良かった。特に柳楽優弥と岡山天音。
「男とか女とか関係ないミー坊はミー坊だ」というコンセプトは好きだが、のんは女の子にしか見えないので幼馴染のもも(と娘)との同居生活もただの女友だちの所に転がり込んだようにしか見えない。さかな君で想像すると不思議な可笑しみや哀愁が感じられるのに。
日本酒を飲んで酔っ払う場面もしっくりこない。せめて髪をショートにして見た目も女性か男性か分からないようにすれば良かったのに。
クスッと笑える場面もあったしもっと面白くできそうな題材だったのに残念。
配役がピッタリ
のんさんの瞳がとてもキラキラとしていて、それがミー坊の天真爛漫さと、真っ直ぐで純粋なところにマッチして、まさにピッタリの配役だった。
映画すっぎょく面白かったです。
【さかなクン】がメディアに取り上げられるまでのストーリー。
監督と脚本は沖田修一さん
「横道世之介」の方だ!これにすっごく納得。
沖田さんの作品は物語の中心となる人物はいつも憎めず暖かく少しだけ変わった人物
だけど、みんなその人物を好きになってしまう。
「さかなのこ」もまさにその感じがあった。
ミー坊が大好きな魚、魚が好きと言うところを母がしっかりと見放さず受け止めてる愛情も、ミー坊の仲間たちも、みんなミー坊に出逢えば人生すら変わっていくのも、輪が広がっていくのも、あたたかみがあり、観ていてホッコリする。
ヒヨくんの彼女さんがミー坊を笑った時に、彼女さんと喧嘩になるヒヨくんもよかった。
それが柳楽さんが演じられていることも面白い。
映画の後半にイラストを描くシーンがとても印象的だった。
映画館でこの映画が観れてよかった。
元気と明るい気持ちになれる映画だった。
大ダコ🐙を裸で抱えたらキスマークだらけになって、おへそ食いちぎられてしまいますから、よゐこは真似しないでね❗
約30年前にテレビ東京のTVチャンピオン全国魚通選手権を毎週観ていた。魚を釣ることも食べることも好きなもので、TVチャンピオンシリーズのなかでもとくに印象に残っている。その理由はなんと言っても、高校生の宮澤正之(さかなクン)から受けた衝撃である。楽しく観ていた全国魚通選手権。オレだってあのくらいといった気持ちを見事に粉々にしてくれた。魚売り場には出回らない、釣りでもめったに釣れない超レアな地味な白身魚ばかりの椀ものを次々と言い当てたのは信じられなかった。17歳の高校生が呑兵衛の食通だってわからないような魚種の匂いや味を知り尽くしているのだから。イナズマ級の衝撃だった。半端ない敗北感。その後、さかなクンのことはしばらく忘れていた。テレビにハコフグの派手な帽子に白衣姿で現れたときにはあのわざとらしいキャラのせいもあって、ウザいとさえ思ってしまった。高校生の宮澤正之はヘンてこりんではあったものの、礼儀正しく謙虚だった。タレントとしてのさかなクンはあまり感心しなかった。
東京水産大学と東京商船大学が合併した東京海洋大学の准教授になった時も大学のイメージ戦略に使われているだけだと思っていた。しかし、あのクニマス事件のときには、やっぱりさかなクンは本物だったと痛感した。子供のころからお勉強ができた人が学者になっても、独創性に優れた業績を残すことはむしろ稀であることの証のように思ったからだ。
さかなクンの自叙伝をアレンジして、のんを主演にしたこの映画。あまり頭の血の巡りが良くない主人公として描かれているが、本物のさかなクンはかなりクセ者でキレ者である。そして、才能を限りなく伸ばすことになった要因は母親の考え方や支援に依るところが大きかったことがこの映画でよくわかった。
全国魚通選手権5連覇を陰で支えたのもいろんな料理を作ってあげた母親に違いないのだ。
今年46歳のさかなクン。
オヤジギャグが目立ってきた。
野々村真の娘「シャーク香音」をアシスタントにしたがえた「さかな⭐スター」も毎週見ている。ホワイトボードの構図は神業だ。シャーク香音はビニール手袋越しにしか魚を触らないのもなかなかエグい。
さかなクンは浮いた噂も聞かないし、あっち方面は全く興味がないように思える。アセクなのではないか。そんな気がする。本人が「ギョギョおじさん」としてカメオ出演しているが、あの着古したトレンチコートは普通のオシャレには全く興味もないので、若い頃からずっとあのスタイルなのだろうと思う。けっして、子供にアレを見せてまわる変質者だとは思わないが、子供を持つ親なら、彼を知らない人はやはり警戒するに違いない。
独特の雰囲気と合わせて、歳より若く見えるところも「能年玲奈」と共通しているところである。
高校生役の岡山天音にはかなり無理を感じたが、そこがなんとも可笑しかった。柳楽優弥も出ており、エキセントリックなキャスティングに、ユルい演出で、大いに笑わせてもらった。カブトガニの話は実話なのもすギョい。
あの漁港の不良たちから受けた印象では、さかなクンは千葉県の袖ヶ浦あたりの出身かと思った。しかし、実際は全然違って、海には面していない神奈川県の綾瀬だ。
さかなクンは何をやるにしても、仕事だと思ってやってない気がする。自分のために楽しんでいる。
釣り好きは大抵小さなデバ包丁を活き〆用に携帯している。私も30年前の釣り大会で貰ったデバを大事に使っている。バタフライナイフの件はやってくれた。ブラボー 「誰だって自分のナイフが魚臭くなるの嫌でしょ」
しれっというミー坊にうなだれるリーゼント君が最高でした。一番ウケました。
日本中どこにいっても、海べの建物にはさかなクンのイラストが飾ってある。
すギョいことである。
もしも、テレビ東京のTVチャンピオンがなかったら、さかなクンの人生はどんなだっただろうか。
まぁ、なんとかなったと思いますけどね。
追記
アオリイカはイカの王様。ホントに旨い。一キロ級を5杯釣った時は天にも昇る心地でした。エンぺラがコリコリしてほんとに旨い。房総半島の暴走族もイチコロよ。エンペラーじゃないよ!エンペラだよ。
追記2
長崎で念願だったハコフグ料理食べました。五島列島の名物料理。ハコフグの胴体にナメロウ状の具材を詰めて焼いたやつ。お酒が進んだことは言うまでもありません。
追記3
さかなクンとのんのイラストの入ったTシャツとハコフグ(黄色のメスバージョン)のマスコットぬいぐるみをギョ購入。これで日本の景気もうなぎのぼりに良くなるハズでギョざいます。
きっとキャストもスタッフの皆さんもみんな「さかなのこ」
いつもはレビュー書かないのですが、テンション上がってしまったので勢いで書いています。
映画に出てくる「さかなのこ」は、この映画を作った沖田監督やスタッフさんやキャストのみなさん、みんなが「さかなのこ」なんだなってじんわり沁み渡りました。
一貫して愛があって、好きなことに夢中になっているたくさんの人たちを感じて号泣。
多分泣くところじゃないところでも笑って泣いていたような気がします。
映画館で観て端っこに座ってる鑑賞されてる男性が心からゲラゲラ笑っていて、それも含めて映画館で観る楽しさを、最高の時間をいただきました。
あー、なんて沖田監督が見えている世界は人の愛おしさが見えているんだろう。
いつだって幸せな気持ちになります。
全然余談ですが、5年くらい前に台湾に行った時にカフェに「横道世之介」のポスターが貼ってあって、貼ってるねってリアクションしたら、日本語で「横道世之介、ほんといいね。大好きよ。」って笑顔で教えてくれた店員さんを思い出しました。
今回もきっとたくさんの人が大好きよっていっていそうなそんな映画に出会えて幸せです。
のんさんはもちろんの事こと、柳楽優弥さんの温かく見つめる瞳がほんと素晴らしかったです。
あー、井川遥さんのようなそんな人になりたい。
あー、余韻たっぷり。
観られて良かったです。
ありがとうございました!
楽しい! 今年見た邦画で1番!
のんちゃんドハマリ役です。多分、見た人全員思ったんじゃないかな?
さかなくんさんの半生+オリジナル設定って事だけど、みー坊の半生って思えばしっくりくる。さかなくんさんの帽子を奪うお父さんが唯一の暴力シーンかも。終始クスクス。でも大人の目線で見れば、理不尽な世の中や好きな事をやり通す難しさも出ててこの映画にしかない魅力でいっぱい。子役や他の俳優さん達も演技上手くて、のんちゃん扮するみー坊の性格や行動に振り回されながらも助けてあげる感じが見終った後にほっこり感を覚えます。カップル・家族・もちろん個人でみても楽しい映画。小さい子供はストーリーが間延びするので飽きちゃうかもね。敢えてのおすすめはバタフライナイフです! 会社や学校で嫌な事があった人はとにかく映画館に見にいこう。
全74件中、41~60件目を表示












